二次創作小説（紙ほか）※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました！使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 悪魔の心臓-FAIRY TAIL-キャラ募集中
- 日時： 2012/01/06 02:26
- 名前： 千度Ｒ （ID: G1Gu4SBX）
＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃
私は今日、あの人と結ばれる事となる
…なるはずだった。
悪魔がこの町に来なければ
＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃
FAIRY TAILの悪魔の心臓とオリキャラのちょっと暗めで切なげな話…の予定です。
主人公
エレシュ・パレントゥス
女 ２１歳
小さいころから消極的で自分の思いを口に出すことができない性格
少し夢見がちで、未だに本で見た物語を本当だと思い込んでいる
その他のオリキャラ
ダードラー・キルバルテ
23歳
悪魔の心臓の一人。
様々な弓矢を換装させる弓士<ザ・アーチャー>の使い手。
軽い様に見えるが根は真面目かつ心配性。
大魔法世界を求める理由は未だ誰にも語った事がない。
ユファク・サルサマグダ
２８歳
悪魔の心臓の一人。
様々な形状や属性を変化させるチェーンソーのデス・カッターの魔法を使う。
冷めた性格で自身の武器での殺人を好む。
実は副長のブルーノートを尊敬している。
メリダ・イーゼル
36歳
悪魔の心臓<グリモアハート>の一人。
戦いより、魔法の研究を主にしている。
相手の記憶を覗いて変えたり消す魔法を使う。
基本的に上から目線だが、上司にはいつもビクビクしている。
クレーネ・イーゼル
35歳
悪魔の心臓の一人。
メリダの妻で、メリダを心から敬愛している。
薬の調合を得意とし、見事な治癒の効果をもたらす腕のため
ギルド内で医者の役割となっている。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
- Re: 悪魔の心臓-FAIRY TAIL-キャラ募集中 ( No.61 )
- 日時： 2012/02/18 21:48
- 名前： 千度Ｒ （ID: G1Gu4SBX）
悪魔の心臓のバレンタイン４
「う、ウルティア様！どうぞ！」
「あら、有難う」
そう、麗しい表情で一人の女性に微笑む女は悪魔の心臓、煉獄の七眷属の長、ウルティアだった。
女は、ウルティアの笑みを見るや直ぐに何処かへと行ってしまった。
ウルティアは平然と貰った物を袋に入れ、別の所に向かうために体をくるり、と回すと、見知った顔がそこに写った。
「アズマじゃない」
「ウルティアか、見事な物だな」
アズマは、ウルティアの持つ袋の中のチョコレートを見る。
余りにも多く、袋は原型よりも更に広がって緩い球体の様にも見える。
「貴方は？去年より随分少ないわね…」
「生憎、食堂にはまだ行っていなくてね。今から軽く寝る所だ」
「あぁ、貴方昨日遅かったものね」
苦笑に苦笑で返し、ウルティアは緩い球体の袋とは別の袋から包みを一つ取り出すと、アズマに差し出す。
「はい、それじゃ後で食べて頂戴」
「ん、すまんね」
アズマの堅い表情が柔らかくなり、ブラウニーの入った包みを受け取った。
「あ！アズマ様！！」
「こんな所におられたのですか！」
受け取ったすぐ後、そんな声が聞こえてきてアズマはまた表情が堅くなる。
その声を聞いて、また何人かがこちらへ向かう足音が聞こえてきた。
「……やれやれ」
厄日だ。そう言いたげにアズマは仕方なく声のした方向へ向いた。
「いつからこの様な行事が出来たんだかの」
朝食を食べ終えたマスターハデスが、不意にそんな事を呟いた。
「確か、以前行った所でやってたのを見て、ボウズどもが気に入ったのが始まりだったよな」
その呟きに答えたのは、副司令のブルーノートだった。
気だるげに深くソファーに座り込むと、右手の親指と人差し指で可愛らしくトッピングされたチョコレートをぶらりと垂らす。
「ま、迷惑な時もあるが、悪かねぇよな」
「ふ、年に合わん事を言いよって」
「てめぇとは違ぇんだよ、じじぃ」
そう軽口を言い合うと、マスターハデスは席を立ち、マントを羽織る。
「さて、腑抜けになっては困るのでな、そろそろゆくか」
「おうよ」
因みに、今回女子からの獲得数一位はザンクロウだとか。
男子からは、案の定であったり。
終わり
- Re: 悪魔の心臓-FAIRY TAIL-キャラ募集中 ( No.62 )
- 日時： 2012/03/11 00:16
- 名前： 千度Ｒ （ID: G1Gu4SBX）
どこか、違和感を感じたエレシュは、自分の手に持つ三つの球体を見る。
「………」
エレシュはまるで誰かの話を聞いているかの様な視線をそれに向けた。
いや、聞いていたのだ。
言葉でも無い、記号でも表す事が出来ない何かで球体はエレシュに伝えていた。
それが伝わるやいなや、エレシュの体は行動を示していた。
「！」
三つの球体を両手で、まるで押し込む様に力を入れると、三つの球体は、互いの境界線を無くし、一つの球体へと戻った。
