二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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オレの盗るなッ!!【デュラララ】
日時: 2011/06/15 20:31
名前: 絆(ほだす) (ID: 4NzAaWKB)

ほだデス(._.)

相変わらず、スレを立てては更新サボり……それの繰り返しで^^
お赦しください(_^_)

今回は(も)デュラララです。
そして、毎度の如く『夢小説』です。
苦手な方はさよーならぁー($・・)/~~~ですのでw

主な内容は、静雄の妹さん(オリキャラ)が、デュラの世界の住人に振り回されるって感じです。

更新はかm((ry

でわ!

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Re: オレの盗るなッ!!【デュラララ】 ( No.2 )
日時: 2011/06/17 18:31
名前: 絆(ほだす) (ID: 4NzAaWKB)

【ただいま〜、お兄ちゃんッ!!】

 「う〜む……やっぱ、池袋はごみごみしてるなぁ」
とある少女——平和島未唯は、相変わらずの景色に「やれやれ」といった様子だった。
 呆れている——というよりかは、変わっていない、といった安心感があるようだ。
手元の地図を見つめる碧い目は、それを裏付けるように安堵と喜びに満ちている。
 「はぁ……久しぶりに静雄お兄ちゃんに会えるんだ」
少女は、住み慣れたこの地でまた暮らせることも嬉しく思っているが、それ以上に、兄と再会できる——兄とまた一緒に暮らすことができることが嬉しいようだった。
 しかし、日本に帰ってきたことで多少の不安はある。
もう一人の兄——平和島幽とのことだ。
 もとから、幽のことは嫌っており、静雄を「お兄ちゃん」と呼び、懐いていたものだが、幽のことは「幽」と兄であるにも関わらず呼び捨てにし——それでも、名前を呼ぶときはまだまし、というべきだろうか。
当の幽はというと——なかなか感情を読み取れないため、自分のことをどう思っているかは知らないが。
 まあ、幽はもう、大スターになっちゃったし……。
お兄ちゃんと二人暮らしなんだし……心配ないよね。
 「とりあえず……家、探さないと……」
物思いに耽っていた未唯だったが、本来の目的を思い出すと直ぐ様、地図に視線を戻す。


 ドンッ……


何か——誰かに、ぶつかった。
そう気づいたときには、尻餅をついていた。
 「す、すいません」
反射的に未唯は謝った。
 「いってて……あ、こっちもごめんね」
相手の方も転ばせてしまったようだ。
 「本当にすいません……」
そう言って頭をあげると——彼の——ぶつかった彼の頬から……
「血が出てる!!」
自分のせいで怪我をさせてしまったと、焦る未唯。
「すいません、本当にすいません……お怪我大丈夫ですか?」
 ——その一方、彼は——
「ん?本当だ。あぁ、君のせいじゃないから……」
「でも……」
取り敢えず、ぶつかったお詫びということで絆創膏を貼ってあげた。
「ん。ありがと」
黒いジャケットの彼は、一応お礼を言った。
「しっかし……シズちゃんったらまったく……」
彼はブツブツ言っている。
 シズ——ちゃん……?
誰かな?と思った彼女に、思いがけない答えが返ってくる——。


 「いいいいいいざあああああああああやああああああああ」


人間ものでは無いような咆哮が、辺りの静寂を破る。
黒いジャケットの彼は「やれやれ」という顔をしている。


 「しずお……おにいちゃん?」


彼女がそう尋ねると、自動喧嘩人形と呼ばれるバーテン服の彼は動きを止める。


 「未唯……?」


彼がそう呟いた瞬間——自動販売機が落ちた。



Re: オレの盗るなッ!!【デュラララ】 ( No.3 )
日時: 2011/08/28 21:38
名前: 絆(ほだす) (ID: 4NzAaWKB)

【おこりんぼさんのお兄ちゃん。】

 「未唯……なのか」
「う、うん……未唯だよ……」
 静雄はビックリして口をあんぐりと開けている。
未唯も静雄の相変わらずの様子に呆れて——いや、逆にビックリしているようだった。
 「ふぅーん。その子が『未唯』ちゃん?」
先程ぶつかった彼が口をはさむ。
口調からして、彼と静雄は親しい間柄なのだろうと未唯は悟った。
しかし——
「テメェには関係ねぇだろ」
 と、なにやら不機嫌そうな兄の姿。
黒いジャケットの彼も友好的——とは言えないが、この兄の不機嫌さはなんなのだろう?
彼に自動販売機を投げようとしたり、まず、彼を追い掛け回したり……。
 仲、悪いのかな……?
そう思った未唯は率直に聞いた。
 「お兄ちゃんのお知り合い、ですか?」
すると黒ジャケットの彼はこう答えた。
 「うん。まあ、出来れば知り合いたくなかったけどね……」
「??」
首をかしげている彼女に気づいたのか、彼はこう付け加えた。
 「高校時代の同級生。
……もっと詳しく言うと、『犬猿の仲』って奴かな?
ま、俺は犬を希望するけどね」
「犬猿の仲……ですか」
犬猿の仲——仲の悪いことのたとえ、か。
 「じゃあ、俺からも質問いいかな?」
と、黒ジャケットの彼。
 「シズちゃんの、妹さんなんだよね?」
「はい。そうですけど……」
「ふぅーん。あ、ありがとね」
「それだけ?!」
「うん、それだけ。他になにか聞いてほしいことあった?」
「いえいえッ!!!」
 ——私、そんなに自意識過剰じゃないし……。
そう心のなかで呟く未唯。
 「あ、俺用事あるから、帰るね。兄妹の久々の再会に水差しちゃいけないし。」
そういって黒ジャケットの彼は去っていった。
 ……なんか忙しい人だなぁ……。強引でおしゃべりで変な人。
でも……ちょっとかっこ良かった、か……も。


