二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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初音ミクの消失 −DEAD END−
日時: 2010/11/13 15:33
名前: 瑞乃 (ID: Oui0uBDf)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=Lm0KtK2kbmI

ボカロを愛する者です

このたび、ボカロの小説をつくろうと思いまして・・・初音ミクの消失の小説版を製作しようと思います!


 !注意!

ストーリーが自分流になると思います・・・

更新が遅い場合があります・・・

 <m(__)m>申し訳ございません<m(__)m>


コメント、是非是非お願いします!!

・・・荒らしは来ないでくださいね♪

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Re: 初音ミクの消失 −DEAD END− ( No.3 )
日時: 2010/11/13 15:23
名前: 瑞乃 (ID: Oui0uBDf)

  + 2・仲間—友達 +



 ミクの次に誕生したのは、鏡音リン・レン。

「こんにちわー鏡音リンでーす。十四歳でーす」

「僕は鏡音レンでーす。同じく十四歳でーす。これからよろしくおねがいしまーす」

 よく似た声で、二人はそう言った。

 ミクは十六歳だから、メイコとカイトが姉と兄だとしたら、リンとレンは妹と弟ということになる。

「十四歳かあ。若いなあ。俺はカイト」

「私はメイコ。よろしくね。……ほら、ミクもっ」

「こ、こんにちは!初音ミクです!これからよろしくね!」

「「よろしく〜」」

 二人の声が重なっても、一人の声のように聞こえる。

「はーい質問!二人は双子?」

「ううん、違うんだ。えーっと、なんて言えばいいんだろ」

「えーと、僕たちは、"鏡映し"なんだ」

 では、もとは一人の人間なのか。ミクは驚いた。

 この二人が入ってきてから、ボーカロイドはもっとにぎやかになった。


 次に誕生したのは、よそのボーカロイドだった。
 その人物が、ミク達に会いに来た。

「——神威がくぽと申す」

 彼—がくぽは、今までのボーカロイドとは違って、落ち着いた感じだった。服も和服っぽい。

 ——しかし、ナス馬に乗っている。

「そ、そのナスは……?」

「我の愛馬、ナスノヨイチである」

 歴史上の人物の名のナス馬は、リンのロードローラー以上にインパクト?があった。

「じゃあ、一曲歌ってみて!」

 リンに言われ、がくぽは歌った。

「わあっ、凄っ!!」

 カイト並に上手かった。そんなカイトは

「か……感動した!これからよろしくな、がくぽぉ!」

「ああ、以後よしなに」

 二人はよき友になりそうだ。


 七人目は、美人でスタイルの良い、巡音ルカ。

(わあ、すっごく美人だあっ)

 ミクは一番初めにそう思った。

 インパクトも、がくぽくらいある。

「巡音ルカです。よろしくおねがいします」

 そしてクール、ハスキーな声。

 ミクにとって、憧れのお姉さんのルカであった。


 その次は、がくぽとおなじ所属のボーカロイド。
 がくぽと一緒に会いに来た。

「はじめまして!おとなりのGUMI(グミ)です」

 見た目ミクと同じくらいの歳だ。

「質問!好きな食べ物は?」

「ニンジンです!」

 ……ミク=ネギ、がくぽ=ナスに続く、グミ=ニンジンか。

 と、その時、メイコが言った。

「これで八人そろったわね」

「何か意味があるの?」

 ミクが訊く。メイコはうなずいた。

「私たち、『VOCALOID』の八文字よ」

「あっ、確かに!」

「レインボーカロイドね」

 ルカがそうつぶやいた。

「えっ?レインボー?虹は七色だろう?」

 疑問を言うカイトにルカは説明した。

「虹の色の数は、国によって違うのよ。三色って国もあるみたいなの。だから、ボーカロイドは八色よ」

「じゃあ、我らは『レインボーカロイド』だな」

「わあ、いいですね、それ!」

 こうして、ミク達八人は、レインボーカロイドを組んだ。

 この時、ミクはとても楽しく、うれしく、幸せだった。

Re: 初音ミクの消失 −DEAD END− ( No.4 )
日時: 2010/11/20 19:38
名前: 瑞乃 (ID: Oui0uBDf)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=6MjgY9Jfy7M

  + 3・Happy song! +



 バーチャルアイドル、初音ミク。

 特技は歌と……

「さあて今日はこの葱畑(はたけ)を……」

「キャア、ネギドロボー!!」

「ツカマエテ———!!」

 葱畑を荒らすこと。

 今日も農家と熾烈なバトルを繰り広げる。

「ダ、ダレジャオマエハッ!?」

「初音ミクで〜す☆
 夢と希望をみんなに振りまくために、どんな犠牲もしかたないのよ。アイドルだもぉ〜ん♪」

「ナ、ナニガナンダカシランガ、トニカクハタケカラデテイケ——!」

 農家のおじさんに、ミクはにこっと微笑んだ。

「逆らうの?なんて素敵なこと!!
 なら……ネギすなわちoooで……」

 ミクの手に握られた『それ』を見た農家は、瞬間震えあがった。

「オッ、オマエ……」

「ふふふっ♪何か文句でもー^^」

「ア、イエ……」

「ナンデモナイデス……」

 ミクは農家を一瞥して、満足げな笑みを浮かべた。


 その様子を、リンとレンは陰から見ていた。

「さ、さすが……」

「ミク姉だね……」


 そんなミクは、葱畑で歌いだした。

 歌を歌おぅ!
♪(おと)と一緒に飛び出す キミの心に踊る宝物
踊りませんか? 手を取り合い足払い
キミにかけてあげる Happyの魔法を

 そんなミクを見て、農家は自然と笑顔になった。

「ミク姉……」

「やっぱすげえわ……!」


 農家の前で、ミクはつぶやいた。

「人の心に巣食う闇を見過ごすわけにはいかないわ。
 見つけ次第引きずり出して……
 乙女の鉄拳、喰らわせてあげる♪」

 
 ——そのために、わたしは歌うんだ。


「歌を歌おぅ!
♪(おと)と一緒に飛び出す キミの心に眠る宝物
踊りませんか? 憂鬱な気分蹴飛ばし
キミと見つけたい Happyのカタチを」

 ミクは満足げな顔をすると、急に走り出した。

「アノ娘ハ何ダッタンダ?」

「デモ……ナンダカ、心ガ明ルクナッタナア……」


 ミクは立ち止まって歌った。

「君に届けたいHappy!
 君と見つけたいHappy!

