二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ブリーチ 夜を超える者達 一ノ二ノ四更新 11/9
日時: 2012/11/09 15:31
名前: スターク  ◆p8PV6bnEIQ (ID: aiiC5/EF)

おはようございます、こんにちは、こんばんは! 初めまして、スタークと申します^^
BLEACH大好き人間です! 
好きなキャラは、檜佐木さん、砕蜂さん、阿近さん、竜弦先生、浦原さん、スターク、ギン、グリムジョー、ルキア、吉良、ロリ、バンビエッタちゃん、ジオ、スンスンなどです♪
題名はもっと物語の内容にそぐう物があったら変えたいと思います。

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第一章 第一話「現世異変」三頁目 >>23
第一章 第一話「現世異変」四頁目 >>25
第一章 第一話「現世異変」五頁目 >>29
第一章 第一話「現世異変」六頁目 >>32
End

第一章 第二話「黒き者達」一頁目 >>33
第一章 第二話「黒き者達」二頁目 >>38
第一章 第二話「黒き者達」三頁目 >>39
第一章 第二話「黒き者達」四頁目 >>44



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宣伝や罵倒はご法度です。
グロ描写など入ると思いますので平気な方のみ。
亀更新です。一ヶ月に一度とかになるかもです。
誤字脱字あったら教えてください。

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Re: ブリーチ 夜を超える者達 一ノ二ノ二更新 10/17 ( No.41 )
日時: 2012/10/31 17:45
名前: まいまい (ID: kYMQpD9Q)

私まいまいです。ブリーチ大好きでした!

Re: ブリーチ 夜を超える者達 一ノ二ノ二更新 10/17 ( No.43 )
日時: 2012/11/01 15:28
名前: アヤッポ&まいまい (ID: kYMQpD9Q)

うう、大好きだったけど終わっちゃったってことです・・・。(涙)

アヤッポ&まいまいですけど、書いたのは、まいまいです。
あと、様ずけは、結構です。

Re: ブリーチ 夜を超える者達 一ノ二ノ二更新 10/17 ( No.44 )
日時: 2012/11/09 15:30
名前: スターク  ◆FwuTUrVzG2 (ID: aiiC5/EF)

まいまいへ

様付け要らないとのことなので。

終ってないですよ!? それはアニメは終ったですが、原作はまだまだ掲載中ですって(汗
これを気に単行本買って見たら!? 巻数多いけど、フルブリンガー編までは見てるでしょうので、55巻から集めれば良いでしょうし!

______________________ここから本編_______________________

   第一章「闇の軍勢」 第二話「黒き者達」四頁目

  『久し振りだな。滅却師の力を制御する修行の時以来か』 
 
  浦原商店地下に造られた広大な修行場。天上は、光沢を放つ青色で染められ、枯れ掛けの木々が所々に生えている。荒野のように殺風景で、凹凸に富んだ空間だ。切り立った幾つもの丘は、何度も月牙などで破壊しているが、浦原喜助のオーバーテクノジーで再構成されている。
  此処に来るのも十年ぶりだ。一護は少しの間、感慨に耽っていたが、強大な霊力を放出させている飛燕崎竜真を見据え、すぐに過去への思いを振り解く。見ると既に、竜真は斬魄刀を抜刀しているようだ。

  「何、感慨に耽ってんだ?」
  「やれやれ、ルキアの評価と随分違うじゃねぇか? 正直、剣八とかみてぇだ」
  「失敬だな。それは更木隊長に失礼な言葉だよ黒崎一護。所で俺はすでに剣を抜いているんだが、君は抜かないのか?」
  「何、人の心配して——ハヤッ!?」
  「抜かないと、辛い目に合うと言っている……」

