二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- フェアリーテイル〜世界を揺るがす力〜 コメ求む
- 日時: 2011/10/09 06:37
- 名前: 夏風 光 (ID: ia9Umcvq)
初めまして!
夏風 光です。
この夢小説を見たのは、ごくごく最近ですがよろしくお願いします。
えっと、これは主にオリキャラとラクサスが結構関係するかな?
読んだら感想を教えてください。
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- Re: フェアリーテイル〜世界を揺るがす力〜 コメ求む ( No.2 )
- 日時: 2011/10/10 12:49
- 名前: 夏風 光 (ID: ia9Umcvq)
オリキャラ
名前:ティアナ・フェニックス 主人公
年齢:17歳
容姿:青のブレスレットをしている。
伸ばすと腰まである長い白銀の髪をポニーテールにしている。
性格;争いを好まなく、仲間が傷つくのが嫌い。
魔法:特定の歌を歌うと、味方の魔力が2倍になる。
炎・水・風・雷・氷・天のドラゴンスレイヤー。
その他:いつもラクサスと一緒に行動しており、兄が死んで以来、ラクサスと共に行動している。
ブレスレットが外れると、魔法が暴走してしまう。
名前:ウルフ・フェニックス 主人公の兄
年齢:生きていれば23歳
容姿:赤のブレスレットをしている。
黒い髪の青年。
性格:とても優しく、頼りになる。
魔法:炎・水・風・雷・氷・天のドラゴンスレイヤー。
その他:ラクサスとは、幼い頃からの親友でチームを組んでいた。
S級魔導士。
あとは、全部一緒です。
- Re: フェアリーテイル〜世界を揺るがす力〜 コメ求む ( No.3 )
- 日時: 2011/10/08 22:36
- 名前: 夏風 光 (ID: ia9Umcvq)
初コメさっそくありがとうございます!
まだまだ不慣れなところもありますが、よろしくお願いします。
- Re: フェアリーテイル〜世界を揺るがす力〜 コメ求む ( No.4 )
- 日時: 2011/10/09 08:56
- 名前: 夏風 光 (ID: ia9Umcvq)
第一話 『始まり』
「ウルフ兄、今日はどこ行くの?」
ティアナは、ギルドに向かいながら兄・ウルフに聞いた。
ティアナとウルフが向かってるギルドは、街の中心にそびえたつ教会・カルディア大聖堂を抜けた先にある。
この街唯一の魔導士ギルド・フェアリーテイルだ。
「う〜ん、そうだな...ラクサスに会ってから考えるさ。」
「私も早くS級魔導士になりたいな〜。」
「試験に合格したらな。」
「まだ試験の時季じゃないし...」
そんな話をしているうちにギルドに着いた。
ギルド内では、朝から大賑わいで酒を飲んでいたり話し合ったりしている人で賑わっていた。
「ウルフ!やっと来たか!!」
顔を上げると、2階にウルフのパートナー・ラクサスが待っていた。
「おはよ、ラクサス。」
「ラクサス兄、おはよう。」
「よう、ティアナ。元気そうだな。」
「もちろん!」
「ミラさん、俺が居ない間ティアナの事よろしくお願いしますね。」
「ええ、まかせて。」
ウルフは階段を上がり、ラクサスの所へ走って行った。
ラクサスは、もう行く仕事を決めていたらしく、すぐに下に降りてきて仕事に出かけた。
「ウルフ兄!ラクサス兄!頑張ってね!」
「おう!」
「皆の言う事よく聞いて大人しくしてるんだよ!」
「分かってますよ!」
ウルフとラクサスは、笑いながら出かけて行った。
「私も仕事へ行こうかな。」
「ティアナ!オレと勝負だ!!」
「勝負だ!」
ティアナが後ろを振り返ったとたんに、ナツがいつものように挑んできた。
しかも、ハッピーまでナツのまねをしている。
「......いやだ。」
「なんでだよ!!」
「だっていつも私が勝つもん。」
「今日はオレが勝つんだ!!」
「昨日もそんなこと言って負けてなかったっけ?」
「いいからやるんだ—————!!!!」
ナツが駄々をこねるのは、毎度毎度の事だ。
ティアナがフェアリーテイルに入ったのは、ナツより後の事だ。
“ったく、私がドラゴンスレイヤーって分かってからいつもこうなんだから。”
「その辺にしないか、ナツ。」
「う...エルザ...」
長いスカーレット色の髪を後ろでみつあみしたエルザが、駄々をこねてるナツに言った。
ナツは、いつも大口を叩いているが、エルザには勝てなかった。
「止めんな、エルザ!!オレはティアナに勝負挑んでんだ!!」
「ティアナが困ってるだろ!」
「ウルフは一日一回だけなら挑んでいいって言ったんだよ!!」
「ウルフ兄が?」
「おう!確かに言った!な、ハッピー。」
「言った言った。」
「......はぁ、分かったよ。やろう。」
「よっしゃあ!!」
ナツとティアナは裏手に周り、勝負した。
もちろん、ティアナの圧勝だが。
「はい、私の勝ち。」
「クソ——————!!」
「くそーーーー!」
「もっと強くなることね。」
ティアナはそう言って、リクエストボードの所まで行き、仕事に出かけた。
- Re: フェアリーテイル〜世界を揺るがす力〜 コメ求む ( No.5 )
- 日時: 2011/10/09 20:04
- 名前: 夏風 光 (ID: ia9Umcvq)
第二話 『悲劇』
「遅いな〜、ウルフ兄とラクサス兄。」
