二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 幽☆遊☆白書 - 化猫の憂鬱
- 日時: 2012/11/16 21:40
- 名前: 柚の葉 ◆ENxDGhzOpg (ID: giYvI9uD)
▼.
はじめまして。柚の葉です。
幽遊白書? 何それしらねーよ、古いんだよという方はバックです。
この小説は漫画ではなくアニメ沿いで行きます。
もう昔の物ですが凄く面白いんですよね。
オリキャラは化け猫です。題名の方に“け”が入ってないのは自覚済みです。
恋愛要素? 的なのはどうでしょう? まぁ期待しないでください←
▼. きゃらくたー
紅月/こうげつ 年齢不詳
性格は男勝りな面倒くさがりで口も結構悪い
元の正体は妖怪の化け猫でありかなり強い妖力を持つ
能力的には水を自由に操れる強大な力の持ち主
容姿はうなじ位の長さの栗色の髪に紅い瞳
服装は上はブラ状態の服装で胸だけ隠れている感じ(へそ出し)
下は八分くらいの白いズボン
上下の服共々に青いうずまきの模様が描かれている
それだけでは寒いので通常は黒いコートを着用している
両腕には赤と白の腕輪をそれぞれ数個はめている(能力制御アイテム)
茶色いサングラスも着用中
蔵馬・飛影とは何度か闘った事があるが興味は無い
ちなみに見た目は二十代くらいの若いおねーさん
新羅を倒そうと試みてひたすら修行に修行を重ねている
仲間意識は結構高く自分が傷ついても気にしない性格だが誰かが傷つくのは嫌い
→妖猫時 耳・髪・瞳が紅く染まり尻尾が8本ほど生える
水を操る能力が全開の強さになるに加え身体能力が上がる
新羅/しらぎ 年齢不詳
性格は表面上は優しいが内面的には冷酷で流血が大好き
元の正体はこいつも化け猫だが裏切り者
能力的には炎を自由に操れる強大な力の持ち主
容姿は肩位まである黒髪にぬりつぶした様な黒い瞳
服装は完全なる民族衣装
顔立ちは美人だが内面はドロドロしたお方
過去に紅月の仲間を迷いなく殺した張本人である
理由は自分の力の強さを試したかったから
紅月を倒した時こそ本当に自分は強いと思える日が来ると思っている
▼.
きゃらくたーはあんな感じです。元は化け猫的な。
ちなみに柚の葉は幽白履歴がまだ浅いです、はい。でも愛が爆発しました←
のでツッコミどころ沢山あると思いますがご了承を。
あと荒らしや誹謗中傷はお控えください。
+α流血表現が多くあると思いますが無理な方は即行避難です。
ではでは始まります。
▼. story [きゃらくたー >>000]
一話 「悪夢の紅猫」 >>001
二話 「浦飯幽助」 >>002
三話 「肉弾戦」 >>003
愛しいと思う事は、罪でしょうか?
〆Started 241114
Page:1
- Re: 幽☆遊☆白書 - 化猫の憂鬱 ( No.1 )
- 日時: 2012/11/14 22:24
- 名前: 柚の葉 ◆ENxDGhzOpg (ID: y3F.fYKW)
貴方は知っていますか? 化け猫の存在を。
S級ランクの紅い化け猫。周囲はその妖怪を——“悪夢の紅猫”と呼びます。
一話 「悪夢の紅猫」
「“悪夢の紅猫”を探すう??」
気の抜けた声で青年——浦飯幽助は言われた言葉を復唱した。
首を大きく縦に振りながら青白い髪を持つ少女——ぼたんは答える。
「そう! それがねぇ、“悪夢の紅猫”が人間界に来たらしくてねぇ」
「別に良いんじゃねぇか。何もしてねぇんだろ?」
「何かしてからでは遅いから言ってるんだろう!? 目的が分からないからとにかく探せと、コエンマ様からの命令だよ」
「面倒っくせぇ!! 生き返ったら生き返ったで何でこんな事になるんだよ!?」
