二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 君の隣で [テニスの王子様]*参照数100突破、感謝です!!
- 日時: 2011/12/28 18:12
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: T3UB3n3H)
生まれた時から病を背負って、
それでも生きてこられたのは、きみたちのおかげなんだ。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
はじめまして、花と申します!!
テニスの王子様を愛して止まない中学生です!!
これから挑戦しますのは、そのテニスの王子様の小説です。
生まれつきの病持ちの少女の奮闘記(??)です。
微妙なアニメ沿いで進行します。さぁ、頑張らなくては!!
越前リョーマ、仁王雅治、幸村精市寄りの落ち未定で更新します。
それではよろしくおねがいします!!
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
掴めたと思ったら離れて行って、
離れて行ったと思ったら、また戻ってきてくれた。
**一章 [Pure love]**
〜001.幼馴染>>02
〜002.ただいま>>03
〜003.マムシさん>>04
〜004.純愛>>05
**二章 [幸せ]**
〜005.入学>>06
〜006.先輩>>08
〜007.マネージャー>>09
**番外編**
「Happybirthday.Ryoma」>>07
(憂花とリョーマでクリスマス&誕生日祝い)
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- Re: 君の隣で [テニスの王子様] ( No.1 )
- 日時: 2011/12/10 17:43
- 名前: 茉莉花 (ID: prO3xdH6)
花さん
初めまして、茉莉花といいます
私もテニスの王子様の小説書いてます!
まだ文がないけれど応援してます!
お互い頑張りましょう!!
- Re: 君の隣で [テニスの王子様] ( No.2 )
- 日時: 2011/12/10 17:53
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: 4/yJe86Q)
**一章 [Pure love]**〜001.幼馴染
『容体が悪くなってた??……全く、憂花は何してんの??』
「フフフッ、ごめんごめん」
亜麻色の髪がふわりと風になびく。青いリボンは少し風に乗った。
まるで人形の様な可愛らしい顔に笑顔を溢れさせながら、少女は電話の相手と楽しげに話す。
「でもねリョーマ、頑張ってるんだよ、私??」
『知ってる。……でもたまに興奮しすぎてドジリすぎ』
「あ、失礼」
『本当の事じゃん』
憎まれ口を叩かれているにもかかわらず、楽しそうに少女は笑う。
少女の名は、葉月憂花(ハヅキウイカ)。まだ11歳である。
「あ、ごめんリョーマ。……診察の時間だ」
『……そっか。頑張れ』
「ありがとう。じゃあ、バイバイ」
電話をきると、憂花はふぅと息をついた。
ゆっくりとした足取りで自分の病室に戻ると、もうそこには担当の医者がいた。
「遅いよー、憂花ー」
「ご、ごめんなさい……」
「はいはい。さ、退院近いんだから、しっかり診察受ける!!入学式、出たいんでしょ!!」
「はいっ!!」
ここは金井総合病院。憂花の母が勤める病院だ。
生まれつき病を持っていた憂花は、一度は治したものの、また再発し、今は入退院を繰り返し続けている。
だが、憂花だってもう中学生。——入学式が近いのだ。
「……ん、異常は無いわね。」
「ほ、ホントに??」
「えぇ、本当よ。この調子なら、近いうちに退院できるかもね!!!」
「や、……やったぁっ!!」
素直に憂花は喜んだ。そんな憂花を見て、母も喜ぶ。
憂花が入学する予定なのは、『青春学園』。東京にある、憂花の幼馴染も通う予定の中学校だ。
「そのかわり、無茶はしちゃだめよ??」
「わかってるッ!!リョーマもいるし、安心安心!!」
「……全く」
喜び続ける娘に、医者である母も口元を緩めたのだった。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
** アトガキ **
早速更新できた……(´・ω・`)
幼馴染→リョーマです。
あともう一人、幼馴染→仁王雅治。
てな感じです(・ω・´)
**茉莉花さん**
はじめまして!!
初コメありがとうございます!!
これから更新頑張っていきますので、よろしくお願いします!!
