二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【トリコ】で昔話
日時: 2011/08/27 15:16
名前: トト (ID: PnrnFqki)

四天王(−1)とリンで庭時代を書いてみました^^暇つぶしにでも見てくれたら幸いです。自己満足な文なのでいずれ消す予定です〜

注意
・過去ねつ造
・下手な文
・そういうのが嫌いな方はブラウザバックプリーズ!

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Re: 【トリコ】で昔話 ( No.1 )
日時: 2011/08/27 15:18
名前: トト (ID: PnrnFqki)

MODEST FAVOR



「ほんとムカつくし…」
リンは一人、部屋のベットの上で寝ころんでポツリとごちた。原因は何のことはない、心もとない悪口のせいだった。グルメ細胞のある自分は視覚的に変わった所がないが、兄であるサニーを馬鹿にされて大喧嘩してきたところだった。髪が変だなんだと言われ、自分より数段体格がある男の子らに向かっていった。殆どリンが相手側をボコボコにしていたが、やがてそこに騒ぎを聞きつけたサニーがやってきた。
「何やってんだ!」
サニーはすぐリンを引っぺがして肩を揺さぶった。リンはサニーを守る為に喧嘩したのに、何で怒るのと言えずに泣きじゃくっていた。その表情だけで大体察しがついたサニーは男の子らを睨んで一言。
「早く消えろ。てぇ目にあうぞ」
サニーの髪が男の子らの足を掴んで向こうへ少し追いやるとすぐに退散した。サニーは鼻を鳴らした。
「ふん。美しくねぇ奴ら」
「お兄ちゃん…」
「前もなぁ、女の癖に飛びかかるとか、マジ品ねぇし」
「…っさいし!」
「血、出てっしよ。ったく…」
サニーは腕の服でリンの顔についた血を拭いた。そして少し微笑んだ。
「りがとな、リン」


「あんな悲しそうな顔してお礼言われても…嬉しくないし」
リンは兄の気づ付いた顔を見るのが何よりも苦痛だった。もう少し大人になればいちいちこんなことを気にするようにならなくなるが、今はいたいけな幼児だった。その分心は脆い。
「……目の下腫れたし」
泣きすぎて目を擦るリン。ベットから立ち上がって、気分転換に小道を散歩した。下を向いて歩いていたので、誰かとぶつかってしまった。
「うぇ、ごめんなさいだし」
「下を向いて歩いているからだよ」
「!」
顔を上げると優しく微笑むココがいた。
「ココ!」
「やぁリンちゃん」
ココはリンの頭を撫でた。リンは何となく黙ってそのまま頭をココに委ねた。
「喧嘩したんだってね。サニーから聞いたよ」
「…そ。アタシ品無いもん」
「そうだね。女の子は喧嘩なんて男の子に任せればいいんだよ」
「……」
「サニーのこと馬鹿にされて腹が立ったんだろ?そういう時は僕かトリコ…ゼブラでもいい。呼んで」
「だって…ココ」
「関係あるよ。友達、だからね」
「…ココ」
また大声を上げて泣いた。ココはその間優しく頭を撫でてくれていた。














「そんなことあったねぇ、昔は」
「ホント古い話し引っ張ってきたなココ」
「うーん、トリコより僕の方がカッコいいのになぁ。なんでリンちゃんは…」
「んだよ。何でおれを見るんだよ」
「てか人の妹誑かすな!!」
「誑かすなんて人聞きの悪い。無神経な兄を持つ妹さんの悩みを聞いただけじゃない」
「無神経とか!前に言われたくねェし!!この毒めが!!」

「お兄ちゃんまた喧嘩してるし。しょうがないな〜」

リンは嬉しそうに笑っていた。


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