二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【HG】レッドを追え!【SS】
日時: 2011/02/09 17:55
名前: 金銀 (ID: .j7IJSVU)

初の投稿となります。

中身は、原作ゲームに沿った流れとなります

行方知らずのレッドにジムリーダーみんなで探索という形。

目星のシロガネ山へ、急げみんな!

※シロガネ山はジョウトでも舞台はカントーメイン
あとは…ジムリーダー達が目立ちます

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Re: 【HG】レッドを追え!【SS】 ( No.2 )
日時: 2011/02/09 18:03
名前: 金銀 (ID: .j7IJSVU)


軽く2年は会ってない。

3年前、俺がカントーのチャンピオンになって、お前がすぐ後この俺を負かして…「あいつ」が真のチャンピオンに輝いた。

負けたときその気持ちは、今も忘れることはなく

あの負けた日からこんなに経ったんだ!今の俺ならあの時のお前にあいつに負けるわきゃない…

でも 「いま」のあいつは…もっと強くなってるかもしれない。

いや、うんと強くなってるはずだ!俺の変化と同じように、あいつはきっとまた進歩してる…そんな気がしてならねえ。

今すぐ勝負がしたいってのに、なあ お前はどこに居るんだ?

………「レッド」

Re: 【HG】レッドを追え!【SS】 ( No.3 )
日時: 2011/02/09 18:06
名前: 金銀 (ID: .j7IJSVU)

五十嵐s>いえいえ。コメントをありがとう…こんなにすぐだと思わなかったものでw

Re: 【HG】レッドを追え!【SS】 ( No.4 )
日時: 2011/02/09 18:31
名前: 金銀 (ID: .j7IJSVU)


「マサラタウン」

この道を、真っ直ぐ出るとそう書いてあった。

グリーン「…」

普段居る町から故郷はすぐそこなのに、実は8日も家に帰っていない

グリーン「馬鹿だな、トキワとマサラなんてすぐそこじゃないか。」

マサラタウンは小さい田舎町で、有名なところはあの「オーキド」の研究所があることだけ

グリーン「…」

無言で、歩き続け、自宅はもう 目の前。

ガチャ

グリーン「姉さ…」

ガターン!

グリーン「(ビクッ)」

家の中に入りかけると、急に大きな物音が響いた…

ナナミ「あなた…今までどこをほっつき歩いてたの」

グリーン「何だよ…びっくりするだろ」

姉のナナミは不審げにこちらを見て言った。

ナナミ「だって、何日も家を空けて帰ってこないんだもの 心配くらい」

グリーン「1週間だけだろ。タマムシホテルでいつも世話になってんだ…」

手にしていた荷物をソファに置き、自身も腰かけた。

ナナミ「それは分かってるけど、連絡1つよこさないでいると姉さんも…」

グリーン「そんなに心配かよ。つーかさ…」

ナナミ「え? あ そうそうそういえばねさっき聞いたんだけど」

グリーン「?」

ナナミ「レッド君のお母さん…からなんだけどね。」

グリーン「レッド…?」

その名を聞いただけでも、グリーンは驚きを隠せずいた。

グリーン「がどうかしたのか?まさかあいつ帰って…」

ナナミ「えっとね…じゃなくて、さすがにこれだけ行方がハッキリしないのはおかしいって。それですごく心配しててね」

グリーン「…!」

レッドは、おそらく3年はずっと家に顔も出していないのだろう…。

それは、知っている。レッドの母親も以前までこう言っていた

ナナミ「元気に旅を続けているか、どこかで修行でもして山にこもっているのよきっと…おばさんがそう言っていたし、私もそう思ってたけど」

グリーン「ったく、レッドの奴!親に心配かけすぎんだよ…!」

少しイラッとしたようにそう言って、グリーンは立ち上がった。

ナナミ「えっ どうしたの?」

グリーン「こうしちゃいられねーレッドが居そうなところをあたってみる!」

ナナミ「え?」

グリーン「だって、よく考えてみろよ!おかしいだろ こんなに長い間…ホテルにだって泊まったりしてねーよあいつ…どこに居るんだ?」

バタン!

