二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 空っぽの思考 . [ inzm/振り ]
- 日時: 2012/05/29 19:14
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: rR82qnqT)
□
初めまして、…というよりお久しぶりです*
元「ゆう」と申します、みもりです。
最近、友人のめーこに教えて貰ったおお振りに大ハマり←
イナクロ含め色々と大好きです、
小説はのそのそと書いていこうと思いますので宜しくお願いします.
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- Re: 空っぽの思考 . [ inzm/振り ] ( No.6 )
- 日時: 2012/05/25 20:29
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: rR82qnqT)
+ ねた
[それが優しさなんて気付かないふり]
L振り上げたてのひら、そっと降ろした。/照美+亜美
[つぶやいた、キミガスキ]
L気付かなければ楽になれたのにと瞼を閉じる/利央
[幸せ探し]
Lこの手に掴めるものならば/円堂と風丸
[ほらね、君もこうやって]
L裏切るのは簡単だろう?/島崎と準太と亜美
120525
- 掌に残るもの 。 ( No.7 )
- 日時: 2012/05/29 18:55
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: rR82qnqT)
どうやったってあの人には追いつけやしない。
そう掠れた声で呟いた彼女は酷く疲れ切った顔をしていて、無意識のうちに俺は彼女の髪へ手を伸ばしていた。
髪を撫でた感触は、まだ掌に残っている。
「 あのひとと、同じように。……γに、見て貰えたらなあ、 」
120529
- ::/memo ( No.8 )
- 日時: 2012/05/29 20:54
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: rR82qnqT)
01*((俺の前方、和さんの後方。それこそ迷子のようにどこに進めばいいのか分からなくなった彼女は、ただ立ち尽くしていた。和さん達と共にすすむ勇気も、俺と共に残る勇気も、彼女には無いのだと知る。))/準太と亜美の葛藤。
02*((掠れた声で名前を呼んだ。此方を振り返る彼の表情がひどく哀しい。嗚呼、私は最低な人間だ。心の中でそっと呟いて、ごめんなさいと笑った。このまま彼の胸に飛び込んで大泣きすれば、いったい彼はどんな表情をするのだろうか。皆が笑う世界を願ってサヨナラと手を振った。))/エドガーと香奈の初恋の終わり。
03*((4度目の着信。わたしはついに出なかった。否、出られなかった。はなれたくない。彼が否定する未来を、わたしは肯定しよう。これがわたしと彼の結末なのだと知った、18歳の夏。))/慎吾と亜美の結末。
04*((終わりを知ってしまった。生きていくのがつらいくらいだった。私の夏は、こうやって幕を閉じるのかと嘆いた。私を抱き締める彼の腕が震えていた。呆然と立ち尽くす妹が見えた。はにかむ幼馴染が見えた。ごめんね、頼りない私で。涙を拭って、私は笑った。来年はがんばってね。泣かなかった妹が、声を上げて泣き始めた。))/香奈と桐青、夏の終わり。
05*((ひゅう。喉が音を立てた。どうしようもなく、怖くなった。目の前で笑う二人が、憎らしい。そんな感情を抱く自分が怖くなった。そして、馬鹿だと思った。自分の気持ちをうまく伝えられないのに、人を憎み羨むのだけは得意なんだから。二人へ向けた笑顔がぎこちない。おめでとう。その言葉は空気に浚われて消えた。目の前で笑う二人はやっぱり遠くなっていくんだった。))/彼女が出来た泉と彩音の距離。
06*((見慣れた名前に頬が緩む。相変わらずのぶっきら棒な文面に噴き出せば、隣に居た圭輔が不思議そうな顔をした。何でも無いと笑い、誕生日オメデトウ、と多少ぎこちない文章をまじまじと見詰める。彼はやっぱり優しいんだと思うと同時に、今度料理を作ってあげようと考えた。ついでに、利央の分も。きっと喜ぶんだろうな、利央と亜美が。へにゃりと笑う二人を想像して、私の頬も益々緩んだ。))/呂佳からの誕生日メールと香奈。
07*((抱き締めた腕から伝わる温もり。それと、彼女の体の震え。どうしようもなく不安になって、力いっぱい抱き締める。ごめんね、シオ。俺の肩に顔を預けて泣いているらしい彼女はやっぱり小学校時代の彼女のままだ。変わってしまった部分なんてひとつもない。ぽんぽんと背中を叩いてやれば、あっさりと彼女は眠ってしまった。こういう寝顔もほら、変わらねまんまだ。))/シオと亜美の友情。
更新/
120529~07迄
