二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 遊戯王【ファラオの妹は精霊!?】
- 日時: 2011/11/09 22:38
- 名前: ブラック (ID: ia9Umcvq)
初めまして、ブラックです。
もう、遊戯王が大好き過ぎて小説を書いちゃいました!
絶対不思議な文になると思いますが、よろしくお願いします!
注意事項
・荒しはなし。
・内容変わるかも。
・更新するスピードが亀より遅い。
・駄文になります。
・闘いの儀では、アテムが勝ったと言う設定です。
ダメダメですが、よろしくお願いします!!!
- Re: 遊戯王【ファラオの妹は精霊!?】 ( No.8 )
- 日時: 2011/11/11 22:26
- 名前: テニスのお姫様 (ID: ia9Umcvq)
続き
アテムとソフィアは、驚いて声のした方を振り向いた。
今、この資料室にいるのはアテムとソフィアだけのはずだ。
アテム「誰だ!出て来い!」
アテムがそう叫ぶと、顔に傷跡がある大柄な青年が現れた。
丁度、マハードと同じくらいだろう。
ソフィア「貴様、何者だ!」
アテム「ここは、王宮の者以外は入ってこられないはずだ!」
?「ガキのくせにたいそうな口きくじゃねーか。オレは盗賊王バクラだ。」
ソフィア「ブレスレットを奪いに来たのか!?」
バクラ「当たりだ。ケガしたくなかったら大人しくそいつを渡せ。」
アテム「いやだ!これは、父上に頼まれた物だ!貴様などに渡すもんか!」
バクラ「じゃあ遠慮なく行くぜ!」
バクラはそう言うと、アテムの首をつかんだ。
アテム「ぐわぁああ!」
ソフィア「兄さん!!この!」
ソフィアはバクラに向かってブレスレットをつけている方を手を向けると、とたんに雷がバクラに襲いかかった。
バクラ「何!?」
ソフィア「兄さん!大丈夫?」
アテム「だ、大丈夫・・・」
バクラ「やってくれるじゃねーか、小娘。」
ソフィア〝兄さん、あいつの事を父上に報告して来て。〟
アテム〝ソフィアはどうするのさ?〟
ソフィア〝私の事はいい。今はまず、あいつの事を父上に教えなければ・・・〟
そう言っている間にも、バクラは二人に襲いかかってくる。
ソフィアはブレスレットの力で何とか守っているものの、いつか必ず限界がくる。
それまでに、父上や六神官が来てくれればと思った。
ソフィア「行って!兄さん!」
アテム「・・・・分かった!」
ソフィアはアテムを資料室から出した後、バクラに向かって雷を打ち続けた。
アテムは、薄暗い廊下をひたすら走っていた。
アテム“早く父上に報告しなきゃ!!”
アテムはようやく王宮の間にたどり着いた。
王宮の間では、父上と六神官達が話をしていた。
父上「アテム、どうしたそんなにいそいで。ソフィアは?」
アテム「父上!・・・ソフィアを・・・助けて!!」
父上「どうした、何があったのだ。」
シモン「王子、落ち着いて下され。」
アテムは、息を整えてから父上に言った。
アテム「資料室に盗賊王を名乗るバクラって奴が現れたんだ!」
父上「何だと!」
アテム「そいつはブレスレットの力を狙っていて、ソフィアと今戦ってるんだ!!」
父上「六神官よ、すぐに資料室へ向かうぞ!!」
六神官「はっ!」
父上と六神官、それとアテムは急いで資料室へと向かった。
父上「ソフィア!!」
父上は勢いよくドアを開けたが、ソフィアの返事はなく、代わりに青年の声がした。
バクラ「これはこれは王サマ。来るのがちょっと遅かったな。ブレスレットは姫ごといただいたぜ。」
父上「何だと!?」
バクラ「ほれ。この石板をよく見てみろよ。」
アクラが見せた石板には、ソフィアが描かれていた。
父上「ソフィア!?貴様!ソフィアに何をした!!」