ナナミ「ちょっと グ、グリーン!?」

グリーンは、すぐさま家を飛び出した。

Re: 【HG】レッドを追え!【SS】 ( No.5 )
日時: 2011/02/10 18:28
名前: 金銀 (ID: .j7IJSVU)

「トキワシティ」

マサラを抜けると必ず辿り着く。

もちろんグリーンは、レッドの居場所など分かりきってはいない。

ジムを見つめて、こう言った

グリーン「ジム、どうすっかな…」

自分はジムのリーダーであり、探し回るとなるとしばらくトキワジムを空けなければならない。

グリーン「…こうしちゃいられねー 対戦相手と戦うことはいつでも出来るし、急がないとな!」

まずはハナダシティに向かうことにした。

ハナダには、限られたトレーナー…四天王に四敵する強さがないと中に入れない、「ハナダのどうくつ」が存在する。

もしかしたら、そこに居てもおかしくはない…

グリーン「こんな時こそお前の出番だ ピジョット!」

取り出したモンスターボールの中から出てきたのは、「そらをとぶ」要員・ピジョット

グリーン「ハナダまで頼む。」

ピジョット「(鳴き声)」

ヒュン




「ハナダシティ」

トキワの森を抜けニビシティを超え、おつきみやまを見下ろして…
ハナダにすぐ到着。

グリーン「さ、休んでろ」

ピジョットをしまい、そのボールはズボンのポケットに直した。

グリーン「さてと、どうすっか…やっぱ洞窟しかねえな」

洞窟のある、西の方角を見た。波を超えないといけない。

グリーン「(今度はなみのりか…)」

再び手持ちのどれかを繰り出そうとポケットに手を伸ばした。

グリーン「ん…!?」

何かに気がついた。

グリーン「待てよ、そういやあ」

そういえば、今まで気にしたこともなかった。

グリーン「マジかよ…」

グリーンは、「なみのり」を覚えたポケモンが手持ちにいない!