- Re: 君の隣で [テニスの王子様] ( No.3 )
- 日時: 2011/12/13 19:19
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: SiB1Ygca)
**一章 [Pure love]**〜002.ただいま
「——————憂花!!!!」
家にやってきた憂花を見て、リョーマはその名を呼んだ。
大好きな幼馴染。病とずっと戦っていて、それでも負けない、強い幼馴染。
——そんな幼馴染の憂花に、リョーマは恋心を寄せていた。
「おじゃまします、リョーマ」
「ん、入って入って」
「お、べっぴん憂花じゃねぇか!!」
「南次郎さん!!お邪魔します!!」
「おうおう!!そうだ憂花、後でこっちこい」
「親父は黙ってて」
南次郎が喋り終える前にリョーマはそれを強制終了させた。
憂花は苦笑しながらリョーマの部屋へと向かった。久しぶりのリョーマの部屋にワクワク感を隠せない憂花だ。
「憂花。……一緒に登下校しよっか」
「え??いいの??」
部屋に入り、リョーマが言った事に憂花は驚く。
リョーマも憂花の返答に驚いた様で、目を少し開いた。
「いいの……って、なに??憂花はいや??」
「そうじゃなくて……。リョーマは友達と行くんだろうなぁ、って思ってたから……」
困った様に言う憂花を見て、リョーマは小さく笑う。
そして憂花の頭を、笑いながらなでた。
「俺は憂花と行く。どう??」
「……うん!!一緒に行くっ!!」
「じゃあ決定ね」
憂花が嬉しそうに微笑むと、リョーマも嬉しそうに微笑んだ。
そんなとき、憂花がリョーマに言う。
「リョーマはどこの部活入るの??やっぱりテニス??」
「もちろん。憂花は??文化系??」
「……文化系は、やだな」
「は??じゃあ……運動系??はないよね??いつ体調悪くなるか分かんないのに……」
「……それ、なんだけど」
憂花は小さく笑い、自信なさげに言った。
「リョーマが入るんなら、テニス部の、マネージャーやろうかなって」
「………………はぁ」
盛大に溜息をついたリョーマに、憂花はギョッとなる。
そしておそるおそると言った感じで、リョーマの表情をうかがった。
「リョ、」
「あのね憂花、分かってんの??憂花は病み上がりだよ??と言うかいつまた悪くなるか分かんないんだよ??そんな身でマネージャーできると思ってんの??」
「わ、私……自分のやりたい事は、やっていきたい……」
「……今じゃなくてもいいじゃん。完治してからでも」
「私、小さいころから病気で、ずっと自分のしたい事できなかったから……早くからやっていきたいんだ……」
しゅん、と言った感じで落ち込んだ憂花。
そんな憂花を見て、リョーマはさらに溜息をついた。だが、これも自分の大好きな憂花だ。リョーマはそっと、憂花の頭に触れる。
「……じゃあ、一緒に頑張ろう」
「っ!!!……うんっ!!!」
「でも無茶はなしね。……あ」
「ん??どうかしたの??」
不思議そうな顔をする憂花を見て、リョーマはクスリと笑う。
そして憂花の細くて華奢な身を、ぎゅっと包み込んだ。
「———おかえり、憂花」
“ずっと待ってた”と言えば、彼女は涙を流した。
- Re: 君の隣で [テニスの王子様] ( No.4 )
- 日時: 2011/12/17 15:33
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: 1OZSm3LG)
**一章 [Pure love]**〜003.マムシさん
『なんで立海に来んかったんじゃ』
「え??幼馴染が青春学園に通う予定だから、一緒に行きたいなって」
『……俺も幼馴染じゃろ』
「ふふっ、そうだね」
軽くスルーしながらも、憂花は少し笑った。
仁王雅治、立海大付属中テニス部の3年。憂花の幼馴染だ。
『……まぁいいぜよ。無理はせんようにしんしゃい』
「ふふっ、ありがとう、はるくん」
