二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 秘蜜〜黒の誓い〜
- 日時: 2012/03/24 13:45
- 名前: まな (ID: V9u1HFiP)
初めまして?
こんにちは?
まあとにかく、まなと申します。
前にこれと同じ小説を書いたのですが、間違えてライト小説のほうに書いてしまったので、今回改めて書いてみようと思います。
どうぞ、よろしくお願いします!
Page:1
- Re: 秘蜜〜黒の誓い〜 ( No.1 )
- 日時: 2012/03/24 14:09
- 名前: まな (ID: V9u1HFiP)
あ。ひとつ言い忘れてました。
今回はボカロの「秘蜜〜黒の誓い〜」に感動し
そうだ、ヘタリアパロにしよう
という気まぐれです。
では人物紹介です。
ギルベルト・バイルシュミット(プロイセン)
小さい頃、自分を助けたエリザベータに恋をするが、エリザエータには婚約者がいて、人間と天使の恋は許されない。自分の恋を叶えるために悪魔と禁断の契約をし、堕天使となる。
エリザベータ・ヘーデルヴァーリ(ハンガリー)
教会で出会ったローデリヒに一目惚れし、トーリスとの婚約を断りローデリヒと交際を始める。小さい時に出会ったギルベルトのことが心残り。
ローデリヒ・エーデルワイス(オーストリア)
ギルベルトの堕天使となった姿。エリザベータと恋人になることを叶えることは出来たが、自分(ギルベルト)のことを忘れられていないか心配。
トーリス・ロリナイティス(リトアニア)
エリザベータの婚約者。親が勝手に決めた婚約のため、エリザベータが結婚を望んでいないことを悟っている。
ルートヴィッヒ・バイルシュミット(ドイツ)
ギルベルトの弟。兄が堕天使となったのはエリザベータのせいだと思い、憎んでいる。
という感じです。ではどうぞ!
- Re: 秘蜜〜黒の誓い〜 ( No.2 )
- 日時: 2012/03/24 15:00
- 名前: まな (ID: V9u1HFiP)
子「ママー!もっと絵本よんでー!」
母「もっとって・・・もう三冊目よ?」
子「嫌だーもっとー!んーっとね・・・んーっと・・・これ!」
母「あら、これ隣の家のお姉さんから貰ったやつじゃない」
子「ママはやくー!」
母「はいはい。・・・昔、傷付いた小さな天使が、町を彷徨い歩いていました・・・〜」
〜
ギ「ハア・・・ハア・・・」
ここはどこだ?クソ、フランシスのやつ、後ろから殴りかかってきやがって・・・。こんなボロボロのつばさじゃ飛べねーしな・・・。
傷付いた俺様もかっこよすギル・・・ぜ・・・。
俺様は壁に座りこんだ。
ハア・・・も・・う・・意識が・・・。
?「おい、大丈夫か!?」
誰・・・だ・・・?
俺は重たくなったまぶたを開けた。
そこにいたのは茶色の髪を一つにまとめた、緑色の目をした男だった。きれいな目だな・・・って、俺様何考えてんだ!?こいつは男だぞ!?
?「うわっひでー傷だな。立てるか?」
そのまま俺様は、そいつの肩に腕をまわされて、どこかに連れて行かれた。
・
ギ「はむっもぐっぱくっもぐ・・・」
?「お前、よく食うなー・・・(呆)」
ギ「ひっふうふぁんふぁひふぉふっふぇふぁふっふぁふぁらふ」
?「飲み込んでからしゃべれよ汚ねーな!」
ギ「(ゴクンっ)一週間何も食ってなかったからな!」
?「よく生きてられたな・・・。・・・ところで、お前は一体何者だ?背中に翼ついてるし・・・お前の民族の衣装かなんかか?」
ギ「え?ああ・・・ま、まあそんなもんだ。」
天使は自ら人間に正体を明かしてはいけないことになっている。めんどくせんだよなー・・・。
ギ「ところで、お前の名前なんて言うんだよ。」
?「人に名を尋ねるときは、まず自分から名乗れ!・・・って、常識だぞ?」
ギ「俺様は、「ギルベルト・バイルシュミットだ」!」
?「ギルベルトか・・・いい名前だな」
ギ「いいから、はやくお前の名前も教えろよー!!」
?「ああ、俺の名前は「エリザベータ・ヘーデルヴァーリ」だ。」
ギ「エリザベータ?ずいぶん女々しい名前だな」
エ「うるせーな!・・・でも、何で男の俺にそんな名前・・・」
ギ「もしかして、女だっだりな!(ニヨニヨ)」
エ「あ、てめっ、胸さわんな!って、その顔どうした?」
・・・えっ!?この胸のかすかな膨らみ・・・まさか・・・お、女!?
