二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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紡ぐ言霊 銀魂 
日時: 2011/11/13 11:27
名前: 夢 (ID: SKy4yCXa)


どもー
夢と申す者でごぜーますw

今回は銀魂の小説を書いていこーと思います(^^♪

駄作&駄文を承知で読んで下さるという心優しい方は

どーぞご覧下さいm(_)m

夢咲 歌 ユメサキ ウタ ♀ 16歳
黒髪で空色瞳 
感情が高ぶった時だけ髪が灰色、瞳の色が白と黒になる
現代から江戸へとトリップした高校1年生
過去の起きた出来事のせいで声が出なくなってしまう
常に筆談
前はネット上で歌手をしていてすごい人気だった

江戸では真選組復副長補佐
二刀流で白と黒 妖刀
何故か天使と名乗る人に治癒の能力を授けられてしまった
無口でめんどくさがり
意外にSッ気
泣いた事がない 
人間が好きじゃない
ある秘密がある(いつか小説で発表)

好き{テディベア・お菓子・睡眠・歌・料理・小説・自然・空}
嫌い{血・過去・雨・雷・嘘・言葉だけの友情・別れ・笑い声}

サンボ
『何言ってんですか。馬鹿ですか。』
『・・っ嫌・・絶対・・・や・・。』
『くれるならもらいます・・けども・・・。』
『歌いたくなんかありませんし。話したくもないですから。』

こんな子ですwww

Page:1



Re: 紡ぐ言霊 銀魂  ( No.1 )
日時: 2011/11/13 11:36
名前: 夢 (ID: SKy4yCXa)


存在価値なんて有るはずがないプロローグ

私を表すとするなら

             -深海-

何もない。
存在しない。
真っ暗。闇。
見えない。
見たくない。
助けて 助けて?
声が出ない。
出せない。

あぁ。
何時になったら
この悪夢は終わるんだろ____________________?


澄み切った春の午後。
今日。

私は死にました。

≪ハジマリ≫
(悪夢は終わる)
(終わったら、次は何が・・?)

Re: 紡ぐ言霊 銀魂  ( No.2 )
日時: 2011/11/13 12:49
名前: 夢 (ID: SKy4yCXa)

1小説目

死ぬと人間は何処へ行くんだろう。
幾度となく、人間はそう考えてきたんじゃないだろうか。
そんなコトを考えたりしながら。

私は不思議な空間に居る。

辺り一面真っ白で
見渡す限り永遠に続く空間。

何なんだ此処は。

ーあ!目覚ましたんだねっ!良かったぁー!!!ー

妙にトーンの高い声の方に視線を向けると、

金髪の長い髪 白い服

そして白い翼の天使が立っていた。

『・・・誰?』
紙が無いから口を動かすだけだ。
ー俺?俺は天使さっ!ー
ふんぞり返り笑みを深くする自称天使。

・・・。一時の静寂。

『あぁ電波さん?』
ー違うっ!!!!!ー
『痛い人?』
ー違うっ!なんなのさ歌ちゃんっ!!ー
哀れみの視線と一緒に素直に思ったことを言う。

っていうか。名前。
『なんで私の名前知ってるのストーカー?』
ー頼むから会話息つぎしようよ!!しんどいよこっちも!!!ー
知ったこっちゃない。と返すと
体育座りでイジけてしまった。
めんどくさい奴だ。

『話しなら聞いてやるから・・。』
ーほんとっ!??
 いやー実は歌ちゃんは死ぬはずのない人間でさー?
 手違いで何故か死んじゃったからー
 俺が別の世界へ飛ばしてあげなくちゃいけない事に
『待て金髪ロン毛。』
ー痛い痛い髪!髪掴まないで!!!!!ー

私は死ぬはずがなかった・・?
何それ。ふざけてんじゃないの?
ようやく・・
『悪夢が・・終わるって・・・そう思ってて・・。』
ー・・歌ちゃん。ー
私を見つめる銀色の優しい瞳。

ー歌ちゃんがこれから行く世界はね?誰も歌ちゃんの事を知らない。
 だから、新しい人生を送っていいんだよ?
 もう誰も歌ちゃんの事を蔑んだりしない。ー
ね?と言って髪を撫でる天使。

ー少々生きて行くのには辛いかもしれない。けどね?
 歌ちゃんなら大丈夫。
 俺もずっと見てるし。
 特別な能力もあげちゃうから。ー
そう言って笑われると、もう何も言えない。
『誰も・・私の悪口言わないの・・・?』
ー言わないよ?皆、優しいよ?ー

なら。
私は・・。

『その世界に行く。』
小さく呟く、大きな決意。
その呟きに答える様に
私は浮遊感に意識を手放した。

≪テンシ≫
(落ちる時に)
(微笑む天使が目の端に見えた)

Re: 紡ぐ言霊 銀魂  ( No.3 )
日時: 2011/11/13 13:57
名前: 夢 (ID: SKy4yCXa)

2小節目

目が覚めた時。
私が居たのは

(丘・・・?)
町より少し高い所にある、小さな丘。

町を見下ろすと、すごく賑やかだ。
お店があって、人がいて・・・。
人がいて?