グリーン「おいおい、これじゃあバランス悪いことに今気がついたぜ。」

手持ちは、さっきのピジョット、ドサイドン、バンギラス、ナッシー、カイリキーにウインディ。

なみのりを覚えるどころか「水」タイプのものがいない。

グリーン「ボックス引き出しちゃいるけどよ…まさか今まで感じたことなかったな」

そしてボックス目当てにまず、ポケモンセンターに向かう事に。

するとそこに…

?「あれっ アンタ!」

グリーン「!」

聞き覚えのある 声。

?「トキワのジムリーダーさんじゃない!」

グリーン「オマエはハナダジムの」

カスミ「ハナダではあんまり見かけない奴だったのに、偶然。」

ハナダのジムリーダー、カスミだった。

グリーン「ああ。ちょっと用があってよ」

カスミ「何か困ってんの?」

グリーン「…困ってるっつーか そうだ!オマエ確か」

カスミ「ちょ な、何よ」

グリーン「エキスパートは水…だよな。ちょっと、力貸してくれねーか」

カスミの得意タイプに従って、協力を求めた。

カスミ「うろ覚えみたいね…分かった。いいわ」

グリーン「なみのりを覚えてる奴は当然いるよな?」

カスミ「そりゃまあ…って、経緯を教えてよね」

グリーン「とにかくよ、なみのりが必要なんだ。」

カスミ「…ふ〜ん?」

カスミは、ちょっと不満そうに答えた。

グリーン「悪いな、こんな急に。」

カスミ「いいけど。ホントに一体何なのか気になるわね…」

そう言って、カスミはラプラスだと言ってモンスターボールをグリーンに手渡した。

グリーン「すぐに返すから安心してくれていいぜ。サンキュ」

そして、すぐに背を向けた

カスミ「!」

グリーン「じゃーな」

カスミ「ちょっと待って」

グリーン「?」

カスミ「すぐに返すったって…洞窟へ行くんでしょ?中に入るんなら、すぐになんて無理じゃない?」

グリーン「…まあいわれてみれば。」

カスミ「やっぱり。あたしの大事なラプラスを人に預けてしばらく戻ってこないのは、不安だわ 返して!」

カスミは、急に思いついたかのように言い出してボールを渡せと手を出した。

グリーン「なっ…すぐだろそんなの!」

カスミ「すぐなワケない!だって、あの洞窟は入ると必ず1度…ううん何度も迷う仕組みになってるの 知らないで入ろうなんてつもり!?」

グリーン「オマエ…何なんだ急に。何回か入って迷った経験だってちゃんとある。大丈夫だっての」

カスミ「アンタ、なみのり持ってないのにどうやって中に入れるのよ!」

グリーン「…!」

カスミ「ほーら ウソでしょそんなの。それに、知ってるわよあたし!中に入ったことがあるの、トレーナーとしてなら「レッド」だけだって」

グリーン「!」

「レッド」………

グリーン「それ、見たことがあるのか?」

カスミ「へ? それは…ないけど聞いたわよ。ずっと前の話だけど」

グリーン「…やっぱり、そうか!」

レッドは、もしかしたら本当にハナダの洞窟に居るのかもしれない

カスミ「って、アンタはもしかして…?」

グリーン「悪い!貸してくれよ、ラプラス 頼む」

カスミ「分かった。貸すのはいいけど…それより一体」

グリーン「じゃーな!」

そう言って、グリーンはラプラスを手持ちに引き入れ走り出した。

カスミ「ちょ ちょっと待ちなさいよっ!」

俺自身、ハナダの洞窟に入りびったことはない。

特に目的はなかったし、ハナダに行くこともなかったから でも…

グリーン「(くそっ 本当に居たらヤベーな なんとなく…。)」

そして、洞窟へ。

Re: 【HG】レッドを追え!【SS】 ( No.6 )
日時: 2011/02/12 17:45
名前: 金銀 (ID: .j7IJSVU)

「ハナダの洞窟」

暗闇の中、辺りはしんとしている

フラッシュはなかったが、ポケットに入るくらいの小さな懐中電灯で周りを光で照らしていた。

グリーン「洞窟なんて滅多に来ないからな…ん?」

グリーンは、何かを見つけたようだ。

グリーン「光ってるみてえのが、気になるな…何だ?」

その光に手を伸ばした…その時!

