二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【銀魂】桜吹雪の舞う頃に。
日時: 2011/08/13 08:46
名前: 圭 (ID: Q8MrRCmf)

はじめまして、圭というものです。
ホント、真面目にクリック感謝です←

さて、タイトルにもあるように銀魂の作品ですw
そして、真選組がメインです^^
さらにオリキャラもご登場です(藁

この時点で何言ってんのこの人の方、あーこういう系無理ーの方、荒らしの方は回れ右でーー


これらに当てはまらない人はどうぞ夢の国へ———…

>>1紹介,プロローグ
>>4愉快な仲間たち
>>7出会いは唐突に
>>9矛盾
>>10略奪
>>31日常は崩れ出す
>>33仲直りなんて必要ない
>>36>>37期待
>>38>>42>>44偶然?必然
>>45約束
>>48輝く(沖田side)
>>49いつも
>>50染まる
>>53予兆
>>57崩壊
>>62もう、戻れない
>>63桜舞う
>>64君に恋焦がれる
>>70きっといたずら



◆◇訪問者様◇◆

まろんけーき様
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森永 心愛様

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Re: 【銀魂】桜吹雪の舞う頃に。 ( No.62 )
日時: 2011/05/16 00:27
名前: 圭 (ID: jd/Z3uOx)

**もう、戻れない**

3日間奴を観察していて気付いた。

奴は、明日攘夷浪士の仲間と一緒に花見をするそうだ。
場所は、江戸を一望できる丘に1本だけ立っている桜の下だ。


あの場所は、小さい頃父と一緒に花見をしたところだった。







日は昇り、今日で最後の休みとなった。




    そして、
            ————…奴の命も





奴が動き出すまで、私は手紙を書いていた。
真選組のみなさんに向けて、

いままでお世話になりました———…。


「真選組に入ってから、時間が過ぎるの速かったなぁー」


いっつも、副長と沖田さんは喧嘩して、
いっつも、近藤さんはお妙さんにストーキングして、
いっつも、山崎はミントンしてて、


思えば、毎日毎日同じことを繰り返してたなと改めて思った。
でも、そんな毎日でもみんなで心の底から笑って楽しく過ごせてた。


        みんながいてくれたから。


今日、そんなみんなを裏切ることになる———


許されないことだとは思ってる。

    でも、もう止メラレナイから




いつの間にか、日は暮れていて辺りは真っ暗になっていた。
時刻は10時。

奴はもうあの場所についているころだ。


刀を大事に腰にさし、私もあの場所へ向かった。

着くと、奴たちは酒を飲みどんちゃん騒ぎしていた
月は雲に隠れていて仲間が何人いるのか、はっきりとは分からない。

もうちょっと近くへ…なるべく足音がしないように、気配を消して…



カラン———

しまった、やってしまった、もうおしまいだ、
その言葉だけが頭の中に流れ込む。

そう、足元にあったビンに気付かず蹴ってしまったのだ。


「おや、かわいいネエちゃんじゃねえかおじさんたちと一緒に飲まねえかい?」


仲間の一人が私に気づき声をかけてくる。
そうしたら奴も他の仲間たちにも全員に気づかれてしまった…


しょうがない、こうなったら———


「う、ぅぐぅう…」

私に声をかけてきた奴の腹に刀を突き刺した。
刀を引き抜くとそいつはガクンとひざをつき崩れ落ちた。

「おい、ねえちゃんよぉ、ちょいと調子に乗り過ぎなんじゃねェの!!?」
もう一人の仲間は私めがけて刀を振り下ろした。


グサリ…

返り血が、頬につく。
汚らわしい奴の仲間の血が———…

だが、それを拭いている余裕もない。
仲間たちが一斉に飛びかかってきたから。







その場に残ったのは、奴と


奴の仲間の死体と


わたし。



        もう、後戻りはできない———…

Re: 【銀魂】桜吹雪の舞う頃に。 ( No.63 )
日時: 2011/05/25 19:38
名前: 圭 (ID: jd/Z3uOx)

