二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

[in×pk]cheerfull〜スワマの妹で悪い?〜
日時: 2012/08/24 15:47
名前: 黒狼架蒼月 (ID: DkN/A4kL)
参照: ついに再びやらかしてしまったよ…orz


初めましての皆様もこんにちは、駄作者の黒狼架 蒼月(くろす そうげつ)です…。
ハッハイィィィイ!!えぇ、またやらかしましたよッ!
ですがッ!ちゃんと予備小説も手直ししたりしてますよォ!
掲示板で建てた自スレに滾って滾って滾りまくったポケズマ妄想を
書き込んでいたら何時の間に手が動いてこの様なスレを建ててしまいましたぁ!
えぇ、えぇ、勿論ちゃんと進めますともォ…!ハイィ!!
こここ今回はアニポケに御登場したスワマ(CV:福山潤)さんの妹、所謂オリキャラが地方を旅するという話なんですよォ…!
最初はイッシュから始まりますけどもォ…!えぇ、えぇ、ハイィイッ!!
途中出会うでしょうスワマとのバトルも追加して行きたいと思いますぅ…!!
同世代設定ですけれども何時かイナイレキャラにも出逢うでしょう…!!
ととと時に長編も書きまーす…

こここコメントは大歓迎でぇす…(;д;)感想や意見等ありましたら何時でもどうぞォ〜…。
壁や布団の中に隠れながら待ってまーす………
荒らしや中傷は御止めくださいねぇ…。駄作者は極度のチキンなので…



—————let`s go the pkzm world!















〜イッシュ地方編〜
♯第一話『カノコタウン 出発の日』
>>01>>02>>03>>04
◆オリキャラ紹介
>>05
♯第二話『カラクサタウンの事件?』
>>06>>07

Page:1 2



♯第一話『カノコタウン 出発の日』 ( No.1 )
日時: 2012/08/20 21:27
名前: 黒狼架蒼月 (ID: DkN/A4kL)
参照: ついに再びやらかしてしまったよ…orz

『カノコタウン』は自然豊かな町。
其の南側には見詰めるだけで吸い込まれそうな綺麗な海に面している。
そんな静かな町の中、一人の少女がそこら辺にいそうな少年とポケモンバトルをしていた。

「いっけぇーミネズミ!【体当たり】だッ!」
「エルフーン!【暴風】を起こせッ!」
「フゥ〜ンッ!」

エルフーンが起こす【暴風】に何とか耐えようとしたが呆気なく吹き上げられた挙句、地面にそのまま落下してしまい戦闘不能になった。
ミネズミをしまいながらしゃくり泣きする少年の頭を撫でながら〝よく頑張ったな〟と褒める。

「泣くな。 アンタ男だろ?だったら泣いてないで強くなる為特訓して来い」
「うんッ…///」
「今戦ったばっかだから疲れてるだろうからゆっくり休ませておけ。特訓はその後だ」
「…分かった! おねーちゃん、ありがとー!」

少年に別れを告げた後、少女は自分の家に戻る事にした。

「あら、アリサちゃん! またパートナーのエルフーンと一緒にバトルしてたの?元気が良いわねぇ♪」
「ハイ。 まぁ元気があり過ぎるのも困りますけどねぇー」
「アハハッ、そうなんだぁ〜。 でも元気があるのは良い事よ?この調子で頑張ってね〜♪」
「ハイッ! じゃあオイラはこれにて!」
「あ、ちょっと待って頂戴ッ…!」

アリサと呼ばれる少女は俊足なのでアララギ博士にはとても追いつけない速さで去っていった。それに大声で呼び止めてもかなりの距離があるので届かなかった。
まったくしょうがない子ねぇ〜…。
アララギ博士の表情は困った表情だが口元は少し笑っていた。

「あとで伝えなくちゃ、ね♪」




その頃、アリサの方はというと———

「今日もバトルは白熱してて面白かったなぁ〜♪ いやぁ、結構結構♪」
『アリサー、疲れたー』

自宅の二階でエルフーンと今日のバトルを振り返り談話しながら笑っていた。
因みにアリサは、生まれ付きポケモンと会話出来る能力を持っている。
だから幼い時、よく草むらに遊びに行っては野生のミネズミやヨーテリー達と戯れていた。

『僕オネムゥ〜。 アリサー御膝の上に乗っても良い?』
「あぁ。 乗れよ」

アリサの了承を得ればよちよちと赤ん坊みたく彼女の膝の上に攀じ登って直ぐに眠ってしまった。
幸せそうなエルフーンの寝顔を見て安心したのかアリサも眠りに落ちていった。




another title/[君といれる事が一番の幸せだと気付く]

♯第一話の続き ( No.2 )
日時: 2012/08/21 18:50
名前: 黒狼架蒼月 (ID: DkN/A4kL)
参照: ついに再びやらかしてしまったよ…orz

「アリサー!」

暫く時間が経つと一階から母がアリサを呼ぶ声がした。
部屋の壁の厚さが薄いので少し響く。其の振動でアリサはゆっくり目を覚ました。

「アララギ博士が貴方を呼んでいたわよ! 多分急用かもしれないから早めに行っときなさい」

そこで母の伝言が途切れる。
可愛らしい寝息を立てて眠るエルフーンを即ボールに戻してから先に急ぐ事にした。
アララギ博士の研究所は遠くなく、寧ろ誓い場所に建てられてある。アリサと幼馴染のチェレン、ベルの近所に。

