二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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*ココロコネクト*ミックスタイム
日時: 2012/07/26 17:45
名前: ユリィ (ID: S2FF2tv.)

TVアニメ化ココロコネクトの二次小説をかきます、、
ユリィです!!

ココロコネクトと他作品のコラボもしたいです!!

がんばりますので心の真ん中くらいから応援して下さいww
↑なんで絡めたw

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Re: *ココロコネクト*ミックスタイム ( No.12 )
日時: 2012/08/21 08:41
名前: ユリィ (ID: S2FF2tv.)

件名:緊急ですっ
本文:
円城寺紫乃ですっ。あの<ふうせんかずら>の件です。
私と千尋君の前に現れて……包囲されたとか……体にがどうとか…
『円城寺に代わって宇和千尋です。今日はー色々と休んで悪いです。まー稲葉さんの勧めっすけど。で<ふうせんかずら>ですが現象名は「存在包囲」。文研部員がランダムで存在が消える。自分の意識はあっても他人から見えない……らしいです。まー慣れてくれば俺らには見えるとか。あと俺は大丈夫なんで。それじゃ』
そーゆーことですっ!
あの、、頑張りましょう!!
ーーーENDーーー

稲葉姫子はこれを見た時震えた。存在が他人に見えなくなる……それはつまり自分や誰かの「存在意義」を問う問題なのだ。
千尋たちは平静を装っているが本当は怖いのだろう……。怖くてもくじけてはいけない。強い自分でいなければならない。
でも…………ちょっとだけ………
甘えてみてもいいだろうか?
□■□
次の日の土曜日。
作戦会議を兼ねて稲葉の家に集まることになっていた。太一は駅でたまたま会った唯と千尋と共に稲葉の家に向かっていた。でもよく考えると昨日も行ったな。メールはしておいたが結局返信は来なかったし……大丈夫かな。太一はそう考えるながら向かう。
「千尋君、昨日大丈夫だった?」
「唯さんに心配されなくていいです。実際なったのは一昨日ですから」
唯と千尋が話をはじめる。そこに入ろうと太一には思えなかったが一応話は聞いておこうと耳を傾けたその時!
『やっほ〜い、太一!元気ないね〜』
どこからどう考えても………永瀬伊織の声が太一に聞こえてきた。
「な……永瀬かっ?」
その言葉に先を歩いていた唯と千尋も振り替える。
『正解だよ!いぇい☆』
柱の裏から姿を見せた伊織はにまっと笑った。しかし彼女の回りには何か光るオーラといい何かに包まれている感じがする。
「もしかして………」
「伊織がいるの、太一?」「永瀬さんですか?」
二人は伊織の存在に気づいていない
…。。じゃあなんで…俺だけに?太一は疑問を抱いた。
『まーいいっしょ!そんなこと。とりあえず〜ゆーいー』
伊織は唯に抱きつく。唯は「もう……伊織ったら〜」と答える。唯にも伊織が見えるようになったのだろうか……。しかし千尋だけは……暗い表情で立ち尽くしていた…………。

Re: *ココロコネクト*ミックスタイム ( No.13 )
日時: 2012/08/29 22:30
名前: ユリィ (ID: S2FF2tv.)

