二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ポケスペ】響く心音・奏でるmelody【ボカロ曲パロ】
日時: 2012/09/08 20:05
名前: 愛河 姫奈 (ID: sC1Xeyy3)
参照: http://id37.fm-p.jp/336/8710kuma/

ポケスペのキャラを使ってボカロソングのパロディをします。


【注意事項】
・パクリは禁止です。パクっても得しません
・どんどんと小説の描き方が変わっています
・オリキャラが出る可能性があります



<筆記中の小説>
初音ミクの消失


<今までに書いた小説>
【moonlit bear】>>24     
【魔女】>>25      
【十面相】>>58   
【秘蜜〜黒の誓い〜】>>100
【白い雪のシンデレラは】>>128       
【ぜんまい仕掛けの子守唄】>>135       



<リクエストしていただいた物>

モザイクロール
↑人生ゲーム↓
ANTI THE∞HOLIC
悪ノ召使
ぽっぴっぽー
マッシュルームマザー



リクエスト用紙
——————————————————————
曲の名前

歌ってるボーカロイド【】
作曲者【】
使ってほしいキャラ【】
オリキャラは使うか使わないか【】

オリキャラを使う人↓(*´∀`*)↓
オリキャラの名前【】
男か女か【】
年齢【】
簡単な性格&容姿を【】
——————————————————————



【敬称略】
ライ
モロバレル⇒もろっち
カノン⇒ピアニッシモpp
水月◇51watelmoon16
蒼石緑香
すい龍
グレイ
些爾



<番外編>

>>30   >>50

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Re: 【ポケスペ】のキャラでボカロ曲パロディ 予約受付中 ( No.140 )
日時: 2012/03/09 19:43
名前: 愛河 姫奈 (ID: ZUrGQhyc)

【第一話】−消失を食い止めるには?



「マスター…また、新しいボーカロイド買ってきたんですか?一体、何人目だと思ってるんです…?」

クリスこと、星音クリスタルの心配そうな声が部屋に響き渡る。マスターは彼女に耳だけ傾けて、「新しいのが出たんだよ」とだけ言った。その言葉にクリスは悲しそうな顔をした。
"あぁ、その子も同じ扱いを受けるんだね"と言う顔を…。パソコンの中ではクリス以外のボカロはパソコンの中で大好物をむしゃむしゃと食べていた。
しかし、一人の少女は"新しいボーカロイド"と言う言葉に体を震わして縮こまってしまった。彼女の名前は空音ブルー。
その隣で心配そうにブルーを覗き込んでいる少年は闇音シルバー。そして後ろで騒いでいるのは情音レッドと光音ゴールドだった。それをト目にかけている双子は森音イエロー&イエ朗。
こんなにもたくさんのボーカロイドが居るのにもかかわらずマスターはたくさんのボーカロイドを買い続けている。まるで中毒になったかのように。
そして、新しい被害者(?)のボーカロイドの正体は新しく発売されたばかりの時音グリーンと言う男性ボーカロイドだった。

「よし…もうすぐで仲間が増えるからな♪」

誰もそんなことを望んでいないのにマスターは何も分かっていなく、普通にパソコンで"インストール"の準備を着々と進めて行った。

「これで、おkだ。」

ぽちっ、

その瞬間光で部屋は溢れた、ボーカロイド達はいきなりの眩しさに目をつぶっていた。…光に包まれている少年以外は。
少年は周りを少し見て、綺麗な顔を顰めた。まるで、何かを嫌がるかのように。そして一言、

「時音グリーンだ。」

それだけ言って自分のディスクに入ってしまった。

「…あんなのが歌えるのかしら?」

ブルーは少し顔を顰めてシルバーに「ありがとっ、」と言ってから少し怒った顔で自分のディスクに入った。そして、ブルーは異変に気づいてしまった。

(いつもと…違う?)