**桜舞う**

「おいおい、お譲ちゃんよぉ…俺の大切な仲間になにしちゃってくれてんの?」

そう言いながらも奴の口角は上がったままだ。

カチャリ、
万が一のために刀に手を添える。

手は小刻みに震えている
ひきつった顔で私は奴に言う



「おいおい、おじさんよぉ…私の大切な家族になにしちゃってくれてんの?」


大丈夫、大丈夫、

自分に言い聞かせながら息を吐く。
それから、間髪をいれずに奴めがけて刀を振り下ろす




刀と刀が交差する。
その時の独特な音があたりに響き渡る。


「あぁ、あの時のジジィの娘か…」
「…は…?」


奴はクツクツと笑う。
不信感を抱いた私は奴から離れる


「あん時はイライラしててー

     殺 ち ゃ っ た 」



頭の中で奴の言葉がこだまする。

やっと内容を理解した脳みそは、
私の腕に、足に、命令を下す。



「貴いぃ様ぁぁぁああああああああぁあああ!!!!!!!」





一心不乱に刀を振る私をよそに、奴は軽々とよけていく。
「もうちょっと冷静にならないとだめだよー」


奴の言葉はもう、私の耳に入っちゃいなかった。


奴を斬り殺す———…
それしか頭になかった。


冷たい風が頬を掠める

桜舞う。
今まで隠れていた月が、紅月が顔を出した。


あ、綺麗だ———…


月光により照らし出された奴の姿は私のすぐそばにいた。



グサリ

嫌な感触がした。
赤黒い液体が、地面を染める


やがて自分で立つ力もなくなり、その場に崩れ落ちる。
その瞬間、腹のあたりに激痛が走った。

ドサリ
視界が狭まる一方で、なぜか奴も倒れた。



一つの影が、私を覆い尽くす

「…だ、れ…」
「全く無茶する奴ですねィ…」


あぁ、この声。
きくと安心する。


そうして、私の視界は完全に閉ざされた———…

Re: 【銀魂】桜吹雪の舞う頃に。 ( No.64 )
日時: 2011/05/23 20:16
名前: 圭 (ID: jd/Z3uOx)

**君に恋焦がれる**

「———ぃ、…ぉい、起きなせェ!!!」
「っはぃいい!!!」

誰かに大声を出されて、飛び起きる。
もう、耳がキーンとなるほどにねー…

「全く誰ですかって、あぁ…やっぱり沖田さんでしたか…」
「やっぱりってなんでィ、やっぱりって」

あはは、さわやかな朝が一気に黒くなったー←

「いえ、気にしないで———…」


ズキリ、
鈍い痛みが全身に伝わる。

そうだった。あのあと私刺されて倒れたんだっけ
…?じゃぁ、ここに連れてきてくれたのは…だれ?

「そぉぉぉおおごぉおお!!!」


いきなり、私の部屋に入ってきたのは息切れした副長だった。


「てめぇ、総悟っ!!空になにしてんだ!!」
「見ての通り、“普通に”起こしてやっただけじゃねェですかィ」
「はぁぁ!?何で普通に起こして、こんなでけぇ声が出んるんだ!!」

「あの副長…」

大丈夫ですからと、苦笑いしながら言う。
副長はしぶしぶ納得して部屋から出て行った。

「まだ、痛みますかィ…?」

びっくりした。
まさかあのサド王子の口から慰めの言葉が出るとはとは…←

「あ、えっと…そんなに痛むわけじゃないので———」


そういった瞬間、沖田さんは柔らかくふんわりと笑った。


実は、沖田さんと一緒にいるだけでもう心臓がやばい。

顔はすでに熱を持っているのに、更に追い撃ちをかけるように…全身の熱という熱が顔へと集まったような気がした。



        
      『好きです』
 ただの二酸化炭素となって私の口から出される、4文字。


———…君に恋焦がれる



(なんか言いましたかィ?)
(はっ!?え!!?そっ空耳じゃないですか〜…?)

Re: 【銀魂】桜吹雪の舞う頃に。 ( No.65 )
日時: 2011/05/27 21:40
名前: 森永 心愛 (ID: e4Mlzqwp)

やっほーーい☆

今日からカキコの住人になったよ!

今度、うちのトコにもきてね(コメディ・ライトだよ)

Re: 【銀魂】桜吹雪の舞う頃に。 ( No.66 )
日時: 2011/05/28 10:11
名前: 圭 (ID: jd/Z3uOx)

森永 心愛>>
やっほーww

コメありがとうございます^^
おkです。絶対に行きますよー(☆`・ω・´)ノシ


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