二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 悪魔達のその後《黒執事二次小説》参照200突破
- 日時: 2011/09/23 19:13
- 名前: ボリーン (ID: tX.rU3qv)
初めまして!
ボリーンと申します!!黒執事系の小説です!!
早速、設定とオリキャラ紹介DEATH☆!!
設定
年代:2011年
アニメ第二期のその後みたいなかんじ・・
シエルは悪魔になっている世界です
オリキャラ紹介
名前:アリス・ファントムハイブ
性別:女
歳:16歳
容姿:ブルネットの髪、目は青碧色で睫毛が長い
肌は真白で細身、かなり綺麗
普段着が1900年代初頭位に
流行ったかんじのドレス
いつも貴族特有のツンっと澄ました顔でいる
性格:冷静、寂しがり屋、たまに甘えてくる
楽しいことが大好き
その他:ファントムハイブ家の
マナーハウスに住んでいる
父と母はほとんど家に屋敷に帰ってこない
いつもやることがないと嘆いている
悪魔が求める気高い魂を持っている・・
- Re: 暇つぶしは運命の歯車を廻した《黒執事二次小説》参照100突破 ( No.28 )
- 日時: 2011/07/27 19:43
- 名前: ボリーン (ID: .P6acy95)
第二十六話 その悪魔、躾
アリスは学校に復帰すると
ほんの数人の友達を作った・・
いずれも大人しく謙虚な女子だ・・
それでもアリスにとっては凄い進歩だった・・
—初夏—
もう少しで終業式・・そして嬉しい夏休みがやってくる!!
という皆浮かれ気味の初夏のことである・・
その日は初夏にしては暑く、アリスは朝から冷房の効いた
涼しい部屋でのびていた・・
そこへ・・セバスチャンが入って来た・・
セ「お譲様・・昼食の準備が整いました・・」
ア「うん・・・・・暑い・・」
セ「えぇ・・しかし・・お食事は摂られませんと・・」
ア「うん・・今動く・・・」
アリスはベットの上をズズズッっと芋虫のように這って移動し
ベットからボトンッっと転がり落ちた・・・
ア「うぅ・・・痛いなぁ・・・」
先程からしゃべり方が遅い・・
セ「お譲様・・早くなさいませんと・・お食事が冷めますよ・・」
ア「おんぶor抱っこ・・・」
セ「・・お嬢様・・・・ふざけていますと
お仕置きしますよ・・・??」
そう言って意地悪そうな笑みを浮かべた・・
ア「!!・・ごめんなさい!!」
アリスは慌ててしゃきん!っと立つ・・・
セ「・・ちゃんとしてくださいね・・」
セバスチャンは満足そうに微笑んだ・・
—廊下—
ア「おっと〜〜!!セバスチャン前に出た!!
トップを走っている!!
さぁ・・このままゴール出来るのか!!
アリス騎手!!鞭を打った!
ラストスパートを掛けるもようです!!」
アリスはセバスチャンの燕尾服の
2つに長く割れた背の裾を掴みブンブン振っている・・
セ「お譲様・・・暑くてだるいのではないんですか??
もっとレディらしい御振る舞いを・・」
ア「はい・・・」
アリスはしょぼんっとなって素直に返事をする・・っが
ダイニングルームに着くまでずっと
セバスチャンの燕尾服の裾をギュッと握り締めていた・・
- Re: 暇つぶしは運命の歯車を廻した《黒執事二次小説》参照100突破 ( No.29 )
- 日時: 2011/07/27 19:44
- 名前: ボリーン (ID: .P6acy95)
第二十七話 その悪魔、世話
アリスが豪奢な作りの椅子にチョコンっと座った
しばらくすると
すご〜くおいしそうな料理が運ばれてきた
魚料理にサラダ、パン・・っとヘルシーで割と軽めの食事だ
しかしアリスはそれでもげぇ〜っという風に
顔を歪めた・・
ア「あんまり食欲ないのになぁ・・・・」
セ「そう言われましても・・流石にこのくらいは
食べていただかないと困ります・・」
ア「うん・・・」
アリスは生返事をしつつフォークで魚を弄っている・・
セ「お譲様・・マナーが悪いですよ・・
パンだけでもいいですからとにかく食べてください・・」
ア「うん・・・」
またも生返事をしてパンを小さく千切ってみたりする・・
セ「お譲様・・御加減が悪いのですか??・・」
ア「う〜ん・・・・ちょっとね・・だるい・・」
セ「夏バテですかね・・」
ア「でも夏じゃないよ・・まだ初夏だよ??」
セ「夏バテというのは夏になるものと思われがちですが・・
梅雨や初夏にもなるのですよ・・・
夏バテならしょうがないですね・・でもパンは食べてください・・」
ア「・・・・・」
アリスは今度は返事もせずに机に顎を乗せボーっとしている・・
流石にセバスチャンは少し心配になってきたようで
少しでも食べやすいようにパンを小さく千切り始めた
セ「これなら食べられますか??」
ア「・・・あ〜ん・・」
アリスは小さな口を開いて少しばかり甘ったるい声で言った
セ「・・・お嬢様・・」
ア「あ〜ん」
アリスはなおも口を開けている・・
セ「仕方が無いですね・・・」
セバスチャンは小さくなったパンを一欠ずつ
アリスの口に入れていく・・
パンは口に入る度にアリスは
異常なほど長い時間を掛けて飲み込んだ
- Re: 悪魔達のその後《黒執事二次小説》参照100突破 ( No.30 )
- 日時: 2011/07/17 23:09
- 名前: ボリーン (ID: I8/Fw.Cz)