「確かに...今回はちょっと遅いわね。」
「マスター、ウルフ兄たちはどんな仕事に行ったの?」
ティアナは、カウンターの上に座っているマスターに聞いた。
「S級クエストに行ったからの〜。確か魔氷山の悪魔退治じゃったな。」
「魔氷山か....それなら遅くて当たり前か。」
「珍しいですね。いつもは、ティアナが心配だから近いところしか行かないのに...」
「ラクサスじゃよ。どうしても行きたかったそうじゃ。」
ティアナは、さっきから無性に胸騒ぎがしてならなかった。
何か、大きな事件が起きるかのようなそんな予感がする。
そんな時、ギルドに一本の電話がかかって来た。
「.........」
「マスター?」
「ティアナ...落ち着いて聞け」
「?」
「魔氷山の悪魔退治に行ったウルフとラクサスがな、ドラゴンに会ったそうじゃ」
「それが何?...ウルフ兄はドラゴンスレイヤーでしょ。ドラゴンに会ったからってどってこと...」
「ウルフは....ドラゴンにやられて死んだ」
「え?......」
ギルド内に重い空気が流れ込んだ。
皆が固まり、ティアナは崩れ落ちた。
「う...うそ...ウルフ兄が......死んだ?」
「サンシャインシティの病院からの電話でな。肋骨を4本折れた上に肝臓がやられたらしい。」
「ラ...ラクサス兄は?ラクサス兄は...無事なの?」
「それも分からん。ラクサスもドラゴンと戦ったらしくてな...意識がないらしい」
「う...そ...そん...な」
ティアナは、全身の力が向け落ちて何も出来なかった。
“ウルフ兄が死んだ?ラクサス兄も意識がない?うそだ。あんなに強いのに...ウルフ兄はドラゴンスレイヤーだよ?死ぬはずがない.....”
「ティアナちゃん...」
ティアナは、急いでマスターと共にサンシャインシティへ向かった。
緊急治療室へ行くと、ちょうどラクサスの手術が終わった直後だった。
「ラクサス兄!!!」
「ラクサス!!」
「大丈夫です。手術は成功しました。命に別状はありません。」
「よ...よかった....」
「先生、ウルフは?」
ラクサスが無事と言う事で座り込んだティアナを見て、マスターが先生に聞いた。
「......こちらです。」
先生は、ウルフの所へ案内した。
ウルフは、病院のベッドに寝かされていて顔に白い布がかぶせてあった。
「この子があの子を担いで病院まで来たんですよ。二人とも血だらけで...とくにこの子は体のいたるところに重症の傷がありましてね、それでもあの子を連れてこようと必死でした。ちょうど、治療室が開いてましたし、先生も二人いたのですぐに治療することは出来たのですが....申し訳ありません。私達の力不足で...」
「謝るならあの子に誤ってくれ」
マスターは、ウルフの前に座り込んでいるティアナを見て言った。
「あの子の妹でな、たった一人の家族じゃよ。」
「たった一人?」
「まだあの子が5歳のときに両親が交通事故で亡くなってな。以来、家族は二人だけになってしまったんじゃよ。」
ティアナは、ウルフ兄と最後に会った時の事を思い出した。
ラクサスと笑いながら仕事に出かけたあの日、こんなことになるなんて誰が予想しただろう。
ティアナは、ただただ泣く事しか出来なかった。
- Re: フェアリーテイル〜世界を揺るがす力〜 コメ求む ( No.6 )
- 日時: 2011/10/10 10:10
- 名前: 夏風 光 (ID: ia9Umcvq)
第三話 『あの時の言葉』
ウルフの死から、6年が過ぎてティアナは17歳になった。
今日はウルフの誕生日だ、生きていれば23歳になる。
ティアナは、花を持ってウルフのお墓に向かった。
「ウルフ兄、お誕生日おめでとう。」
ティアナが、お墓に向かって話してるとラクサスがやって来た。
「よう、ティアナ。」
「ラクサス、来てくれたんだ。」
「当たり前だ、今日はウルフの23回目の誕生日だろ?」
ラクサスも、お墓の前で手を合わせた。
「あれから6年、私もウルフ兄と同じ歳になったしS級魔導士の資格もとれた。」
「そうだな、ティアナは強くなった。あの頃とはもう違う、でもまあウルフにはまだ遠く及ばないけどな。」
「ウルフ兄は強すぎなんだよ。」
「......ドラゴンには勝てなかったけどな。」
「........」
ウルフの葬式の時、ケガがよくなったラクサスがドラゴンに会った時の事を教えてくれた。
滅竜魔法を使っても勝てなくて、桁違いの強さを見せつけられた。
それでも、ウルフは諦めなかったんだ。皆を守ろうとして.....。
「ティアナ...」
「ん?」
「ウルフの葬式の日に言った言葉...覚えてるか?」
「....忘れるはずないでしょ」
葬式の日、ラクサスが言ってくれた。
「「お前はオレが守ってやる。どんな時だって、オレがずっと...そばにいてやる。」」
って、ラクサスはその通り、いつもティアナのそばにいてくれた。
楽しい時も、悲しい時も、ずっとずーっと。
「オレは、あの時言った言葉を守れてるか?」
「あたり前じゃない。いつも私のそばにいてくれた。だから私は今、ここにいられるんだ。ラクサスがいなかったら、今の私はいなかったと思う。」
「そうか」
ラクサスは立ち上がり、ティアナとギルドへ向かった。
一緒に、笑いながら....。
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