二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ONE PIECE==
- 日時: 2009/11/29 13:40
- 名前: まりお (ID: 8uT9fcFc)
まりおでぇす。
ゾロらぶな私の妄想の世界を
小説にします 笑
小説を書くのはお初なので
駄作のオンパレードになると思います←ぇ
原作に沿うかは今のところ考えてません…。
それでははじまりぃー。
- 見張り番 ( No.18 )
- 日時: 2009/12/30 19:49
- 名前: まりお (ID: vVNXDLge)
皆が寝静まった夜。
今、展望台にいる。
「何か温かい飲み物はいかがですか、プリンセス?」
今日は私が見張り番。
次に着く島——皆と別れる島——は冬島だろう。
格段と寒い日が続いている。
「お願いしまーす。」
サンジは微笑みを見せてからロープを降りていった。
私のお気に入りはサンジがつくったカフェオレ。
初めて話したときに私が猫舌ということを知ったサンジは、いつも私の分だけ少し冷ましてからくれる。
ロープが軋む音がしたからそっちを向く。
2つのコップを持ったサンジが顔を見せた。
「お待たせしました、プリンセス。」
「ありがとぉ。」
「寒いねー」と言いながら隣に座るサンジ。
紳士的な態度は慣れないから調子が狂う。
「マァヤちゃんって男に免疫ないでしょ?」
「えっ、そんなことないよー。」
「そんな感じがするw
俺としゃべるときだって、いっつもドギマギしてる。」
『それはあなたのせいでしょ。』という代わりに苦笑した。
- 会話 ( No.19 )
- 日時: 2009/12/31 21:10
- 名前: まりお (ID: Omr4T4uD)
「マァヤちゃんってか弱そうなイメージがあるけど、戦闘員になるってことは強いんだ?」
確かに自分から戦闘員を希望したが、強い…とはいえない。
「んー…役には立てる…と思う。」
「心配しなくていいよ。
プリンセスは俺が守るから。
どんな戦法を使うの?」
「私はくノ一だから、忍術とかかな。」
聞きなれない言葉なのか、サンジは少し悩んだ様子だ。
「くノ一って、異国の職業だったかな。
確か…、」
「忍者っ」
「それそれ。どこかで学んだの?」
「ガレスと見様見真似でやってた。」
サンジが申し訳なさそうに俯いた。
この船に乗ってからこの表情は幾度も見た。
ガレスは死んだわけじゃない。
今でも私を待っている。
必ず…
楽しい会話は時間が経つのを感じさせなかった。
「サンジってコックなのに強いんだね。
私、懸賞首にもなってないから悔しいな…。」
「プリンセスはおしとやかでいなきゃ。
それに俺だってうちの船長には敵わねぇ。
心の強さも同じだ。」
…本当にあいつには敵わねぇ…。
馬鹿で無神経なはずなのに俺らには持ってねぇもんを持ってやがる。
「そうなんだ…。
ルフィってすごいね。
こんなにいい仲間もいてさ。」
「あぁ。」
なぜこんな子が悪魔にならなくてはいけなかったのか。
神はこんなひでぇことを本当に許したのか?
「ルフィに負けるのはしょうがないかもしれないけど、ゾロには勝てるんだ?」
憎たらしく笑う美しいキミ。
醜い悪魔ではなく、
可憐な天使のような少女がそこにいた。
会った時からすでに惹かれていたのかもしれない。
「クソマリモなんかに負けるわけがねぇ。」
守りたい。愛し愛されたたい。触れたい…———
そんな感情が俺の心を埋め尽くしていった。
- 質問 ( No.20 )
- 日時: 2010/01/24 20:54
- 名前: まりお (ID: ubkaKzUv)
「マァヤちゅわ〜ん、今日は早く片付けが終わったから甲板でお茶しないかい?
天気もよくなってきたよ」
「あっ、それならしよっ♪」
最近、マァヤとサンジはこの船でいちばん仲がいい。
まぁサンジの積極的なお誘いが無かったら出来なかった組み合わせだ。
「最近いい感じねぇ、あの2人。
もうくっついちゃってるのかしらw」
「ヨホホー。
若いですねぇ…」
嵐が来たり、敵襲を受けたり、島を見つけるわけでもなく、平和な日々が続いていた。
しかし、麦わら海賊団にとっては暇で暇で仕方がない日々でもある。
そんなクルー達にとっては幸せな話題だ。
「サンジぃー…」
マァヤは、カフェオレの入ったコップを手に持ちながら、ある一点を見つめてサンジの名前を呼んだ。
「なんだい?」
「ゾロって婚約者とかいるの?」
「Σブゥゥーーーーッ!!
…ゴホッ、エホッ…いきなりどうしたんだい?」
ひょんな質問に思わず飲んでいたコーヒーを吹き出すサンジ。
見つめていたのは串団子(鉄の塊)をブンブンと振っているゾロであった。
「いや…、別に。
いないんならいいや」
「あんな筋肉馬鹿にフィアンセなんているわけないよw」
「…そっか。」
納得しない顔で、カフェオレのおかわりをサンジに頼むマアヤ。
サンジは嬉しそうな顔をしてその場を離れた。
風の様子がおかしいことに、そのときはナミでさえ気付いていなかった。
サイクロンがものすごい勢いで近づいていた。
- 突如 ( No.21 )
- 日時: 2010/01/24 22:02
- 名前: まりお (ID: ubkaKzUv)
最初に気付いたのはチョッパーだった。
「ウソップぅー。」
「ん?なんだチョッパー。」
「なんか聞こえないか?」
「…、
ルフィのいびきが隣から聞こえるぞ?」
「あ、本当だぁー。
…って、そうじゃなくてさっ、」
ルフィ、ウソップ、チョッパーが海に糸を垂らして釣りをしていると、チョッパーが何か異変に気付いた。
しかし、それは動物であるチョッパーのみが気付けた異変であり、他のクルーは何も気付いていない。
「なんかさ、ゴォォーーーーーーーーって聞こえないか?」
「…、
ルフィのいびきが隣から『ゴォォーーーーーーーッ!』
ものすごい轟音がウソップにも聞こえてきた。
そのとき、慌ただしく甲板を駆けて来る音が聞こえ、ナミが現れた。
必死の表情で、冷や汗をかいていた。
「みんな位置について!!!
サイクロンが近付いてるわっ!!!」
有無を言わせない一言だった。
天候が一気に悪くなり、波が船を襲う。
「ぜんぜん…うご…かない…っ。」
マァヤとサンジは一緒に舵をとっていたが、逆巻く波のせいで言うことを聞かない。
「あっ…。」
一段と高い波が全員を襲った。
対処に慣れていたクルーは無事だったが、マァヤだけは暗い海に飲み込まれていった。
- 夢 ( No.22 )
- 日時: 2010/01/26 19:27
- 名前: まりお (ID: dwXuMxEB)
なにか温かいものに包まれているような、
そんな感じがする
天国…?
あ、私悪魔だった