二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【戦国BASARA】風の向くまま
- 日時: 2011/04/20 18:50
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: 4a6peOBE)
どうも初めまして、九龍と申します。
今回は、BASARA小説を書いてみます。北条家を中心にして。
BASARA小説は初めてかきますが、生ぬるい目で見てください。
〜注意〜
・北条家(北条さんと風魔さん)苦手な人は、逃げた方がいいです。
・作者が嫌いな人も逃げた方がいいです。
・基本、作者は小説内に出ます。しかも作者としての権力をふるいます(職権乱用)。
・荒らし、チェーンメールを貼りに来た人。文才がある人の小説しか読まない人も逃げた方がいいです。
……これでもいいでしょうか?
では、本編に突入したいと思います。
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- Re: 【戦国BASARA】風の向くまま ( No.1 )
- 日時: 2011/04/20 19:21
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: WylDIAQ4)
戦国にも、春は来る。
綺麗な桜の下には、死体が埋まっている。
——戦国時代じゃ、洒落になんねぇや。
僕はそう思い、苦笑した。
有名なでは、綺麗な桜の下には死体が埋まっている。という人がいた。
今は戦国。桜の木の下に死体が埋まっている。という説もあるだろう。
きっと、敵兵に殺されたもの達が下にいる。そして、僕等はそれを踏みつけているのだ。
でも、それを知っていて地面を踏んで、しかも甘いお菓子を食べている僕らって、かなり無神経だ。
「北条さん、僕がここに来てから、何日たちましたかね」
「ふむ? ずいぶん長くここにいたような気がするが。はて、そもそもお前はいつにここに来たのかのう……?」
僕等はお茶を一口飲んで、小さく笑った。
僕、まだ成人してないのに、なんで北条さんと並ぶとそれっぽくなっちゃうんだろう。
恐るべし、北条 氏政様。
お茶菓子を一口、口に入れながら、桜を見る。
そこには、何故か赤髪の忍がいたりする。今日も、例外ではない。
「……北条さん」
「なんじゃ?」
「なんで、風魔さんっていつもあそこにいるんでしょうね。お茶もあそこで飲みますし、お茶菓子もあっちで食べますし」
「それは、わしにもわからん」
僕等は顔を合わせ、ため息をついた。
彼はいつも、僕等と同じ席に座ろうとしない。
僕が北条さんの家に居候させてもらった時からだったような気もする。
その頃から、北条さんと一緒に座んなくなったし、僕と一緒だなんてもってのほかだ。
僕はそんなに信用ないのかよ、この野郎。
「風魔さん、こっち来なよー。きてよー」
僕がそう言って、北条さんと僕の間をトントンと叩くと、彼はうつむき、うろたえる。
伝説の忍と言われる人が自分の前でこんな態度取ってると思うと、なんだかほほえましい。
……いや、彼は多分、僕より年上のはず。そうだよね?
「こっち来なよー。マジこないと怒るよ。君は僕のこと疑ってばっかりでよー。君がその気なら僕も君の枕に水風船いれるよ」
僕がそういうと、風魔さんは慌てて桜の木から降りた。
前、風魔さんの枕に水風船を入れたことがあった。
僕は遊び心でやったけど、その時の風魔さんときたら、水風船を枕から出して、手に取った。
その後、外に水風船を投げたら、ゴムが破れて水がはじけたのだ。
それ以来、彼は水風船のことを危険な物だと思っているらしい。
その時のことを考えると、笑いがこみあげてくる。
「ほら、風魔さん。みんなで桜みて、みんなでお茶しようよ」
あと、僕のことを信用してよ。
小声でそう付け足すと、風魔さんがぎこちなくうなずいた。
……なんか、恐怖で支配したみたいで嫌だったけど、これから誤解は解いていけばいい。
僕はそう思い、近づいてきた風魔さんの手を引っ張り、無理矢理ぁン川に座らせた。
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