『……おまんと喋っとると、幸村を思い出すぜよ。ちょっとブラックな所もにとる』
「え??なに、はるくん??……ブラックって言った??」
『……なんでもないぜよ。ちなみに幸村は、うちのテニス部の大将じゃ。……ダメじゃ、寒気がしてきたなり……』
「大将さんなんだ??ふふふっ、また見てみたいな。……じゃあ、はるくん。そっちも頑張ってね」
『ん。おまんもな。無理せんようにするんじゃよ』
電話をきると、憂花は傍にあるカレンダーを見つめた。
——入学式まで、あと2日。自分がやりたい事を実現できる日はもうそこである。そう考えると憂花は嬉しくて、自然と笑みが零れた。
「たっのしみだなぁ〜」
「こら憂花ぁ、調子に乗らない。病院戻んの嫌でしょ〜」
「はいはぁ〜い、ごめんなさ〜い」
「まったく……」
母も少し微笑むと、再び家事にとりかかった。
本来なら病院に行かなくてはならないのだが、憂花はいつ体調が悪くなるか分からない。ため、自宅勤務と言う訳だ。
「ねぇ、お母さん!!ちょっとだけ、外歩いて来て良い??」
「え??……体調は??」
「大丈夫だよっ!!ピンピンしてるっ!!」
「……はぁ、しょうがないわね。15分以内に帰ってくるのよ??」
「っ!!分かったっ!!」
憂花は興奮が沸いて来て、元気よく外に出た。
広がるのは春の空気。ぽかぽかと温かく、お昼寝日和の日だ。とことこと憂花は歩いて行く。
(もうすぐ……もうすぐ、この道を通って学校に通えるんだ!!)
そう考えると嬉しくて、憂花はついウフフと笑ってしまった。
そんな憂花を見た小さな子供が母の手をひっぱり、あのおねーちゃん可笑しいよ〜と言っていたのはいうまでもない。
(良い天気……。こんなふうに、外を歩けるなんて思ってもみなかったな)
そんな時だった。コホン、と咳が出る。
それをはじめとし、咳がとまらなくなった。憂花は服を掴みながら、必死にたえる。
「ゲホッ!!ゲホゲホッ、コホッ!!っは……ゲホッ!!」
「ちょ……大丈夫か!?」
息苦しい中で、憂花は必死に相手を見た。
相手は憂花を安静になれる場所に軽々と運ぶと、憂花を楽な姿勢にしてくれた。そして背中をゆっくりとさすりだしてくれる。
(あぁ……楽になってきた)
「……ちょっと落ちついたみたいだな」
「ふ、は……あ、りがと、ござ……」
「……喋らなくていい。ちょっと大人しくしてろ」
声の低さから、男の人だと分かった。
日陰なのだろう、涼しくて、憂花は静かに目を閉じた。ゆっくりと深呼吸を繰り返しているとだいぶ落ち着いてきた。
(——リョーマ……)
いつだって傍に居てくれたリョーマを思うと、憂花は笑顔が溢れてきた。
相手はその笑顔を見ていたのだろう。少し雰囲気が和らいだ気がした。憂花は目を開け、今度こそ相手を見る。
「……どうだ、気分は」
「もうマシになりました。ありがとうございました」
にっこりと微笑んで憂花が言うと、相手は少し視線をズラした。
そして「そうか」と言うと、すくりと相手はたちあがった。憂花は顔をあげて相手を見る。
「……これからは気をつけろよ」
「はいっ!!あの、お名前、教えてください!!」
「あ??」
「名前ですっ!!」
憂花が元気よく言うと、相手は少し困惑した様な顔を見せたが、憂花に背を向けながら言った。
「……海堂薫だ」
「海堂さん!!ありがとうございました!!……げほっ」
「ちょ!?お前大人しくしてろ!!」
流石に不安になり、海堂は憂花を制止したのだった。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
** アトガキ **
憂花は一応「カワイイコ」設定です。
あと、黒属s(((((
個人的に好きなキャラ一位は仁王。
青学→リョーマ、海堂、桃
氷帝→跡部、ジロー、滝、宍戸さん
立海→詐欺師、魔王様、参謀、皇帝、紳士
四天宝寺→スピードスター
ルドルフ→観月さん
不動峰→橘兄
ってな感じです。仁王は最強最高です!!(笑)
読んでいただきありがとうございましたっ!!
