二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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*銀魂* 晴れのち曇り 時々、銀。
日時: 2011/07/31 20:57
名前: まりにゃーず (ID: RuL2wqqJ)


こんなに着物がボロボロになって、足がクタクタになってまで
なんで江戸に来たのだろう。

全てを置いて、家を飛び出したあの時は、
絶対に後悔なんかしない
そう信じて歩きだした。

今の私は
あの時の私と同じ気持ちで歩いているのだろうか。

こんなに人がいても、
誰も私に気づかない。
江戸はたくさん人が溢れていて
でも、私の中には、誰もいないんだ。


『あのー、万事屋に何かようですか?』

その声が私へ向けている事に気づかず、
何がなんだかわからなかった。
だって、私に話し掛ける人なんて
ここにはいないから。

『困った事があるなら、どうぞ万事屋へ。
結構頼りになりますよ。』

そう言って優しく微笑んだ彼に連れられ
万事屋らしい建物に入った。









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*銀魂* 晴れのち曇り 時々、銀。 ( No.1 )
日時: 2011/07/31 21:55
名前: まりにゃーず (ID: RuL2wqqJ)


『おい、新八ぃぃ
イチゴ牛乳まだ?
銀さんね、糖分ないと死んじゃうよ?』

私を連れて来たこの男の人は
新八くんらしい。

さっきの声の主らしき人が玄関まででてきた。
『あらら、新八くん。
どーしたの?ナンパか?すげーなおぃ』

『違いますよ。銀さん。
この子、外に1人で立ってて。』
新八くんが状況を説明してる間
私はずっと下を向いてた。

『んで、お前なん歳よ?まだガキだろ?』
白い髪の毛をかきながら私の事を見ていた。

『あっえっと、13歳。』

正しくは、今日で13歳になったばかり。

『うちにも、おまえぐらいのガキがいるから。
おーい、神楽ぁ。ちょっと来いよ』


*銀魂* 晴れのち曇り 時々、銀。 ( No.2 )
日時: 2011/07/31 22:24
名前: まりにゃーず (ID: RuL2wqqJ)


『なにアルかー。』
扉から女の子が出てきた。オレンジ色の髪の毛を二つ結びして中華風なパジャマを着てる。同い年くらいだろうか。

時間を気にしていなかったけどもう夜だ。

『っておい眼鏡。ナンパアルか?
マジキモイアル。女の敵ネ。』

『神楽ちゃんまで。違いますよ。』

私は彼らのやりとりが面白くて
江戸にきて、始めて笑った。

『まぁ、新八がナンパなんてする度胸あるわけないネ。
名前は何アルか?』

『そういや聞いて無かったな』
イチゴ牛乳を一気にのみほし
銀さんと呼ばれる人も尋ねてきた。

『、、、ほのり。』





*銀魂* 晴れのち曇り 時々、銀。 ( No.3 )
日時: 2011/07/31 22:52
名前: まりにゃーず (ID: RuL2wqqJ)


玄関をから奥の部屋入った。
大きく書かれた"糖分"の文字が目に入る。

『えっと、ここは?』
恐る恐る聞いて見た。

『ここがどこかって?
決まってるじゃないか。
パトリオット工場さ。』
銀さんらしき人が答える。

『どこの工場長ォォォォ!?!?
元ネタわかんねー人もいるから!!!!』

さっきまで温厚だった新八くんの
激しいツッコミ。

『まぁパトリオットはさておきだな。
アレだ。自己紹介でもしようぜ。』






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