二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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名も失いし王の行く末は【遊戯王】
日時: 2011/11/08 15:40
名前: 無糖 ◆Y/JGN/wCwk (ID: sm8jXdPo)
参照: ☆HA☆NA☆SE☆

どうもっ!
遊戯王大好き遊戯王こそ命の無糖ですよ!
遊戯王DMオリジナルをかいていますが……古代エジプトの話をあまり細かく飽かされていなかったのでこの場所を借りて描きますよ!

ところどころ遊戯王DMオリジナルとリンクする場所もありますので、そちらも見て探してみてくださいね。

もちろん遊戯王知らない人はバック……しないでください!普通の複雑・ファジー小説的な感じで楽しんでください。

知らなくても描写や人物なんかは少しづつ出していきます。

それではそろそろ本文に。

■登場人物
NO,1
アテム
【今から3000年前の古代エジプトの王。神をも操る力を持っている。】
NO,2
セト
【王に仕える六神官の1人。アテムに絶対の忠誠を誓うが少々強引なところもある。青眼の白龍を操る。】

■コメを下さった方

■お知らせ

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Re: 名も失いし王の行く末は ( No.1 )
日時: 2011/11/03 14:20
名前: 無糖 ◆Y/JGN/wCwk (ID: sm8jXdPo)
参照: 粉砕!玉砕!大喝采!!

●プロローグ●

 ——俺を、越えた。越えていたんだ。だから……別れだ。

 ——ありがとう、俺の仲間。


 ——相棒。



「——オ」
 誰かが、呼んでいる、……俺を。
 誰だ?
 ——相棒?
「ファラオ!」
 ようやく視界に光が差し込む。俺は反発の無い布に、横たわっている。神経が教えている。
 この声の主は?男だ。見たことがある。これはきっと……。
「——セト」
「おぉ……目覚めましたかファラオ。ずいぶんと長い間寝ていましたね」
「——ここは?」
 俺のすぐ横で膝立ちをしているのは、六神官の1人、セト。周りは宮殿、家すらない、砂が舞う砂漠。見たことがある。
「あなたが……消えたところです」
「俺が?」
「はい。あなたはここでこれを私に託しました」
 セトは足元にある黄金の三角錐の輪の部分につけられた紐を持ち、俺に見せる。俺は、上半身を起き上がらせ、眺める。それは、千年パズルだった。
 相棒と俺をつなぐ絆。ともに戦ってきたカードも無い今、俺たちをつなぐ唯一のものだった。
 俺は、ゾーク・ネクロファデスをこの千年パズルに封印した、この前ゾークを闇に返し、俺は記憶が途切れた。
 そのとき王の証としてエジプトの復興の願いとともに託したのがこの千年パズルだった。
「ふ……これはやはりこれはあなたがもつのがふさわしい」
「……」
 そういってセトは俺の首に千年パズルをかけた。

Re: 名も失いし王の行く末は ( No.2 )
日時: 2011/11/05 13:25
名前: 無糖 ◆Y/JGN/wCwk (ID: sm8jXdPo)
参照: 粉砕!玉砕!大喝采!!

「この国はあなたが居てからこそ輝く! 私はそう信じてますぞ! 六神官が私以外に死に、二人しか居ない……だからこそ! ファラオ! あなたの理想郷をつくりあげるのです!」
 セトは勢いよく立ち上がり右こぶしを胸の前で握り締める。
 理想郷? さっきからセトの言うことがよく理解できない。確かにゾークが居なくなった今、王国を立て直すことは必須なのだが……。
 人手が足りない。
「ファラオが目覚めて本当によかった……。私1人では何もすることができなかった。」
「セト……城で生き残っているのは?」
「大体居ます。あとエチオピアのものが……」
「エチオピア?」
「逃亡者と聞きましたが。そのほかは何も口を開かないので」
「……」
「その者たちは皆町に居ます」
「連れてってくれ」
 俺に手を貸してくれたが、俺はもう歩けるから。と、断り、馬も居なくなったのか、徒歩で町へと向かう。
 向かう途中、セトはこんなコトを。
「ファラオは……ご存知無かったかと思いますが、私はシャダと人狩りをしていました」
 申し訳なさそうに、セトが言う。
 隣を見ると、顔はうつむき加減だった。
「何? ……人狩りだと? シャダとか?」
「はい……。盗賊王バクラを倒すため、より強い魔物を秘めた人材を千年錠で探していました」
 シャダは千年錠という千年アイテムを使う六神官の1人。もうバクラの手により、俺を攻撃から守るために死んでしまっているが……。
 シャダがそんなコトをするとは到底思えない。
「そのときに女を見つけまして」
「女?」
「はい。白き龍を宿す女」
「青眼の白龍……」

Re: 名も失いし王の行く末は ( No.3 )
日時: 2011/11/06 17:24
名前: 無糖 ◆Y/JGN/wCwk (ID: sm8jXdPo)
参照: 遊戯王サムネようつべだと狂戦士の魂だらけで似たのばかりだw

「ぶるーあいず?」
「いや……」
 3000年前とはいえ、やはり海馬が青眼を知らないとさみしくなるな……。
「その女は……この前の戦争で死……」
「もういい」
「……はい」
 俺はつらそうに話すセトを見るのがつらくてつい話を中断させる。
 それからは会話が続くことなく、沈黙の砂漠を歩くだけとなった。

●古代遊闘1—残された魔物—●

「ここです」
 たどり着いた場所には、面影のある町——とは言いがたい、壁がところどころ破損している家が2件あった。
「これは……ひどい。他の町は……あの闘いで全部無くなってしまったのか」
「ファラオのせいでは……」
 一番手前にあった家に入る。木のドアを開けると……。
「王サマーっ!!」
「うっ!?」


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