二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- [ヘタリア]嗚呼、この世界は
- 日時: 2012/03/27 23:02
- 名前: 藤桜 (ID: mO1C8K.7)
これは、「ヘタリアって、旧ソ連邦とか旧ユーゴとか少ないよね」
とか言い出した旧連邦大好き藤桜が自己満で書いているおよそ旧連邦ばかりの小説です。
要はオリキャラです。
暗い内容を多く含まれるので心の準備をお願いします。
あと、コメントを頂けますと舞い上がります。
セルビアとアルメニアが妙に優遇されてるのは藤桜の愛の偏った結果です。
史実をもとにはしたものが多いですが、国辱、戦争肯定の意志はありません。
───────────
旧ソ連の設定(今後増えます)
アルメニア
旧ソ連邦諸国の中で最小の国。
生粋の商人気質。
単純計算すると、中国さんが12人いても交渉を有利に進められる。
世界中に別荘がある
フランスとアメリカの別荘に至ってはその国に新しい法律作らせる位の影響力がある。
アゼルバイジャンとトルコが嫌いっていうか、いっそ憎い
でも一番嫌いなのは、
グルジア
- Re: [ヘタリア]嗚呼、この世界は ( No.8 )
- 日時: 2012/03/12 23:10
- 名前: 藤桜 (ID: HEliJZHP)
すいません、このままだとシリアス突入しそうなんで私の脳が整理されるまでシリアス書きます。
身替わり
冷戦時期の話
ロシアが肩を押して身体を離すとセルビアの唇が離れた。
「どうした?ロシア、随分ご機嫌斜めだな」
セルビアが皮肉げな笑みを浮かべると、ロシアはセルビアの首を軽く掴んだ。
「身替わりの分際で詮索しないでよ」
威嚇してセルビアの首を掴む手に力のを込めるとセルビアは笑みを崩さないで
「カフカスの《お姉さま》に何かあったか?」
といった。
「君、分際を弁えて?ていうか、誰に断ってあの娘をお姉さまなんて呼んでるの?」
「誰って?***本人だが?」
首を掴む力を強くしようとするとセルビアが呟いた
「***にいうぞ?」
こんなことであの娘の評価を落としたくない。そう思ってセルビアの首から手を離した。
「本当、身替わりの分際で生意気。」
ロシアが言うと、セルビアが嘲笑《わら》った。
「お前は、***を壊してしまうかも知れないのが怖くて俺を身替わりにしているんだ、文句を言えた立場か?」
虚勢、しかし何と誇り高きことか、そんなセルビアだからこそ、***の身替わりに相応しい。
「君こそ《彼》を求めて止まない癖に、でも手を伸ばすのは無理だから僕を身替わりにしているんでしょ?同じ穴の狢、ってやつでしょ」
「同じ穴の狢?何だ?それは」
セルビアは眉間に皺を寄せ訝しむようにロシアを見た。
「同類ってこと。」
「成る程、あながち否定は、出来ないな。」
くつくつとセルビアは自嘲気味に笑った
「だが、決定的な相違がある、お前は手を伸ばせば得ることは容易だが、俺は無理だ。」
「でも君の想い人は壊れたりしないでしょ?」
ロシアがそう言って拗ねるとセルビアはロシアを睨みつけた
「お前カフカスのお姉さまを侮るなかつてのバルカンの覇者たる俺が本能的に膝を付いた相手だぞ?ついでに言えばかつてのカフカスの王者だ。」
「でも君は今の***を知らない、重傷なんだよ?」
「そうか」
この数ヶ月後ユーゴスラヴィアがスターリンの思想に反発して、この不毛な関係は終わった。
- Re: [ヘタリア]嗚呼、この世界は ( No.9 )
- 日時: 2012/03/13 00:04
- 名前: 藤桜 (ID: Wr7p75Kp)
文才がないのは、気づいています。
- Re: [ヘタリア]嗚呼、この世界は ( No.10 )
- 日時: 2012/03/13 12:33
- 名前: 藤桜 (ID: r9A/tVVL)
やっぱりシリアス弱ったセルビア姉さんが書きたい。
悪役
セルビアが目を覚ますとそこは自分の部屋だった。
徐々に言えたはっきりしていく意識の内で、いくつかの違和感を覚えた。
先ず最初に気付いたのは、視界が狭くいつもの半分くらいであること。
次に、顔の右側に激痛が走ること。
そして、その激痛が全身に及ぶこと。
そして、部屋に充満する薔薇とラベンダーの香り。
「よう、起きたか?」
聞き慣れた声に視線を向けると、ブルガリアの姿があった。
「今の状況が分かるか?」
聞かれてから、思考を巡らせる。
「コソボは...?」
問い掛けると、彼は満足気に笑った。
- Re: [ヘタリア]嗚呼、この世界は ( No.11 )
- 日時: 2012/03/27 22:32
- 名前: 藤桜 (ID: mO1C8K.7)
「うん、記憶障害は起きてないみたいだ」
彼は一人で頷いているが、明らかに会話が成立していない。
「だからコソボは…」
セルビアがじれて身を起こすと、途端に身体が千切れるのではないかという程の激痛が襲った。
「まだ起きちゃ駄目」
ブルガリアはセルビアの身体をそっと横たえる
「セルビアの傷が治って、歩けるくらいになったら説明するから」
だが説明するまでもなく、右半面の激痛で理解した。
コソボは、いないのだと
あの子は、出て行った
「は…あはは…私は、また、見放されたのか」
自嘲気味に呟くセルビアの頭を撫でて、ブルガリアは微笑んだ
「モンテネグロがいるよ俺もいるし、ギリシャもいる。クロアチアもスロベニアもボスニアもマケドニアも、皆君が大好きで歩み寄ろうとしてる。だから寂しいことは言わないで。
自分ばかりを悪者にしないで。
俺達だけじゃなくて、自分も愛して」
(例え世界中が、君を悪者にしたって、俺達は知っているから)
(君がどれほど優しい女の子かを)
「可愛い可愛い、俺の妹」
end
- Re: [ヘタリア]嗚呼、この世界は ( No.12 )
- 日時: 2012/03/27 23:18
- 名前: 藤桜 (ID: mO1C8K.7)
絶望
希望を持つ隙のないくらいの絶望の底が一番好き
少女は、「蜂蜜が一番好き」とでも言うような明るい笑顔でそう言った。
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