二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 土方十四郎の姉で御座います。【銀魂】 たてなおし!
- 日時: 2012/06/19 12:24
- 名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: 6vo2Rhi6)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=23151
URLは前スレです。しばらく更新停滞していたのと、読み返してみれば満足のいかないものだったので勝手ながら立て直させていただきました。
土方十四郎の姉で御座います。
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<作品紹介>
攘夷戦争で活躍した【鋭気の阿修羅(えいきのあしゅら)】こと、
土方十四郎の姉である【土方 朔(ひじかたさく)】と、真選組+αのほのぼの時々シリアスストーリー。
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Welcome to!
<注意事項>
最低限のルールを守れない人、荒らし/中傷しにきた人、銀魂、もしくは二次小説嫌いな人は失礼ですが、ご退場願います。私の亀更新許せるという寛大な心をお持ちの人、私の駄文脱字誤字を許せるという広々とした心をお持ちの人、私にの手によるキャラ崩壊を許せる大きい心をお持ちの人はどうぞごらんくださいませ。
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※原作沿いかと思いきやオリジナル
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最終更新/6月19日
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@ 前スレでのお客様
夢楽様.葵様.流夢様.千鶴様.裂弥様.
悪魔ビビ様.ショコラ様.ジェクロ様.
霰様.胡蝶様.瑠々様.レント様.秋桜様.
月那様.真鈴様.ゆな様
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- Re: 土方十四郎の姉で御座います。【銀魂】 たてなおし! ( No.1 )
- 日時: 2012/06/19 12:08
- 名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: 6vo2Rhi6)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
名前:土方 朔
フリガナ:ヒジカタ サク
年齢:土方より2歳年上
立場(万事屋以外):土方姉兼真選組女中
一人称:わたし
二人称:貴方
容姿:黒髪を後ろで結っていて、瞳も同じく真っ黒。整った顔立ちをしているため男受けはよい。容姿端麗で、外見はいいがそのぶん性格に難があるご様子。淡い色の着物を好み、小刀を懐に忍ばせている。常ににこにこと微笑んでいて、立ち振る舞いは上品。それでいて立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という言葉を見事実現したような感じ。
性格:大和撫子を絵にかいたような性格。物腰は柔らかく、どこか腰が低い。おしとやかかつ大人しい。清楚な雰囲気を纏っている。常ににっこりと微笑んでいるが、実は腹黒い部分があり、笑顔でキレる。一度怒ればターゲットが殲滅するまで暴れ続ける。つまり凶暴。その性格のためか妙と気が合い、よくお茶をする。
戦闘:馬鹿力の持ち主。昔攘夷戦争で「鋭気の阿修羅」と呼ばれていたことも頷けるほど本気モードのときは眼力が強く、目だけで人が殺せそうな勢いをもつ。今は刀を使うことはあまりないが、その力は今でも衰えていない。
備考:家事全般大得意で特に料理はプロ級。沖田や神楽にもとっても好かれている。ていうか懐かれている。弟である土方のことを「しろーちゃん」呼び。沖田は「そーちゃん」。基本ちゃん付け。
サンプルボイス:
「私は土方朔っていうの。良かったら朔って呼んで?」
「ふふ……、しろーちゃんったら。」
「あん?ワレ握り潰したろか?歯ァ食い縛れェェエエ!」
- Re: 土方十四郎の姉で御座います。【銀魂】 たてなおし! ( No.2 )
- 日時: 2012/06/19 12:11
- 名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: 6vo2Rhi6)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=lHQMJhgukJE
いめーじそんぐ。
「 黒 髪 乱 れ し 修 羅 と な り て 」
村 正 ク オ リ ア
風に揺らめく篝火が