バクラ「ブレスレットはこいつにしか反応しねーみてーだからな。こいつを精霊化させて石板に封じさせてもらったぜ。」
アテム「ソフィア!返事をして!ソフィア!」
バクラ「いくら呼びかけても無駄だよ、王子サマ。石板がしゃべることはない。」
?「それはどうかな?」
ソフィアの声と共に、石板が光って誰かが出てきた。
続く
- Re: 遊戯王【ファラオの妹は精霊!?】 ( No.9 )
- 日時: 2011/11/12 10:16
- 名前: テニスのお姫様 (ID: ia9Umcvq)
続き
石板の光が消えた後、バクラは石板を見ながら言った。
バクラ「バ、バカな!?なぜ貴様はそこに・・・」
石板は新品どうように何も描かれていなかった。
かわりに、石板に描かれていたはずのソフィアが外に出ていた。
ソフィア「なにを驚いている。私をこんな物で縛れると思ったか?」
アテム「ソ、ソフィアなの?」
ソフィア「姿は変わってるけど、私はアクナムカノン王の娘、ソフィアだよ。」
バクラ「貴様、まさか精霊と融合したのか・・・!?」
ソフィア「お前に話す事など、何一つない。やられたくなければ今すぐここから消えろ。」
ソフィアは叫びはしなかったものの、その言葉には怒りがこもっており、とても向かって行ける雰囲気ではなかった。
バクラ「チィ、お望み通り消される前に消えますよ。」
バクラは壁に穴をあけ、立ち去った。
父上「ソフィア。」
ソフィア「私がなぜこうなったのか、全てをお話します。」
王宮の間に着いたソフィアは、皆の前で全てを話した。
父上「そんなことがあったのか。」
アテム「ボクのせいだ。」
ソフィア「兄さん・・・」
アテム「ボクが、早く父上達に知らせなかったから・・・」
ソフィア「兄さん、自分を責めないで。」
アテム「ボクの・・ボクのせいだ!!」
アテムが悲しんでいる姿を、ソフィアは見る事しかできなかった。
この場合、アテムには何の励ましの言葉も通用しない。
どんな言葉をかけても、残るのは〝悲しみ〟と〝後悔〟だけ。
ソフィア「泣かないで、兄さん。私はこれでよかったんだ。」
アテム「いいわけない!いいわけないじゃないか!!」
ソフィア「兄さん、あの時の約束。覚えてる?」
アテムは、ソフィアからもらったブレスレットを見た。
ソフィア「兄さんが王になったら、街に連れてってくれるって言ったよね。だったら、王が泣いたりしないで。」
アテム「でもソフィアは召喚されなきゃ出られないじゃないか!」
ソフィア「そんなことないよ。私は自分の意志でこっちに来ることができるんだから。」
アテム「ホント?」
ソフィア「嘘行ってどうするのよ。」
ソフィアは苦笑いしてアテムに言うと、アテムは笑った。
父上「ソフィア、ひとまずアイシスの精霊としておれ。よいな。」
ソフィア「はい。よろしくね、アイシス。」
アイシス「こころえました。」
- Re: 遊戯王【ファラオの妹は精霊!?】 ( No.10 )
- 日時: 2011/11/12 14:10
- 名前: ブラック (ID: ia9Umcvq)
第四話
アテムは、マハードの話を聞き終え、驚きながら言った。
アテム「そんなことがあったのか。」
マハード「はい。姫は大邪神ゾークとの戦いにも参加しておりました。そして、ファラオと共に封印したのです。」
アテム「だが、なぜ今頃になって出てきたんだ。オレの妹だったのなら、もっと早く見つかっていたんじゃあ・・・」
マハード「それは私にも分かりません。ファラオは、セトの子孫から聞いていないのですか?」
アテム「いや、聞いていない。今度会った時に聞いてみよう。ありがとう、マハード。」
マハード「ファラオのお役に立てたのなら、光栄でございます。」
マハードは心の中から消え、アテムも戻った。
遊戯〝もう一人のボク、何か分かったの?〟
アテム「ああ、重大な事が分かった。明日、海馬の所へ行く。」
