二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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武藤家!!
日時: 2012/02/01 20:08
名前: 四葉 (ID: .Brpe.C.)

プロローグ


拝啓、天国のお父さん・お母さん。
今日も武藤家は

長男 太一
二男 双葉
長女 紗月
二女 椎菜
三男 五樹
四男 睦月
三女 菜々
四女 弥生
五男 四葉

みんな元気に暮らしています。

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Re: 武藤家!! ( No.1 )
日時: 2012/02/01 20:34
名前: 四葉 (ID: .Brpe.C.)

一章   それぞれの朝は…

太一side


AM6:00


紗「兄ちゃん!!朝だよ!起きてぇぇ」

大声で叫ぶ妹、紗月に体を揺すられる。


太「んっ…んん〜」

まだ
眠たい目をこすり、思い切り背伸びをする。
やっぱり朝は苦手だ。

紗「ほら、早くごはん作んないと!みんなに文句いわれちゃうよ!」
太「けっ!どうせ作っても文句言われるよ〜だ!」
紗「そんなことないよ。私言わないし…」

そりゃ〜紗月は俺より大人だし優しいし。

太「お前は言わなくても他の奴らは言うんだよ。「昨日と同じやつだぁぁ」って」
紗「はいはい。いいから作って!」
太「ぶ〜!適当に言いやがって! 結構大変なんだぞ!」

文句をいってみるけど紗月は他の奴らを起こしに行ってしまっていた。



専用エレベーターで共同スペースの三階へ降りる。
家は四階建て。結構いいマンションだ。
なぜこんないいマンションに住んでいるかって?
それはうちがお金持ちだから!!ってわけではない。

それは10年前のことだ。
母さんと父さんは四葉が生まれてすぐ事故で死んでしまった。
そのあと俺らは母方の祖父、桜田学園理事長の桜田善十郎に生活を援助してもらっている。

だから、お金持ちなのは俺らじゃなくじぃちゃんってわけ。
ちなみに桜田学園は私立で超がつくほどの金持ち学校。
小・中・高・大とエスカレーター式だ。
もちろん俺らもそこに通っている。



チン


エレベーターのドアが開き誰もいない三階についた。

太「うー!やっぱ1月はさみぃ〜」

まだ誰も起きてきていないリビングはヒーターがついていない。
ヒーターをつけるのも俺の仕事だ。
感謝してほしいぜ!

太「えっと…朝メシは…」

冷蔵庫を開いて中を覗く。

太「やっべ…何もないぞ…」

冷蔵庫の中には昨日の夜ごはんしか入っていなかった。

太「あいつら同じやつだと文句言うんだよなぁ…」

と、しばらく考えたがないものは仕方がない。

太「まぁ…いっか!」

文句を言われる決意をした太一であった。










Re: 武藤家!! ( No.2 )
日時: 2012/02/02 20:55
名前: 四葉 (ID: .Brpe.C.)

双葉side


AM6:00



がちゃ

紗「あんちゃん!起きてぇ!」

んっ…もう朝?

紗「げっ!…」

紗月の嫌そうな声がうっすら聞こえる。

双「えっ?なに?」
紗「あんちゃん、また?いいかげんにしてよね!!」

えっ?何のこと?

そう思い、あたりを見てみると何故か隣で女の子が眠っていた。

双「あ〜…そっか。昨日泊まりたいってねだられて…」
紗「四葉とかいるんだからやめてよね!」
双「あ〜…うん。うん。」

ムスッっとした顔でドアを閉めてでていく紗月。
とりあえずこの子を何とかしなきゃな。

そのあと、またボーっとする頭でなんとか女の子を家に帰すことに成功した。

双「おはよう。」

リビングに行くと太一が朝メシを作っていた。

太「あっ!おはよう…」

何故か太一は弱々しく呟いた。

双「何?おどおどして?」
太「いや〜実は…朝メシ昨日の晩飯の残りしかなくって…」
双「は〜?いつも買い出しは朝メシのことも考えてやれって言ってんのに!」

「…うん。」と涙目でうつむく太一。

双「まぁ、いいや。明日はきちんとしろよ!」
太「うわーい♪ありがとぉ〜」

浮かれる太一。
まぁ、他の奴らにはめちゃくちゃ怒られるだろうな…。
おもに睦月に…。






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