二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 黒子のバスケ -They killed theirself-
- 日時: 2013/01/02 18:03
- 名前: りむう。 (ID: cUbZls8V)
— そうだ、気に入らなかったんだ。
— だから、殺してしまったんだ。
— 私は、私を、殺してしまったんだ。
*・・・
どうも、初めまして、もしくは、おはこんにちばんは。
今まではイナイレで書いてたんですが…、いや、まだやめる気ギリないですが!
りむう。です。花真っ盛りのJKでありながら●女子です。
Twitter → りむう。。@glorious0105
何かタイトルの表記に死ぬとか殺すとか書いてありますが、大丈夫です。死ネタじゃありません!
オヤコロなあの方も降臨してません。はさみも召喚されてません。
とりあえず、この小説には最低3人くらいのオリキャラさんが出てくる、と思います。予定ですけどね。もしかしたらもっと多いかも…。
飽きずに読んでいただけたら幸いです。。。
・・・*
×- They killed theirself. -×
- 舞城秋華 ・・・>>001
- 直枝奏葉 ・・・>>
- 佐々白菊 ・・・>>
Q1.Why did Syuka Maishiro kill herself ?
+01,Appear. ・・・>>002
+02,Trouble. ・・・>>003
+03,Question. ・・・>>004
×‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐×
※ 英語表記はただの趣味。=合ってるかどうかはわからない。
※ ↑だってカッコよく見えない??←
※ Q1=第1章、みたいな感じで捉えてください。
※ 気まぐれ更新。なんてったってJKですから。
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- Re: 黒子のバスケ -They killed theirself- ( No.2 )
- 日時: 2012/11/25 17:53
- 名前: りむう。 (ID: Z/MByS4k)
9月1日。
夏休みの明けたこの日は言うまでもなく2学期の始まりの日だ。と言っても、俺は部活でほぼ毎日学校に行ってはいたが。
夏休みの練習は過酷を極めた。3日で1回くらいのペースで吐いた。でもお陰様で体力も筋力も付いた気がする。
…あ、そう言えばまだ名前言ってねぇな。宮地だ。よろしく。隣で歩いてる坊主頭は木村。八百屋の息子。
俺は今、朝練を終え、こいつと一緒に体育館から教室へ向かってる。
+‐01,Appear.
靴箱に着いて、上履きを鞄から出して、履き替えて、スニーカーを自分の靴箱に入れるところで、ある事に気が付いた。
「なぁ木村ァ」
「何だ?」
「俺らのクラスって40人だったよな?」
「あぁ」
と頷く木村。ちなみに同じクラスだ。
「41番の靴箱あんだけど」
これに気が付いたのは、俺の出席番号が結構後ろだったからだ。1学期までは俺の右隣までだった靴箱の、その下に靴が入ってんだから、驚いた。
それに加えて、俺と木村の思考が一致した。
「「転校生か!?」」
「どっちだと思う?」
尋ねてくる木村に、俺はこう答えてやった。
「短髪女子に100円賭ける」
予想外の答えにブフォッ、って吹き出しやがった、木村の野郎。
「賭けんのかよ!wwww」
「じゃねぇと面白くねぇだろ?」
当然だ。長髪もまぁ悪くはないけどな。
まぁいいか、と言う表情で、木村もこう言った。
「眼鏡男子に100円」
「男子に賭けるのかよ」
そんな会話をしながら、教室に辿り着いた俺たちは、荷物を自分の机に置き、担任が来るまでの間、クラスメートと夏休みの出来事を笑いながら話し合った。
ガラガラッ、と教室の扉が開いた。「あっ、山T来たわ」と陸上部の男子が言うと、生徒は男女関係なくバラけ、各々の座席に着いた。
あ、ちなみに山Tってのはとは俺らのクラスの担任の男の教師、山口センセの愛称だ。
山Tは出欠を確認…みたいな事をし、出席簿をパタンと閉じると、「それじゃ…」と切り出した。もしかして早速か。
「お待ちかねの転校生、紹介するぞ!」
教室がわぁっと騒がしくなった。マジで早速だったわ。
男の子かな、女の子かな、どんな子だろう?、様々な憶測が飛び交う中で、開いた扉から教室に入って来たのは、誰も予想していなかったであろう人物だった。
そいつは車椅子に乗り、両手で車椅子のタイヤ部分を回しながら入ってきた。器用に正面を向くと、顔を上げた。
「茨城県の私立妃ヶ丘女学院高等部から転校してきました。舞城秋華です。どうぞよろしく」
