二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ボカロ曲小説集。 【絵本「人柱アリス」】
- 日時: 2011/06/11 07:38
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
こんばんはー!
最近ボカロにはまったまま抜け出せそうにないひゅるりです。
えーと、今銀魂でも小説書いてるので、ちょっとこっちの方が更新が遅れます。ごめんなさい。
という訳で、相変わらずひゅるりの小説はグダグダのものをさらにグダグダにしたようなものなんですけど、
それでもいい、読むよ!って言ってくれる人はきっと、心が宇宙規模で広いんでしょうね。
そんなこんなで、宇宙規模で心の広い方に見てもらえれば幸いです。
- Re: 【コメント】ボカロ曲小説集【下さい。マジで。】 ( No.5 )
- 日時: 2011/06/10 20:19
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
【死にたがり- 2】
どんなに不幸を嘆いたって、私にとっては結局のところ他人事なのよ。
「・・・泣いたって、喚いたって、挙句の果てに手首切ったって。
わざとらしいわ。」
月曜日の屋上。誰もいない。死ぬには絶好?
「どうせ惨めなのよ、死ねば?」
『・・・・・・。』
「ねぇ、何で生きてんの?死にたいくせに。何で生きてんの?
死にたいんでしょ?死んだらいーよ。」
『・・・・っ』
「なに?」
『あ、たしは、生きたくない。」
「へぇ?」
『でも、死にたくない・・・。
ねぇ、あたしどうしたらいい・・・・?』
何がしたいのかわからない。
「私に聞かれても困るわ。
つべこべ言わずにさ、生きんのか死ぬのか言ってくんない?」
『え・・・・・。』
「あんたがね、死んでも、生きても、関係ないのよ。
所詮誰も構ってくれないわ。」
この子は、
「この死にたがり。
何でまだ生きてんの?生きるか死ぬのかとっとしてよ。
死にたくないなら・・・・・・・、」
「せーぜー生き延びろ。」
『え・・・・・。』
「知ったことじゃないんだよ。
この死にたがり、つべこべ言わずにせーぜー生き延びなよ。」
- Re: ボカロ曲小説集。 【死にたがり】 ( No.6 )
- 日時: 2011/06/10 20:42
- 名前: 紫 ◆v9jt8.IUtE (ID: V9u1HFiP)
ひゅー!おっとこまえー!サーセンお久しぶりです。
死にたがり罵ってる女の子がとても男前ですね!とても美味しくいただきました!
死にたがりは私の方でも一回書きましたがどうしてこんなに違うのでしょう。私の主人公さんはなぜあんなにだらだらしてるんだ。
それではお互いに頑張りましょうー^^
- Re: ボカロ曲小説集。 【死にたがり】 ( No.7 )
- 日時: 2011/06/11 00:22
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
紫さん>>006
わああ、紫さんだああ♪
死にたがり大好きなんですけど、あの女の子の言い方と言うか、性格というか、何かもうすべて好きなんですよね!
紫さんのはだらだらなんかじゃないですよ、それなら私のなんかどうなっちゃうんですk((
頑張りましょうねー^^
- Re: ボカロ曲小説集。 【死にたがり】 ( No.8 )
- 日時: 2011/06/11 07:32
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
【絵本 人柱アリス - 1】
僕は、夢。
とても小さい、消えてしまいそうな、夢。
でも、消えたくない、そうだ。
それなら———————・・・・・・・・。
『人間を自分の中に迷い込ませて、
世界を作ればいいじゃないか。』
じゃあ、『一番目アリスは・・・・・。』
「ここ、何処なの?」
迷いついたのは森の中。持っているのは剣。
此処は何処なんだろうか。
道もないや。
「・・・・とりあえず、茂みとか切るしかないか・・・。」
ばさりと切っていく。
切っていくたびに私の何かが変わる。
狂気的に。変わっていく。
いつの間にか道は。
「真っ赤になっちゃた。」
『あーあ・・・・、いきものまで殺して・・・、花も、木も、皆切っちゃった。』
「え?」
『責任、とってよね・・・・?』
足に絡まるのは鋳薔薇。
「ひぃ・・・・っ!?」
何で、何で、何で!?
森の奥に引きずり込まれる。
これじゃまるで私、
「罪人の様じゃないの。」
『あーあ・・・、彼女の生を確かめLにはもう、あの赤い道をたどるしかないかあ・・・・。』
次は、誰を呼ぼうか。
あそこに人がいる。
あの人でいいか。
『二番目アリスは・・・・・。』
あそこで、歌を歌っている奴。
- Re: ボカロ曲小説集。 【絵本「人柱アリス」】 ( No.9 )
- 日時: 2011/06/12 01:51
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
【絵本「人柱アリス」- 2】
『二番目アリスは大人しく、歌を歌って。』
「ふしぎの・・・・くに・・・・?」
歌を歌っていたらここに来ていた。
どこだ、此処は。街・・・・?
『ねえ、お兄さん、そんなところに突っ立ってないで、歌いなよ。』
「え?」
『そーそー。お兄さん歌手か何か?歌いなよ。聞いててあげるから。』
歌う・・・・?何処かも分からないこんなところで・・・?
それでも、取りあえずは歌うしかない・・・・か。
「じゃあ・・・、歌います・・・・。」
歌は進んでいく。さっきまで歌っていた歌。
一番目アリスの歌、二番目アリスの歌。あれ?二番目アリスは、最後・・・・・。
『いかれた男に、撃ち殺されるんだよ。』
「え?」
ドンという銃声が響く。胸に咲く、一輪の真っ赤な花。
僕の花は、枯れていく。
『あーあ・・・・・、二番目のアリスも失敗かぁ・・・。
じゃあ・・・・、次はあの女の子にしよう・・・・。』
「・・・・ここどこ?」
私は、何処に居るんだろう。
知らない場所。知らない国、知らない街。
国?国なら、女王様は、何処?
綺麗な私の服。
『この国に女王様はいないんだよ。
君がなる?女王に。三番目アリスさん。』
「三番目・・・・アリス?
なあに?それ。でも、私が女王になれるの?
なるわ、喜んで!」
おかしな国を作り上げた。
「ふふふ、私、女王になったのね・・・・。」
鏡を見ながら、自分の髪の毛を触って呟く。
突然、鏡にひびが入った。
『それでも、その美貌は失われる。』
「え・・・?」
鏡の私が言っている。それは、なに?
『歳をとると皺も、シミも。いっぱい出てくる。老ける。髪は白くなる。美しく、なくなる。』
「いや・・・・、止めて!」
『それでも、貴方はこの国に、女王として君臨し続ける。』
「いやああああああああ!!!!」
『・・・・・三番目アリスも駄目か。もっと夢のある子供がいいのかな?
それも、一人じゃなくて、二人。
・・・・・・なら、あの双子にしよう。・・・・特別、仲がいいみたいだし。』
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