二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 俺と執事と召喚獣
- 日時: 2012/06/11 20:45
- 名前: ヤナ (ID: /OJeLYZk)
「はぁっ、はあっ」
俺は走っている。これだけだと、スタミナをつける為や趣味にも見えてしまうが、時刻はAM0:00分を切ったところ。理由は簡単。過去や悲しみから逃げる為だ。
しかし、俺も中学生。そう長く体力があるわけじゃない。疲れも当然ある。
こうなれば最終手段だ。それは自殺。ポケットに入れてたカッターを取り出して、手首に当てる。そして、痛みをこらえながら一気に、肉を斬り裂いた。
あたりは夜でも分かるくらいに紅い血が手首から落ちていた。そして俺は近くの壁に背をつけて座り、目を閉じた。
これが俺の人生を変える出来事とは知らずに・・・・
「ここはどこだ?」
俺はなぜか目がさめた。見えるのは王宮にありそうな壁。死んだんじゃないのか?
「あら、起きましたか」
声のした方へ向くとそこには大和撫子よりも綺麗な女性が椅子に座っていた。
「あんたは誰だ?」
「私は中津路御崎と言います。それよりも、貴方こそどちらで」
「俺は神谷零人だ」
「そうですか。で、なぜ貴方は血を出して倒れてたのですか?」
ふと俺は手首を見た。慣れない手付きで包帯を巻かれてた。大方、この人が巻いたんだろう。
そして、目線を戻して話した。
Page:1
- 俺と執事と召喚獣 ( No.1 )
- 日時: 2012/06/12 06:41
- 名前: ヤナ (ID: /OJeLYZk)
「・・・・と言うわけだ」
すべてを話終えた後、御崎は悲しい顔、怒りの顔と言った表情をしてた。そして口を開け
「だいたい分かりました。確かに貴方の過去は誰のよりも辛いです」
静かに彼女は立つと俺の方へ来て
パァン!!!
俺の頬を叩いた。
「!?」
何で俺はビンタされたんだ
「でも何で死のうとしたんですか!貴方にだって変えようと思えば変えられます!そうすればいいだけのことじゃないですか!」
「!!!」
なぜ、そのことを考えなかったんだ。
「だから、もう少し前を向いてください」
頬を紅くして、怒った彼女は俺に怒ったんじゃない。心に怒ってたんだ。
気がつけば俺は泣いていた。初めて、俺を変えようとしてくれたことに
- 俺と執事と召喚獣 ( No.2 )
- 日時: 2012/06/12 21:30
- 名前: ヤナ (ID: /OJeLYZk)
数分後
「落ち着きましたか?」
「ああ。迷惑をかけてすまなかった」
そして、帰ろうとした時
「待ってください」
彼女に呼び止められた
「今度は何だ?」
「零人さん、いきなりですけど何歳ですか?」
ホントにいきなりだな
「14だけど」
「・・・・なら、大丈夫かも・・・」
なにをブツブツいってんだ?
「用が無いなら帰るけど」
「あ、あの私の執事になってくれませんか?・・・・同じ年の人がいてくれると嬉しいというか、何というか・・・」
「でも、俺みたいな奴が居てもいいのか?」
「はい、別にいいですよね、じいや」
「お嬢様がよければいいですぞ」
!!いつの間にいたんだこの人!?
「そうか。なら俺はあんた、いや、お嬢様の執事になろう。これから、世話になる。宜しく頼む」
「こちらこそ、宜しくお願いします、零人さん」
これを機に俺は中津路御崎の執事となった
- 俺と執事と召喚獣 ( No.3 )
- 日時: 2012/06/14 06:58
- 名前: ヤナ (ID: /OJeLYZk)
数年後
俺はお嬢様の執事となった。今では敬語で話してるけど昔は直すのが大変だったが。
そして俺とお嬢様は今日から中津路家がスポンサーとなっている、文月学園に通うことになった。
「お嬢様、ではそろそろ行きましょうか」
「そうですね、零人。ではじいや、行ってきます」
「いってらっしゃいませ、お嬢様。零人殿、学園でも頼みますぞ」
「わかりました」
こうして新しい一歩を踏み出した
学園長室
「「失礼します」」
「はいりな」
「今日からこの学園に転校して参りました、神谷零人です」
「中津路御崎と申します」
「そうかい、あんた等が中津路家から来た二人かい。毎度協力してくれて私としては嬉しいさね」
「褒めていただき光栄です」
「話は変わるけど、あんた等、Fクラスでよかったのかい?」
「はい。俺が熱を出したせいで、お嬢様が試験を受けれないのは・・・・」
「別にいいのですよ零人。それに私が違うクラスだったら誰が私を守るんですか」
「お嬢様・・・では俺たちはFクラスに向かいます」
「それなら、西村先生と行けばいいさね。がんばってきな」
俺たちはクラスへ行った
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。