二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスターFinal〜ピカチュウの消失〜
- 日時: 2011/08/15 01:49
- 名前: PM (ID: 1uNXOfR/)
ここは、カントー地方
ピカチュウ「ピカピー・・・」
オーキド「ピカチュウ、毎日毎日外を見つめてばっかりじゃのう・・・」
シゲル「そっとしてやれよ・・・」
オーキド「・・・・・・そうじゃのう・・・」
〜5年前〜
オーキド「カントーリーグ再チャレンジで優勝おめでとう」
サトシ「ありがとう博士・・・・・・」
オーキド「どうした?浮かない顔して・・・」
サトシ「博士、悪いんだけど俺このまままた新たな旅に出ていいかな?」
オーキド「なにぃ?まだやり遺したことがあるのか?」
サトシ「違うんだけどさ・・・」
オーキド「じゃあなんじゃ?それにピカチュウは同意してるのかのう?」
サトシ「・・・・・・」
ピカチュウ「ピッカピー!」
オーキド「そうか、やる気まんまんか・・・なら仕方な・・・」
サトシ「博士、俺が今からしたい旅は新たなるカントーでの旅なんだ」
オーキド「カントー?制覇したのにまだ歩き回る気か?」
サトシ「違うんです、俺、ピカチュウの力に今まで頼りすぎてた・・・」
オーキド「?」
ピカチュウ「ピカ〜?」
サトシ「俺、ピカチュウを博士に預けて新しい仲間と一から旅をしたいんだ!」
ピカチュウ「ピ・・・ピカ・・・?」
オーキド「何をいっとるんじゃ・・・」
サトシ「ピカチュウに酷なこととわかってるけど、俺の実力を試したいんだ」
オーキド「何を・・・」
サトシ「今までの俺の戦いはピカチュウあってこそだった・・・だからピカチュウなしの純粋な俺の戦いはどれだけの実力があるのかを一から試したいんだよ」
ピカチュウ「ピカ・・・」
サトシ「俺、ミジュマルと旅してもう一度ジムで闘いなおしたいんです!!」
オーキド「・・・」
ピカチュウ「ピカピー・・・」
オーキド「どうやら本気のようじゃな・・・」
ピカチュウ「ピカッ・・・!・・・・・・」
サトシ「あぁ・・・」
・・・・・・イヤダ・・・
オーキド「なら、ピカチュウは預かるぞ」
サトシ「お願いします!」
マダ、一緒ニ旅ヲシタイヨ・・・・・・
オーキド「ピカチュウ、マサラに帰るとするかのう」
ピカチュウ「ピ・・・・・・」
・・・ボク ヲ 捨テナイデ・・・
サトシ「じゃあなピカチュウ!またなぁ!」
ピカチュウ「ピカ・・・チュウ・・・」
〜現在〜
オーキド「あれから5年経つのか・・・サトシはそろそろ戻ってきてもいいと思うのだがのう・・・」
バンッ!
ハナコ「オーキド博士!!!」
オーキド「どうしたんじゃそんなにあわててドアが壊れるじゃろ」
ハナコ「大変なんです!!!ううっ・・・うひぐっ・・・うああっ!」
オーキド「なにかあったのか?」
ハナコ「サトシが・・・サトシがぁぁぁ・・・わああああん!!」
オーキド「サトシになにかあったのか・・・?」
ハナコ「うぐっ、ひっく・・・うううぅっ・・・」
〜サトシの家〜
ジュンサー「残念ながらサトシ君は旅先のおつきみ山の崖から仲間の前で転落死しました・・・」
オーキド「なっ・・・!」
ジュンサー「遺体は発見されませんでしたが谷底に川も流れていたため、川に流されてしまったと考えられます・・・」
ハナコ「サトシぃぃぃぃ!!!!」
ピカチュウ「・・・ピカ・・・?!」
・・・モウ、帰ッテコナイ・・・
ソンナノ、嫌ダ・・・
受ケ入レタクナイヨ・・・
ピカチュウ「ピカァァァァァァアアアア!!!!」
ハナコ「ピカチュウ?!」
ダッ!
