二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- いつまでも君を〜〜 銀魂
- 日時: 2013/03/23 09:58
- 名前: 音羽 (ID: 6.Nua64i)
初めまして!
音羽と申します!
こういう投稿したりするのは初めてなので、いろいろ不手際などあると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
えーと、私の書く小説は、銀魂の、皆さんのイメージを打ち砕いてしまうものが多いです。
なので、そういうものが苦手な方は、読まないほうが良いかもしれないです。。。。
それでもいいよ、という方、どうぞ、お読みください。
駄作ですが。ごめんなさい。駄作ですが!?
更新数など、かなり低くなると思いますので、気を長く待っていてください!
お願いします!
良ければ、コメント、感想等よろしくお願いします!
えーと、中傷、誹謗コメントはお控えくださいーーーー・
目次
第一話>>01
第二話>>02
第三話>>03
第四話>>04
第五話>>05
第六話>>06
第七話>>09
第八話>>15
第九話>>16>>17
第十話>>19
第十一話>>20
第十二話>>21
第十三話>>22
第十四話>>23
第十五話>>24
第十六話>>25
第十七話>>26>>27
第十八話>>28
第十九話>>29
第二十話>>30
第二十一話>>31
第二十二話>>32
第二十三話>>34
第二十四話>>37
第二十五話>>38
第二十六話>>40
第二十七話>>41>>42
第二十八話>>44
第二十九話>>45
第三十話>>46
第三十一話>>50
第三十二話>>51
第三十三話>>53
第三十四話>>55
第三十五話>>56
第三十六話>>58
第三十七話>>59
第三十八話>>61
第三十九話>>62
第四十話>>66
第四十一話>>70
第四十二話>>73
第四十三話>>75
第四十四話>>77
第四十五話>>80
第四十六話>>81
第四十七話>>84
第四十八話>>86
第四十九話>>87
第五十話>>90
第五十一話>>92
第五十二話>>94
第五十三話>>98
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- Re: いつまでも君を〜〜 銀魂 ( No.94 )
- 日時: 2013/02/10 17:08
- 名前: 音羽 (ID: TNe6IF2u)
- 参照: http://www.kakiko.info/upload_bbs/index.php?mode
第五十二話
銀也と時子が死んで、幾年。
赤ん坊の銀時は、少年になり、火事から逃げ出して、走り続けていた。もうどれくらいになるか、一昼夜走り続け、裸足の足は土にまみれ、すりむいた足の裏から血が滲み、着物の裾は草で切れてボロボロ。 何度も転んだのか手のひらにもいくらかの血がにじんでおり、土で汚れていた。
それでも、くらいくらい山の中を一心不乱に走り続け、銀時はとある場所へとたどり着いた。
重苦しい曇天。
積み重なる灰色の……骸。
漂う血の臭いと、白い靄。
「ここ……」
そこは、戦場だった。しかもつい最近まで戦争をしていたのか、血の臭いも生々しい。
しばらく呆然とたたずんでいると、どこからか骸を踏みつける足音が聞こえてきた。
反射的に銀時はその場に落ちていた、死体のものであろう刀を手に取り、構えを取る。そうしている間に靄の中から、人相の悪い1人の男が現れた。
「あぁ? なんだってこんな場所にこんな餓鬼がいやがる。おめーも物盗りか? ……まあ、いい。一応殺しとくか」
相手が子供だからか、動けないと思っているのか。刀をじっと構えたままの銀時に、わざとゆっくり自分の刀を振り下ろした。
すると。
「おま……」
銀時はそのまま……構えたまま、横一文に刀をひいた。小柄な銀時の腕の先には、あつらえたように男の腿があり……銀時の刀は振りかぶった男の腿をいとも簡単に切り裂いた。男は膝をつき、銀時を睨みつけながらなおも刀を銀時の方へと向ける。
「……」
それをいつもの冷めたような目で見やり、動けない男の背後へと回り込み、背中から男を斬った。