「しょーがないだろー! ほらほら行くよ!」
そうぼたんに言われ幽助はぶーすか言いながら家を出た。
実質幽助はまだ生き返ったばかりであり、霊界探偵としての活動も始まったばかりだ。
ので、まだぼたんも着いて行く事にしているらしい。
「って言うかよ〜、んなもんどーやって見つけんだよ?」
「位置情報は得られているから大丈夫だよ。あっちの森の方だね」
「つーか、どんな妖怪なんだ?」
「死ぬ気でかかっても死ぬ程の相手だよ。最高最強の妖怪だからね」
「どっちにしろ死ぬのかよ!? 勝ち目ねーじゃん!!」
「だだだだだから話し合いで何とかおさめようと思って——」
「そんな最強の相手と話し合いでおさまるのか!?」
幽助の鋭いつっこみが入るがぼたんは緊張した面持ちで進んで行く。
目的地の森に近づくと、幽助はさらに溜息を深くはいた。
その時だった。幽助とぼたんの瞳が極限まで開かれる。鳥肌が一気にたち、体の震えが止まらなくなった。
「な、んだよ……これ」
「す、凄い妖気……! まだ離れているのに……!?」
「……っ」
何とか幽助は足を動かし森の中へと進む。ぼたんも必死に着いて行く。
幽助の頭の中で“悪夢の紅猫”の想像が繰り広げられる。恐ろしい顔つきをしているのだろうか、なんて思った。
(会った瞬間一瞬で殺されたらどーすんだ……っ)
その時、妖気がおさまった。幽助とぼたんは息を吐く。
が、その発信源がすぐ傍にある木だったと言う事に気づいた二人は体を硬直させた。
恐ろしいイメージが渦巻く中、幽助は慎重に近づく。
「——んー、これおいしい。何て言うんだろ、この赤い物体」
しゃりしゃりっと言う音が聞こえてきて、思わず二人は足を止めた。
ぎぎぎぎぎと言った感じで幽助は木の上を見る。
そして見事にまた硬直した。木の上にいたのは——イメージとかけ離れた人物だった。
「……ぼたん、“悪夢の紅猫”ってアイツか?」
「そ、その筈だよ……?」
木の上に居たのは露出度の高い服の上にコートを羽織った女だった。
林檎をひたすらかじりながら、茶色いサングラス越しに女は幽助達の方を見た。思わず幽助は驚いて固まってしまう。
が、女——“悪夢の紅猫”は幽助の方を見ると手を出した。
「何か食べ物持ってない?」
「……は?」
しばしの沈黙が三人を包んだ。
- Re: 幽☆遊☆白書 - 化猫の憂鬱 ( No.2 )
- 日時: 2012/11/15 21:30
- 名前: 柚の葉 ◆ENxDGhzOpg (ID: 4gRQ5d2w)
イマナンテイッタコイツ。
幽助の気も知らずに“悪夢の紅猫”は妖しくにっと口の端をつり上げて微笑んだ。
二話 「浦飯幽助」
「だから何か持ってないかって聞いてんの。腹減っちゃってさ?」
「知るか馬鹿野郎!! ったく何なんだよてめぇは!! おいぼたん——ってぼたん?」
「き、気が抜けすぎて腰も抜けちまったよ……」
ぼたんが弱々しく言うと幽助は最高の溜息をついた。
一方“悪夢の紅猫”は林檎を食べ終えた様で種をぺっとはきだしながら幽助とぼたんを見た。
サングラス内の紅い瞳がすっと細まる。
「で、何の用かな? てゆか誰よアンタら?」
「俺ぁ浦飯幽助だ。てめぇは……“悪夢の紅猫”だろ?」
「…………」
足はガクガク震えて冷や汗も出てきた。だが幽助は妖艶に笑いながら言った。
“悪夢の紅猫”は幽助を見て小さく笑う。そしてどこからか林檎をもう一つ取り出すとまたかじり始めた。
「うん、やっぱうまし」
「って人の話聞けやテメええええ!! のんきに林檎かじってんじゃねぇぞー!!」
「へえ、林檎って言うんだ。りんご。うん、良い響きね」
(何なんだコイツ!? 決して強そうに見えねぇ!! つか俺より弱そうだぞ!?)