オーキド「ピカチュウ、どこへ行くんじゃ???!」
ジュンサー「博士、ピカチュウはサトシ君の最愛のパートナーだったんです
死を受け入れることができないのでしょう、そっとしてあげてください・・・」
オーキド「・・・わかった・・・」
〜おつきみ山〜
ピカチュウ(サトシ・・・サトシは死んでないよね・・・ボクは信じてる・・・)
つづく
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- Re: ポケットモンスターFinal〜ピカチュウの消失〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/08/15 23:27
- 名前: 満月の瞳 (ID: A2bmpvWQ)
やばい・・・すごい名作の予感がする・・・
はじめまして満月の瞳というショーもないものですww
サトシ・・・君は本当に死んでしまったのか・・・?
気になってしょうがありませんww
更新頑張ってください応援しています♪
- Re: ポケットモンスターFinal〜ピカチュウの消失〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/08/30 18:04
- 名前: aaaaa (ID: RQ1WQxE6)
こんにちわはじめましてaaaaaっです
できるならサトシしなないでほしいな.....
すいません....
- Re: ポケットモンスターFinal〜ピカチュウの消失〜 ( No.3 )
- 日時: 2011/09/20 20:16
- 名前: PM (ID: 1z7c.Tqt)
(※忙しくて更新できませんでした・・・)
第二話『涙』
ピカチュウ「・・・」
ここからはポケモンの言葉を翻訳して書きます
ピカチュウ「サトシ・・・サトシ・・・なんでだよ・・・」
ピカチュウはサトシが転落したという現場から
谷底を覗き込んだ・・・そこは見るだけで気が遠くなるほど高所で
谷底は真っ昼間にも関わらず薄暗く、ほとんど底は見えなかった
ピカチュウ「本当に死んでしまったの・・・?」
ピカチュウはサトシの死を受け入れる事ができなかった・・・
そこに一台のパトカーと白バイが来た
ピカチュウ「ん・・・?」
それは、ジュンサーとサトシの新しい仲間でピカチュウにとっては初対面の
トキヤとリベルという男女であった
二人は大粒の涙を流しながらジュンサーに状況を語っていた。
三人がサトシが落下した場所に向かってきたので
ピカチュウも話を聞きたいと思い、三人に近寄ってみた
ジュンサー「この場所から何をしていて転落したの・・・?」
トキヤ「いや・・・特に何も」
ジュンサー「え?どういうこと・・・?」
リベル「何かを取りに行ったり見に行ったりしたというより、歩いてそのまま落下したっていう感じに見えたわよね・・・」
トキヤ「あぁ・・・何かに操られてるようなそんな感じでしたよ・・・」
ジュンサー「それってつまり・・・自殺ってこと・・・?」
トキヤ「わかりません・・・そもそも自殺なんてするような奴じゃないですし・・・」
リベル「それに、サトシが自殺する理由なんてないと思います。」
ピカチュウ「確かに・・・(操られるように落下っていうのが気になるな)」
ジュンサー「谷底に行っても何も残ってなかったし・・・自殺として処理するしかないわね・・・」
ピカチュウ「そんな!!ジュンサーさん!待ってくださいよ!!」
ピカチュウはとっさに訴えかける・・・だがその言葉はジュンサーの耳には
ピカピカとしか聞こえず、何も伝えられない・・・
ジュンサー「このピカチュウはサトシくんの・・・あなたのトレーナーさんはね・・・もう帰ってこないの・・・」
トキヤ「これがサトシが毎晩のように語っていたピカチュウか・・・」
リベル「・・・ごめんねピカチュウ・・・」
ピカチュウ「毎晩・・・サトシは毎日のようにボクの事を気にかけていてくれたんだ・・・サトシ・・・サトシ・・・会いたいよ・・・うっ・・・ひぐっ・・・うわぁぁぁん!!」