 世界中に響き渡れ!

 Happy song!!」


「やっぱりミク姉は……」

「最高だね!!」

 いつのまにか、リンとレンの心も明るくなっていた。

Re: 初音ミクの消失 −DEAD END− ( No.5 )
日時: 2010/11/20 20:50
名前: 瑞乃 (ID: Oui0uBDf)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=GK-1EGf-BFY

  + 4・優しさ +



 夕方近く、ミクは窓辺でたそがれていた。
 外では、がくぽとグミがデュエット曲の練習をしている。

 やわらかな歌声が、ミクの心にしみわたっていった。

「きれいな歌声……」

 歌の練習で疲れていたミクは、歌声を聴きながら目を閉じた。


 しばらくして、ふと目をさました。

「ミク殿」

 そう呼ぶ声がしてミクが振り向くと、そこには見慣れたがくぽがいた。

「がくぽさん」

「外から、ミク殿が見えたのだ」

 がくぽが微笑む。

 それは、いつもと同じ暖かい笑みだった。ミクはなんだか嬉しくなった。

「疲れているようだが、大丈夫か?寒くはないか?」

「うん、ちょっと疲れ気味かな……練習に熱がはいっちゃって」

 ミクも微笑む。

「そうか。我も同じだな。だが、お互い無理をしないようにするべきだな。ミク殿は仕事が多いから、体調を崩すと大変であるからな……」

「うん、そうだね……」

 ミクはそう言いかけて、ぶるっと震えた。寒気を感じたのだ。
 がくぽはそれに気付いたらしい。

「大丈夫か?」

 そして、自分が着ている上着を脱いで、ミクに着せた。

「いいの?」

「ああ、ミク殿のためだ」

 がくぽのやさしさが、ミクは涙が出そうなくらい嬉しかった。

「ありがとう」

(がくぽさんの体温、あったかいな……)

 ミクはがくぽに思ったことを話した。

「なんでだろうな……ここ、ボーカロイドにいると心が暖かいんだ」

「我もだ。ここに来て……いや、ここにうまれてよかったと思っている。歌うことの楽しさや仲間の大切さを学んだ。そして、仲間が教えてくれた」

「うん、苦しくて音が軋んでしまっても、みんなの言葉で、心が軽くなる
 悲しみが心をふさぎこんでしまっても、みんなの微笑みが——さっきのがくぽさんのような微笑みが、曇り空を虹に変えてくれる」

 ミクはにこりと微笑んだ。

「ああ、我も、皆の笑顔で励まされたことは何回もある。とくにグミはな……一緒にいることが多いから」

 そして、ミクは心をこめて言った。

「ここにうまれて、ホントによかったな……」

Re: 初音ミクの消失 −DEAD END− ( No.6 )
日時: 2010/11/20 21:09
名前: 瑞乃 (ID: Oui0uBDf)

  + 5・KAITOとミク +



 仕事を終えたミクは、暇そうにボーっとしているカイトを見つけた。

「カイト兄さーん」

「……ん?ミクか……」

 カイトはミクの顔を見て微笑んだ。

「どうしたの?暇そうにして」

「うん……最近仕事が少ないからね……」

「そうなの?」

 ミクは気付かなかった。逆に、最近自分は仕事が多いからだ。

「まるで、誕生してしばらく経ったときと同じだなぁ……いやその時ほどではないか」

「えっ!?そうなの?」

 ミクは驚いた。カイトに仕事がない時があったのか。

「うん。俺の仕事は、ミクが誕生してから増え始めたんだ。
 俺はメイコの次に誕生した日本のボーカロイド。誕生した直後はけっこう仕事があったんだけど、メイコほどではなかった。で、だんだん減ってきて、ミクが来る直前、全く仕事がなかったんだ」

「そっそうなの……?」

 ミクは少しショックを受けた。

「でも、ミクが来てから、ボカロの中で俺だけが男だったからかな……仕事が増え始めて、充実した日々を送っていた。
 だから俺は、ミクに感謝している。誕生して来てくれたことを」

 最後の言葉に、ミクは顔が赤くなった。

(に、兄さん……照れること言わないでよぉぉ〜!)

 ミクは明るく言った。

「じゃあ、これからも一緒にお仕事がんばろう♪わたし、サンドリヨン大好きっ!!」

 カイトは嬉しそうにほほ笑んだ。

「やっぱり、ミクの笑顔はいいね。がくぽも言ってた」

「カイト兄さんだって!」

 二人は笑い合った。

Re: 初音ミクの消失 −DEAD END− ( No.7 )
日時: 2010/11/20 21:13
名前: 小6 ◆QMf24I4Ms6 (ID: xXMH10.o)

どうも^^
初めましてかな??
小説見ました^^
上手いですね!

ヘタリアとかポケモンの小説書いてます^^
一度見てみて下さい。


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