(あれ・・宇宙人?)
あきらかに人間じゃないものも、町を歩いている。
空には船・・・って
(船!?)
見上げると飛行機のように、大きな船が浮かんでた。
(此処が新しい世界・・。か。)
さっきの天使の言葉が頭の中で反響する。

ー歌ちゃんなら大丈夫ー

大丈夫・・か。
どこからくるんだろう、その自信は。
そんな事を考えながら、自分の服装をチェックする。
高校の制服だ。
ブレザーにシャツにスカート。それとニーハイ。
膝まである長い髪を、無造作に一つに結ぶ。
(此処の人達の服装・・昔みたいだな・・・。)
ほとんどの住人が着物を着ていて。
時代が違うのだろうか・・・。

ドンッ!
(っ!?)
「あ?てめぇ何処見て歩いてんだコラァ?」
ぶつかってきたのそっち・・。
タコみたいな顔の宇宙人にいちゃもんをつけられながらも、
私は意外に冷静だった。
(何こいつ気持ち悪いんだけど本当どっか行けよ逝けよあーもう)
「っ黙ってんじゃねぇぞ!!!」
耳障りな怒声とともに私に向ける刀。
あ。また、死ぬんだ。
そんな事を簡単に思える自分が恨めしい。

恨めしいよ、ほんとにさ。

ガキンッ!!
鈍い刃の音。
それでも
(痛く・・っない!?)
恐る恐る目を開くと。

「ギャーギャーギャーギャー。やかましいんだよ。
 タコのくせに発情期ですかコノヤロー。」
私の前に、銀髪の侍が立っていた。
「なんだとコラアッ!!」
「あーあー。ゆでタコ気取りかよっ!」
一瞬で蹴散らされるタコ達。(たこでいっかな?うん。)
こいつ・・強い・・・。

数分後。
変な宇宙人達は皆気絶してしまった。
「大丈夫か?」
コクリと頷き、お辞儀をすれば「話せよ。」と言われた。
どうしよう。辺りをキョロキョロ見回して
木の棒を見つけた。
地面に文字を書いていく
『ごめんなさい。助けてくれてありがとう。
 私、しゃべる事が出来ないから・・。』
じっと地面と私を見比べてから悪い。と頭を下げられた。
『そんな!命の恩人なんですから・・。』
「そんなたいそうなもんじゃねーよ。つーかお前さ、
 名前は?」
書き続けていた手が止まる。
この人に教えても・・いいのだろうか。
私の名前・・・。
「俺は坂田 銀時。万事屋・・まぁ何でも屋みたいなもんをやってる。
 お前は?」
私が安心するようにか、自分から名乗ってくれた。

『夢咲 歌。です。』
自然と書いていた。そして直感が言ってた。
この人は大丈夫って・・・。

「しゃーねぇ。送っていってやるよ。お前家は?」
『・・・。』
「まさか。無いとか言わねぇよな?」
そのまさかだよ。とは言えそうにもない。
何も言えずうつむいていると

「俺の所で働くか?」
盛大なため息の後に続いた言葉は
思いのほか優しくて。

『いいんですか・・・?』
「俺がいいって言うんだから、いいに決まってるだろ。」

な?と髪を撫でられて
私は小さくありがとう。と地面に綴った。

≪サムライ≫
(行くぞー?と声をかけられて)
(慌てて私は後を追いかけた)

Re: 紡ぐ言霊 銀魂  ( No.4 )
日時: 2011/11/13 18:46
名前: 夢 (ID: SKy4yCXa)

3小説目

今まで、人の温もりに触れた事無かった。
蔑まれて、嘘をつかれて。
嫌われた。

「ほんとにあの子は不気味だねー。」
「いっつも一人だし。」
「幽霊なんじゃないの?」
「えー!?でもありえるよねぇーw」
人は嫌い。私以外の人は皆。嫌い。

涙なんか、枯れ果てた。
あの頃から、言葉を紡ぐ事もできない。
ねぇ。誰か教えて下さい。
私は生きてていいですか?
私は

笑っていても いいんですか・・・?

まぶしい日差しが視界に入った。
ゆっくりと目を開けて起き上がる。
(何処?此処・・・。)
「あっ!起きましたか!?」
襖がゆっくり開いて、私の方を見つめる男の子が現れた。
喋れないので首を傾げると、分かったのか男の子は居間へ戻っていく。
「銀さん!起きましたよ!!」
(銀・・あぁ・・・侍。)
すると間もなく坂田 銀時が入ってきた。
「よぉ。お前途中で倒れたんだ。覚えてねーか?」
答えに困っていると、さっきの男の子がメモ帳を持ってきてくれた。
ありがたい。気がきく子だなぁと思いながら微笑み返すと
男の子は何故か顔を赤くした。

『すいません・・。手間をかけさせてしまって。』
「いや。別に構わねーけど。
 おい。お前らこっち来て挨拶しろー。」
そしたら向こうから可愛らしい女の子と大きな犬が来た。
そして男の子の隣に並んで笑ってくれた。
「えっと・・。僕は志村 新八です!」
「私は神楽アル!この子は定春ネ。定春。挨拶するヨロシ。」
「アンッ!」
『よろしく・・お願いします。』
書いた文字を見せて、深くお辞儀。

それから一人でかぶき町を散策する事にした。
私はとりあえず此処で生活するらしい。
お金は昔の歌手活動で貯めていたので、まだ平気。
でも、とにかく

(仕事探さなきゃな・・・。)
前にちょっと練習してた剣道が生かせるような
(お仕事ないかな・・・?)

その時の私は気付かなかった。
後をつける、影に________________________

≪ヌクモリ≫
(優しい人と優しい町と)
(優しい人になりたいと思う私と)


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