わっ!と、教室が沸いた。そりゃ当然だ。雑誌でよく表紙に出ててる顔が自分らの目の前にいるんだからな。
高校生モデル、舞城秋華(まいしろ しゅうか)。
俺も初めて雑誌で見て、変わった名前だと思った。はじめは「あきか」って読むのかと思った。
だが、容姿や顔は間違いなく美人だった。
「えー、舞城に質問ある奴はいるかー?」
と、山Tが言うと、男女問わず一気にみんなが手を挙げた。
「さすがにこれに全部答えるのは…大丈夫か?」
山Tが舞城秋華に言う。「大丈夫ですよ」と雑誌で見るのと全く変わらない笑顔で答える舞城。
それを見て、適当に生徒を当てる山T。
「何で引っ越してきたんですか?」
確かに。それはみんな思っていたようで、頷くのが見て取れた。
「仕事の関係上で。東京の方が何かと勝手がいいから…かな」
「彼氏はいるのー?」
「中学の時には1人だけ付き合ってた人いたけど、茨城に引っ越す時に別れちゃった。それ以来は1人も」
と、慣れた感じに答えていく。
質問コーナーだけで15分以上取られ、次からの予定がハイペースで繰り広げられたのは言うまでもない気がする。
- Re: 黒子のバスケ -They killed theirself- ( No.3 )
- 日時: 2012/11/25 21:02
- 名前: りむう。 (ID: Z/MByS4k)
翌日。
1番後ろの廊下側に席を構えた舞城は、何かと縁の凝った黒基調の眼鏡をかけ、授業を真剣に聞いていた。
結局、俺と木村の賭けはどちらもハズレで終わった。普通に「女子」ってだけで賭けてれば勝てたのにな。惜しい事した…。
質問コーナーの後も、それだけじゃ足りなかった女子は、休み時間の度に舞城に言い寄っていた。「シャンプーはどこのメーカー?」とか「どんな服が流行なの?」とか、絶え間無い質問攻めにも、びっくりするくらいの対応力で全てに答えていた。
だが、昨日の質問コーナーで、奴が1つだけ嘘をついている事は分かった。
「右足の骨折はどうしたの?」
この質問だ。
舞城はこの質問に、こう答えていた。
「結構長い階段の1番上から転がり落ちたんだよねー…。我ながら馬鹿だったと思うわー…」
と。これは明らかな嘘だった。高校であるスポーツをしていて、そのスポーツの全国大会、しかも今年の夏のIHに行っていた者なら、知らない奴のほうが少ない。
舞城秋華は、妃ヶ丘のバスケ部だった。
そして、今年の夏に、相手のラフプレーによって、右足を複雑骨折した。
世間では、さっきの発言のように発表されたんだが。
この事について、俺と木村、そして大坪と話をした。
「別に嘘ついたところで…何も得はないんじゃないか?」
と、俺が思ってた事を木村も思っていたようで、同じ様な反応だった。
これに対して大坪。
「…何か事情があるんだろうな。それ程気になるなら、本人に聞いてみればいいんじゃないか?」
「…だよなー…。聞いてみるわ、話す機会あれば」
で、今に至る。どうしようか。いつ聞こうか。
時が来るまでは、この事は漏らさないし、聞かない。
+‐02,Trouble.
どうも皆さんこんにちは。舞城秋華ですよ!
昨日この学校、秀徳高校に転校してきて、翌日からいきなり授業って。まぁ、教科書は夏休みのうちに購入済みだし、問題ないけど。
この学校の授業はそんなに難しくない。妃ヶ丘は文武両道が目標の学校だったから、もっと難しかった。勉強嫌いだわー…。特に物理。
でもやっぱり何処行っても転校生の最初の扱いって変わらない。とりあえず質問攻め。正直言って面倒でしかないけど、仕事上の面もあるから、笑顔だけは崩さない。私みたいな職業柄の人って顔崩しちゃえば即クビ、だと思う。と言うか私自身が思ってるから、崩さない。面倒がっちゃいけない。
質問攻めをしてくる人達を見てるうちに、私は人の心情を読み取れるようになっていた。所謂、メンタリズム。
だから分かる。あぁ、この子は私に興味あるな。この子は嫉妬してるのか。この子は私のことが嫌いなのか。
そして今1番私が気に障る…というか、面倒だと思うのは、長身金髪男。と長身坊主。名前は宮地君と木村君…だったっけ?
彼らは私の右足の骨折の理由を知ってる。正直、もう触れられたくない理由だから、面倒だ。
全く、この世界は面倒過ぎる。人間が。
私は私を殺したのに、彼らはそれを蘇生でもさせる気か。
させない。私が殺したのだから。
私を。私自身の、あのスポーツを。
- Re: 黒子のバスケ -They killed theirself- ( No.4 )
- 日時: 2013/01/02 18:01
- 名前: りむう。 (ID: cUbZls8V)
その日の最後の授業の7時限目の放課後に、宮地は決行する事にした。
舞城秋華への、質問。
— なぜ、右足の骨折に嘘をついたのか。
+‐03,Question.
