二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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境界線を越えてキミに恋をした—REBORN—
日時: 2010/06/12 07:39
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!


—ボンゴレ十代目?

—スカイファミリー十代目?

—敵対関係、なんだよな・・・俺達・・・。


敵対組織で、ツナと瓜二つな容姿を持つ少女が主人公。

どういうわけかツナと出会ってしまうことに。

境界線を越えて、ツナは主人公、《沢田刹那》に惚れてしまったお話。


ジャンルは甘くて切ない、ギャグなお話です。





・目次
第零章
第一章 惚れた
第二章
第三章
第四章

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Re: 境界線を越えてキミに恋をした—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/06/12 07:22
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第零章


昔のことである。

初代時代・・・——初代ボンゴレ、ジョットは、敵対関係にある一人の同年代の少女に恋をした。

勿論、そんな事は許される事ではない。
なら、初代は一体どうしたのだろう。

ソレは、今から始まるボンゴレ十代目の恋の結末が語ることだろう。



境界線を越えて、恋をするボンゴレ十代目と。

境界線を越えることに、迷っている敵対関係のマフィアの少女のお話。

Re: 境界線を越えてキミに恋をした—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/06/12 07:38
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第一章 惚れた


ある屋敷内でのこと。

「ボス・・・どうしたんですか?」
「・・・」
一人の少女は窓の外を見ていた。

只、ボォッと。

何も無い空間を見つめていた。
「ボス!」
「うわっと、な、何だ?」
「何ボォっとしてるんですか?」
「あ、いや、何でもないんだ・・・」
「?」
何でもないわけ無いんだけれど。
理由は、今日の任務についてだった。

「・・・本当にやるのか?」

「えぇ、そりゃ勿論です、」

敵対関係となるボンゴレに襲撃任務。
失敗すれば本当にファミリーが消滅しかねない任務だ。
正直、乗り気ではない事が本音だ。
「・・・危険になったら俺が撤退命令を出すぞ」
「ハイ」
そう言って嵐は部屋から立ち去った。
俺は、机に突っ伏す。
「・・・ハァ・・・」
憂鬱極まりない。
あまり血みどろな仕事はしたくない。

「ボンゴレ、か・・・」



午後十時。

少し仮眠をしているときだった。
「十代目!大変です!」
俺は顔を起こす。

寝ぼけ眼で嵐を見た。

「ボンゴレが責めてきました!」
「・・・あちらの方が上手だったなー」
「何暢気な事を言ってるんですか!」

嵐は拳銃を使いながら相手を遠ざけている。
俺はまだ眠い覚醒前の頭で、ポケットの中のキャンディーをなめた。

—ボォッ

炎が額に燃え上がる。

同時に両手に嵌めたグローブにも燈った。
「・・・嵐、下がっていろ」
「え、あ、」
嵐は急いでその場を離れた。
同時に敵が・・・ボンゴレが入り込む。
同じ容姿を持つ、全く瓜二つな青年だった。

「いくぞ・・・零地点突破・ダークエディション」

氷が両手から生まれ、青年の足を凍らせた。
「・・・コレは・・・!」
青年は炎で氷を溶かした。

「ッ・・・」

「・・・!」

青年は自分の顔を見た途端、固まってしまった。
「・・・?」
「て、」
青年は急いで屋敷に響き渡るような大声で言った。

「撤退だァァァァァァァァァ!」

「・・・へ?」

思わず超モードで間抜けな声が出てしまった。

顔が真っ赤になった瓜二つな青年は急いで出て行った。


・・・意味が、わからなかった。

Re: 境界線を越えてキミに恋をした—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/06/12 07:50
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)




出て行った青年・・・—沢田綱吉はというと。

顔を真っ赤にして息を切らしていた。

「どうしたんですか十代目!?」
「ツナ?」

沢田綱吉は赤い顔を隠しながら、言った。

「な、何でもないッ・・・」
「なんでもないわけねぇだろダメツナ」
ゴンッと脳天を突かれた。

「べ、別にいいだろ・・・!」

(な、何だこの感じ・・・!)

勿論、この時点では自らの気持ちに気付いていない沢田綱吉である。

「・・・ツナ、まさかお前・・・」
「・・・なんだよ・・・」

「・・・いや、(ありえねぇか)・・・」

「う・・・」

顔を隠しながら、屋敷に戻っていった沢田綱吉である。


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