ピカチュウはジュンサーの足元で大声で泣き叫んだ・・・
一度消えた魂はもう戻ることはない・・・わかっていた。
けれどピカチュウは諦めてなどいなかった・・・
つづく
- Re: ポケットモンスターFinal〜ピカチュウの消失〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/09/20 21:33
- 名前: PM (ID: 1z7c.Tqt)
第三話『決心』
おつきみ山〜谷底〜
ピカチュウ「サトシ・・・サトシ・・・返事して・・・」
ピカチュウは夜のおつきみ山に一人で来ていた・・・
サトシを探すためである・・・
ピカチュウ「・・どこに行ったの・・・」
ヒトリ・・に・・シないデよ・・・
孤独ハいヤだ・・・たすケて・・・
ピカチュウ「どこに・・・どこにいるんだよ・・・」
???「何をしているのだ・・・?」
ピカチュウ「?!」
謎の声が聞こえた、ピカチュウは戦闘の体勢になる。
ピカチュウ「誰だ・・・」
???「それはわたしのセリフだ・・・ただのピカチュウよ」
ピカチュウ「ただのピカチュウなんかじゃない・・・ボクはサトシのピカチュウだ・・・!!」
???「まぁそんなことどうだっていい、私にとってはお前はただのピカチュウなのだから」
ピカチュウは謎の声の正体をみるため、気配がする方向に電撃を飛ばした・・・
そのれは衝撃的な人物だった・・・。
ピカチュウ「!!・・・サトシ・・・・・・?!」
サトシ?「ほう・・・サトシ・・・この少年はサトシというのか・・・」
ピカチュウ「何を言って・・・」
サトシ?「残念ながらこの少年の魂はこの世界には在らん・・・」
ピカチュウ「どういうことだ・・・?」
サトシ?「私はこの世界とは違う異世界で孤独に過ごしてきた・・・」
ピカチュウ「・・・えっ?」
サトシ?「私はあの世界には二人と存在しない唯一の存在だった、子孫が産まれることは無く、一定の期間ごとに命の炎が消滅し、そのときにまた新しい私が産まれる・・・ただし肉体が滅びる事はなく、消滅するのは魂だけ、私は孤独のまま残り数百年を生きなければならなかった・・・」
ピカチュウ「何を言っているんだ・・・」
サトシ?「時にポケモンに強さを求め、強き子孫を欲する邪心を持った人間が私を捕らえ、無理矢理子孫を遺させようと様々な行為や実験を強制してきた・・・私は最初は従い、機会を見計らい何度も脱走をした・・・生きている間にそれは数回あった・・・」
ピカチュウ「・・・」
サトシ?「私は辛かった・・・苦しかった・・・そんな生活に疲れきっていた私のもとにある日ある人物が尋ねてきた・・・その人物は言った・・・異世界の者と肉体を交換すれば新たな肉体で異世界でお前は普通の存在と同じように生きる事ができると・・・」
ピカチュウ「まさか・・・貴様・・・」
サトシ?「そうだ・・・だから私はこの少年の肉体と私の肉体とを交換したのだ」
ピカチュウ「貴様ぁぁぁぁ!!!」
ピカチュウが牙を剥き、ボルテッカーを喰らわせようとした・・・
そのときだった
サトシ?「そんなにあの少年に思い入れがあるのか・・・?」
ピカチュウ「サトシはボクの大事なパートナーだ!!」
サトシ?「ふ〜ん・・・それなら貴様・・・少年を探すがよい・・・」
ピカチュウ「何言ってるんだ・・・」
サトシ?「この場所からだけなら貴様を私のいた世界に送る事ができる」
ピカチュウ「・・・は?何を勝手なことを・・・」
サトシ?「貴様が私の姿になった少年を見つけるまで私はこの肉体を満喫するとさせてもらうよ・・・」
ピカチュウ「自己中心もいい加減に・・・!」
と、言ったときはもう遅かった・・・
サトシ?「また会えるといいなぁ・・・フフ・・・」
ピカチュウ「えっ・・・?」
サトシ?の手から光が放たれた・・・そしてそれはピカチュウに直撃した
ピカチュウ「うわぁぁあああぁぁあああ!!?!」
サトシ?「最後に一つだけ言っておこう・・・わが名は・・・」
ピカチュウ「うっ・・・」
ピカチュウの意識が薄れるなか、最後に聞こえた・・・
サトシ?「わが名はミュウツー」
