二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【銀魂】俺の補佐が言う事を聞きやせん
日時: 2011/11/09 21:07
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: BvdJtULv)

初めましてorこんばんちわ!夕詠と申します!

久しぶりに二次に来たら、書きたくなってきたので立てちゃいましたw
読んでくださると嬉しいです!コメなんかしちゃったりしてくれるともっと嬉しいですw←

そんな感じで、ゆる〜くやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします*・ω・*


-----目次------

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Re: 【銀魂】俺の補佐が言う事を聞きやせん ( No.1 )
日時: 2011/11/09 21:41
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: BvdJtULv)

【第零訓:登場人物紹介とはいいつつ、ヒロインしか紹介するキャラがいない、寂しいこの小説】

登場人物
・近藤 日和-こんどう ひより-
十六歳の少女。血のつながらない近藤の妹。
両親を亡くしたショックでそれ以前の記憶が無かったため、近藤を本当の兄だと思っている。ブラコン。
真選組一番隊隊長補佐。良く言えば芯が強く、悪く言えば我が強い。


今のところ原作キャラでは、真選組と攘夷組が登場する予定ですー

Re: 【銀魂】俺の補佐が言う事を聞きやせん ( No.2 )
日時: 2011/11/10 21:11
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: BvdJtULv)

【第一訓:出会いと別れは紙一重】
※一話目なのに重いし長いです



数年前のあの日俺とアイツは出会った。



「ちょ、近藤さん!?」

「どうしたんすか、その子!」

いつものように適当にサボりながらここ、剣術道場で素振りの練習をしていると、外から道場仲間の声が聞こえた。
他にも近藤さんを質問攻めにする声が聞こえる。
ちなみに近藤さんとは、道場の跡取りであり、行き場の無かった俺を門下生として迎え入れてくれた人だ。
人のいい所を見つけるのは得意だが、悪い所を見つけるのは苦手という、根っからのお人好しでもある。
で、その近藤さんが何やらやらかしてしまったらしい。
だんだんと声が近づいてきていた。

「おー、皆やってるかー!!」

そんな声と共に戸を開けて、近藤さんが稽古場に入ってきた。
———一人の少女と共に。

「近藤さん、“それ”何ですかィ?」

俺は少女を指差して聞いた。
すると、近藤さんは少女にいったん、視線を落として、

「どうやら浪人と一悶着あったらしく両親を亡くして、身寄りがないそうだ」

それは確かにかわいそうですけど……。
他の道場の奴らも憐みの目を向けた。
そんな中、近藤さんはニッと笑って、

「そういうことで、俺の妹として引き取ることになった」

少女の頭をくしゃくしゃっと撫でる。
引き取るって……。

「えェェェェェェェ!?」

道場の中は驚きの声であふれかえる。
まぁ、無理もないですけど。

「あ、トシ、総悟。話があるから俺の部屋に来い」

皆の喧騒を破るように近藤さんは言った。

***

数分後。
近藤さんの部屋に行くと、近藤さんと土方のヤローとあの少女がいた。
土方とは最近道場に来た、いけすかねぇヤローだ。
俺は畳にあぐらをかく。

「近藤さん、話って何ですかィ?」

俺が訊くと、近藤さんは、

「あぁ、そうだったな。……まぁ、簡潔に言うと。トシにはこの子の世話、総悟にはこの子の遊び相手になって貰いてぇんだ」

俺が遊び相手……っていうのは歳も近そうだから納得できるけど、土方が世話役?
似合わねぇ。おもしろいからいいけど。

「アンタの頼みとあっちゃあ、しょうがねぇ。……そういえば、このガキ、名前は何て言うんだ?」

土方が訊いた。そういえば知らねぇな。
すると近藤さんは、すこし言いにくそうな顔をして。

「近所の人の話だと、この子、事件のショックで記憶を失っているらしいんだ」

記憶喪失……。
まぁ、コイツにとってはそっちの方がいいのかもしれねェな。
親が殺された記憶なんて覚えている方が酷だ。

「だから名前、俺たちで考えようって事」

近藤さんはそう言いながら紙と筆を取ってきた。
これで、俺と土方コノヤローは半強制的に考えることになってしまった。

それから、しばらく無言の時間が続いたが、一時間ほどかけて決定した。

「よし!」

少女の新しい名前を書いた紙をもう一度見直して、近藤さんは少女を膝の上に乗せた。
そして、明るく笑うと、少女の頭をなでる。

「今日からお前の名前は“近藤日和”だ!!」

あの日、少女は近藤日和になった。


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