二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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仮面ライダーDCD 破壊と救済
日時: 2011/03/08 13:24
名前: 黒鳩 ◆k3Y7e.TYRs (ID: Y8BZzrzX)






クリックありがとうございます。黒鳩といいます。

この作品は仮面ライダーディケイドの二次創作になります。

世界観は完全オリジナルです。だたし世界を旅するのは変わりませんが。

主人公も士ではなく、オリジナルの主人公、仮面ライダーもオリジナルになります。

とまあ、長いですが、駄文だとか、更新が遅すぎるだとか、色々ありますが生暖かい目で見て下さい。

それでは、次より本編をはじめます。



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Re: 仮面ライダーDCD 破壊と救済 ( No.1 )
日時: 2011/03/08 13:58
名前: 黒鳩 ◆k3Y7e.TYRs (ID: Y8BZzrzX)




プロローグ 巻き込まれる二人





「もうじきこの世界は破壊される!」

突然、目の前におっさんが躍り出た。

「はぁ?」

何言ってんだ、と彼は思った。

「…誰?昌樹、誰か知ってるの?」

「知るか!」

恋人の少女が怯えた声を上げる。

「あんた誰だ?何だ?最近流行りの怪人ですか?だったら俺たち襲っても意味ねえから他を当たってくれ」

少年はおっさんを睨む。

眼鏡とコート、フェルト帽子が特徴的だ。

何だかリストラされた中年サラリーマンにも見える。

「やべえかもしれねえ…。由佳、走れるか?」

「大丈夫だよ」

少年の名は牧村昌樹。

少女の名は綾野由佳。

その辺にいる普通の高校生だ。

そして恋人同士である。

学校の帰りに、住宅街で話しながら、帰っていた。

そして何か変なおっさんに出くわした。

この世界では、最近怪人と呼ばれるものが出没していた。

ファンガイヤと呼ばれる人間に似た種族に、オルフェノクと呼ばれる人間の突然変異と思われる種族。

自分たちは神だという正体不明の生命体、アンノウン。

獣や昆虫のような見た目で、人間を殺すグロンギ。

同じく昆虫だが、桁違いの高速移動が出来、人間に擬態できるワーム。

そのような人外がいるなか、彼らは何の関係もないと思っていた。

「嘘だろおい…」

昌樹と由佳はじりじりと後ろに下がる。

「待ちたまえ。私は何も怪しい者じゃない」

「十分怪しいわボケ!」

「こ、来ないでよ!わたしたち、ただの子供だよ!?殺してもいいことないんだから!」

「話を聞いてくれないかね?」

「いやじゃボケ!」

落ち着くまでこのやり取りを続けた。

そして、まあ落ち着いた。





「私は鳴滝と言う。キミ達に、とある人物からこれを渡すように言われた」

鳴滝と名乗った人物は、懐から何かを取り出す。

「あん?」

「な、何これ……?」

それは黒いバックルのようなものと、紫色の銃のようなものだ。

「キミ達は、ライダーに変身できる素質がある」

「ライダー?」

「あの、都市伝説の?」

仮面ライダー。

それは、そういった怪人から人々を守る正義のヒーロー。

しかし目撃情報は少なく、都市伝説として扱われている。

「これは、そのライダーに変身できる二つのドライバーだ。これで、屋って欲しいことがある」

「………何だよ?」

昌樹が怪訝そうに鳴滝を見る。

「もうじき、この世界に世界の破壊者が来る」

「破壊者?怪人なの?」

「違う。そいつの名は……仮面ライダー、ディケイド」

「!ディケイドって…」

昌樹はその名前に聞き覚えがあった。

怪人に加担し、世界をメチャメチャにする悪のライダー。

ゆえに、世界の破壊者と呼ばれる者。

「これは、同じディケイドに変身できるのだ」

「はぁ!?」

おかしいだろう。破壊者のドライバーを渡すなど。

「いやいやいや。俺たち破壊者になるつもりねえから!」

「そうだよ!お母さんに怒られる!」

「いや違うだろ由佳…」

恋人の見当違いの言葉に脱力した。

「勘違いするな。これは、『破壊者を破壊』するための力だ」

「…?」

意味が分からない。

「キミ達は、そのディケイドを倒し、この世界を守って欲しい」

「……で?」

「やります!」

「おい!」

由佳が手を上げた。

「その人を倒さないと、沢山の人が死んじゃうんだよね!?そんなのダメだよ!」

「お前な!」

出た、由佳の正義論。

沢山の人を助けられるなら、自分は死んでもいい。

そんな盲目的な正義感を持っている由佳に、昌樹は慌てて止める。

「おいおいそんな安請負するなよ?」

「やだ!わたしは色んな人には幸せになってほしいもん!だから戦える力があるなら戦うよ!」

「……」

だから、お前はお人よしって言われるんだ。

と言おうと思ったが、溜め息をついた。

「……で、使い方は?」

「やってくれるのかね?」

「やりゃーいいんだろ!ったく、はあ…」

正直仕方ないと思う。

由佳に付き合うのは俺の運命と諦めている。

由佳は、銃を受け取った。

昌樹は、バックルを受け取る。

「…確かに渡したぞ。頼むぞ、ライダーよ」

鳴滝は踵を返す。

その瞬間、鳴滝の前に銀色の何かが現れた。

「!」

「え!?」

それは、銀色のオーロラのように見えた。

「さらばだ!」

捨て台詞を残し、鳴滝はそのオーロラを潜った。

そして消えた。

「……何だったんだ、結局?」

「さぁ…?」

その場に、ドライバーを持つ二人は唖然としていた。























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