・・・そしてピカチュウはその場所から消え去ってしまった・・・
そのときピカチュウのなかの大切なものが
バラバラに割れて飛び散ってしまった・・・
つづく・・・
- Re: ポケットモンスターFinal〜ピカチュウの消失〜 ( No.5 )
- 日時: 2011/09/24 22:32
- 名前: PM (ID: 8bddVsaT)
第4話『零からの冒険』
ピカチュウ「うぅっ・・・」
ピカチュウは気がつくと見知らぬ地で倒れていた・・・
ピカチュウ「ここは・・・?」
ボク・・・一体ナニヲ・・・
ココハ・・・何ノ為ニこコに居ルのダロウ・・・
ピカチュウ「ほとんど思い出せない・・・確か僕は違う世界に飛ばされて・・・それで・・・」
ピカチュウは記憶をたどろうとするが・・・
ピカチュウ「記憶がたどれない・・・確かに今までいろいろあったハズなのに・・・」
ピカチュウの記憶にはリミッターがかけられていた・・・
つまり、ピカチュウの記憶はほとんどが思い出せないようにされたのだ・・・
ピカチュウ「それにしてもここは・・・」
ピカチュウは薄暗い建物のなかにいた・・・実験場のような雰囲気で
扉は見当たらない、部屋はそこまで広くなく
全体が銀の鉄板でできているようだった、薄暗く冷たい部屋
ピカチュウはどこか寂しさを感じた・・・と、そのとき
???「誰だ・・・?」
ピカチュウ「?!」
ピカチュウの背後から声がした・・・ピカチュウは強烈に嫌な予感がして
振り向くと・・・
ピカチュウ「ミュウツー!!・・・いや、違ったか・・・?」
ピカチュウはミュウツーがミュウツーでないことを知っている
だが、それが誰なのか思い出せない・・・
ミュウツー「そうだ・・・我こそはミュウツー・・・貴様も同じか・・・?」
ミュウツーは自らを「ミュウツー」と名乗りピカチュウが自分を捕獲しに来た
闇の組織の仲間かと疑っていた
ピカチュウ「何を言って・・・」
そのとき、ピカチュウは思い出した・・・
ピカチュウ「そうだ・・・お前はミュウツーじゃない!!」
ミュウツー「何を言ってるんだ・・・」
ミュウツーは不思議がる
ピカチュウ「お前はサトシ・・・ボクの大切なパートナーのサトシだ!」
ミュウツー「サトシ・・・?あぁ・・・そいつの魂ならば全て俺が支配した」
ピカチュウ「何言ってるんだ・・・!」
ミュウツー「わが名はミュウツー・・・その姿を借りたミュウツー捕獲組織のメンバー」
ピカチュウ「はぁ?」
ミュウツー「本当の名をアロンドという・・・」
ピカチュウ「アロンド・・・?」
ミュウツー(アロンド)「貴様はここに来るにはあまりにも力不足だ・・・」
ピカチュウ「なにっ・・・」
ミュウツー(アロンド)「出直しな・・・まぁ、そんなことは到底無理だろうが・・・殺しはしない・・・俺の前から消えろ」
そういうと、ミュウツーは強大なエネルギーを右手に集める・・・
ピカチュウ「くっ・・・」
そして・・・
ミュウツー(アロンド)「トリックサイコアロー・・・!」
ピカチュウに向かって矢のような形のエネルギー弾を飛ばした
ピカチュウ「くっ・・・うわあああああ!!」
ピカチュウは再びどこかに飛ばされてしまった・・・
〜???〜
ピカチュウ「う・・・うぅ・・・」
???「目を覚ましたわ!!!」
???「ホントですか?!」
???「大丈夫・・・?あなたの怪我はもう治ったわよ」
ピカチュウ「えっ・・・?」
???「ジョーイさん!ありがとう!!」
ジョーイ「よかったわね」
???「それにしても、このピカチュウはどこから来たのかしら・・・」
ジョーイ「一昔前のマサラタウンにはポケモンセンターがなかったけど、今は作られて存在するからこういうことがあっても応急処置できるからよかったわ」
???「ほんと、今って便利だね」
ピカチュウには全く話がわからない・・・
だが、ここは自分がいたマサラタウンよりも都市開発が進んでいるマサラタウンだということだけは
理解できた・・・
つづく
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