完全に“悪夢の紅猫”のペースに乗せられた幽助は苛立ち始めた。
それに気づいた“悪夢の紅猫”はちらりと幽助の方を見て、それから林檎をかじるのを一旦止める。
そして——音もなく木の上から地面に降り立った。
「ったく……人の食事中にうるさいのよ」
「んなこたぁどーでもいい! さっさと俺の質問に答えやがれ!」
「“悪夢の紅猫”かって話? んー、まぁ……そうかもね」
「じゃ、じゃあもう一つ聞きたいんだけど……どうして人間界に来たんだい? 何かするつもりかい?」
ぼたんが恐る恐ると言った感じで尋ねる。
“悪夢の紅猫”はぼたんの方を見て妖しく微笑んだ。それを見てぼたんは小さく悲鳴を上げる。
「なぁに、ちょっと来てみただけだよ。何かしようとか言う目論見はないね」
「……本当か?」
「本当本当。ただ来ただけだから、さ」
「……よっしゃぼたーん!! 帰るかー!! 任務しゅうりょ——」
「……うし、今から食後の運動に人間ぶっ飛ばしに行くか……」
「待てーい」
ボソリと小声で呟いた“悪夢の紅猫”だったがバッチリ幽助の耳に届いた。
幽助はその場を去ろうとした“悪夢の紅猫”のコートをがっしりと掴んで制止した。
「人間ぶっ飛ばされちゃ困るんだよなー? なぁぼたん?」
「当たり前だよ」
「冗談冗談。あ、何ならアンタが相手してくれる? ちょっと運動したくてさ?」
「え」
幽助ではなくぼたんが固まった。ちなみに幽助も少々驚いている。
コエンマからの説明では“悪夢の紅猫”はS級妖怪。死ぬ気でかかっても殺される。
おそらく会話している今でも相手がその気になれば一瞬でやられるだろう。
つうっと流れる汗を感じながら幽助は頷いた。
「いいぜ、やってやるよ!」
▼.
食後の運動=肉弾戦な紅猫さんです。
てゆうかそろそろ名前出したいです……。紅月……。
次回は幽助vs悪夢の紅猫ですかね。
まだそこまで激しくは無いと思いますが。
蔵馬とか飛影とか早く出したいn(((
- Re: 幽☆遊☆白書 - 化猫の憂鬱 ( No.3 )
- 日時: 2012/11/16 21:37
- 名前: 柚の葉 ◆ENxDGhzOpg (ID: giYvI9uD)
静かな森の中で二人は睨み合う。
風が強く吹いた瞬間、二人は地面を蹴って殴りにかかった。
三話 「肉弾戦」
幽助はすぐさま“悪夢の紅猫”に殴りにかかる。
ひゅうと小さく口笛を吹いて紅猫はにぃっと愉しげに笑った。
「私の正体知っててそんな風に来る奴は久しぶりだね。いい度胸してるよー?」
「へっ、喧嘩には自信があるんでな!! オラオラオラオラオラーッ!!」
「お、なかなかいいパンチだね! 実はアンタも殴り合いとかしたかったの?」
飄々としながら紅猫は幽助のパンチを片手で全て弾いている。
バチンッと思いっきりはじかれたかと思うと、一瞬で紅猫は幽助の懐に入ってきた。
ニッと笑うと思いっきり幽助の腹に拳を入れる。
「——がっ……!!」
「っと……強かったかな」
「まっ…だまだ!」
ぼたんは幽助の楽しそうな表情を見て呆然としていた。
相手はS級妖怪——が、全く本気は出していないだろう。
だが幽助は楽しんでいる。純粋な“殴り合い”を心から楽しんでいるのだ。
(気をつけなよ幽助……! 相手は最強、何するかわかんないよ……!?)
「おらぁぁっ!!」
「遅い遅い。スピード落ちてきてるわよ?」
「っるせーよ!! そういうテメェこそもっと強いの来いよ!」
(その瞬間あんたが死んじまうよ幽助—————!!)
顔面蒼白でぼたんは内心で絶叫する。
紅猫はそれを聞いて少し目を見開いて笑った。幽助も笑う。
刹那、幽助の体が吹っ飛ばされた。木を折ってどこまでも進んでいく。
あ、と紅猫が口を開けた時には遅かった。
「やっば、やりすぎた」
「ゆ……幽助ーっ!? 大丈夫かい!? 幽助ぇ!?」
「まぁまぁ良い運動になったよ。あいつにお礼言っといてくれる?」
「え、ちょ、まっ——」
「んじゃ」
ズラカリヤガッタ————!!
とぼたんは心で絶叫する。が、気づいたときにはもう紅猫はいなかった。
慌ててぼたんは幽助に駆け寄る。
「幽助、幽助!! 大丈夫かい!? 無茶しすぎだよ!!」
「——……げぇ」
「……え?」
「——……すげぇ、アイツ」
片頬を赤くさせながらも、幽助は目を輝かせながらいった。
そんな幽助を見てぼたんは深いため息をついたのだった。
————“悪夢の紅猫”はそれを遠くからじっと見つめていた。その口元に笑みが刻まれる。
「アイツ……強くなるかもしれないわね」
また会う時が楽しみ。
フッと小さく笑って、“悪夢の紅猫”はその場を去った。
▼.
次回…飛影とか蔵馬とか出せたらいいn((((
進みが遅くてすいません(/ω\)
ちなみに紅猫さんは殴り合いとか大好きです←
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