終礼から30分。宮地は部活の用意を全て済ませ、教室に向かった。
「舞城…サン」
と。
帰宅しようと用意をする舞城秋華を呼び止めた。上体を宮地の方へ向ける秋華。
「…何?え…っと、宮地君?」
「あぁ。…1つ、聞きたい事があるんだが」
「……大体分かるよ。君、バスケ部なんじゃない?」
「あぁ。そうだよ。…質問させてもらうぞ、答えなかったら轢く」
「轢くって…何で?バス?トラック?…いや、軽トラだね」
「!?」
「見えてるんだよね、君の考えることくらいさァ…」
「…そうだよ。木村ん家の軽トラで轢く。…何で右足の骨折の理由、隠してるんだ」
「私が君にそれを言う理由なんて、ないでしょ?」
「…まぁ、そうだな。でも、何でだ?」
「んー…じゃあ聞かせてよ」
と、帰宅の用意をしながら秋華は言った。
「何で私が隠してると思う?この骨折の事」
自らの右足を指差しながら、宮地の様子を伺う。
否、「伺う」ではなく「睨む」、だろうか。そんな目線だった。
「…知られたくない、のか?」
「ざぁ〜んね〜ん!違うよ。だって知られるって言ったって、一部のニュースで報道してたじゃん」
「残念」の言い方に苛立ちを覚えながら、あぁそうかと思う。
クラスに舞城の骨折の理由を知らない者も居たくらいなのだ、一部の中でも相当マイナーなニュース番組なのだろう。
「それじゃ、帰るね〜。ま、分かったらまた聞きにおいでよ。宮地君?」
いたずらそうに笑い、舞城秋華はその場から去った。
宮地も、「…チッ」とかなり苛立った様子で教室を後にした。
部活中も、宮地の頭からはあの疑問が抜けなかった。途中監督にも喝を入れられながら、一応部活はやりきった。
「今日は随分と思い悩んでるな、宮地」
大坪が声をかける。すると木村が
「もしかして、舞城に言ったのか?」
「…言ったよ。でも何か…違うみてぇだ」
「何がだよ」
「俺は、バスケで骨折した事を知られたくないのかと思ってた。でも、すげぇムカつく言い方で違う、だとさ」
ん〜…と頭を抱える宮地。
そこで木村が、こんな提案をした。
「なぁ、妃ヶ丘の掲示板…とか、裏サイトとかに、あるんじゃないか?」
「はぁ?」
「だってよ、女バスでは相当名の知れた選手だぜ?舞城って」
「確かにな。月バスでも特集が組まれるほどの名PGだ。ゲームメイクは一級品だと書いてあった」
「そんな奴だ。同じ学校の奴の恨み買ってないとは考えにくいだろ?」
「…それ骨折の事件と関係あるかァ?」
「あるかもしれねぇだろ」
「覗いてみるだけ、やってみればいいんじゃないか?」
と言う事で、帰宅してから宮地は、「妃ヶ丘女学院 掲示板」と検索をかけてみた。
数があまりにも多すぎたため、さすがに断念。
続いて、「掲示板」から「裏サイト」に書き換えて検索してみる。
すると中等部と高等部のサイトで2つあり、高等部の裏サイトを覗いてみた。
「…ひでぇな、女バスの書き込み…」
結論から言うと、標的は3人いたらしい。
その標的の1人が舞城秋華で、書き込みの量はゆうに1000を超えていた。
あとの2人も舞城ほどではなかったが、それ相当の書き込みがあった。
「…砂原京子…って、妃ヶ丘のCの奴だよな…、園田姫乃、はSFの…」
どうやら現2年生のレギュラーが叩かれているらしかった。
だが、気になったのが、書き込みの投稿時間だった。
9月に入ってから、書き込みがぱったり途絶えていた。
「…これかもしれねぇな、舞城が東京に来た理由」
これで舞城秋華が2つの嘘をついていることが分かった。
宮地は明日も舞城に質問することに決めた。
- Re: 黒子のバスケ -They killed theirself- ( No.5 )
- 日時: 2013/01/04 13:11
- 名前: いちご (ID: D71pwe7j)
面白いです!
また見に来ますね
ツイッターもフォローさせていただきます
いちご@nao303k
- Re: 黒子のバスケ -They killed theirself- ( No.6 )
- 日時: 2013/01/05 23:52
- 名前: りむう。 (ID: cUbZls8V)
いちごs>
コメントありがとうございます!(o^^o)
ツイッターの方でもありがとうございます。
また見にいらしてくださいo(^▽^)o
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