第二十八話
シ「軟弱だな・・」
大きな扉が開き・・・故シエル・ファントムハイブ伯爵・・
その人が入って来た・・・
セ「おや・・坊っちゃん・・珍しいですね・・
自室を出られるとは・・・」
ア「はぁ・・悪魔はいいなぁ・・・調子悪くなったりしないから」
セ「そういうものですかね・・?」
シ「お前は元々、悪魔だからわからにだろ?・・」
セ「あぁ・・そうでしたね・・失礼しました・・」
シ「そんなことより・・いつまでもアリスを其処に
置いておく訳にはいかないだろ・・??」
セ「えぇ・・そうですね・・」
アリスは力なく机に頭を乗せダラ〜ンっとしている・・
セ「お譲様・・失礼します・・」
セバスチャンはアリスを軽々抱きかかえる・・
アリスは小さくうぅ・・っと唸った・・
シ「随分軽そうだな・・」
セ「えぇ・・相当軽いです・・」
ア「そうかな・・・」
セ「えぇ・・手足も・・腰も・・もう少し体重があった方が
健康的で美しくなられると思いますよ・・」
ア「・・・食べる・・・」
セ「そうですね・・もっと食べられた方が・・」
ア「夏バテが治った・・今食べる・・」
セ「本当ですか・・??」
ア「治ったと言ったら治ったぁ!」
アリスは足をバタバタさせたがセバスチャンは何事もないかのように
平然としている・・
セ「はぁ・・我儘なお譲様ですね・・
まぁ・・治ったとご自分で仰られるのなら・・」
セバスチャンはアリスをストンッっと降ろした・・
アリスはちょこちょこ動いて
椅子に座るとゆっくりゆっくりチビチビ食べはじめた・・
セ「冷めてしまいましたから新しい物を作りますよ・・」
ア「あ・・うん・・早くしてね・・」
セ「イエス・マイ・レディ・・・」
セバスチャンはそう言ってほぼ直角に腰を曲げる・・
シエルはその様子をじっと鋭い目つきで見ていた・・
- Re: 悪魔達のその後《黒執事二次小説》参照100突破 ( No.31 )
- 日時: 2011/07/27 19:51
- 名前: ボリーン (ID: .P6acy95)
第二十九話 その悪魔、計画
ある夏の日の事・・・
その日もとても暑い日だった・・
セ「坊っちゃん・・前に下界に居た時よりも
気温が上がっているような気がいたしませんか・・??」
シ「・・・あぁ・・確かに暑い日が多いな・・」
ア「あぁ・・やっぱりそうなんだね・・」
セ「人間の無計画な開発がもたらした悲劇の一つのようですね・・」
ア「その通り・・・あぁ・・クーラーがあってよかった・・
でも・・こうやってゴロゴロして夏を過ごすのもなぁ・・」
シ「それはつまり何処かに行きたいということか?・・」
ア「そ!!・・何処がいいかな・・」
セ「イギリスの湖水地方なんてどうでしょうか?
美しい自然が暑さを忘れさせてくれるかと・・」
ア「そういうのつまんない・・もっと
刺激的なところに行きたいの!」
シ「子供らしい思考だな・・」
ア「シエルだって子供じゃん・・・」
シ「僕は悪魔だ・・残念だが100年以上生きている・・」
ア「まぁ・・そうだけどさ・・・あ!!そうだ!!
ディ○○ーランドに行きたい!!」
セ「ディ○○ーランド・・??ですか??・・」
ア「あっそ知らないんだね・・・
世界的テーマパークのこと!!詳しくはパソコンで・・」
シ「何故、人の群れにわざわざ飛びこむようなマネを??・・」
ア「だって・・愉しいから!!」
アリスの笑顔が光る・・・
悪魔となって人間であった時よりも冷めてしまった
シエルもこの笑顔を見ると表情が和らぐ・・
- Re: 悪魔達のその後《黒執事二次小説》参照100突破 ( No.32 )
- 日時: 2011/07/27 19:52
- 名前: ボリーン (ID: .P6acy95)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=17294
第三十話 その悪魔、決める!!
シ「まぁ・・2人で行けばいい・・僕は行かない・・」
ア「ダメ!!シエルも行くんだ!!」
アリスはグっとシエルを引っ張った・・・・
ア「行かないと契約違反だ・・
わたしを愉しませないとな・・・フフフッ」
セ「そうですねぇ・・坊っちゃん・・わたしだけでなく
坊っちゃんにも少しはお嬢様の御相手をしていただかないと・・」
シ「何故・・こうなった・・行くしかないようだな・・」
セ「何故って・・坊っちゃんがはじめられたことでしょう?」
セバスチャンはちょっと意地悪だ・・
シ「こんなことになるなら契約などしなければよかった・・」
ア「酷い・酷いよ・・シエル・・グスッ」
アリスは丸わかりの嘘泣きを始めた・・
シ「バレバレだぞ・・嘘泣きだろ??・・」
ア「チッ・・」
シ「そんな嘘は悪魔でなくても見破れる・・」
ア「そう??・・てか早く行きたい・・セバスチャン・・
予定立てといてね♪」
セ「お譲様の夏休みの御予定表なら此処にございます・・」
セバスチャンは何処からか一枚の紙を取り出した・・
ア「おぉ・・流石・・一流執事・・いや・・悪魔・・」
セ「ファントムハイブの執事たるもの・・
この程度の用意が出来ずにどうします・・??」
セバスチャンはめっちゃどや顔で久しぶりのキメ台詞を言った・・
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