二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 大空の涙 リボーン:ツナ嫌われ
- 日時: 2011/07/22 22:22
- 名前: 紅百合 (ID: zQJPnDCy)
・この小説には嫌われ要素が含まれています
+オリキャラ+
樹 妃萌hime-ituki
全ての元凶。可愛らしい容姿とは裏腹に、胸の中にはボンゴレ十代目になるという野望を秘めている。そして、それを叶えるためなら人を騙す事も厭わない。
リツ=アリアーナ
復讐者-ヴィンディチェ-の最高責任者にして、リヴェンファミリーのボス。
どちらもツナ達と同い年
沢田 綱吉
妃萌に陥れられ、全てを失う
味方
・リヴェンファミリー
・ヴァリアー
・六道ら黒曜
・キャバッローネファミリー
・九代目&九代目ファミリー
・門外顧問
敵
・樹 妃萌
・リボーン
・ボンゴレファミリー
・家光を除く沢田家
・京子、ハル
等
プロローグ「ドウシテ」
side-tuna
どうして?何故、こんな事になっていまったのだろうか。
どうして、俺はこんなに傷だらけなの?
たくさんの火傷や打撲は、かつての仲間につけられたもの。
いつの間にか俺は忌み嫌われていた。
------一人の女子によって。
Page:1
- Re: 大空の涙 リボーン:ツナ嫌われ ( No.1 )
- 日時: 2011/08/22 11:37
- 名前: 紅百合 ◆US16iJIynk (ID: zQJPnDCy)
第一話「裏切りと救いの手」
「なんで・・こんなことに・・・」
誰も住んでいない家の塀の裏に身を隠した綱吉は、ポツリと呟いた。
彼が身に着けている制服はボロボロで、体中に火傷や刃物で切られたような傷がついている。
それを付けたのは、かつて共に戦った仲間達。
どうしてそんな事になってしまったのか————
それは、一週間ほど前の事。
いきなり並盛中に転校してきた樹妃萌に呼び出された綱吉に彼女は、
自分にボンゴレボスの座を渡す事を要求してきた。
しかし、綱吉はそれを断ったのだ。
次の瞬間樹妃萌は自分の服を破き悲鳴を上げた。
訳が分からず茫然とする綱吉を前に、悲鳴を聞き駆けつけた生徒たちに
彼女はこういった。
「あの、ね。さ、沢田くんがぁ、私に、付き合ってって言ってきたの。でも、私、沢田くんのこと何も、知らないし、断ったの、そしたらね、沢田くんが・・・・」
涙声で説明するか弱い少女を、誰が疑うだろうか。
「だけどね、獄寺君や山本は、信じてくれると思ってたよ・・・」
樹の話を聞いた山本は
「女の子にそんな事するなんて、最低だな」
と、綱吉を睨み獄寺は
「お前がそんなやつだなんて思ってもみなかったぜ」
と山本同様に綱吉を睨みつけた。
他も同じで、家庭教師であるはずのリボーンや母親の奈々も綱吉を信じなかった。
唯一自分を信じてくれた父親や兄弟子にヴァリアー、九代目とそのファミリーは遠いイタリアにいる。
そしてかつての敵だった黒曜メンバーも学校が違うだけに中々会えない。
「ずいぶん、お疲れのようね——ボンゴレ十代目」
「っ!!!だ、誰!?」
上から聞こえる声に身構える。
「あら、そんなにかまえないで。私はボスを裏切るような下衆とは違うわ」
そう言って華麗に着地したのは、自分と同い年くらいの黒いワンピースを身にまとった少女。
それよりも重要なのはさきほど彼女が言った「ボンゴレ十代目」「ボスを裏切る」という言葉。
「な、なんで俺が・・」
「ボンゴレの十代目候補である事をしっていて、裏切られていじめられていることを知っているかと聞きたいの?」
「う、うん・・」
「まあ、そうね・・リヴェンファミリーが情報収集力に長けているのと、私が—————復讐者‐ヴィンディチェ‐の最高責任者だからよ」
「・・えっ」
「まあ、それと家光に貴方を保護するように頼まれたからっていうのもあるんだけど」
「えっえっ?」
復讐者の最高責任者?保護?
「え・・・えぇぇ・・・」
「ふふっ、混乱しているみたいね。まあいいわ。早く行きましょう?
車を待たせてあるのよ・・・それに、あの愚か者共に見つかってもこまるしねぇ・・あ、それとそこの子もいらっしゃいな」
「あっ・・」
少女につられて家の陰を見ると、そこにいたのは霧の守護者・・クローム髑髏だった。
「あ、あの・・・」
「ほらほら、早くしないと見つかるわ。貴女は敵じゃないみたいだし一緒に行きましょ」
戸惑うクロームと綱吉の手を引いて、少女は高級そうなベンツに乗り込む。
「あの・・君って・・」
「ああ、ごめんなさいね。自己紹介がまだだったわ。
私はリツ=アリアーナ。リヴェンファミリーのボスで復讐者の最高責任者よ」
「凄い・・・」
素直な感想を述べるクロームに「ありがとう」とほほ笑むと、綱吉の方に向き直った。
「貴方自身わかりきっていると思うけれど、霧以外の貴方のファミリーは完全に貴方を裏切った。本来なら全員牢獄にぶち込んでやる所だけど・・・それにはまずボスの許可が必要なのよね。
だから貴方の意思を確認したい」
「俺は・・・・・」
リツが話している間もうつむいていた綱吉が顔を上げた。
「皆を信じていたいんです・・・たとえどんなに酷い事をされても・・・だから、一日だけ時間をください」
「・・まったく、貴方もお人好しね・・まあ、良いわ。でも今日は私の手配したホテルで過ごしてもらうわ。勉強道具や制服は使えない状態だから新しく買っておいてあげる。それとクローム、貴方は明日一日幻覚で姿を消してボンゴレ十代目を守ってあげなさい。」
「は、はい!」
「ありがとうございます、リツさん!」
「良いわよ別に。それとその堅苦しい敬語はやめなさい。さん付けもね」
茶目っ気たっぷりにウインクをするリツに、二人は顔を見合わせて微笑んだ。
- Re: 大空の涙 リボーン:ツナ嫌われ ( No.2 )
- 日時: 2012/08/04 21:12
- 名前: S.a (ID: oSsw04AE)
無茶苦茶良かった!!
てか続きがちょー気になる!!
ツナ嫌われ大好きです!いいよね〜♥(ツナには悪いけどww
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。