二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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怪盗クイーンはまほらに降り立つ
日時: 2011/12/25 21:48
名前: パク男 (ID: vWi0Ksv5)

 「クイーン、大変です。謎の渦が直前に迫っています。」 トルバドュ−ルを管理する人工知能、RDがいう。 「クイーン、あなたは聞いているんですか?」 いつも道理の無表情な顔の後ろにあふれんばかりの殺気をまといながら、ジョーカーが言い放つ。 二人?の注意を「わくわくするね。」の一言で吹き飛ばす、怪盗クイーン。  ここは超巨大飛行船『トルバドュール。 怪盗クイーンは、怪盗の美学を満足させるえものを求めて航行している。 謎の渦が現れたのは、つい数時間前のことだった。とつぜん真っ黒な渦が現れたのだ。 それは、この飛行船を飲み込むに十分な大きさだった。  「クイーン、まずいです。制御できません。」 RDの慌てた声も、クイーンの耳には届かない。それどころか、インディージョーンズの主題歌まで鼻歌で歌い始め、ゆうゆうと、猫の蚤取りをしている。 「クイーン、まずいです。」ジョーカーが叫ぶ。 「二人とも落ち着きたまえ。目の前に未知の謎が待ち構えているのに見過ごしたりしたら、怪盗クイーンの名折れだよ。」 クイーンは静かにいった。 「この期に及んで」ぼそっといったジョーカーだったが、それ以上は何も言わなかった。 「さあいこう、新世界へ。」 クイーンの声が合図になったかのように、トルバドュールは黒い渦に消えた。                   

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Re: 怪盗クイーンはまほらに降り立つ ( No.1 )
日時: 2011/12/20 23:06
名前: パク男 (ID: vWi0Ksv5)

 大きな爆発音とともに、それは降ってきた。 未知の空から。  「ここはどこなんです?クイーン。」 ジョーカーが、分かるはずのない質問をする。 「さあね。でも未知の世界には違いない。 わくわくするね。」 あくまでマイペースのクイーン。でも、それも次の瞬間消え去ることとなる。 「何者だ、お前達。」 いきなり重装備兵に囲まれる怪盗クイーン達。 「全く無粋な連中は、見ていて気分が悪いよ。」 クイーンがいった瞬間、一陣の風が吹いた。そして兵達の武器は、刃物に切断されたように切れていた。 「さて、君たちに聞きたい。ここはどこなんだろうか?」 はじめはあっけにとられていた兵達も、目の前にいる人間が、自分たちとは格が違うのに気づくと口を開いた。 「此処はオスティアとヘラスの狭間、我らは連合の兵だ。」 それだけいうと兵達は逃げていった。 「分かったよジョーカー君。此処は、魔法先生ネギまの世界だよ。」 「何ですかそれは?」 「私の図書室の中にある漫画のひとつさ。」 「マンガの世界に来てしまったという訳ですか。」 「そうみたいだね。此処からは、私の原作知識が役に立つよ。 今は大戦期でメガロメセンブリア連合とヘラス帝国戦いの真っ最中だよ。 このあと真の黒幕、感染する外科医だったかな、が出てくるはずだよ。」 完全なる世界を誤認していることに気づかないクイーン、ジョーカーはもちろん分からない。 「で、これからどうするんですか?」 「戦争は、私の主義にあわないけれどこれ以上人が死ぬのを黙ってみているのも楽しくないね。 やっぱり参加してみようかな。」                                          





こうしてクイーン一同も大戦に参加し、歴史は大きく歪む。


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