二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 志摩家の末っ娘で御座います。【青の祓魔師】
- 日時: 2012/01/30 22:46
- 名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)
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志摩家の末っ娘で御座います。
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<作品紹介>
志摩家の末っ娘である志摩ひなたが坊と子猫と廉造+αではちゃめちゃを起こしちゃう笑い有り涙有りなお話。
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Welcome to!
<注意事項>
@さようなら
・最低限のルールを守れない人
・荒らし中傷しにきた人
・銀魂、もしくは二次小説嫌いな人
@こんにちは
・私の亀更新許せるという寛大な心をお持ちの人
・私の駄文脱字誤字を許せるという広々とした心をお持ちの人
・私にの手によるキャラ崩壊を許せる大きい心をお持ちの人
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<目次>
>>1 登場人物[志摩ひなた]
/本編
>>3 第零話——歓喜の近衛柿
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最終更新 1月30日
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@ お客様
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- Re: 志摩家の末っ娘で御座います。【青の祓魔師】 ( No.1 )
- 日時: 2012/01/30 19:46
- 名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)
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名前/志摩ひなた[シマヒナタ]
志摩家の末っ娘/廉造の双子の妹
・2月14日生まれ(水瓶座)のA型
・一人称は「わたし」
・呼び方
廉造/廉ちゃん 坊/竜ちゃん
子猫/子猫ちゃん 蝮/蝮ちゃん
金造/金兄 柔造/柔兄
達磨/達磨さま 八百造/お父さん
・呼ばれ方は殆どの場合「ひな」
・八百造に買って貰ったうさぎのぬいぐるみを肌身離さず持っている
・髪は金造が結っている
・皆に愛されていて、かつ皆を愛している
・お人形さんみたいに可愛い顔をしている
・魔障は訳あって小さい頃に受けた
・悪魔が見えることでよく小さい頃いじめられた
・ちなみにいじめっ子はシスコンブラザーズが成敗した
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- Re: 志摩家の末っ娘で御座います。【青の祓魔師】 ( No.2 )
- 日時: 2012/01/30 20:01
- 名前: 月那 (ID: pzZocD64)
見つけた!(≧▽≦)ゞ
更新がんばって!!!
- Re: 志摩家の末っ娘で御座います。【青の祓魔師】 ( No.3 )
- 日時: 2012/01/30 22:47
- 名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)
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「きもちわるーい、ひなちゃん悪魔みえるんやって」
「うそついたら駄目なんやで!ひなちゃんさいてー!」
友達の罵声が、わたしの頭に響きました。
ただ、悲しくて辛くて、耳を抑える様にしゃがみ込みます。
嘘なんてついていないのに、そう呟くけれど誰にも届きません。
「ちがう……!わたし、嘘言ってないのに……!」
何で、誰も信じてくれないの……!
——第零話 歓喜の近衛柿
「ひなー、遊びん行こうで。坊と子猫さんもう来てはるで」
「ちょいまって、うさちゃんにお洋服着せなあかんから」
廉造の声が志摩家の大きい屋敷の庭から聞こえます。
ひなたはうさちゃんに洋服を着せるという言い訳をして、こっそり涙を拭いました。そして廉造のところへ掛けていきました。
「うさちゃんえらいかいらしい格好してはるなあ」
「うん。……竜ちゃん子猫ちゃん、またせてごめんね?」
「ええんですよ、で、今日はなんするんですか?」
ひなたはにっこり笑って言いました。かくれんぼをするのだと。
すると皆顔を見合わせて鬼を決め始めました。
じゃんけんをした結果、鬼は廉造になり、他の皆は駆け出しました。
「もういいかい?」
「まあだだよ」
「もういいかい?」
「まあだだよ……」
ひなたは何時も隠れている神社へ向かいました。
周りには木が生い茂っていて、分かりにくい場所です。
かくれんぼには最適だとひなたは思ったわけです。
そうしてひなたはしゃがみ込み、足に顔を埋めました。
そうすると、ひなたの目からは涙が零れ落ちてきます。
冷たい雫が、頬を滑り落ちていきました。
「……っ」
今日もいじめられたのです。
もう、幼稚園になど行きたくないと強く思いました。
うさちゃんの今はお洋服で隠れていますがお腹だって踏みつけられ、綿が出てきていました。
たくさん叩かれたし陰口を言われました。
「うう、…っも、いやだあっ」
そうしているうちに涙が止め処なく溢れ出してきました。
うさちゃんをぎゅっと抱きしめてすすり泣きました。
がさりがさり。
そこに、草を掻き分ける音が聞こえて、はっと顔をあげました。
すると廉造がひなたを見下ろしていました。
「れ、んちゃん」
「自分何泣いてはるん?今日もいじめられたん?」
「べ、つに何もあらへんよ!気にせんといて!」
ひなたが笑顔で言うと、廉造はひなたの肩をがしりと掴んで半ば叫ぶように怒鳴りました。
「独りで泣かんと俺の側で泣け!俺はいつでも受け止めたる!」
ひなたの目からほろりとまた涙が散りました。
何時だって見つけてくれたのは廉造でした。
ひとり泣くわたしを見つけてくれたのは何時だって君でした。
ひなたはもう泣いていませんでした。
そして花が咲いたかのように笑いました。
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