二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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.hack//Side-A
日時: 2011/03/25 18:42
名前: だぶりゅー (ID: txvTy4uV)

Φ挨拶Φ
どもども!
皆々様、初めまして。だぶりゅーと申します。
執筆は初めてじゃないですが、ほぼ勢いで書くため駄文率が高いです←

それでも良いよ、むしろアドバイスしてやんよ!って方、大歓迎です!!

駄文だらけの小説なんざ見たくない!って人は戻るを押してください。




*これは.hack//の二次作です。

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Re: .hack//Side-A ( No.1 )
日時: 2011/03/28 03:20
名前: だぶりゅー (ID: txvTy4uV)

[Act1 プロローグ]




【R:Xチャット ルーム01】

トービアス:あのドロップ率は毎回変動してて…

アクセル:なるほど、なるほど。

———ハイドさんが入室しました———

トービアス:こんばんわ

アクセル:ばんわー

ハイド:どもー

アクセル:あ、そろそろ落ちますね。それじゃまた。

トービアス:いつでも、どうぞ。

ハイド:おつでした

———アクセルさんが退室しました———

ハイド:おい、衣織

トービアス:あのね、いくら人がいないからって、チャット内で本名ださないでよ。

ハイド:すまん。じゃなくて、どーいう事だよ!?

トービアス:……何が?

ハイド:何が?じゃねぇーよ。なんで来週から2週間、俺がそっち戻んなきゃならねぇんだよ。

トービアス:…あぁ、はいはい。あの話ね。うちの母さんも乗り気でさ。

ハイド:いくら俺が長期休みに入るからって旅館手伝えって、俺にも予定があるんだよ!!

トービアス:どうせ、一日中、The World漬けでしょ?

ハイド:…………。

トービアス:あら?図星?なら、良いじゃない。偶には故郷に帰ってくるのも。

ハイド:ハァ、今からおばさん達が婿殿、婿殿って喜ぶ姿が目に浮かぶ。

トービアス:あぁ、そうだねw確かにあるかもww

ハイド:ったく、しかたねぇな。

トービアス:そんな事言って、本当は楽しみなくせに。

ハイド:誰のせいだと思ってんだか。

トービアス:アハハハ、アタシのせい?ww

ハイド:いっぺん、ぶっ飛ばす。

トービアス:おー怖い、怖い。っと、そろそろアタシ落ちるね。友達とThe Worldで待ち合わせてるから。

ハイド:あー…確か、高校の友人だっけか?

トービアス:うん、そうそう。二人とも可愛い子だから、紹介してあげようか?ww

ハイド:ぶっとばす!!

トービアス:そんじゃ、また連絡して…ってか、The World で話しかけてきてよ。偶には一緒にクエストとかさ?

ハイド:いや、遠慮しておく。

トービアス:またそうやって、一匹狼気取ってさ。

ハイド:気取ってねぇーよ。1人が楽なんだよ。

トービアス:訳分かんない。それじゃね。

ハイド:おぅ。

———トービアスさんが退室しました———

———ハイドさんが退室しました———



【自室】

 真っ暗な部屋の中で、唯一の明かりであるパソコンの画面を見つめている。久々に前の家…と言うか、両親の実家で中学時代まで過ごした青森に戻る羽目になってしまった。すべての現況である幼馴染は。どれだけ変わったのだろうか?いや、たった数年では、アイツは変わらないだろう。なんて、考えては一人苦笑してしまう。さて、明日は終業式。早く寝ないと寝坊してしまう。パソコンの電源を落とし、布団に潜った。来週の事が楽しみではないと言ったら嘘になってしまう。なんて事を考えながら眠りについた。



まさか、自分が世界を救う羽目になるとも知らず。


Re: .hack//Side-A ( No.2 )
日時: 2011/03/29 01:59
名前: だぶりゅー (ID: txvTy4uV)

【東京 青鹿峰高等学校】

 がやがやと、廊下や教室内で生徒が談笑に花を咲かせている。
そんな中、一人黙々と帰り支度を済ませる男子生徒が一人。
彼の名は東雲 尭斗(しののめ たかと)。この青鹿峰高校に通う、高校3年生。
今日はそんな高校の終業式。早めに式自体が終了し、教室に戻っていた。
他のクラスメイトは、これからの冬休みを計画したり、この後、どこに遊びに行く?なんて話ばかりしている。
尭斗にとっては、羨ましい話だった。なにせ、帰宅して直ぐに青森に発たねばならないのだから。