エ「ああ、これか・・・。スッゲーマッスルだろ!あははは!」
ギ「え、いや、お前・・・」
エ「ん?なんだよ?」
ギ「・・・いや、なんでもねえ・・・」
ん?まてよ?じゃあ、俺のこの気持ちは・・・!
その時、ドアが激しく開いた。
町人「エリザさん大変だ!空が変なことに・・・!」
エ「空が変に?」
ギ「!まさかっ!」
エ「お、おい!どこいくんだよ!?」
・
俺とギルベルトは外に出て、空を見上げた。
ギ&エ「!!?」
そして絶句した。全体が紫に包まれて、雲は不自然な動きをしていた。時々、銃を撃ったような雷の音が聞こえた。
なんだこれ・・・!?いままでこんなのは・・・・
ギ「くそ!サディクのやつ、攻めてきやがった!」
サディク?攻めてきた?
エ「おい、お前何言って・・・!!」
ギルベルトの背中にある翼が大きく広がり、羽ばたきはじめた。そして、ギルベルトが宙に浮いた。
エ「なっ・・・!ギルベルト・・・お前・・・!」
ギ「おっと、一つ言い忘れてたぜ。・・・俺様は料理はもう少し濃い味付けもほうが好きだぜ?」
エ「う、うるせー!!」
ギ「ケセセセ!じゃあな!」
そう言って、空に向かって飛んでいった。あいつが見えなくなった瞬間、あたりが白く染まった。まるで、空から光の矢が放たれたように。
そしてその光がおさまり、何事もなかったかのように晴れた空が見えた。・・・俺はなにが起こったのかわからず、しばらくそこに立っていた。そして、自分の足元になにか落ちているのに気づき、しゃがんで持ち上げた。
何だこれ?羽?鳥のか?・・・いや、違う。銀色の羽だ。あいつの背中についてた翼の色と同じ・・・。
俺は羽を、持ったまま立ち上がり、空を見た。
あいつ・・・もしかして・・・。
- Re: 秘蜜〜黒の誓い〜 ( No.3 )
- 日時: 2012/04/01 12:00
- 名前: まな (ID: V9u1HFiP)
〜10年後〜
猫「にゃ〜・・・」
女の子1「あ!!にゃんちゃんが木の上にいるよー!」
男の子1「あ、ホントだ。」
女の子2「助けてあげようよ!」
男の子2「無理だよ、あの高さじゃ。」
女の子1「でも・・・」
猫「にゃ〜にゃ〜」
女の子1「うう・・・ヒック・・・」
男の子3「泣くなよ〜。」
女の子1「だって・・・グスっ・・・」
?「お?どうしたんだ?」
男の子2「誰?まさか、人攫い?」
?「攫わねーよ誰も!」
女の子2「猫ちゃんが木の上に上って下りられなくなっちゃったの」
男の子1「お願い!助けてあげてよ!」
?「ふ〜ん・・・。よーし分かった!俺様が助けてきてやるよ!」
男の子3「気をつけてね。」
?「おうよ!・・・っよっと・・・。さあ、こっちにこい!」
猫「ふにゃ〜・・・」
?「ってお、おい!後ずさんなって!危ない・・・」
猫「にゃ!?」
女の子2「あ!落ちちゃう!!」
?「チッ!クソ!」
男の子2「あ、つかんだ。」
男の子3「危ない!お兄ちゃんも落ちちゃうよ!!」
女の子1「キャーー!・・・え!?」
男の子1「ち、宙に・・・浮いた!?」
ストッ
?「ふ〜う・・・危なかったぜ〜!ほらよ!」
女の子1「へ?」
?「猫。助けたぜ。」
女の子1「あ・・・ありがとう!」
女の子2「あ、いいな〜!あたしも触りたーい!」
男の子2「・・・ねえ、あんた。」
?「ん?」
男の子2「一瞬・・・宙に浮かなかった?」
男の子3「そうだよ!スッゲーかっこよかったよ!」
男の子1「どうやって浮いたの!?」
?「それは・・・ジ、ジャンプしただけだ!」
男の子3「ジャンプ!?スッゲー!俺も今度やってみよー!」
男の子2「ジャンプ・・・ねえ・・・。・・・まあいっか。」
女の子1「あの・・・。お兄ちゃんの名前は?」