  刀を右左へと何度も持ち替えながら、竜真は皮肉に満ちた口調で一護の行動を咎める。本来なら一護自身が、彼の突発的な行動を批判するのが筋なのだが、この手の事象には慣れているためか、泰然自若としながら素直な感想を述べるだけで、この場は切り抜けた。
  しかし、竜真はそんな一護の言動に食らいつく。初対面の人間が何でこうも突っかかってくるのだと、一護は渋面を造り脳内で嘆息した。その瞬間、竜真の体が一護の視界から姿を消す。気遣うように問い掛けておいて、全く抜く余裕を与える気がない。そんな様子で竜真は、神速で一護の懐へと近付き、剣戟を加える。圧倒的速度で放たれた刃が、半月のような軌跡を描き、一護の喉目掛けて放たれた。
  一護は苦悶の表情を浮べ、それを素手で防ぐ。抜刀は間に合わないからとはいえ、彼にとって、クインシーとの戦いの末に目覚めた、静血装を解放するのは苦行だ。彼の母親がクインシーだったゆえに、純然たる強力なクインシーとの戦いの最中で、一護の滅却師の才能は目覚めた。しかし、彼の滅却師としての力は、千年血戦と銘打たれたクインシー達との血に塗れた戦いの最中、敵勢力のリーダー、ユーハバッハにより半分以上吸収され、更に二割以上ハーシュヴァルツにより封印されたのだ。当然ながら、その力を解放するには相応のリスクが発生する。
  一護は、痛苦で顔を湾曲させ、額から脂汗を流しながら竜真の剣を弾き飛ばした。そして、すかさず背中に携えられた愛剣斬月の柄に、手を回し抜刀する。

  「悪いが辛い目に合うのは、アンタのほうだぜ」
  「どうかな? そういうことは、切り合った後に、言うべきだぜ?」
  「それもそうだ。容赦はしねぇぞ!」
  「容赦されちゃァ、困るのさ」

  すかさず竜真は後ろへと飛び退り、距離を取った。二人は正対し、刃の切っ先で相手の急所を指差す。容赦しない、そう誓っているようだ。一護の意思を感じ取り、竜真は舌なめずりした。

  ——————————

  一方、彼らの激突が始まった頃。浦原商店接客室に待機している、ルキア達は煩悶としていた。

  「くそっ、浦原! 通さないとはどういうことだ!」
  「そのままの意味ですよぉ? 今の黒崎さんは余りに頼りない……それは、自分の力しか信じられなくて、仲間の力を過小評価しているからっス! ここらで一つ、新生護廷十三隊の強ーぃ隊長さんにコテンパンにして貰って、自分一人じゃ何もできないことを、再認識して貰いましょうって、話ですよ?」
  「馬鹿なことを……そんなことをして、本当に死んでしまったらどうするのだ!?」
  「大丈夫っスよぉ? 最初から、竜真さんに圧倒して貰う計算でス。そもそも、黒崎さんの生命力は異常でス。それこそ、頭砕かれないと死なないほどに、ね?」
  「…………」
  「此処で持ち直して貰わないと、困るんスよ彼には——」

  待機というのは実際正しくは無く、戦闘力の面で遥かに格上である浦原と鉄斎に、進行を邪魔されていたという方が正しいようだ。最も、一護を心配しがちなルキアが、強く浦原に抗議する。しかし、浦原の言うことも、また理解できるから困り物だ。確かに今の一護の精神状況は最悪で、とても戦場で本当の力を振えるとは思えない。最大の力を発揮できずとも、隊長並の働きはするが、今回の敵の実力を鑑みれば、それでは戦力が足りなくなるのは、眼に見えている。
  いつ敵が襲撃するか分らない状況なのだから、瀞霊廷側の主力たる黒崎一護の戦力安定を早くに図るのは、間違えではないだろう。長い間、慧眼を持って一護を見守ってきただけに、浦原の見立ては状況分析から、一護の心理分析まで卒が無い。しかし、少々荒療治が過ぎないかとルキアは、懸念する。
  浦原の言うとおり、十年前のクインシー襲撃を教訓にして再発足された新生護廷は、以前より遥かに強く、隊長格も強力だ。それこそ今の腑抜けた一護では、本当に殺されてしまうのではないか。想像が容易く具現化し、ルキアは嫌悪する。自分が思った以上に、一護を信頼していないのではないかと思えて。叱咤する資格が無いのではないかと思えてきて。
  だが、本気で一護の身を案じ、真摯な目で語る浦原を見ていると、抵抗力も萎えていくルキアだった。

  『頼む。生きて戻って来てくれ一護……』 
 
  ——————————

  竜真と一護の戦いが始まって、数分が立っていた。修行所の風景はすっかり変わり果て、瓦礫の山と化している。小高い丘のオブジェクトもほとんどが瓦解し、大地は捲れ上がり、亀裂が走っていた。激しい激突の果て、一護は血塗れで、左肩や胸部に大きな傷を負っている。