底なし影仄染める
静寂乱すざわめき
祈りが無力ならば
刀を抜き放ち掲げたるは
我の覚悟
高く高く舞い踊ろう
月の影を背にして
愛しい者を守る為
我は修羅となろう
風に散り行く宵桜
目隠しの如き花舞い
薄雲流れ闇月
生まれ出る深淵
答えの無い問いかけ
言葉を風が攫う
高く高く舞い踊ろう
月の影を背にして
愛しい者を守る為
我は修羅となろう
か弱き者を守り導くが我の運命
容易く折れぬ心を知るがいい
されば いざ参る
赤く朱く舞い踊ろう
花の様に散らして
愛しい者を守る為
我は修羅となろう
- Re: 土方十四郎の姉で御座います。【銀魂】 たてなおし! ( No.3 )
- 日時: 2012/06/19 12:18
- 名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: 6vo2Rhi6)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
「此処が、江戸」
凛とした声が、江戸の灰色の空に消えた。
茶色の屋根に座る女性は、ターミナルを見ながらくすりと笑う。
「ふふ、攘夷戦争に参加していた私がまさか天人様のいる江戸にくるとは思わなかったわ。——弟は、元気かしら」
女性は漆黒色の髪を棚引かせて此れから向かう場所に思いを馳せた。思い出すのは、私と同じ黒色の男。
——会うのはあの子が武州から出て行ったときかしら。
女性は、軽快に屋根を飛び降りた。
土方十四郎の姉で御座います。
第一訓「久しぶりの再会って緊張する」
山崎退は、正にどん底に居る気分だった。今日はきっと占い最下位だったんだ——そう、思うくらいには。理由はとても単純である。それは鬼の副長と呼ばれる土方十四郎にあった。
彼、土方十四郎は真選組の頭脳と呼ばれる。それは勿論戦闘での回転の速さであったり、攘夷浪士たちの密会現場に乗り込む計画などは彼がしていたり——そんなところに理由がある。
そんな彼からひとつ、お願いがあった。否、お願いではない。
命令としか思えない言い方で彼は山崎に絶望的な任務を言い渡した。
さて、前置きが長くなったが簡単に言うと、数時間前の土方の言葉に理由はある。
「おい、山崎。書類の処理が追いつかねえんだ。手伝え。」
——……この日、山崎は非番であった。つい前日まで長期任務に行っていたため休暇をもらったのだ。だと、いうのに!
「全然終わらないんだけど!」
もう、彼是二時間以上たっている。だというのに書類はまだ3分の1程度しか終わっていない。此れでは折角の非番が丸つぶれである。
山崎はひとつ、溜息をついた。沖田に頼んで、呪いの儀式に参加させて貰おうかな、なんて我ながら物騒なことを考えたものだ。
「すみませーん」
「!」
と、其処へ女性の声。屯所の門の方から聞こえてくる。——何の用事だ?最近女中を募集し始めたから其れだろうか。いずれにしても山崎が出なければいけないことは明白だった。
何せ今は殆どの隊士は見回りや攘夷浪士の張り込みに借り出されている。どうせ局長はお妙さん——局長の好いている人だ——の所だろうし隊長なんて論外だ。今頃見回りと称して何処かでサボっているだろう。かといって副長は今書類整理で忙しい。…やはり、山崎しか、いない。
「よいしょっ、と……。」
山崎は重たい腰をゆっくりと上げて門まで駆け寄った。
「すみません。どなたかいらっしゃらないでしょうか?」
「はーい、すみません。今開けます!」
二度目の女性の声がして、急いで門を開けようと手をかける。
木の香りと少し鉄の匂いの舞う門を開ける。山崎は目を疑った。門の向こう側には、上品な女性がにこにことわらっていたからだ。しかも、すごく綺麗な顔をしている。
「あら良かった、いらっしゃったんですね」
「あ、はい……すみません遅くなりまして。」
「ふふ、いいんですよ。皆さん忙しいのでしょう?ところで、私は……」
「おい山崎、書類終わったのか?」
黒髪黒目な日本美人の女性はふんわり笑って口を開いた。きっと自己紹介でもしようと思ったのだろう。けれど、副長の声が聞こえて女性は口を噤んだ。驚いたような顔をして副長を見ている。
——どうされたんですか?そう言おうと口を開く。
「……姉貴……!」
——え?山崎は副長の言葉を理解することが出来なかった。姉貴だと?しかし女性と副長は似ても似つかない。共通点の言えば二人とも顔が整っているという点だけである。
女性は副長の驚いた顔を見て、やんわりと微笑んだ。——そして、
「姉上と呼べって言ってるだろォがァァアアァ!」
ドカーン!と破壊音。山崎の頭が真っ白になる。女性は副長を投げ飛ばした。副長は「ふべらァっ」と奇声を発しながらいとも容易く吹き飛ばされていく。
——そんな馬鹿な。彼は真選組副長だというのに。
山崎は目を疑った。しかし屯所の屋根に減り込んだ副長が其れが現実だと物語っていた——。
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