男はこと切れ、骸の一つとなって、血の海に倒れこむ。銀時の足はその血に染まる。ふいに、銀時は男の懐に手を入れた。そこには大きなおにぎりが包まれていて、それを無表情のまま、ほおばる。
幾日か、幾週間か。
銀時はそれから、戦場に金品目当てにやってきた盗賊を殺しては食糧を調達するようになっていた。
『あの戦場には白い鬼が出る』
その噂は人から人へと伝わり……。
あの人のもとへ……。
- Re: いつまでも君を〜〜 銀魂 ( No.95 )
- 日時: 2013/02/11 00:21
- 名前: 紫 ◆2hCQ1EL5cc (ID: 1SUNyTaV)
こんばんは、お久しぶりです、いつぞやに感想を書かせていただきました、紫です
物語も佳境といったところでしょうか、昨年の10月頃から更新を楽しみにしつつ読んでいたので、何か感慨深いものがあります。うーん、あと十話くらいで日々の楽しみがまた一つなくなるのか……
この小説、すごく好きなんですよね。じんわりと、優しさが伝わってくるというか。物語の構成からも、何よりその文章からも。シリアスな場面であっても、それでもやっぱり、読んでいてほっとするんですね。その先に、ハッピーエンドを期待してしまうからでしょうか。
完結、少し寂しい気もしますが、全てのものには終わりが来るということで、楽しみに待っています
それでは、失礼しました
- Re: いつまでも君を〜〜 銀魂 ( No.96 )
- 日時: 2013/02/11 21:28
- 名前: 音羽 (ID: TX1BaFiy)
- 参照: http://www.kakiko.info/upload_bbs/index.php?mode
紫さん、どうもありがとうございます!
やっぱり紫さんに依頼してよかったな…としみじみ思います…。
そしてまさか読んでいただけていたなんて!
すごくすごくうれしいです!
シリアスの中にも優しさがあったり、ほっとできたり…って、もう最高の褒め言葉です。 ありがとうございます!
完結まで、もうしばらく。
お付き合いくださいませ。
- Re: いつまでも君を〜〜 銀魂 ( No.97 )
- 日時: 2013/02/14 21:31
- 名前: 音羽 (ID: .K.hcGND)
- 参照: http://www.kakiko.info/upload_bbs/index.php?mode
参照数2500、ありがとうございます。
- Re: いつまでも君を〜〜 銀魂 ( No.98 )
- 日時: 2013/02/21 19:05
- 名前: 音羽 (ID: 6.Nua64i)
第五十三話
「忘れろ……って、ンなことできるか。お前ここまで話したんだったら最後まで話せよ」
グラサンの奥から真剣味を帯びた目でこちらを見ている坂本に、銀時はつめよる。それに若干呆れたように目を細めてから、坂本はアハハハと笑った。
「金時、おまんそんなに知りたいんか。しゃーないのう。いっぺんしか話さへんきに耳の穴かっぽじってよぅく聴いとけや」
そして、坂本は静かに説明し始めた。
銀時が25年前にタイムスリップしたこと。
そこで親切な夫婦に出会い、夫と一緒に戦場へいったこと。
戦場で夫が深手を負い、自宅へ辿り着いたこと。
奥さんは、子供を身籠っていたこと。
そんな話を黙って聞いていた銀時に、坂本は話し終え、続けて聞いた。
「……憶えちょうか?」
しばらく黙り、銀時は顔をあげて首をすくめる。
「さーな。……別に隠すことじゃねーだろうがよ? 何お前、俺が傷つくとか思ってたの?」
さぞかし幸せな夫婦だったんだろうな、とつぶやいて。
銀時は文字通り、坂本を蹴り飛ばした。
「いてっ…おまん何するが! せっかく人が心配してきてやったいうに」
「うるせーよてめえに心配されるなんぞ気味が悪い。さっさと帰れ、ガキどもが帰ってくるだろ」
そう銀時が吐き捨てた、その時。突如万事屋上空から轟音が響き渡り、スピーカーを通した声が聞こえた。
「オイ、さっさと帰ってくるが。ぶっ飛ばすぜよ」
「げ、陸奥じゃ」
「ほら迎え来てんじゃねーか。帰れよ」
陸奥の急かされ、銀時に蹴られながら、坂本はしぶしぶ船へとのりこんだ。
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