だが、最初のサイズより小さくなっており、気付いたエレシュは目を閉じ、意識を集中させる。
「！！」
ダードラーもユファクも驚くことしか出来ず、ただ、エレシュから目を離さずにいた。
球体は、フォンと音を立て、元の形へと戻った。
「これが…」
その先を言う気力はエレシュに無く、そのまま地面へ倒れ込んだ。
「解読、終了なり」
ぱたん。と、勢いよく本を閉じる。
その場所にいたのはカプリコともう一人、いや、人では無い。
まるで武士の如く鎧兜を着て本を解読していた男、人と同じ体格だが、肌の色、頭部はまさに犬の様であった。
「御苦労、ヨマズよ」
「いえこれしきの事！カプリコ様の命令とあらば幾らでも！！」
ヨマズと呼ばれた亜人は、堅苦しくカプリコの前に跪く。
「で、何と書いてあった」
「この魔法の球の事に詰められている制御魔導士の魂を分離して使う、と」
「魂を分離？」
「例えば、何らかの衝撃…投げたり引っ張る事で分離すると、更に、分離すると同時に属性まで分離するらしく…」
「つまりは…二つに分けると二属性の魔法が現れ、四つに分けると四属性。か」
「流石はカプリコ様！」
ヨマズは未だ跪く体制のままで誠に感心する。
正直、演技では無いと分かっていたとしても、若干うっとおしい。
「御苦労だヨマズ。エレシュには私<メェ>から伝えておこう」
そう、足早にヨマズの元から離れようとした時、今度は勢いよく立ち上がった。
「いえ、拙者が参ろう！この様な雑務、カプリコ様がわざわざなさる事で無い」
そうか、分かった
と、カプリコが返事をする前に、ヨマズは深く礼をし、部屋から出て行ったのであった。
「…役に立つ、良い部下なのだがな…。」
自由に歩かせてくれんのか。
忠義も厚すぎると側に置くのも面倒なものだ。
そう、カプリコは思うのだった。
- Re: 悪魔の心臓-FAIRY TAIL-キャラ募集中 ( No.63 )
- 日時： 2012/04/12 19:32
- 名前： 千度Ｒ （ID: G1Gu4SBX）
「む、これは！」
ヨマズがエレシュの下へ着くと、エレシュはダードラーに抱えられていた。
「ん、ヨマズ！」
「…ヨ、ヨマズ……？」
虚ろにヨマズを見るその瞳には若干驚きの色が映る。
最も、ヨマズの姿では驚くのも致し方ないが。
「如何なさった！」
「魔法使ったらぶっ倒れたんだよ」
ユファクが顔をしかめる。それにはどんな意味が潜んでいるのかは、エレシュには分からなかった。
「んー、まぁ、仕事はまた今度にするかい？」
心配そうにエレシュを見るダードラーは、悩んでいた。
まさかこんなに魔力が無いとは
いや、この魔法が危険なのか？
もし魔力を高めたとして、それで完全に人格が戻ってしまったらどうする？
とにかく、マスターハデスに報告する事が必要だと判断したダードラーはそうエレシュに促した。
ユファクも同じ考えの様で、無言だがエレシュにも分かる程、ハッキリとした目で訴えた。
「…私にも……出来ると思ったのに」
勿論、二人はエレシュの身体の心配もしている。
こんな弱い女の人を放っておけるはずが無い（ユファクは分からないが）
他人の好意に慣れていないエレシュは、それを断る事が出来なかった。
「そんな直ぐに出来るもんじゃねぇよ」
「俺達もさ、地道にやって来たんだ。また明日頑張ろう」
「俺を混ぜんな」
「魔法は日々の鍛練により！力を増す物なり！」
何故かヨマズまでも励まして来て、その光景がどことなく可笑しな物に思えて来て、エレシュは微笑んだ。
- Re: 悪魔の心臓-FAIRY TAIL-キャラ募集中 ( No.64 )
- 日時： 2012/07/29 01:14
- 名前： 千度R （ID: G1Gu4SBX）
「こんなに魔力が無いとなると。仕事は難しいんじゃないか」
ユファクは、ダードラーにそう確認をとる。
「いや今回はさ、仕事がどういう物か実際に見てもらう事になってるんだ」
流石に直ぐに実践的にするのは無理だよ。と、ダードラーは言い、何かを取り出す。
「ほぉ」
ダードラーがポケットから取り出した依頼書を軽く一読し、ユファクは首を縦に振る。
「これなら俺とお前で十分だな」
「だろう、エレシュは今日はゆっくりして、明日出発しよう」
「わ、わかったわ。どういう依頼なの？」
「ちょっと荷物を届けるだけさ。此処はそんなに危険となる物もないしね」
そう言うと、医務室に連れて行く為、エレシュを持ち上げる。俗に言うお姫様抱っこなる物で。
「ダ、ダードラー…！」
「じっとしててね」
「…………？」
あまり村でも良い扱いをされていなかったエレシュは勿論、男性経験を少ない。
それなのに、どこか懐かしい様な感覚にエレシュは首を傾げるのであった。
「で、ヨマズは何の用？」
「む、拙者はエレシュの魔法について伝えに来たのだが」
「それならもう分かったよ」
「………………………。」
##################################
随分遅れてしまった…
- Re: 悪魔の心臓-FAIRY TAIL-キャラ募集中 ( No.65 )
- 日時： 2014/03/22 01:03
- 名前： 千度R （ID: Ze3yk/Ei）
お久しぶりです…
なんとか続きをかけたらいいな
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
この掲示板は過去ログ化されています。