「ま、遠くないしね。 ゆっくり行きますかっと…」




「いらっしゃ〜い、よく来てくれたわねぇ! 特にアリサ!」
「ちょッ…博士…、アタシャ不良じゃないんですよォ?どっかの〝誰か〟と一緒にしないで下さい」
「ご、ごめんねェ…(汗)///」
「ドンマ〜イ☆アリサ」
「ベル、悪ノリするなよ」
「てへペロ☆」

オフザケが長引いてしまったので、アララギはコホンッと咳払いをしてから机の傍に三人分置かれた小型機械をそれぞれ渡した。
渡されたモノは———

「じゃじゃーん!ポケモン図鑑でぇす☆」
「…。」

何と渡されたモノは、出逢ったポケモンのデータを記録してくれるハイテクグッズの『ポケモン図鑑』だった。
其れを渡された瞬間、アリサは何かを悟った。大袈裟だがコイツは何か企んでるな、と。

「…アララギ博士、何此れ」
「ポケモン図鑑よ」
「それで、私達に一体如何しろと…?」
「旅で見つけたポケモンを全記録して来てほしいのよ」
「却下ァッ! 面倒臭ェんな事!」
「反対意見は認めないぞッ☆」
「何処のア○リカだよ…!!!」

アリサの予想は当たっていた。
嫌な予感というのは大袈裟かもしれないがポケモン図鑑を持って全ての地方を歩き回り全部を記録するというシンプルだがとてもハードな頼みだという事を。
因みに此れは強制参加。アララギ曰く、〝反対意見は認めないぞッ☆〟

「因みにこの旅には超プレミア特典が付いてまぁす♪」
「…。」

どうせその辺の駄菓子屋で買った和菓子か何かだろ。とボソリと悪態をつくアリサ。

「ジムリーダーに挑戦しても可!コンテストに参加しても可!要するに、色んな施設で遊び尽しても良いって事よッ!」
「ッ、」

『遊びつくす』の単語にアリサの顔は明るい表情に変わり、興奮状態でアララギの両肩を掴んで激しく揺すった。

「マジでかッ!? 良いんスかッ?!」
「息抜きも必要でしょ? 良いわよ♪」
「あざーっすッ! んじゃ、アタシは先に行きますわー」
「いってらっしゃーいッ♪」

アリサは研究所の扉を荒々しく開け出て行った。
やれやれ、とベルもチェレンも苦笑い。
だけど、研究所を出る時のアリサの笑顔は太陽の様に輝いていた瞬間を三人は見逃さなかった。




another title/[新しい物語を紡ぎ出す歯車]

♯第一話の続き ( No.3 )
日時: 2012/08/21 11:20
名前: 黒狼架蒼月 (ID: DkN/A4kL)
参照: ついに再びやらかしてしまったよ…orz

———1番道路

「それにしても、暫く行かないうちに変わったもんだなぁ」

幼少期の頃の1番道路は草叢と水辺しかない寂しい土地だったのが今になっては向日葵が咲き誇り、其れを踏み荒らされないようにする為か柵まで立てられてある。

「おし、エルフーンに変わったこの景色を見せてやるかッ。 おりゃッ!」

何時もより高く投げられたモンスターボールからエルフーンが出てきたが、まだ眠っているようだ。
チョンチョンと頬っぺたを軽く突付いてやれば目を擦りながらアリサを見詰めた。

『ウゥ〜、まだ眠いよぉー…』
「それより見てみろよ、ホラ」
『…うわぁー!』
「此処、昔俺と遊んだ1番道路ってゆー場所だぜ?」
『ねーねー、あの大きな黄色いモノなぁにー?』
「アレは向日葵っていうんだ。 とっても綺麗だろ?」
『キレー!キレー!』

舞い上がった向日葵の花弁を大事に大事に抱えるエルフーンに思わず笑みを零すアリサ。
初めて目にする向日葵に興奮してるんだな。
エルフーンを抱き抱えながら次の町、『カラクサタウン』へと向かっていった。




途中草叢が揺れる。
ポケモンバトルかと急いでエルフーンにバトルに入れるよう指示を送る。
草叢の揺れが大きくなり、此方へ近付いて来るのが分かりそして、遂にその姿を現した。
現れたポケモンは、

「クゥ〜ン…」
「何ぞっ?」

なんと現れたのは桃色の首輪を着けた弱りきったヨーテリーだった。
身体中が傷だらけで今にも倒れそうだ。
慌てて駆け寄り、持っていた傷薬で応急処置をする。
何とか一命は取り留めたものの、まだ傷が残っていて自由に動ける状態では無い。

「御前、どっから来たんだよ…」
『シマに逢いたいよぉ…』
「シマ?其れが御前のトレーナーなのか?」

ヨーテリーは静かに頷き更に

『御主人様……から僕を庇って逃が…て…た…』

何かを必死に呟いていたようだが聞き取りにくかった。

「もう喋るな。 今は御主人の事より自分の身体を心配してろ」
『う、ん…』

急いでエルフーンをボールに戻し、代わりにヨーテリーを抱え急いでカラクサタウンにあるポケモンセンターへと向かって行った。




another title/[困った奴を放って置けない主義でね]


Page:1 2