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※亜美は東京出身。だけど小学校に上がると同時に東北に。しかしまた中学になるとシオと共に上京。シオは元々津軽弁だけど、亜美は元々標準語。彩音とは中学校で再会。因みに東北に行ったのは亜美の親が喧嘩したからという理由。香奈とはいったん離れ離れになった。
- どうやったって変えられやしない未来があるとしよう ( No.9 )
- 日時: 2012/05/30 17:13
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: rR82qnqT)
目の前に広がる世界は、夏が始まる、少し前。
——終わってしまった夏は、わたしの目の前にあったのだった。
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じりじりと照りつける太陽を睨みつけ——と言っても、あくまで例えだ。実際に睨むなんて馬鹿のやることである——そっと溜息を吐き出した香奈は、ぼんやりとしている妹の肩をバシッ、と叩いた。
びくん、と大袈裟なまでに身体を揺らして、亜美はバッと振り返る。呆れたような、怒ったような顔の香奈に、亜美はひくり、口許をひきつらせた。
夏大限定マネージャー。一日一つのアイス付。それに、野球部で運命の出会いがあったりして。アイス好きとして定評のある亜美が、それに釣られないわけがなかった。野球部で運命の出会い、というのは適当に考え付いたもので、亜美もそんなもの、眼中にはない。
一日一つのアイスが150円と考えて、約1ヶ月分。中々の出費になるが、香奈と亜美の家はそれなり裕福で、二人暮らしをしていても、小遣いは有り余るほどである。問題はない。
夏大限定。甲子園に、それは含まれていない。亜美にそこまで付き合ってもらうのが悪いということもあるからだ。負けを予想しているわけでは、ない。
そんな限定マネージャーが仕事をせずぼんやりしているのを見て、香奈は呆れ顔になった。若干怒りを含んだ香奈の声に、亜美は更に縮こまる。しかし、その亜美の顔が、ほんの少しだけ嬉しそうな表情だということに、香奈ははっと気がついた。
「……ちゃんと仕事しなさいよね」
何故嬉しそうなのか、香奈には見当もつかない。
あまり人の事情に踏み入る性格ではないし、己の事情に踏み入られたくも無い香奈は少しだけ訝しげな表情で、そう言葉を掛け、くるりと亜美に背を向けた。
亜美は香奈の後姿を見送って、薄らと微笑んだ。
「お姉ちゃんたちの夏を、終わらせない」
ほんの少し、ほんの少しだけ、——胸に、罪悪感を残して。
彼女は記憶の中にある、少し先の試合のデータを、手にしたメモに書き記した。しかし、書いている途中で背後から声が掛かる。少し間延びした、幼い声は幼馴染のものだ。すぐに分かって、メモ帳をポケットに滑り込ませる。
声の主である利央は亜美のそんな動作に気付かずに、ぶつぶつと愚痴をこぼしている。練習は大丈夫なのかと辺りを見回せば各自様々なことをやっている上級生たちが見え、休憩か、と気がついた亜美はくすくすと笑ったり、リアクションを取りながら利央との話に夢中になっていた。
じっと見つめる視線になんて気がつかないまま、亜美は持っていたペンもポケットへと仕舞い込む。
「ぜってェ甲子園いくかんな! ……って、亜美はマネジやんないんだっけェ、」
「うん、そうだよ」
「えー! 香奈サンだけかよ……チッ、」
「何か言ったかしら?」
「げ、香奈サン!」
笑い声に包まれるその場をするりと抜けだして亜美は空を仰いだ。あの時、——夏が終わった時とは正反対の、青空が見えた。
( それでも意地になってもがき続けるわたしを、貴方は嘲笑うのでしょうか? )
120530.
--タイムスリップネタ。続くかもしれない、
- 私は御前と平行に並んで生きたんだ ( No.10 )
- 日時: 2012/06/01 18:39
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: e5UV9RVW)
「……守れないんだ、御前のことも、——自分自身すら」
——時を止めたのは、俺じゃなくて、彼女の方だ。
おかしいだろう?
守るのは男だって、俺が守ってあげるんだって、そう笑ったら、彼女はひどく哀しそうな顔をして、すまないな、とだけ呟いた。
綺麗な容姿をしてるのに、口調は相変わらず少し荒くて。だけど、そんななかに小さな優しさが混じってて、——俺は、そんな玲名のことが、すき、だよ?
大好きで仕方ないのに、何で玲名はそんな顔するの? 怖いことも、心配することも、何ひとつとして無いのに、ねえ、玲名。
ヒロト、ヒロト——……彼女は俺の名前を、繰り返す。それから、眉を下げて、困ったような顔をして、言うんだった。
「 これ以上、私を否定しないでくれ 」
( 可笑しいな、君を救うために絡めた指が、君をこんなに苦しませていたなんて )
120601.
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