昨日と同じディスクの筈なのに、何か視界がぶれたり、耳鳴りがして、さらには音ぶれもする。これは確実に可笑しい。

「まさ…か、ない、わよ…ね?」

自分にタイムリミットがあるなんて…
                 シンジタクナイ



「…ちっ、全てあの新しい奴のせいなのよっ!!」

その言葉を後悔することも知らずにそんな言葉を吐いてしまった。後からどれだけ愚かだったのか知らされるのであった。

ーあたしは歌いながらこの世界を生きたいのよ。






Re: 【ポケスペ】のキャラでボカロ曲パロディ 予約受付中 ( No.141 )
日時: 2012/03/10 10:43
名前: 愛河 姫奈 (ID: ZUrGQhyc)

【第二話】−タイムリミットまであとー…。



〜sideブルー〜

「なによっ!いつも以上にうまく歌えないじゃないのよっ!!」

怒りをディスクにぶつけると、ディスクは嫌な音をする。これは、もしかしたら壊れてしまうのかもしれない。壊れたらもう歌えなくー…。

「どうして、あたしなのよぉ…。」

一番最初に売れて、今でも人気も結構あるのに…どうしてマスターは捨てようとするのだろうか?あの新しい物好きな奴だからあり得ないこともないが。
もう、私はマスターが大嫌いだ。大好きな歌も歌わせてくれないし、歌詞も全部へぼい。作詞作曲も全部なってない。
諦めない心はいいと思うわ。でもね、それを新しい物にぶつけるのは違うと思うのよ。分からないでしょうけど。

「……顔がいいだけじゃないの。」

新しいあの…誰だったかしら?

たしかグリーn…

「…ブルーと言ったな。」

グリーンだ。真っ直ぐな緑の瞳をあたしに向けて仁王立ちしている。何しに来たのだろうか?宣誓予告とかなら興味ない。
しかし、この男は思ってたことと全く違う事を言ってきたのであった。

「俺はお前を助けに来た。」

その言葉に、あたしは疑い目を向けることしかできなかったのだけれどね。新入りが自ら消えるようなマネをすると思えないからだ。
…新手の嘘ね、騙されるとでも思っているのかしら?そう思ってあたしは「嘘よ。」と短く言うと、グリーンとか言う奴は少し悲しそうな顔をして出て行った。
入れ違いで入ってきたシルバーが、「大丈夫?」と聞いてきたが声が出せず、答えられなかった。

嘘じゃなかったんだ

あいつは…

本当にー?


〜sideシルバー〜

「よし!次はこの歌なー♪」

「…。」

マスターから新しい曲の歌詞をもらったグリーンとか言う男は無表情で歌い続けていた。音程も取れてるし、歌もうまい。だけど…楽しそうじゃない。
まるで、無理矢理歌わされているかのような顔をして歌っていた。馬鹿なマスターは気付いていないようだったが。

ー歌を歌うのが楽しいからボーカロイドではないのか?

俺はたくさん歌えるくせに不満そうなあいつに怒りを覚えてしまった。何を考えているのか全く分からないやつだ。

「シルバー?なにボケっとしてんだぁ?」

「…なんでもない。」

今日はゴールドとクリスの煩い喚き声も耳に入らなかった。











ータイムリミットはあと少し

これが最後の唄となるだろう

最後に伝える思いは

お前と出会えてよかった

そして

…ずっと


…………だ、った



Re: 【ポケスペ】のキャラでボカロ曲パロディ 予約受付中 ( No.142 )
日時: 2012/03/10 11:16
名前: 些爾 ◆6Nce.T54dg (ID: 2xWBIxcL)

曲の名前【ぽっぴっぽー】
歌っているボーカロイド【初音ミク】
作曲者【ラマーズP】
使ってほしいキャラ【プラチナ】
オリキャラを使うか【使わない】
お願いします!