遊戯〝分かった。〟
そう言った後、アテムと遊戯は入れ替わり、眠った。
〜次の日〜
アテムは、海馬コーポレーションに行った。
アテム「海馬と話がしたい。」
受付の人「お名前を教えてください。」
アテム「武藤遊戯だ。」
受付の人「武藤遊戯様ですね。少々お待ち下さい。」
受付の人は、アテムにそう言うと海馬に電話をした。
遊戯〝もう一人のボク。〟
アテム「何だ。」
遊戯〝海馬君はボク達に会ってくれるかな?大会の事で色々と忙しいみたいだけど・・・〟
アテム「大丈夫さ、オレとなら忙しくても会ってくれるぜ。」
受付の人「お待たせしました、武藤遊戯様。」
アテムは受付へと戻り、指定された場所へと行った。
そこには、もう海馬がソファーに座っていた。
海馬「何の用だ、遊戯・・・いや、アテム。」
アテム「これの事だ。」
アテムは海馬にカードを返しながら言った。
海馬「何か分かったのか。」
アテム「ああ、このカードに写っている女は、オレの妹だ。」
海馬「何だと!?」
アテム「マハードから聞いた話だと・・・」
アテムは、マハードに聞いたことすべてを海馬に話した。
アテムに関係している=海馬にも関係する事なのだから。
海馬「なるほど、そのカードの人物が誰であるかは、分かった。だが、なぜそれはデュエルデスクに反応しない?」
アテム「その前に、どこでこのカードを見つけたか教えてくれ。」
海馬「オレが見つけたんじゃない。モクバが持ってきたんだ。」
アテム「モクバが?」
海馬は、電話でモクバに話した。
海馬「モクバ、あのカードをどこで見つけた。」
モクバ「オレにも分かんない。封筒に入って送られて来たんだ。」
海馬「送り主は?」
モクバ「書いてなかった。手紙もなし。入っていたのはそのカードだけだった。」
海馬「そうか。」
海馬はそう言うと電話を切った。
海馬「・・・・・と言う事だ。」
アテム「海馬、イシズはまだ日本にいるか?」
海馬「ああ、多分な。なぜだ?」
アテム「イシズに聞きたい事がある。」
アテムと海馬は『童実野美術館』に行った。
イシズがいるとしたら、そこの『古代エジプト展』だからだ。
海馬「イシズ・イシュタールに会いたい。」
イシズ「ファラオ、瀬人。お待ちしておりました。」
海馬が係の人に話していると、イシズとマリク、リシドが出てきた。
アテムは、イシズ達にソフィアの事を話した後、ブレスレットの事を聞いた。
イシズ「こちらです。」
イシズは、一つの箱をアテムの前に差し出した。
開けると、ブレスレットが入っていた。
アテム「・・・・間違いない。オレが小さい頃の付けていた物だ。」
イシズ「これが必要になったと言う事は、やはりファラオもそうお考えになったのですね。」
マリク「姉さん、何の事?」
イシズ「おそらく、ソフィアのカードを反応させるのには、ファラオとそのブレスレットが必要なのでしょう。」
アテム「ああ、これはソフィアからもらったものだ。なら、ソフィアに反応してくれるはず・・・」
海馬「ならばとっとと調べるぞ。来い!アテム!」
海馬は、アテムを外へ連れて行き、アテムとデュアルを始めた。
ア・海「デュエル!!」
- Re: 遊戯王【ファラオの妹は精霊!?】 ( No.11 )
- 日時: 2011/11/12 20:46
- 名前: ブラック (ID: ia9Umcvq)
第五話
アテムと海馬のデュエルは、4ターン目に突入していた。
アテム「オレのターン、ドロー!!」
アテムは、ソフィアのカードを引いた。
アテム「海馬!ここからが本番だぜ!」
海馬「来い!アテム!」
アテム“ソフィア、オレの声にこたえてくれ。”「オレは、『小さな賢者、ソフィア』を召喚!」
アテムがディスクに乗せたとたん、アテムのフィールドに魔書を持った女の子が出てきた。
