二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ONE PIECE -気まぐれな狼-
- 日時: 2011/10/22 13:15
- 名前: 涼香 (ID: /iUvxDbR)
Welcome、皆さん!
涼香の初めての作品でございます!都合により止める可能性が大きいですねぇ(死
あ、主人公はAerith様の、
男子限定オリキャラに投稿した子が主人公でござます(いっぺん死んでこい
—— そういう訳ですが注意事項をお読みください
■
01/ 更新は中2なので亀更新です、ご了承ください!
02/ シリアス、ダーク、グロ、死、等の暗い描写が主に出ます。
03/ 原作とは全く違う展開がメインですね(死
04/ 荒らしや宣伝に皆の迷惑になる人はカムバック!
05/ 皆と仲良くしてくださいね〜
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- Re: ONE PIECE — 気まぐれな狼 — ( No.1 )
- 日時: 2011/05/16 20:44
- 名前: 涼香 (ID: Q7YZ/LhH)
序章 ( プロローグ )
ある一匹狼がいた。
その狼は悪魔の実の中でも特殊な性質だった故に世界政府から狙われていた。自由で中立を好む狼は世界政府直々の七武海の勧誘を断った為、指名手配及び懸賞金を1000億ベリーという異例な金額を出されたのだ。
—— それを知った人々は彼を狙うと同時に恐れた。
彼の能力はとても美しく残酷な能力なのだから、相手は無感情という病に犯された哀れで冷たく絶世の美少年。数奇な運命に玩ばれる少年の消息は、誰も知らなかった。
そうして少年の消息を絶ったある日、ある孤島に噂の少年が16歳になった時から物語は運命の歯車の如く動き出した。
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- Re: ONE PIECE — 気まぐれな狼 — ( No.2 )
- 日時: 2011/05/16 21:29
- 名前: 涼香 (ID: Q7YZ/LhH)
登場人物 — オリキャラ —
——*——*——*——*——*——*——*——*——*——*——
グランギニョル・リオ ( GrandGuignol Rio )
性別 ( ♂ )
年齢 ( 16歳 )
異名 ( 骨抜きのリオ )
悪魔の実 ( ホネホネの実 )
出身地 ( 西の海の小さな孤島 )
誕生日 ( 12/24 )
カラー ( 灰色 )
イメージ国 ( フィンランド )
イメージ花 ( 黒百合、白百合 )
( 性格 )
常に無口で無感情、冷徹、クール。無感情病と呼ばれる謎の病により、生まれ付き〝感情〟が存在しない。また心の存在意義も理解してない。自由、中立主義者で常に一匹狼で孤独を好む。麦わら海賊団のルフィに何故か協力的で興味を示している一面もある。
( 容姿 )
黒髪のショートヘアで常に右目を隠している、全体的に細くしなやかでスリムな体付きに雪のような色白の肌、大きく紅い目に小顔で、絶世の美少年でもある。身長は176センチで体重は54キロ。右腕の肩の少し下ら辺に三日月にX印したタトゥーがある。
( 服装 )
純白のブラウスに黒色のショートパンツで靴は黒い運動靴、寒い時やたまに灰色の長いコートを着る場合もある。左手首に青色のリスバンドをを付け左耳にはダイヤが一粒ついた十字架のピアスをつけている。武器は唯一蛇の柄が入った短刀を腰の革の黒色ベルトで共に所持してる。
( 悪魔の実 )
痛みなく一瞬で全身の骨や一部の骨を抜けれる能力で人間、動物、生物、無生物問わず(骨)があれば何でも自在に抜けれる、また骨を抜く時、肉体がまるで幽霊みたいに簡単に通り抜け骨を手で掴めるから骨が抜けれるらしい(本人曰く)世界政府からかなり恐れられている能力だとか。
( 備考 )
幼い頃、海賊に家族と共に旅行していた船が荒らされた挙句の果てに嵐で難破し、西の海の孤島にたどり着いた。その時に孤島にひとつだけあったから生き延びるため食べたところ、能力を得た。だが、無事に救出されるも能力の所為で人々に忌み嫌われ、そして無感情病という謎の原因不明、治療不可能の病が生まれ付きあった為、村総出で殺されかけるが、能力が欲しい世界政府がリオの住んでいた村を滅ぼす。七武海の勧誘を受けるも拒否、異例の1000億ベリーの懸賞金、容姿、悪魔の能力も相まって全世界で名を知らぬ者がいないほどの(悪い意味で)有名人になった。だが、本人は気にしていないようだ。家族との思い出になにかしらを感じているらしく本人は「感情なのだろうか」と密かに思ってる。