- Re: 君の隣で [テニスの王子様] ( No.5 )
- 日時: 2011/12/19 19:47
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: qgDGZVdh)
**一章 [Pure love]**〜004.純愛
**越前リョーマside**
『つぅ……っ!!い、たい、よっ……!!やっ……!!うぇっ……!!』
目の前で泣く、大事で、大好きな幼馴染の憂花。
見ている事しかできないのが本当に苦しくて、泣いている憂花を見ていると悲しかった。
『リョ、マ……は、るく……ごめっ……っう!!』
『……喋らんでよか。大丈夫じゃ、傍におる。ほら、ゆっくり息吸ってみんしゃい』
『っ、は……ふ、う……っは……』
薬の副作用からか、体が痛いと訴え続ける憂花を、俺ともう1人の幼馴染の雅治で見守る。
雅治は憂花に声をかけるけど、俺は何だか体が動かなくて。目の前の憂花を見ているのが、ただ辛かった。
『リョー、マ……』
『……な、に??』
『ごめ……ごめ、んね……』
涙を流しながら、俺に向かって謝ってくる憂花を見て、俺は決意した。
俺は、……俺は憂花を守る、って。
「……リョーマ??おーい、リョーマー??」
「……ん。あ、ごめん、聞いてなかった」
「えぇ〜!!結構長く話してたのにー!!」
「ご、ごめんって……」
頬をふくらます憂花を見ていたら、リョーマは笑みがこみ上げてきた。
「……まっ」
—————今はこの笑顔を見れてたらいいか。
なんて、リョーマは思ったのだった。
**side out**
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
「ブッフ!!!」
勢いよく食事中の味噌汁をふきだした母に驚く憂花。
慌てて母——美咲はふいてしまった味噌汁を布巾で拭く。
「ちょっと待って、憂花。……それ正気??」
「イエス!!!」
「イエス!!!じゃ、ないっっ!!運動系の、しかもテニス部のマネージャーやるなんてホントに正気?!」
「う、うん!!」
美咲はリョーマと全く同じ反応を見せた。
びくびくしながら憂花は美咲の顔色をうかがう。俯いていた美咲は顔を上げると、何やら爆発した。
「ばっかじゃないの憂花ぁッ!!アンタ病気なんだよ?!また再発するかもしれないんだよ?!てゆーか再発する可能性が高いんだよ?!」
「いや、あの……」
「あんたが倒れたらどうすんの?!リョーマ君に迷惑かけるだけだよ?!雅治君だって心配するよ?!馬鹿?!馬鹿なの?!」
「馬鹿馬鹿いわないでよ!!私だってやりたいことはあるんだよっ!!」
大きく声を荒げた憂花に驚き、美咲は声を詰まらせる。
憂花の目に迷いは無く、ただただ自分のやりたい事をするという意志の光があった。
「……ほんとに、アンタは……」
「……やっぱ、ダメ??」
「ダメって言ってもやるくせに言うんじゃない」
「ゴメンナサイ」
小さくなった憂花に、美咲は困った様に笑い、溜息をついた。
そして、ポンポンと憂花の頭をなでる。
「やりたいことがあるんなら、無茶しない程度にやりなさい。その代わり言う事は聞く事、ね」
「うんっ!!ありがとうっ!!」
喜び始めた憂花を見て、美咲は微笑んだ。
(なんだかんだいって……私ってこの子に甘いのよね……)
そしてまた小さく溜息をついた。
(まぁ……いっか)
そんな母の気を知らずか知ってか。
憂花はとても喜び、明日の入学式を心待ちにしたのだった。
**一章 [Pure love]**end
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
**アトガキ**
これにて第一章完結です!!
リョマの気持ちなどをかきたかったのが一章の目的でした。
最後の最後にかけたっ!!!(((←
今はリョーマ、仁王、幸村の3人で落ち悩んでるんですが……。
もしも「この人にしてほしい」っていうのがあれば考えます。
そして、「このキャラも落ち予定のキャラにしてほしい」ということがあれば考えます。
にしても主人公はのんびりだ、私に似て((←
とにかく、これからもよろしくお願いします!!
読んでいただき、ありがとうございました!!
次回からは第二章です!!
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