二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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桃山キョ—ダイ〜イブニング・スター〜
日時: 2011/12/08 22:48
名前: アリマン。 (ID: DnIooX..)

皆さん初めまして、アリマンです。ふじつか雪先生の「桃山キョ—ダイ」が大好きなのでこのスレッドを作りました。
原作では今ちょっと切ない感じになっているそうで、正直はがゆい(…と言いますか…)そういう気持ちになっておりますが、ここの小説が最後に無事ハッピーエンドを迎えられるよう、努力させていただきます。終わりよければ「すべてよし」ってね☆
ではでは皆さん、どうぞよろしくお願いしますね。よろしければ、たまにコメントなど頂けると嬉しいです。
#0  登場人物紹介>>001
#001 プロローグ:あれからの桃山家[千尋]>>002

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Re: 桃山キョ—ダイ〜イブニング・スター〜 ( No.1 )
日時: 2012/02/20 22:53
名前: アリマン。 (ID: fpEl6qfM)

登場人物紹介
桃山千尋(16)*****
・有馬の双子の妹…と思いきや実はいとこ♪
・10月31日生まれ。
・身長148センチ。
・昔から有馬にはべったりで、高校生になった今でもなお、有馬とほとんど一緒にいる。
・背が低いのと天パがコンプレックス。ヘアピンをやたらと集めている。アニメや漫画が好き。
「有馬には天パの苦しみが分からないんだ〜!!」

桃山有馬(16)*****
・千尋の双子の兄…と思いきや実はいとこ♪
・10月31日生まれ。
・身長174センチ。(まだのびる)
・わりと何でも要領よく出来るタイプ。普段はわりとクールな性格だが、いとこの千尋に何かあると血相変わって取り乱すことも。
・暇があればゲームか、音楽を聴きながら勉強している。
「ガキはトムとジェリーでも見てろバカッ」

栗原奈々(16)
・千尋の親友。桃山キョ—ダイの真実を知る数少ない者の一人。
・スローガンは「栗原奈々 アブナイ関係応援します♪」で、意味はその通り、義兄弟設定、先生に恋する生徒設定等々…。日々アブナイ関係を脳内アブナイ妄想劇場で上演しては一人、にやけている。
・有馬が千尋を好きな事を知り、見守っている。
…実は最近、解人が気になっている…。
「いいっ千尋!これだけは言っておくけど、いとこなんて他人よ他人!」

関原解人(16)オリキャラ
・有馬の親友。桃山キョ—ダイの真実は知らない。
・スローガンは「一日一善」な、何とも平和かつ温和な性格の善良人。
・幼い頃いじめられていたところを助けてくれた千尋と有馬を「恩人」として慕い、その後は有馬と互いに唯一無二の親友になる。
…しかし、彼も実は千尋に密かに想いを抱いていて…。
「おはよう有馬、千尋。今日は春に植えた花が一輪咲いたんだ」

以上です♪あとの茂木さんとかは原作どおりかなー?
舞台はあのショ—ゲキの「実は君達いとこなんだよ告白」から半年。
千尋たちが二年生になって…、5月ぐらいの時期からスタートします。

Re: 桃山キョ—ダイ〜イブニング・スター〜 ( No.2 )
日時: 2011/12/08 22:46
名前: アリマン。 (ID: DnIooX..)

プロローグ:あれからの桃山家[千尋]

ずっと双子だと思っていた有馬は私のいとこで。
私はどうやらそんな有馬を好きみたいで、
だけど一方で、有馬は16歳の誕生日に聞いたことはなかった事にしたいみたいで、

「もっぺん双子に戻ろう」って告げられた。

ーそんな風にして、いっぺんに…。自分でも何が何だか分からないうちに色んな事が一気に押し寄せて、そして去って行ったここのところ半年。
あたしは今でもまだ、この状況に動揺してついていけないまま。だけどそんなわけにもいかなかくて、仕方なく、新学期という慌ただしいこの毎日の影に隠れるようにして、ただズルズルと引っ張られて毎日を過ごしている。
ちなみに皆さんもご存じの通り、あたしがどれだけ無気力になっても。あたしがどれだけ有馬の言動で凹んでいても。世界は相変わらずの調子で回っていて。桃山家の毎日は、半年前となんら変わりなく経過していたりする。
相変わらずおかーさんは、しつけに厳しくてうるさくて。
相変わらずおとーさんは、頭と影がちょっと薄くて。
相変わらずハル兄とナツ姉は私達に対して激甘で。
相変わらず…、有馬とは未だ少し微妙な空気のまま。
相変わらず、あたしはまだ有馬に対しての気持ちを自覚するも目を逸らしながら。

そんな、「相変わらず」の毎日が…。

Re: 桃山キョ—ダイ〜イブニング・スター〜 ( No.3 )
日時: 2012/02/20 23:05
名前: みかん (ID: fpEl6qfM)

第二話:送信と受信


五月某日。
桃山家では昨年十二月頃からの有馬と千尋の異常なまでの(一般家庭ではごく自然な)距離の置き方について親四人の秘密会議が行われていた。
「ねえやっぱりおかしくない?だって従兄弟だって知った後も今までどおり有馬君と千尋ちゃんはすごく仲良しだったじゃない」
会議が始まるとともに言い出したのはナツ姉こと桃山夏美。
前々回の登場人物紹介にもあるとおり有馬の実母である。
「別におかしくないだろ。あれくらい。
元々家の基準がちょっとずれてるって言ってたの母さんじゃないか。
俺はそのほうが助かるし」
しれっとコーヒーをすすりながら返したのはハル兄こと桃山春樹。
こちらも登場人物紹介にあるとおり千尋の実父である。
「…ハル君ってそういうとこ冷たいって言うか」


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