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- Re: ONE PIECE — 気まぐれな狼 — ( No.3 )
- 日時: 2011/10/22 13:16
- 名前: 涼香 (ID: /iUvxDbR)
#01
—— 偉大なる航路に無防備な小舟が一艘、浮かんでいた。
実は全自動式小舟で記録指針と永久指針が付けられており天候や嵐を察知すると自動で安全な所に避難させる優れた高性能で市場では、滅多に見かけない自動小舟だった。小舟は無人状態—中の人物は能天気に寝ていた—である。
船上に掲げられた海賊旗はグランドラインの風に舞う。不自然に前髪で隠された右目を除く左目は大きく紅色の目をした色白の美少年— 日焼けしない性質に世の女性は激しく嫉妬する —はひょっこりと小舟の中から外に出た。目覚めたばかり、そのような目付きで。
「んーと……何処だ?」
のろのろとまた中に戻り、舵がある部屋に行くとログポートは、何処かの島に指していた。全く無感情な少年は「ふうん」とだけ呟く。生まれ付きの謎の病。〝無感情病〟は数億人に、独りがかかるか、かからないかの希少かつ稀な精神病だった。その名の通り〝感情〟が全くなく原因不明、治療不可能。これにかかると一生涯、治らない病。——— 昔から人々に忌み嫌われてる病なのだ。
そんな病の所為で人々から疎まれ挙句に家族が海賊で死に絶えたが奇跡的に孤島に漂流し救出され拾われた村で村人総出で殺害されかけた過去がある少年— 全く気に留めてない —は見えてきた島を眺める。「記録はここで数日か……」とだけ呟いてまた中へ戻っていった。
■
小舟は港に着いたものの少年は舟から降りようとはしなかった。記録が溜まるまで待つつもりなのだ。食料は基本的にたまに買い出すのみ、少食の少年に港町へ食料の買い出しに出かける、という行為はたまにしかしない行わない。部屋に籠る少年は外が騒がしいことに気付く。
「……………またか」
悪い意味で名が知れ渡った自分の海賊旗を見て大騒ぎされるのが日常茶飯事なのだ。そしてその島や国の海軍が駆けつけるのも。のろのろ、と外に出れば、目の前に海軍の三大将〝黄猿〟〝赤犬〟〝青雉〟の全員と視線が合った。
「おーお、その無表情、コワイねぇ〜」
少年に対してふざけたように〝黄猿〟が言った。
「あらららら、目覚めたばかりか?」
「フン、殺してやりたいのぉ」
「あらら、赤犬、お前さんなあ。元帥とガープ殿の命令だぞ?」
「関係ないわい」
きっぱり、言いきった赤犬に他の二人は呆れ果てた。
その様子を窺っていたリオが、眠たそうに。
「————グダグダ漫才は他所でやれ」
睡眠中に馬鹿な会話を聞いた、そんな意味を含められた眼差しが大将たちに庶民たちが向ける。そして少年の言葉で大将たちは渋い顔をする。少年は無視して中に戻ろうとするが。黄猿がしなやかな成長真っ最中の少年の肩をキツく掴んだ。ギリギリ……と音が立つ。少年は前に振り向く。
黄猿のひょうひょうした雰囲気に少年は全く無表情のままだ。普通の海賊なら絶対に逃げて帰れない最強の人物なのに。まさか、まだ15,6歳ぐらいの少年が勝てる相手ではない——はずなのだ、が。
黄猿たち大将の表情は険しかった。余裕の表情を見せないわけが無いはずなのに違った。庶民たちは遠くで怯えながら様子を伺う。目の前の少年に、明らかに怯えきっていった。純白のブラウスに黒色のショートパンツ、その腰の黒色の革ベルトに蛇の柄が入った短刀一つだけ。左耳に十字架のピアス、右腕の肩の下ら辺に三日月にx印がついたタトゥー。左手首に青色のリスバンド。履いている靴は黒の運動靴。
——— 完全に舐めきった服装。
その大将たちは戦闘に完全向かない格好をしてるので少年と同じだが、少なくとも海軍の〝世界政府の最高戦力〟が目の前に居る事実。それを少年は少しも嘆かない。大将たちは険しい表情を見せる。異常な光景だった。
「好い加減に王下七武海に入らんか」
「興味ない。面倒だ」
「好い加減にしないと、世界政府の堪忍袋の緒が切れるよぉ」
そう、言われても。
「勝手に切れてろ」
意に沿わない会話に業を煮やした赤犬が怒鳴った。
「此処で燃やされたいかあっ!!」
「おい、赤犬。ここは民間人がいるところだ。今日の所は引き上げるぞ」
青雉に肩をぐい、と引っ張られ、体形を崩すもすぐさま肩を捩って、ふん、と鼻息を吐いた後。
「————— チッ」
