二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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必殺技が使えなくなった雷門【イナGO】
日時: 2011/10/09 22:04
名前: 流翠 ◆ZVFXSUXekg (ID: UE6W7gUy)

初めまして、流翠と申す者です。
スイとでも呼んで下さい。
クリック感謝します^^

旧名が「オリオン」と言う、スレを出しては更新しないという者でした。
現在もそうなりつつある傾向ですが、頑張りたいと思います(^_^)

一作目が「もしもイナズマジャパンが必殺技を使えなくなったら(題名ナガイ」という小説でした。
それも完結出来ていないままなので、次はイナGOversionで
執筆したいと思います^^


   ■注意事項■
・荒らし、暴言は厳禁
・更新は亀です
・コメント、アドバイス、感想などを下さると、マジで感謝!

それでは、宜しくお願いします♪


■目次■
プロローグ 
>>001
第一話 必殺技喪失
>>003


■お客様♪■
伊莉寿様  風風様  おかゆ様

Page:1 2



prologue ( No.1 )
日時: 2011/10/06 22:34
名前: 流翠 ◆ZVFXSUXekg (ID: UE6W7gUy)


努力を募らせることで実るモノがある。
心技体を極めることで習得できるモノがある。




————それは「必殺技」。


サッカーをプレイする少年少女達の間には、今や知らない者などいないかもしれない。

ある者は右手を広げ偉大に輝く、巨大な手を出現させてゴールを守り、
ある者は空を目掛けて跳びながら、炎を纏ってボールを蹴り、
ある者は疾風の速度で走り、相手を眩ませ、
ある者は旋風の如く、回転の冷気で相手を氷漬けにする。




————これは全て、その「必殺技」の一部である。


空に瞬く星々の数のサッカープレイヤーだけ、必殺技は存在する。
それは決して忘れることのない、消えることのない存在。




————なのだろうか?


“もしも”の矛盾が無くなり、プレイヤーは必殺技が使えなくなるとき、
一体どうするのだろうか?






これは、必殺技が使えなくなった少年達の話である。

Re: 必殺技が使えなくなった雷門【イナGO】 ( No.2 )
日時: 2011/10/07 17:40
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

伊莉寿デス♪

初コメ!
新しいの立てたんだね!!!必殺技が使えなくなったら…イナズマイレブンじゃない!!!!どうなるんだ…ろ???
すっごく楽しみ♪応援してるよッ☆

第一話 ( No.3 )
日時: 2011/10/09 22:05
名前: 流翠 ◆ZVFXSUXekg (ID: UE6W7gUy)

何かに縛られるとつらい。



何かに固定されるとつらい。



何かが思い出せないとつらい。



出来ていた事が出来なくなるとつらい。



もしも、必殺技が使えなくなったら



————俺達はどうするんだろう?



       
        ◆




昨日の大雨と大風とは裏に、今日は蒼い空が見渡せた。
季節外れの台風でも来たのかと思うぐらいの雨と風の量。
過ぎ去った日の翌日が雷門中一年生の入学式とは、皆驚いているだろう。
しかし、何かが違った。
何か他の物も一緒に過ぎ去った、とんで行ったような————。



場所は街角。
そこから走ってくる一人の少年も雷門中学一年生だ。
入学式にはまだ早い時間帯。 よほど待ちきれないのだろう。
しかし、彼は入学が待ちきれないのではない。

「サッカーの名門校! 遂に俺も雷門中の生徒だ!」

彼の名は「松風 天馬」。
誰よりも、何よりもサッカーが好きなのかもしれない。
そうでないとこんな街角で叫んだりしないだろう。


十年前、「円堂 守」という少年は「イナズマジャパン」という日本代表チームを率いた。
勝利、敗北など、様々な試合の結果、仲間の心境を誰よりも深く考え、優勝へと導いた一人と言っても過言ではない。
その「イナズマジャパン」は雷門中の生徒が数多く選出されていた。
だから、雷門中はいまやサッカーの名門校なのである。


松風は足の交差を段々とはやくしていった。
当然、走っている速度も速くなる。
しかし、彼が走った後は緩やか、穏やかな風だけが舞っていた。

————まるで微風。

松風が発している嬉しげな雰囲気とは裏腹に、この先、いわば未来の羅針盤は不安定な針を示していた。


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