「大丈夫ー?稲葉っちゃん?いや、これオレがいうことじゃないかも……しれないけどさ」
一番最初に稲葉家に着いた青木はもう何度目になるのか…………稲葉姫子の部屋の椅子に腰を下ろしていた。
「な、何がだ……?」
めちゃくちゃ震えた声で稲葉は答える。稲葉はベッドにうつむきながら座っている。
「いやー稲葉っちゃんって…なんていうか……伊織ちゃん言わば心配性あんじゃん。そーゆーの大丈夫かなって」
青木はへらへらとしつつも真剣な面持ちで言う。
意外に鋭いよな、青木は。
稲葉はそう思った。時々、彼は真面目になる。予想を遥かに越えて。
「まぁ……な。。確かに…まぁ」
言葉を濁す。図星だった。核心部分を突いていた。
でもここで認めたら、誰も自分を必要としないんじゃ?
認めてもらえなかったら自分はどうすれば……。
何を今更。バカか。アホか。
あんなに悩んだ頃とは違う。自分だって成長して、みんなに認めてもらったんだ……。何を今更………
「ごめん…稲葉っちゃん」
なんで?謝るの?
どうやら自分は涙をこぼしていたらしい。
「情けない姿を見せて悪い」
「大丈夫だって。ーーあーやっぱこういうの太一のほうが向いてるわ。オレには無理っ」
笑いながら青木は言った。
「お前もなかなかだと思うぞ……まぁ太一のほうが頼りになる……って別にそーゆーわけじゃ/////」
稲葉はうろたえる。
「稲葉っちゃんって面白いよねーww。………ちょっとごめん」
青木はポケットから携帯を取り出す。
『『電話 発信者:円城寺紫乃』』
紫乃ちゃん?
ちょっと不安を覚えつつ青木は通話ボタンを押す。
「もしもしー?」
『はい、円城寺紫乃です!もしもし?』
「紫乃ちゃんって面白いねー稲葉っちゃん並み?ってて!」
今の一撃は入りましたよ稲葉さん!
『大丈夫ですか?で、あの…………今日の集合、、欠席おっけーですか?』
「え?」
『あの、、すみません本当に!!やることできて……あの千尋君がその……』
「どうしたの?」
『今回のことでちょっと調べたいことがあるんです!!さっき先輩方とお会いして……それで』
「じゃそこに唯いんの??ゆーーーーいーーー」
『ちょっといい、紫乃ちゃん。。………うざっ殴られたいの?』
「唯ー((泣))!そこまで言わなくてもー><」
青木が泣くふりをする。いままでの電話を聞いていた稲葉が青木の携帯を奪取し、携帯を耳に当てる。
「唯か?そこに太一いたら代わってくれ」
『あー稲葉?おはよ〜♪オッケーよ!太一、愛しの稲葉よ』
「稲葉っちゃんへの物腰柔らかすぎませんか!?」
青木の言い分は見事にスルーされた。
『稲葉っ!』
「太一!!」
『大丈夫か、稲葉。現象とか起こってないよな?』
「ああ……怖いけど…大丈夫だよ♪」
稲葉がデレ発揮してるよデレを!青木は呆れてはいないけど……なんというか遠い気持ちになってきまった。
いずれか自分と唯もなるんだ!!

*ココロコネクト*ミックスタイム 「失うもの此処にあるもの」 ( No.14 )
日時: 2012/09/11 19:56
名前: ユリィ (ID: S2FF2tv.)

これって短編集の予定だったんだよね……何故長編ww
というわけで短編(かな?)書きます←

カップリング 紫乃×千尋です!

「失うもの此処にあるもの」


キーンコーンカーンコーン♪

授業終了のチャイムが鳴り宇和千尋は2年3組の教室を出た。
「おい宇和ー今日予定ある?」
クラスメートでそこそこ仲の良い井上が声をかけてきた。野球部に所属しているだけあって坊主頭でいい体付きをしている。
「別にこれといったのは無いけど……何かすんの?」
「いや、先輩いねーしさ。つまんねーからな。ちょっと遊ぼうかと」
千尋はこの言葉を聞いて少し……胸が切なくなった。

山星高校に現在3年生は居ない。
昨日行われた卒業式でここを卒業していってしまったのだ。

あの5人の先輩はもう、居ない。

「おい宇和?どうかしたか?」
物思いにふけっていた千尋に井上が声をかける。
「ああ悪ぃ。一応部室行く………」
「もしかして〜円城寺さんの事〜?円城寺さん可愛いよなぁーずるいぞ、宇和ばっかり!!あとで報告しろよ、じゃな」
井上はにやつきながら教室を出ていく。井上は千尋と同じ部活であり同じクラスの円城寺紫乃のことが好きなのだ。本気かどうかは知らないが。
いつも仲良くしている千尋には茶化しているもののなんだか楽しそうだ。
部室へ行こうとして千尋は教室を見回す。クラスに残っているのは生徒の3/1くらいである。
3年が居ないため今部活の活動を決めるのは千尋たち2年生。休みになろうが活動しようがご勝手にという具合だ。
そのため部活をしていないところも多く放課後は騒がしい。
しかしそこには円城寺紫乃の姿はない。
千尋はクラスの女子ではよく話す斉藤に円城寺の行方を尋ねてみた。すると
「えー紫乃ちゃん?紫乃ちゃんならチャイムと同時に教室出てったよ?コケそうで危なっかしかったけどね」
ポニーテールにしている茶色の髪を揺らし斉藤は言った。どうやら花占い部所属らしい。何をしているのか分からないのは文研部と同じだ。
「サンキュー。じゃあな」
助かったよ、と言って千尋は教室を出る。昇降口を出たところで何か……の衝動にかられて千尋は走る。走る。走る。

そして…着いた。

いつもと同じはり紙の貼られた文研部部室。

千尋は呼吸を整え、ドアに手をかける。
そしてドアを開く。。

そこで千尋は絶句して………カバンを床におとした。

*ココロコネクト*ミックスタイム 失うもの此処にあるもの ( No.15 )
日時: 2012/09/12 20:59
名前: ユリィ (ID: S2FF2tv.)