青雉に諌められた赤犬は舌打ちした。そして大将たちは嵐が過ぎ去ったように勝手に現われた挙句、勝手に海軍の用意した軍艦に乗り込み、姿を消した。とんだ常識はずれの会話をした少年はまた中へ戻る。庶民たちはその光景にただ、自分たちの港町に宿泊する少年の舟を見て、怯えるばかりだった。
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- Re: ONE PIECE -気まぐれな狼- ( No.4 )
- 日時: 2011/10/22 20:02
- 名前: 紘 (ID: /iUvxDbR)
- 参照: 大久しぶりの更新、さーせん。それと名前を〝ひろ〟に変えました
#02
足を踏み入れた矢先、人々が道の端に固まったまま、立ち竦んでいる。理由は目の前の〝人間共〟を見て、一目瞭然。一目で分かった——。
そう、人々から忌み嫌われる〝愚かな権力者〟一家が居たからだ。
■
太陽の光で淡く輝いてる泡が発生するシャボンディ諸島。ヤルキマン・マングローブが79本が絡み合い、構成されている厳密に島でない諸島。赤い土の大陸の聖地マリージョアに住まう天竜人。別名世界貴族は、800年前に〝世界政府〟を築き上げた20人の王達の末裔だ。
ロズワード聖一家が、シャボンディ諸島へ豪遊しに来ていた。
毎日が平凡で仕方ない彼等にとって人間屋へ〝奴隷〟を飼うのが、せめてもの救いである。
なので、チャルロス聖が最も欲しい奴隷は〝若い女の人魚〟だ。以前、ケイミーという若い娘の人魚が此処へ売られていたものを………。
思い出すだけでも、一家にとって忌まわしい記憶で機嫌が急落し、連れてきた奴隷を蹴飛ばした。シャルリア宮の幼女の奴隷だった。恐怖心で泣きたくなるのを必死に抑える姿が、人々の同情を誘う。
しかし、天竜人達は自分が選ばれて尊い人間だと信じているので、彼等から見れば、下々民である幼女の泣き声など煩わしい事、この上なかった。
「煩いでアマス!私の事を舐めているでアマスか———!もう、嫌っ!こんな下々民共の薄汚く卑しい娘など、死ぬでアマス!拳銃は何処でアマスか!?一体何処へ仕舞ったのでアマス!全く使えない。良くも私の事を、私の事を——……この世界の創造主の血をッ!!」
暑さと〝麦わら海賊団〟の事を思い出し、絶頂に不機嫌のシャルリア宮が叫ばんばかりに罵声を交えた怒声を執事や使用人、そして奴隷である幼女へヒステリックに喚く。
「お前の名前はアリスでアマスか!名もあるなど……卑しい癖にっ!」
「好い加減に黙っとけよ、変態不細工女」
—— 突如、割り込んできた凛とし涼やかで爽やかな青年の声。
それ以前に、天竜人を罵倒するなど神をも恐れぬ大罪を犯した大罪人。
前代未聞の罵声を二度目で浴びたシャルリア宮の顔色が、変わった。
怒りで顔が真っ赤に染め上げられ、禍々しい赤い唇をキツく噛み締め、ヒステリックな表情で辺りを見回した。
すると、目の前で無気力そうな態度の青年が、立っていた—— 声は青年のようだが見た目はどう見ても少年にしか見えない——。
明らかに天竜人を目前でありえない態度だ。けれども、見目麗しく〝絶世の美青年〟が相応しい容姿の青年。すっかり、シャルリア宮は心を奪われてしまった。
「は、はぅ……!」
顔を手で覆い隠し、父兄の方へ向けた。
「弱い者を苛め、典型的な馬鹿で傲慢な権力者が持つ特徴だな」
痛く的確な事を言われ、それらが当然だと思っていた事を否定された。普段なら怒り狂うが、何故か否定されたことに胸が痛んだ。未知なる違和感で大いに恐怖を抱く間、—— 彼女の奴隷が青年に抱きかかえられていた。
首元の爆弾入り首輪が外れて道端で、爆破する。
焦げ臭い匂いが鼻についた。
すぐさま、彼女等を警護している者達が一斉に彼目がけに発砲し始めた。
するする、と彼はそれらを交わし、あろうことか、一人の警護者の間近で迫り、頭を鷲掴んで———
「骨と死ね」
全身骨格が、警護者の一人の体から引き裂かれず、骨が引き抜かれた。肉体が生前の綺麗な状態のままで骨だけが青年の手で引き抜かれたのだ。
警護者はその場で倒れ、全身骨格も傍らに落ちた。
青年は能力者だった。
〝ホネホネの実〟という、恐ろしい〝悪魔の実〟の———。
現場は静寂に包まれた。
天竜人達も、驚きと恐怖を隠せない。
まさかの世界的に有名な海賊が。否、一人だけなので海賊と言えるか分からないけど。
注目を浴びてる青年は無気力な態度のまま、こう告げた。
「じゃあな」
その場から、奴隷の幼女と共に何処へと消え去ってしまった。
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