二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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NARUTO疾風伝 —第四幕 誰も見ずに— 
日時: 2012/02/12 11:19
名前: おぷゥ (ID: /kFpnDhT)

初めまして、おぷゥです


NARUTO小説…えっとオリキャラでますね。
あと、あまりNARUTOも把握できてないので、いろいろ崩壊しそうです;

そんなgdgdでもいいよ。心オーップンだよ。って人はどうぞ付いてきてやってください
とにかくこのアホな主をよろしくお願いします。((ペコリ





 第一幕 鉛の国

一. 鬼の存在

>>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>8

二. 咎

>>9 >>12 >>13 >>14 >>15 >>16 >>17 >>18

 第二幕 常闇の蝶共(上)


一. 其れは唐突に

>>19 >>20 >>21 >>22 >>26

二.  霞

>>29 >>30 >>31 >>32 >>35

三. 威圧

>>36 >>37 >>38 >>41 >>44

四. 安堵

>>45 >>47 >>48 >>50 >>51

 

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Re: NARUTO疾風伝 —第四幕 誰も見ずに—  ( No.72 )
日時: 2011/12/10 15:18
名前: おぷゥ (ID: HKLnqVHP)



 「……夜鐘」



 「うあ?」



朝日が眩しく窓から差し込む部屋。
そこには銀色の髪をしたカカシが立っていた。

 「……いてて」

夜鐘はソファで横になっていたようで、目を覚ますと、ひどい頭痛に襲われた。自分から酒臭い匂いが出ているのに気がついて、気分が落ち込んだ。



 「……記憶がない」


 「んー、吐きはしなかったけど……危うく出入り禁止になるトコロだったね」




 「……。」




 俺、一体……何しでかしたんだ?



 いや、違う!俺じゃない!!ババアだ!あのクソババアのせいだ!!



 夜鐘は起き上がって、眉間にシワをよせた。

 「……気分悪」


 カカシは台所に向かって、戻ってきたときにコップ一杯の水を夜鐘に手渡した。 すぐさま夜鐘は飲み干すと息をつく。


 「あ、でもなんでカカシさんの家?」


 「ちょっと聞きたい事が、あったんだよね」

 
カカシは椅子を夜鐘の傍に持ってきて座った。夜鐘は、さらに眉間にシワをよせる。

 「なんか……気持ち悪カカシさん」

 「お前、性格悪くなってない?……違うにきまってんでしょ、ナルトを連れ去ろうとしてた奴の事だよ」


 「……ああ」


 「……あの時、やけに冷静だったろ……何か知ってるのか?」

カカシが声を低くして言った。
夜鐘は頭をぽりぽりと掻くと、両手でコップを握り締め俯いた。

 
 「何度か、俺のトコに来たことが、あるんですよね。まぁ、随分と前のことでしたけど……暁とは、また違った感覚な気がするんですけどね個人的に」


 「どういうことだ?」


 「あれは子供じゃないんですよね、子供の姿をした人形っていえばそんな感じ……意思を持った物、趣味は化け物を集める事。悪趣味なコレクターなんでしょう、気にするほどでもないですよ」



 「……夜鐘。俺にはソイツを庇っている様に聞こえるんだけど、気のせい?」



 「俺の言い方が悪いんだと思いますよ……すいませんね」


 ふう……と夜鐘が、またソファに沈みこんだのを見て、カカシは立ち上がり上忍用のベストを着た。

 「……悪かったな、じゃあ俺 今から任務だから」


 「いってらっしゃーい」



 夜鐘は背を向けてそう答えると同時にカカシは家を後にした、しばらく夜鐘は眉間にシワをよせていたが、目を閉じて眠りについた。















  第四章   誰も見ずに       








 「  お兄ちゃんはさ、暗部なんだよね  」




 「  誰だテメェ  」




赤い髪をした、まだ今よりだいぶ背の低い夜鐘は、自分と同じ目をした少年に嫌悪感を抱いた。

少年は、にこやかに笑い夜鐘の目元を見た。

 「  お兄ちゃんの目、蛇みたいだね  」



 「  !  」


 「  あはは、怒った顔はトカゲだね  」


 思わず、自分よりも一回り小さい少年の胸倉をつかんで宙に吊るしていた。だが、苦しさをまったく見せず、さらに妖艶な笑みを浮かべた。

 ゾクリと悪寒が走るのを感じた。



 「  お前……人間?  」


 「  お兄ちゃんもね  」








 








 「 い   つ   か   僕  が  殺   し て  僕 だ  けの  力   に  し  てあ  げる  から  」



 「……ッ!!?」



 耳元で囁かれ言葉に呆然としていると、手からは感覚が無くなり

 少年は消えていた。

 

Re: NARUTO疾風伝 —第四幕 誰も見ずに—  ( No.73 )
日時: 2011/12/11 00:53
名前: おぷゥ (ID: HKLnqVHP)