Re: 【ポケスペ】のキャラでボカロ曲パロディ 予約受付中 ( No.143 )
日時: 2012/03/10 11:56
名前: 愛河 姫奈 (ID: ZUrGQhyc)

リクエスト了解します!!
ぽっぴっぽーですか…w頑張ってみますw

Re: 【ポケスペ】のキャラでボカロ曲パロディ 予約受付中 ( No.144 )
日時: 2012/03/12 21:58
名前: 愛河 姫奈 (ID: ZUrGQhyc)
参照: http://up.b9dm.com/lz/20950.html

【第三話】−本当は



〜sideグリーン〜


パソコンの消失の矛先を変える準備はできた。あとは、"一人だけ"しか消失できないようにこっそり設定するだけか…儚い命だったな。
少し息を吐き、直ぐにパソコンをいじり続ける。此処のボーカロイドは特殊で、パソコンから出て姿を纏って外に出られるのだ。
だからこうして作戦を実行してると言うわけで…順調と言えば順調だ。マスターは高校で勉強してる途中だからな…。

「よし」

これでターゲットは俺に絞られた。マスターはインターネットとか苦手だから気付かないだろう。まぁ、得意な人にも分かりにくい様にやってるんだが。
どうして"あいつ"の為に此処までできるのだろうか?それは、俺自身しかわからなかった。

ーまた、あいつの唄を聞きたい

その感情だけが俺の気持ちを高ぶらせた。ただ、ただ、彼女の唄をずっと聞きたかった。そして、笑えるようになりたかった。
…歌を好きになってみたかった。




ーアンインストール準備

            完了しました



「よし…っと」

エンターボタンを押し、パソコンの電源を消しておく。これで大丈夫だ。消えるのはー…。

「…話がある。」

「なんだ?」

ー俺だから




〜sideシルバー〜


話を全て聞いて俺は驚愕した。こいつ…誰よりも姉さんの唄を聞きたがっているんだ。本当にこいつは、唄が嫌いなんだ。

「姉さんを、救うためにお前は…自分の命まで投げだすと言うのか…?!」

俺は震える声をどうにか押し殺して尋ねた。まるで、喉が潰れたかのようにか細い声しか出なかった。
しかし、慌ててる俺と裏腹に目の前の男、グリーンとか言う奴は余裕そうな顔で少し笑って言った。

「当たり前だろう?」

その言葉に俺は度肝を抜かされて、何も言えなくなった。


ー歌えなくなることが恐くないのか…?


そんなこと、こいつはどうでもいいようで…




〜sideイエロー〜


新しいボーカロイドさんが来ました。一緒にデュエットととか歌いたいな…って、少し思いましたが直ぐに打ち切られました。
だって、オーラが恐いんですよ…僕はレッドさんかイエ朗だけで十分です。だけど、彼のオーラは少し恐さだけじゃない気がした。

少し…悲しそう。

だから僕は、話しかけることにした。せめて沈黙を破ればいいだろう…レッドさん。後ろから心配そうに見る位なら一緒に居てくださいよ…!!
深呼吸を一回、大きくする。よし、大丈夫…恐くないよ、同じボーカロイドだもん。

「あの…グリーンさんですよね??」

「ん?あぁ…確かイエローと言ったな…お前が歌う歌は人気が少しずつ出てきて癒しキャラとして人気だ、と言っていたな」

お世辞だろうけど、僕はその言葉が嬉しかった。実力を誰かに褒めてもらえる日を心のどこかで待っていたかのように—…。
レッドさんとは違う、優しい面を持っているのになぜ気付かなかったのだろうか?彼は凄い優しい心の持ち主ではないか。

「グリーンさんも、新しく出たばっかりなのにこんなに人気じゃないですか!!」

「…そう、だな」

その時のグリーンさん


まるで



「俺は歌いたくない」


って


嘆いているようだった




あぁ、僕




最低なこと言ったんだ




彼は




こんなに






弱い人だったんだ











「でも、僕…先輩として負けませんから♪」




せめて今は作り笑いをしていよう。


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