?「待て それはー!」

グリーン「!」

誰かに呼びとめられた。

グリーン「誰だ!」

急に声を挙げる人物を警戒し、声を荒びかせた。

?「…グリーンじゃないか」

グリーン「オマエ…」

相手は、自分と同じように懐中電灯を持っていた。

そのせいで暗闇どころか明るすぎるくらい2つの懐中電灯が自分を照らしだした。

相手の顔を見れば誰なのか分かる…

タケシ「いやあ、グリーンと会うなんて偶然じゃないか。」

グリーン「タケシ、これが何なのか分かって近づくなって?」

タケシ「あー…それは、「つきのいし」だ。近づくなとは言ってないが、俺が探してたんでな。」

グリーン「つきのいし…洞窟の中だからってこんなにも輝くモノなのか。」

タケシ「ああ、すごく珍しいモノだからな。ここにあったか ずいぶん、探したんだぞ」

そう言ってタケシは、つきのいしをバッグにしまいこんだ…。

タケシ「ところで、お前ももしかしてつきのいしを?」

グリーン「いや、目的はあるけどよ……」

タケシ「探し物なら言ってみてくれ」

グリーン「いや…ところで、いしは奥の方まで探したりしてたのか?」

タケシ「ああ。奥まで行ってずいぶん時間をかけたんたが…こんなすぐ入り口で見つかるとは思わなくて、迷ったのも運が悪かったな。」

グリーン「そんなに迷いやすのか…。」

タケシ「え?」

グリーン「何でもない。じゃあ、俺はもういくよ じゃーな!」

カスミに借りっぱなしのラプラスのこともある。

早く奥まで行ってみようと切り出そうとした

タケシ「待ってくれ!」

タケシは呼び止めた

グリーン「!」

タケシ「やっぱり、何か探してるんじゃないのか。」

グリーン「…」

探しもの…には違いないけど、とてもではないが言いにくい。

グリーン「何でもねーよ。って言いてえけど、そうもいかねえな …聞いてくれるか?」

タケシ「言ってみてくれ。」

グリーンは、タケシに事情を説明。



グリーン「ーということさ。とにかく、気になってココにも来たってワケだよ」

タケシ「…そうか!レッドといえばあいつは確か」

グリーン「何か知ってるのか?」

タケシ「このハナダの洞窟には居ない、そんな気がするけどな…」

グリーン「まあ、奥まで行ってみないと何も言えねえな…けどよ、何で今まで誰も探さずに居たんだろうな。」

それが、今思うと不思議だった。

タケシ「そうだな…俺も不思議だ。今まで、行方知らずとは聞いていたが山にこもってるのかと。」

タケシも、レッドの母と同じことを言っていた。

グリーン「そうだよなあ…!」

タケシ「よし。俺も協力すると決めたんだ、1つ提案していいか?」

グリーン「何?」

タケシ「一旦、洞窟から出て他の人達から何か情報があるかもしれない。聞いていってみないか?」

グリーン「それも、そうだな。」

タケシ「よし!」

タケシの提案通り、ハナダに戻ることに。

グリーン「サンキュ、協力なんて助かるぜ。急な話なのによオマエ、人が良いな」

タケシ「ハハ そうか」

グリーン「(あいつから借りたラプラス…ちゃんと返してやおかねーと。)」

………

カスミ「あ〜っ!!」

グリーン「(やべえ)」

タケシ「お カスミ…」

カスミ「アンタ、早かったじゃない。」

グリーン「そっちか!」

カスミ「…へ!?」

カスミの発言に、グリーンは拍子抜け。

てっきり、怒って声をあげたのかと…

タケシ「どうしたんだ、おい…?」

さっきまでのやりとりを知らないタケシ。

カスミ「さっきはありがとう」

グリーン「?」

カスミ「の一言はないの?」

グリーン「あぁ ありがとな助かった。」

カスミ「役に立てて何よりよ。で?目的は何だったの、タケシまで一緒なんて」

タケシ「偶然、鉢合わせしたんだ。」

グリーン「目的は違ったけどな」

カスミ「ふ〜ん。じゃあ、アンタの目的って一体…あ タケシはどーせいしでも拾う為でしょ」

タケシ「そうそう!」

グリーン「俺は色々あって、途中で中断ってワケさ。」

カスミ「中断…じゃあ探し物だったんだ?」

グリーン「まあな。」

タケシ「グリーンはだな…」

タケシが事情を説明しようとした。

グリーン「おい、あんまり広めなくて良いぜ。(ボソ)」

ぼそっとつぶやいた。

タケシ「そうなのか(ボソ)いや、なんでもない。」

カスミ「?」

グリーン「じゃあ、俺達もう行くから。」

カスミ「えっ」

タケシ「またな!カスミ」

カスミ「ちょ〜っとお、もう行っちゃうわけえ」

カスミが、残念そうにした。

グリーン「悪ィ 急いでんだ。」

カスミ「なら仕方ない か 分かった!じゃーね〜」

タケシ「(無言で手を振る)」

グリーン「おう。」


そして、ハナダを抜けた。2人は、次にヤマブキシティを巡ることに。


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