 「どこに行っていたのだ夜鐘」


 「うるせぇ、ほっとけ」


 「まったく、お前は本当にやる気があるのか」


 「ねーよ、それにこの先……俺に忍術なんていらねーんだよ」


 

 


  どうせ死なないんだから





 夜鐘は、三代目に向かってそう言い放った。
三代目は目を伏せて、また顔をあげる。


 「……死ぬ必要が無いから忍にならんのではない、だからこそ忍として生きていかねばならん」


 「結局は利用したかったんだろ」



 「……お前が、自分自身を分からずどうするのだと言っているんだ」


 三代目はそう言うと、夜鐘に背を向けてどこかへ歩いていった。

夜鐘は何もいわず、自分の暗部用の仮面を手に取り見つめた。


    「うるせぇ」











   うるせえ






 
  

Re: NARUTO疾風伝 —第四幕 誰も見ずに—  ( No.74 )
日時: 2011/12/11 23:53
名前: おぷゥ (ID: HKLnqVHP)


 「 夜鐘、すこし頼みがある 」


 「 何だよ 」



 数日たった頃だろうか、久しぶりに三代目に呼ばれた。

 あまり気乗りしなかったが、他の暗部の連中まで来たせいで、いやいや行かせられる事に

 理由を聞こうとすれば、その連中は『あなたにしか出来ない』というだけで、それ以上のことは語らない。


 さすがに、イライラしてしまい三代目の目前に立つと声を荒げる夜鐘だった。





           ・
           ・
           ・
           ・
           ・




   暗部に連れていかれたのは札のような物が張られた、真っ暗な空間。 一瞬、「あの爺さん、俺を閉じ込める気になったか」と冷静に思ったのだが、その思いはすぐに消えた。



 部屋の真ん中には黒い髪をした、短髪の女が座り込んでいた。





   コイツ、人間の匂いがしねぇ



すぐに夜鐘は、クナイを構えたが




   その前には女の歯が腕に食い込んでいた。



 「いッ……!!!」



 「……食いちぎってあげるよ」



 女は妖艶に笑って夜鐘を見上げていた。
暗い部屋の中で女の目がギラついて見える




 「……どうぞ、くいちぎってみろよ」


夜鐘は冷ややかな声で、女の頭を殴った。

 「ッ!!!!!」


  ブチイイィ




女は衝撃で、思いっきり夜鐘の腕を皮ごと食いちぎっていた。

不快な音をたてながら、その腕は女の口にくわえられている。



 「……え」


女は目を見開きながら、夜鐘の腕を見つめる。




 夜鐘の腕は再生をはじめていたのだ。


  

   ボトリ



女は、夜鐘の腕を口から落とす。

 驚愕の表情で、夜鐘をずっと見ていた。


夜鐘は何も言わず、女に近づいた。



 「……。恨みとか、アンタにはあるだろーけどよ、俺は殺せない……残念ながら、それにアンタ、食う気なんて更々、無かったんだろ…?」


 
 

 涙を流しながら、自分の腕を握り締めている女の頭を黙って夜鐘は撫でた、と同時に三代目の仕向けた事を少し理解した。

 俺にしかできないこと






 俺と同じ奴を救うこと







   「……アンタ、忍になってみねぇ?」



   「し…のび?」



   「そう……、俺とアンタで。……あぁ、もうその腕は捨てろ、汚いから。それに泣くな馬鹿」





    




   ・・・・・・そういえば、無羅はいつのまにか役に立ち始めたよなぁ。






   いつのまにか自立して





   なに俺は爺さんみたいな事、思ってんだか・・・・・・。




  まだ、まだこれから長く五代目より生きていくかもしれねーのに




   



    ああ、 






   泣きたいな






Re: NARUTO疾風伝 —第四幕 誰も見ずに—  ( No.75 )
日時: 2011/12/12 22:34
名前: おぷゥ (ID: HKLnqVHP)

 こんばんわ、おぷゥです。

私は、そろそろ受験シーズンに入るのですが、更新は続けようと思っています。

 たまには息抜きで、コメント書いてみたりしよーかな……と思っていたり、思わなかったり。

 勉強はしたくないものです……。


 あ、あと電車って橋の上、通る時すごい揺れて怖いんですよねw
その横で友人が『ひゅーん、がしょーん』とか恐ろしい効果音を口ずさむので、なおさらコエエです。ハイ

Re: NARUTO疾風伝 —第四幕 誰も見ずに—  ( No.76 )
日時: 2011/12/29 11:47
名前: おぷゥ (ID: HKLnqVHP)

受験終了しました。なんとか受かってました。
よかったです……


 でも 恐ろしいのはこれからなんですよね。


 赤点とか留年とか……うわああああ、やらかしそうでコエエ。


 あと、更新するとか言いながら更新してなかったですね、スイマセン

いつのまにやケーブルを何者かに盗られていて、ネットに接続できませんでしたw

 まぁ、あったんですけど……いや、よかった。



  つーわけで、さっさと続きを更新!


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