アテム「ソ、ソフィア・・・?」
ソフィア「・・・久しぶり、兄さん。」
海馬「なっ!?」
マリク「モンスターが喋った!?」
ソフィア「兄さん達のことは、精霊界からずっと見てたよ。強くなったね、兄さん。」
アテム「ああ。オレは強くなった。」
ソフィアは、そんなアテムを見て笑顔を見せた後、海馬に言った。
ソフィア「君の事も知ってるよ。セトの子孫、海馬瀬人。」
海馬「くだらん話をするくらいなら、とっととデュエルを進めろ。」
アテム「ソフィア、お前の力を見せてくれ。」
ソフィア「仰せのままに。」
ソフィアは笑みを浮かべてアテムを見た後、海馬を見た。
その目は、さっき海馬に向けられた目とはまったく違い、殺気のこもった恐い目に変わっていた。
アテム「『小さな賢者、ソフィア』の効果発動!相手の〝マジック〟・〝トラップ〟カードを無効にする!」
これにより、海馬のフィールドにある『輪廻独断』は無効になり、破壊される。
アテム「そして、ソフィアの二つ目の効果!手札・デッキ・墓地から『ブラックマジシャン』・『ブラックマジシャンガール』・『三幻神を特殊召喚!」
海馬「バカな!?『ブラックマジシャン』と『ブラックマジシャンガール』はともかく、『三幻神』を召喚するだと!!?」
ソフィア「魔法大辞典!!いでよ!『ブラックマジシャン』『ブラックマジシャンガール』『三幻神』!!!」
アテムの手札、デッキから『ブラックマジシャン』・『ブラックマジシャンガール』『三幻神』が、フィールドに現れた。
イシズ「これが・・・ソフィアの力。」
ソフィアが『三幻神』を呼び出した事で、流れがかわり、あっと言う間にアテムの勝利となった。
しかし、デュエルが終わったのに、ソフィアはデッキに戻ってない。
アテム「ソフィア。」
ソフィア「ん?」
アテム「何でまだ出ているんだ?デュエルは終わったはずだぞ?」
ソフィア「私、もともと魔力が高すぎて、自由に精霊界と人間界を行き来できるんだよ?知らなかった?」
皆「な、何————!!!?」
- Re: 遊戯王【ファラオの妹は精霊!?】 ( No.12 )
- 日時: 2011/11/14 18:36
- 名前: ブラック (ID: ia9Umcvq)
第六話
ソフィア「えっと・・・初めまして、アテムの妹のソフィアです。」
ソフィアは、城之内たちに自己紹介した。
昨日、海馬とのデュエルの後、ちょっと説明したら理解してもらったけど、あの時のアテムの驚き顔を思い出すたびに笑える。
城之内「遊戯!お前、妹なんていたのかよ!?」
本田「しかも、カードの精霊って・・・」
杏子「ほ、本物?」
アテム「信じられないだろ?でも、正真正銘、オレの妹だ。」
双六「こりゃあ驚いた。」
皆があまりにもジロジロ見てくるから、ソフィアは恥ずかしくなった。
でも、アテムの笑顔を見てるとこっちも笑顔になる。
城之内「オレは、城之内克也。よろしくな!」
本田「オレは、本田ヒロト。」
杏子「私は、真崎杏子。よろしく!」
ソフィア「よろしくお願いします。」
ソフィアはそう言うと、カードに戻った。
そして、アテムも遊戯へと変わった。
城之内「そういやーよ、ソフィアってもともと人間だったんだろ?だったら人間に戻せねーのか?」
本田「そういやー、そうだな。」
遊戯「それが、封印した方法が分からないから、解く方法も分からないみたいだよ。」
杏子「そっか、封印されたのは3000年前だもんね。」
城之内「じゃあ獏良に聞きゃあいいじゃねーか。」
杏子「城之内は獏良君が知ってると思ってるの?」
遊戯「いくら獏良君の先祖が封印したって言っても、獏良君は知らないと思うよ・・・」
遊戯の言葉に、杏子とアテムだけがうなずいた。
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