 「未唯、転けたの、大丈夫か?」
お兄ちゃんは相変わらず、ぶっきらぼうに優しくて……。
前と変わらず大好きなお兄ちゃんのままだ。
 久しぶりに静雄の背中に思いっきり抱きついてみる。
「だいじょぶだよ」
「みッ、未唯///」
 あれ……意外な反応。
前だったら「どうしたんだ〜?」的な感じなのに……。
 んー。でも、おっきくてあったかい背中は変わってないな。
「一人で寂しくなかったか?
なんか怖いことされたりとかなかったか?
フランスどうだったか?
寒くなかったか?
料理は美味しかったか?」
 静雄はいきなり質問攻め。
「そんなにいっぱい、答えられないよ^^」
「あ、悪い……」
 本当に済まなそうな顔をする。
……可愛い。不覚にもそう思ってしまう。
 「うん。全然大丈夫だったよ?
まあ……お兄ちゃんに会えないのは寂しかったけど……」
「そうか……」
 じゃ、私も質問。と未唯。
「さっきの人、名前なんていうの?」
「さっきの人?…………あ」
「うん、黒ジャケットの人!!」
やっぱ、お兄ちゃん不機嫌そう……。
おこりんぼさんだなぁ。
 それでも、静雄はしぶしぶ答えた。

「折原臨也」

 折原臨也っていうんだ……。

「あの人、少し……かっこいい、よね」
「……そうか」

 先程よりももっと不機嫌な兄。
 一方————折原臨也。

「未唯ちゃん、ねぇ。……なかなか可愛い子じゃない」


 ご機嫌なワンちゃんとご機嫌斜めなお猿さん————
なにやら、一波乱起きそうだ。

Re: オレの盗るなッ!!【デュラララ】 ( No.4 )
日時: 2011/08/19 20:13
名前: 絆(ほだす) (ID: 4NzAaWKB)

【なんか、ヘンなのっ……】

 「お兄ちゃん、今日、お夕飯どうするの?」
「んー、久しぶりに未唯の飯が食いてぇな」
「えへへ^^じゃあ、未唯が特別にお兄ちゃんのために作ってあげるんだから!」
「楽しみだな」
「なに食べたい?」
「んーと……」
 俺は正直、ドキドキしていた。
『お兄ちゃんのために』『特別に』……なんてこと言われたら、誰だって……

 期待、しちまうよな。


 その時————


 「ん……。流石に、時差ボケ半端ない……かも」
「大丈夫か?寝るならふと……」
そう言い終わらない内に彼女は、静雄の腕の中で眠ってしまう。
 彼女が自分の腕の中にいること、
彼女の寝顔、
彼女の笑った顔、
彼女が自分を呼ぶ姿、
彼女がもし……、
 そう考えると身体が熱くなる。
どうしようもなく——彼女を愛してしまう。
 多分、彼女が自分の妹でなかったら、とっくに理性は崩壊し、襲いかかってしまっているだろう。
 妹だから——耐えることができる。
 妹だから——それ以上の存在にはなることが出来ない。

それが、腹ただしくも、どこか安堵している自分が居た、気がする……。




Re: オレの盗るなッ!!【デュラララ】 ( No.5 )
日時: 2011/07/21 21:42
名前: 甘楽 (ID: 08bdl7kq)

絆様!!素敵です!!可愛いです!!検索して絆様の名前を
見つけてつい読みました!!そして続きが読みたくて仕方あり
ません!!頑張ってください!!

Re: オレの盗るなッ!!【デュラララ】 ( No.6 )
日時: 2011/07/26 18:03
名前: 夢喰い絆(ほだす) (ID: 4NzAaWKB)

甘楽サマ>

お久しぶりです(._.)

勉強に専念するので、カキコには当分来ないつもりだったのですが……。
気になってしまって、つい。

訪問有り難うございます。

暇があるときに更新しますね!


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