「なぁ、東雲。俺達さ、この冬休みに旅行に行こうと思ってんだけど、お前も一緒にどうよ?」

 不意に話しかけられ、後ろを振り向くと、どちらかと言えば、チャラいタイプのクラスメイト。
よく集団で固まっていて、クラスの中心的なヤツだった。
あまり親しくはないが、と言うよりも苦手だ。
まぁ、何度か会話をした事もあった気がする。

「あぁ、ゴメン。俺はパス。ちょっと明日から出かけなきゃならないからさ」

「そっかー残念。んで、何処行くんだ?」

「……えーっと…青森」

「えー、良いな。スキーできそうじゃん。俺達も付いていっt「断る」」

 つい、即答で答えてしまい、嫌な空気が漂う。

「んだよ…せっかく人が優しくしてやれば、調子に乗りやがって…」

 なんて悪態をつきながら、そいつは去っていった。
あぁ、なんて気分の悪い。だから、ああいうタイプは嫌いなんだよな。
その後直ぐに、担任が教室に入ってきて、冬休みの注意事項を話し出す。
その時、ポケットに入れてあったPADにメール受信の文字が浮かんだのを見て、机の下で確認する。

≪コッチに何時くらいに到着する?
                衣織≫

 その時の俺の表情は苦虫を潰した様な表情だったのだろう。
なんせ、隣の女子が心配そうにこちらを見ていたからだ。
それにしても、あっちの学校も授業時間だと言うのに、何故、メールしてくるのだろうか。
昔から不真面目でだらしない奴だとは知っていたが(そのくせ、成績は上位なのが、腹立たしい)今も変わっていないところを見ると、涙が出てくる。出てこないけど。

 やっとの事で長い担任の話を終わり、下校する事になった。
さよならの挨拶と同時に教室を飛び出て、靴を履き替え、校門を走り抜ける。
生憎、学校から自宅までは目と鼻の先なのが有難い。
直ぐに家路に着くと、服を着替え、前日に用意していたボストンバックを肩に掛け、
両親から渡された小遣い&お土産リスト、
そしてアッチの両親から送られてきた飛行機のチケット(夜行バスでも良かったのだが、さすが旅館。小金もちだ。を手に、
成田空港に向かう。その最中、PADで掲示板を巡ったり、衣織にメールを返したりして、時間を潰す。
やっとの事で、空港に到着、すぐに搭乗して、直ぐに眠りに着く。
次に目覚めたときは青森なのだ、それまで体を休める事にした。

Re: .hack//Side-A ( No.3 )
日時: 2011/07/12 02:15
名前: だぶりゅー (ID: EWcIN/Ij)

【青森空港】

 数時間かけ、やっとのことで青森に降り立った。荷物を間、PADを取り出して時間を確認する。丁度夕飯時だなと、空腹気味の腹を抑えながら空港から一歩出ると、そこは一面の………雪景色。

「寒っ!?あれ!?あぁ、そういう時期かコッチは。」

 久々の青森に戸惑いながらも、駐車場をキョロキョロと探していると、不意に後ろから声をかけられた。

「ひさしぶり、尭斗」

 懐かしいその声に振り替えると、変わり果てた幼馴染の姿がそこにあった。

「何さ、その顔は」
「いや、…衣織…だよな?」
「そうだけど?」
「そんな、おっさんみたいな恰好して、どうしたんだ?」
「私は、見た目より実用重視なの」

 久しぶりに会った幼馴染は上下ジャージでその上から厚手のジャンバーを羽織り、長い髪は無造作に頭の上で結んでいる。どうみても、女子の格好ではない。

「そんな事より、いつまでここに居る気?母さん達も車で待ってるんだけど」
「ん?そうなのか。じゃあ、行こう。寒いし」

 ボストンバックを肩にかけ、衣織の後をついて行くと、見覚えのある、旅館のワンボックスが止まっていた。


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