二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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.・°☆。・.ヘタリアNL短編小説置き場・.・°☆。・
日時: 2012/07/08 22:03
名前: 藍 (ID: MSa8mdRp)

えっと、もう片方に続き物というか長いの置いてるんで
こっちに短めのおきます。
長さ的にはもう片方に置いた菊梅の七夕の話ぐらいかな?
あと、こっちは更新遅いです。
それと小説とか言っといて、日頃の思い付いた事とか書くかもです。
そして、向こうのスレと同じで夢小説とかにょたは書きません。
気軽に感想置いてくれると私が喜び泣きながらお礼を言います。(笑)

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Re: .・°☆。・.ヘタリアNL短編小説置き場・.・°☆。・ ( No.10 )
日時: 2012/12/10 19:47
名前: 藍 (ID: HTIJ/iaZ)

「実は? 何〜?」
ふわりと笑ってみせた。
ナターリアが目をそらして口を開いた。
「私ね、……菊が好きだったの。」
「……は?」
耳を疑った。
「それ、本当に?」
「い、今は違うわよ!?」
「う、うん。」
彼女は一つ息を吸ってから切り出した
「菊にバレて…と言うか酔った勢いで言っちゃったのよ。でもね、菊はそれは違うって…。貴女はアルが好きなんだって言われて…菊に気づかされて…今に至る…という。」
「お、OK。 ありがとう、おしえてくれて。」

なんとも言えない空気を切り裂くように電話が鳴った。
『アルフレッドさん、朝からすみません。』
「ああ、菊。今何処に…」
『アメリカです。博物館。あなたは家ですか?』
「菊、……まさか仕事してるの?」
ナターリアが興味ありげな顔をして電話が終わるのを待っている。
「ねぇ、ナターリアがいるんだ。スピーカーホンにしていいかい?」
『ええ、もちろん。』
「菊、仕事中なの?」
『ああ、ナターリアさん。ええ、そうですよ。』
「仕事今はしなくても…」
『次に残したいのです。もしかしたら、次の世界が始まるかもしれない。あなたも私も誰だってそう、未来はわからない。』
「そうだね…」
「菊は誰かとすごさないの?」
ナターリアが不思議そうに聞く。
『ふふ、過ごす相手が居ないですから。ナターリアさんにアルフレッドさんのこと言わなければ良かったかもしれませんね。』
「…もう、菊は…」
ナターリアがまた泣きそうになり、なにも言わなかった。
『…ああ、二人の時間を邪魔しちゃいましたね。では、この辺で…』
「……さようなら、菊。今までありがとう。」
いつもは「またね」の俺。
「さようなら、それと、ありがとう。菊。」
『…さようなら、ありがとうございました。アルフレッドさん、
ナターリアさん』
電話を切りにくくて、結局切ったのは一分後に菊から切った。
スピーカーからは悲しげに電子音が響いていた。
 
続く

Re: .・°☆。・.ヘタリアNL短編小説置き場・.・°☆。・ ( No.11 )
日時: 2012/12/29 21:42
名前: 藍 (ID: HTIJ/iaZ)

単品小説
〜壊れたワタシと壊したアナタ〜

時々私、あなたを殺したくなるの。
時々、ね。
あなたの言うやんでれ?だったかしら?
それとは似ていてるけれど違うような。
でも、そうさせるのはあなたなのよ。
あなた、彼女のことを妹のような存分と言うけれど。
あなた気づいてないのでしょう?
彼女、あなたと話してるとだんだん頬が色づいていくのを。
その時、私は胸が痛くなるの。心臓を捕まれているような…そんな感じ。
それに私、あなたのセカイから消え去って違うセカイに沈んでいく錯覚を覚えるの。
その時に、ワタシとアナタだけのセカイがあれば良いのにと無いものをねだってしまうのよ。
それに、あなたを閉じ込めたくなるの。
こんな醜い感情は嫌なのよ。
だから、あなたを眠らせて、花でいっぱいケースにしまうわ。
そしたらもう、私のよ。
でもしないわ。
私をの目を見つめる黒真珠のような瞳が好きだから。
私の髪に触れるあなたの指先がいとおしいから。
私へ愛の言葉を紡ぐその口が好きだから。