男の子1「なんで名前なんて聞くの?」
女の子1「親切にしてもらった人には名前を聞きなさいって、ママが言ってたもん!」
?「俺様の名前?・・・なら教えてやるよ!俺様の名前は「ギルベルト」だ!!」
男の子3「ギルベルト?変なのー!」
男の子1「まあいいや!早く遊ぼーよ!」
女の子2「次はおままごとだからね!」
男の子3「えーーーー!」
女の子1「じゃあ、バイバイ、ギルベルトお兄ちゃん!ありがとう!」
男の子2「・・・バイバイ、変な兄ちゃん」
ギ「おう!じゃあな!」
- Re: 秘蜜〜黒の誓い〜 ( No.4 )
- 日時: 2012/05/30 18:02
- 名前: まな (ID: g7gck1Ss)
・
子供達が走り去っていくのを見ながら、ふうと一息を吹いた。
っあー!人間界久しぶりすギルぜー!10年ぶりか?
あの後俺は天界に戻り、戦に勝利した。天界は平和になり、もう戦事はなくなった。そして俺は大人の体つきになり、人間界へ行く許可がでた。・・・え?何で人間界にきたって?・・・それは・・・
ギ「エリザベータ・・・」
そう。俺の手当てをしてくれた人間、エリザベータに会いにいくため。
この10年の間、あいつの顔が頭から離れなくなった。
それを弟の親友、ヴェネチアーノちゃんに相談したら
(ヴ「ヴェ〜!それは恋だよ!俺もカワイイ女の子見つけると、どう誘おうか迷って、頭の中から離れないんだ〜!」)
と言った。その後弟に違うと指摘されたが、恋と言われた瞬間、胸がドキッっとした。
恋・・・!?そうか・・・俺はあいつのこと・・・
そして、人間界にやってきた。
あいつも、もう大人になってるよなー。まだ男らしい格好してんのか?それとも、さすがに女らしくなってるか?ていうか、女って自覚したのか?あいつが女らしくなったら、カワイイだろうな・・・。
って俺様、何考えてんだ!?///・・・早くあいつ探さねーと・・・///
・
・・・くそ、どこいんだよ!汗だくの俺様もかっこよすギルぜー・・・ハア・・・。
そのとき、俺の前を茶色の髪の女が通っていった。
ん?茶色の髪・・・?
その女は建物の角を曲がっていて、もう見えなくなっていた。
・・・もしかして!
俺はその建物の角に向かって走り出した。その女はベンチに座っていた。
縛ってはいねーが、あの髪の色・・・あの緑色の目・・・。
まちがいねえ。昔と比べて胸もあるし、服装も違って大人っぽくなってるが、顔に面影がある。あいつは・・・
ギ「やっと見つけたぜ・・・」
俺はあいつに近ずこうとした。
ギ「おーいエリザベー・・・・!?」
エリザベータの元へ、1人の男が近ずいた。
?「ごめん、待たせちゃった?」
エ「ううん、大丈夫。トーリスこそ、走ってきたんじゃないの?」
ト「当たり前だよ。大切な恋人を待たせるなんて、男として最低だよ?」
エ「フフッ。もうすぐ夫婦になるけどね。」
・・・・・・・・。
俺は何が起こったのかよく分からなく、呆然と立ち尽くしていた。
何分くらいたったのだろう。もう二人は何処かえといってしまった。
そのくらい、整理するのに時間がかかった。
・・・エリザベータには恋人がいて・・・もうすぐ夫婦に・・・結婚する・・・?他の男と・・・?
俺は頭を強く殴られたような感覚になり、壁に寄りかかった。
・・・何失望してんだよ、もう10年もたってんだぞ?結婚してもおかしくないってこと、考えられなかったのかよ・・・気づいていたはずだろ?・・・人間と天使は、結ばれることはないってな・・・
気づけば俺は、ある禁断の部屋に来ていたー・・・
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。