「円……城…寺っ」
千尋は名前を呼んだ。
その相手、円城寺紫乃は部室の黒板に立ち、肩を震わせて……すすり泣いていた。
その黒板には「祝☆卒業!!おめでとうございます」の文字。として各々のメッセージと寄せ書きがかかれていた。
黒板消しを持つも紫乃は動けずにつったっているままだ。
「円城寺……」
千尋はもう一度名前を呼んだ。
聞こえていないかのように紫乃は動かない。動かない。動かない……。。
「もぅ……」
声を発した。発せたことが奇跡というような震える声で言った。
「もう……お別れ…………しなきゃっ……………だめ…だよねっ…」
つっかえつっかえで言う。振り向いた紫乃の瞳には涙が洪水となってあふれでていた。
「円城寺!!!」
千尋は紫乃のもとに駆け寄る。
「さみしい………寂しいよっ、千尋君!!!なんで居なくなっちゃうの…………?嫌だよぅ…………お別れ……嫌だよっ」
肩を震わせて、泣く。持っていた黒板消しを落とすもそんなこと気にしていない。
「円城寺!!!しっかりしろ!!!」
千尋は大声で紫乃を怒鳴りつける。その声はほんの少し湿っていた気がする。
「だって…………だって!!千尋君は寂しくないの!?」
泣きながらも紫乃は千尋に怒鳴りかえす。
強くて紫乃を守る千尋はこう言った!
「寂しいよ!死ぬほど、、死ぬほど……でもお前が泣いたら……泣いたら……俺もっ……泣きたくなっちゃうだろっ///
だからしっかりしろ、円城寺!!」
ツンハと称されるツンデレ要素のある千尋は少し照れながらもしっかりと声を発する。
「千尋君……」
           ・・
「しっかりしてくれ……紫乃」
千尋は少し間を置いたあと、そう言った。そして紫乃を強く強く抱き締めた。
「ち、、千尋くんっ?////」
恥ずかしくて照れる。まさか抱き締められるなんて…………。
そんなのおかまいなしに千尋は言う。
「俺だって寂しいしお別れしたくねぇよ!でも……でも…これはやるべきことだ」
ちらりと黒板を見て千尋は言った。涙を堪えているようだった。
「それに…この黒板に、、俺たちの高校生活があるとは限らないだろっ!先輩たちに見つけたもの……気付かされたものは確かにある。ありすぎるくらいに。でも……
それだけじゃないだろ!!
俺はそう思ってる……なぁ円城寺……


俺じゃ……だめなのかっ

俺じゃ………代わりにもなれねぇのか…?」

Re: *ココロコネクト*ミックスタイム ( No.16 )
日時: 2012/09/15 00:01
名前: ユリィ (ID: S2FF2tv.)

気づかされたことが沢山ある。
山星高校に入って。文化研究部に入って。固い絆で結ばれた先輩達に出会って。<ふうせんかずら>とその異常現象を目の当たりにして。
そしてなにより目の前に居るか弱き小さな女の子、円城寺紫乃に出会って。
自分の生きる世界の意味が分かった。いや、これは言い過ぎかもしれない。恥ずかしいから前言撤回する。でも、見つけたものはあった。

高校に入って初めての体育祭。その前後に怒った現象「幻想投影」(改めて言うと恥ずかしいネーミング)。
そこで俺は予想以上に情けないことを知った。本当に情けない。酷い人間だった。
でも、こんな俺でも、いまここにいる。文研部のみんなに会って。

あの時、あんなに頑張ってくれた円城寺のために、今度は俺の番だ。
太一さんみたいな屁理屈かもしれない。でもそれは悪いことじゃないと……思う。

正直になれ。誤魔化すな。気持ちを伝えるだけ。それで俺の世界は変わったのだから。
「俺は………そそそのっ///」
恥ずかしい。顔が、体が熱い。それでも千尋は続ける。
「お前のことが……れ、恋愛対象として…すす好きだ。よよっ良ければ付き合ってほほ欲しい
いや無理にとはいいいいわないぞ!!」
情けない告白。言い直そう。
「俺は……宇和千尋は円城寺紫乃のことが好きだ」
そう。か、か、かっこよく纏めれた……よ、な?
おい、円城寺……
答え出してくれないと…………めちゃくちゃはは恥ずかしいんだが?!


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