  「どうしたっ! 息が荒いぞ! その程度か英雄様よぉ!」
  『くそっ、強ぇ。速いだけじゃねぇ、腕力も技術だって半端ねぇ! このままじゃ……』
  「こんなもんじゃねえよなぁ! 今のてめぇの霊圧は全然御しきれてねぇんだよ。例えるなら、剣だと思って、紙で作った刀振ってるようなもんだ。失望させるなよ。こんな感情に振り回されてばかりの情けねぇ餓鬼が、英雄とかよぉ?」
  「うるせぇよ」
  「あぁっ?」
  「俺ぁ、英雄なんかじゃねぇっ!」
 
  竜真の罵声が響く。心底期待はずれだという念が、その声には強く篭められていた。鋭い瞳は更に険が滲み、放たれる霊圧もとげとげしい。苛立ちが全身から染み出ているのを、一護は察しながらも唯、竜真の強さを素直に賞賛するしか出来ない。しかし、それは敵を正直に認める程度の、心的な余裕が出来たということでもあった。更に畳み掛ける竜真の言葉を遮り、一護は言う。自分の本心を。
  その瞬間、周りは鳴動し大地がめくりあがった。そして、天を貫くほどの、膨大な霊圧の奔流が放出される。空を模された水色の天上が、少し抉れ瓦礫が崩落するが、それすら霊圧で更に細かく消滅し消え去っていく。それを見て竜真は、今までに無い喜々とした笑みを浮かべた。

  「ハッ、良い霊圧だあぁぁ! それでこそ、倒し甲斐があるってもんだぜ!」
  「棒立ちで息巻いてるのは良いが、そんな余裕こいてると死ぬぞ?」
  「————!」

  「うぐっあぁぁぁっ!」

  愉悦に顔を歪め、竜真は歓喜の声を上げる。その一瞬の隙をつき、一護は瞬歩で距離を詰め、一編の容赦なく斬月を振り下ろす。辛うじて防御に成功する竜真だったが、一護の一撃は重い。さらに放出される月牙の力は凄まじく、吹飛ばされ右肩から胴にかけてと、頭部に深手を負いながら吹き飛ぶ。そして丘に激突し、倒れ伏す。だが、直ぐに立ち上がり一護に正対する。

  「まだ、やるのか?」
  「あぁ、まだ余裕はあるよ? だが、まぁ迷いは去ったみたいだな。仲間側の俺をあっさり斬りやがった」
  「嫌味か?」
  「いや? 感嘆してるのさ。胴体真っ二つにしないで済んだことに、感謝もしてる」
  「…………」
  「合格だぜ、黒崎一護。短い間に随分立て直したもんだ——」

  血塗れの竜真にも警戒を解かず、刀を構えながら一護は戦意があるかを問う。相手は一応死神だ。仲間という意識もある。勿論、それを斬った罪悪感も。だが、相手がまだ向ってくるのなら、戦うしか無いことも分っている。そんな一護の心情を察したのか、竜真は苦笑いしながら返答した。どうやら闘う気は既に無いようだ。最後に発した彼の言葉に、一護は舌打ちしながら、やはり仕組まれたことだったかと胸中で呟く。それと同時に、どんなに離れていても、霊圧で心身状況を察されるとは、やはり浦原喜助には敵わないと師匠に憧憬の念を感じた。
 
  「さて、と。上に戻ろうぜ一護。さっさと回復しないと流石にしんどいだろ、その傷?」
  「良く言うぜ……」


 
次回⇒第一章「闇の軍勢」 第二話「黒き者達」五頁目へ


Re: ブリーチ 夜を超える者達 一ノ二ノ四更新 11/9 ( No.47 )
日時: 2013/01/01 15:22
名前: スターク  ◆FwuTUrVzG2 (ID: NOPTuYCt)

上げ

Re: ブリーチ 夜を超える者達 一ノ二ノ四更新 11/9 ( No.48 )
日時: 2013/01/10 23:41
名前: スターク  ◆FwuTUrVzG2 (ID: 0ZpCyTcF)

あげますね。


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