私だけを見ていてだなんてわがままかしら。
でもね、あなたが離れて行ってしまいそうで怖いのよ。
だから、ね?
ずっと私の隣で手を握ってて。
私があなたに対して醜い感情を抱かないように。
私はそれでもう、満ちて行くから。

Re: .・°☆。・.ヘタリアNL短編小説置き場・.・°☆。・ ( No.12 )
日時: 2012/12/29 21:48
名前: 藍 (ID: HTIJ/iaZ)

これ誰だよーーーー!!
い、イメージは菊sとエリザ様なんですぅ……。泣
えっ?マイナー?うん、私得。
もっと増えろ!!
いや最初は菊ナタ目指したのよ。
アルとのより好きだ!
うん、マイナー。
ってことでもっと増えろ!

Re: .・°☆。・.ヘタリアNL短編小説置き場・.・°☆。・ ( No.13 )
日時: 2013/01/04 21:49
名前: 藍 (ID: HTIJ/iaZ)

あれ?
前回のアルって書いてある。
ギルの間違いです。
アルとエリザなんて読んだことないや。
すいません。間違いました

Re: .・°☆。・.ヘタリアNL短編小説置き場・.・°☆。・ ( No.14 )
日時: 2013/01/14 14:00
名前: 藍 (ID: 5VHpYoUr)

今日、東京(家は埼玉県と隣接してる市にあるけど)でも大雪ふったので小説

*NLないよ
*菊sしかでない
*高校生だよ
*家族は出張設定

いいかな???
いっくよーーー↓↓↓


スノードーム


アラームの鳴る10分前に起きた。
今日は成人の日、祝日だ。
朝7:20 平日なら7:00起きだ。
起きたら、厚手の羽織ものに袖を通した。
裸足にフローリングの冷たさが伝わってくる。
ストーブをつけ、キッチンでお湯を沸かし、簡単な朝食を作り、食べる。
雨音がする。
結構降ってる。

着替えて、たまったドラマを見る。
相変わらず面白い。
1話見ると、雨音は聞こえなくなった。
寒くならないようにてと、閉めていたカーテンを開けたら、雪が降っていた。
積もってはいなかったが、このままだと積もるのもすぐだろう。
雪なんて、こちらじゃ、滅多に見られないからカーテンを開けておく。

2話3話と見て外を見た。
二階のリビングから見たら、ベランダの手すり、床に積もっていた。

三階の自室に戻り、通信教材を開いた。
提出課題もちょうど終わった。
いつもなら、FAXで提出だが、今回のは、それができない。
切手を貼り、窓から外を見た。
寒いだろうな。
真っ白な雪。
冷たいのに、暖かみがある。
白いひかりのようだ。
窓へ歩いて、耳を澄ませる。
チリリ、チリリと窓に白いひかりが当たる音。
隣の家の屋根は真っ白に染まっていた。
外に出よう。

寒いのは百も承知だ。
課題の提出物と、ついでにコンビニでお菓子を買うため、財布を持って。

コートを着、マフラーを巻いてドアを開けたら。

いつもの道も、おとぎの世界のようだ。
絵本の世界。
葉が落ちた木は、白い雪に包まれ重そうに枝かしなっている。
成人の方は振り袖、スーツ、袴…
道も真っ白。
足元に注意しないと転びそうになる。

そうこうしてるうちに、ポストだ。
ポストに出して、コンビニに入り、あまい菓子を買う。

家路の途中、信号に捕まる。
顔を上げる。

白いひかりに包まれた世界はため息が出るほど美しかった。

家につき、紅茶を入れ、菓子を食べる。
自室で窓を見つめながら。
まるでスノードームの中だ。
白いひかりが踊ってる。
このまま時が止まったら。
このまま神さまが私を閉じ込めたら。
ありえない話だ
でも、なって欲しい。
どうか、このまま……………。


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