二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ)
- 日時: 2011/11/05 14:56
- 名前: 藍蝶 (ID: 6Bgu9cRk)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/fmgss599/1006329.html#1006329
こんにちはー藍蝶です。今度はポケスペの話を書こうかと。
いやいや、前も書いてたんですよポケスペ小説。しかし続かず。そこで考えて答えを見つけました!
オリジナル要素が強いからタヒぬんだ俺が!!
て事で悪ノ娘を元にして書きます。多少オリキャラが出てきます。
注意事項
その壱、軽イ流血ニ注意。
その弐、役割ニ不満ヲ持ツ人ハ注意。
その参、荒ラシハ虚シク無視サレル事ニ注意。
前も立てた筈なんですがスレ自体が何故か消えたんですよねー。不思議です。
●目次●
主なキャラクター紹介>>2
プロローグ>>6
第1章
>>10>>12>>13>>14
作成日
2011.10/21
- Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.6 )
- 日時: 2011/10/21 18:33
- 名前: 藍蝶 (ID: 6Bgu9cRk)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/fmgss599/1006329.html#1006329
プロローグ
ある所に可愛い可愛い双子のお姫様がおりました。
双子の片割れは傲慢な性格で、皆からは嫌われていましたが、もう一つの片割れと両親はその中に隠された
優しい性格を知っていました。
双子の片割れは優しい性格で、皆からは好かれていましたが、もう一つの片割れと両親はその中に隠された
傲慢な性格を知っていました。
ある日、一人の大臣が言いました。
「この国に、二人も次なる女王はいらぬ」
その言葉をきっかけに、双子の運命は狂っていきました。
優しいお面を被った女の子が、即大臣達の間で次代の女王と決定されました。
「しかしでは、もう一人のイエロー様はどうするかね」
「民衆に嫌われておる様だから、処刑でも……」
「それでは、母君のホワイト様がお怒りになるであろう」
「では、こっそりどこかに捨てて、行方不明になったというものでどうじゃ。この国の者は皆優しい。
捨て子と見られた者をまた返すなどきっとせぬ」
「それは良いの。否定の意見も受け付けるが」
それきり大臣達の間はしん、と静まり返りました。
そして次の夜、双子の片割れはどこか遠くの浜辺……親衛隊の目にもつかぬ様な
名のなき海岸へと、置き去りにされました。
そしてその九年後、その双子が再び出会ったのは、
全く違う形ででした……————————
- Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.7 )
- 日時: 2011/10/21 18:38
- 名前: 藍蝶 (ID: 6Bgu9cRk)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/fmgss599/1006329.html#1006329
蒼石緑香s>
初めまして^^
実はイッシュ組は双子の両親として出てきます(((
中世風パロディ!今度覗かせてもらいますよ<●><●>(ギラァッ
はい!頑張りましょうね^^
愛河 姫奈s>
そうなんですよ、あれですね。ムーンちゃんが可哀想すぎて;w;
紫ノ娘もちょいちょい見てます。
更新頑張ってくださいね^^
- Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.8 )
- 日時: 2011/10/21 18:42
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
藍蝶!
久しぶり!!
夜桜だよ〜
で、ポケスペだ!!
私、ポケスペ大好きなんだ〜
頑張ってね
応援してるよ♪
- Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.9 )
- 日時: 2011/10/21 18:43
- 名前: 蒼石緑香 (ID: kI4KFa7C)
www
中世風パロディのレッドとグリーンのキャラ破壊がすごい・・・
- Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.10 )
- 日時: 2011/10/22 19:44
- 名前: 藍蝶 (ID: 6Bgu9cRk)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/fmgss599/1006329.html#1006329
第1章(1部) <イエロー目線>
「さあ、跪きなさい!」
王の間、輝かしい玉座に座るのはこの国、トキワグローブ(別名緑ノ国)の王女として君臨する娘、エレキア=デ=トキワグローブだ。
白髪の大臣達は一斉に頭を下げ、その少女に跪く。白髪の中に一人だけ金髪の少年がいた。
長い金髪を頭の下辺りでひとまとめにし、ちゃんと召使の制服を着こなしていた。
「お前が、新しい召使?表を上げよ……あら、とても私とよく似ている。男って書いてるけど女みたいね。どこかで見たような気もするけど……ま、いいわ。採用」
上質の羊皮紙をポイッと投げ捨てる。ひらひらと落ちていく羊皮紙はやがて力なく大理石の床に落ちた。
「エレキア……」
そう呟いたのは、金髪の少年だった。
それから一年。
大分時が飛んだ春。少年イエロー(つまり、僕)は自分の、召使としての仕事に多少こなれてきた。数年前までは、召使がこんな重労働をやっていたとは知らず、つくづく自分の言っていた事に後悔する。
「あ、イエロー。今日はやけに疲れてそうだなぁ」
僕の疲れ果ててよれよれになった姿を見て、同じ召使のエメラルドはケラケラと笑った。
昔貴族の一人息子であった彼(詳しく話そうとはしない)は、額にとても綺麗な緑の宝石をハメている。緑ノ国、トキワグローブを象徴するような、石。一番個性的なのは実際の身長と髪型と眉の長さだが。
「そりゃ、朝から掃除してたら疲れるよ。もう昼、何時間やってるか自分でも分からないや」
にこりと笑顔を作ってエメラルドに答える。イエローは6時起きで7時に仕事に出るから……7時間はやってんじゃない?と、エメラルドが王宮の近くに聳える時計台を指して言った。
「うん?もうすぐ3時かぁ。良かった、今日のおやつ当番僕じゃなくて」
王女、エレキアはとてもおやつが好きだ。そんな彼女のおやつ当番は毎回変わる。今日の当番は新人メイドのライトの筈だ。ライトはこの国では珍しい黒髪の少女で、真っ白な瞳が母君のホワイトによく似ている。僕が思うんだから間違いはない。
「ライトってちょっとそそっかしいよなー。この前花瓶割って、その前は廊下全速力で走って執事長に怒られてた」
執事長、というのはダーク、という男性の人の事だ。こちらは父君によく似ている黒髪に黒い瞳……全く、黒い髪の人達から生まれたのに、どうして僕達の髪はこうも金色一色なんだろう。
「ライトの個性だよ。それをいうならエメラルドだって、ごにょにょにょ……くらい個性的だし」
「途中聞きとれなかった。もう一度」
「あー、掃除やらなきゃなー」
やや棒読みでエメラルドを交わし、持ち手がささくれた箒をでたらめに動かし始めた。チッと舌打ちして持ち場に帰っていくエメラルドには、少し悪いかなと罪悪感を抱く。
今にも雨が降りそうな曇り空を見上げ、ふぅ、と溜息を吐いた。
箒を小脇に挟み、ささくれで傷つけた手を擦りながら
「もうすぐ、今日の仕事終わりだな」
そうポツリと呟いた。
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