二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケモン BWストーリー
日時: 2011/03/09 21:03
名前: ヘカテー ◆5VZ6lwsTJw (ID: qU5F42BG)

はじめまして。
ヘカテーと申します。
この小説はポケモンBWを元に書く小説です。
プラズマ団に幹部がいたり、ジム戦のルールがゲームとは違ったりとかなりオリジナルな要素を含みますがどうぞよろしくお願いします。
コメント下さると大いに喜びます。

目次

プロローグ >>1
第一話 >>4
第二話 >>5
第三話 >>8
第四話 >>13
第五話 >>14
第六話 >>15
第七話 >>16

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Re: ポケモン BWストーリー ( No.15 )
日時: 2011/03/09 21:01
名前: ヘカテー ◆5VZ6lwsTJw (ID: qU5F42BG)

「そんなことを言うポケモンがいるのか……!?」
驚愕の声を出すN。本当にポケモンの声が聞こえるのだろうか?
Nは静かに倒れたバニプッチをボールに戻す。

「モンスターボールに閉じ込められている限り、ポケモンは完全な存在にはなれない。僕はポケモンというトモダチのため、世界を変えねばならない……」
そういうとNはもう一つの——チョロネコのモンスターボールを取り出す。
そのボールのスイッチを押し——放たれるのは青い光……
出現したチョロネコは少しとまどい、Nのもとを離れ、どこかに走って行った。
「何で……逃がしたんだよ……?」
「……」
Nは僕のことをしばらく見つめた後、ふっと笑い、歩き出した。
「おい!」
僕はそれを追いかけようとしたが、Nの周りの空気が少し揺れたと思ったら、もうNはその場にはいなかった。
「……一体、何者なんだよ……」
良く考えたら彼、不可思議なことばかりだ。
彼の正体も分からない。今のような瞬間移動も。「N」という彼の名のったその名前も恐らく偽名だろう。
まぁ、今気にしても仕方ないだろう。僕は傷つき、戦闘不能直前といえるほど体力の減ったツタージャを抱きかかえ、ポケモンセンターに向かった。

 ふぁぁ……と大きく欠伸をし、私は立ち上がる。
ホテルを出て辺りを見回すと、一人の少年がツタージャを抱きかかえてポケモンセンターに走っていくのが見えた。
「あの子は……」
ふふんと微笑み、それから隣に居るムシャーナを見た。
「ま、良いわ。行きましょう、ムシャーナ」
『!』
ムシャーナは頷くとテレポートを発動する。
行き先? ……秘密、かしらね。

「……以上が貴方に課す任務です、分かりましたね?」
低い声が私の鼓膜を揺らす。
「……了解しました」
「任せましたよ。貴方なら簡単にできることでしょう」
「他に話がないのなら、失礼します」
「……待ちなさい」
「……何でしょうか? 私は貴方と無駄話をするほど暇ではないんですが?」
「ふっ、そろそろ貴方にこれを返そうと思いましてね」
「……」
「貴方の忠誠心は本物のようですからね。これを返しても問題はないでしょう」
「……受け取りましょう。私の切り札ですからね」
ボールを受け取り、その部屋を出る。
本物の忠誠心だと? 笑わせる。奴に絶対の忠誠を誓う者などいるわけがないだろう。
そもそも奴は地位は高いがこの組織——プラズマ団のボスでもない。
忠誠を誓ったところで得することはないだろう。
長い廊下を歩きながら先程渡されたボールを見る。
上半分は紫色のボール。
二か所にピンク色の円が描かれており、中央にはMの字が刻み込まれている。
そう、マスターボール。
これを使えば何人もの人間を八つ裂きにできるようなポケモンであろうと、伝説とよばれるポケモンであろうと、あるいは神であろうと捕獲することができる。
廊下を渡りきり、ドアを開けると眩しいほど明るい青空が広がっていた。そして持っていたそのボールのスイッチを入れる。
現れた緑色のポケモン。その眼は凄味を感じさせるどころか逆に恐ろしいとも言える。
「さぁ、行きましょう」
そのポケモンは私を背に乗せ、飛び立つ。
奴の好きにさせるわけにはいかない。そのために私は今ここにいる。
それが友の——アデクの頼みだから。
考えながら私は目的地、夢の跡地へ向かった。


フラグ建ての回

第七話 ( No.16 )
日時: 2011/03/09 21:05
名前: ヘカテー ◆5VZ6lwsTJw (ID: qU5F42BG)

『トウヤさーん、お預かりしたポケモンは元気になりましたよ!』
ポケモンセンター内に響き渡る声。それはセンターの管理者、通称「ジョーイさん」と呼ばれる人のものだった。
その呼びかけに応じ、僕は受付でツタージャとヨーテリーを受け取る。
「ありがとうございます!」
ジョーイさんにお礼を言ってセンターを出る。
外は相変わらず心地よい風が吹いている。
先程の演説のせいか、町の人は考え込むように黙っている。
この町には似合わない静粛。
「キャァァァ!!」
それを破ったのは、女性の悲鳴だった。

 叫びの方向へ行くと、そこには声の主であろう女性と、子供くらいの大きさの水色のポケモンがいた。
そのポケモンは女性に向かって攻撃をしようとしている。
僕は考える前に動いていた。
「ツタージャ! グラスミキサー!」
ボールから出現したツタージャは尻尾を回転させ木の葉の渦を作り出す。
その渦は水色のポケモンを飲み込んでダメージを与える。
そして渦は弾け、ポケモンはばたりと倒れた。
「大丈夫ですか!?」
その女性に声をかける。
「え、えぇ。大丈夫。ありがとう」
良かった。何ともないようだ。
「この子、プルリルって言うの。最近この町に住みついて悪戯してたの」
「そうだったんですか」
「うん……そうだ、君、このプルリル連れて行ってくれない?」
「え?」
「君、トレーナーでしょ? 水タイプのこの子はツタージャの苦手な炎タイプに対抗できるわよ」
「う〜ん、そうですね。連れて行きます」
ボールを一つ取りだし、プルリルに軽く当てる。
赤い光が発射され、プルリルがボールに収まる。軽い揺れの後、ボールにロックがかかる。捕獲成功の合図だ。
「よろしくな、プルリル。では、僕はそろそろ行きます」
「うん、元気でね」
そう言って僕は次の町、サンヨウシティへ向かった。

「……どうしたのですか? 貴方にも任務を与えた筈ですが?」
「そんなものとっくに終わらせたわよ」
私は捕まえてきたポケモンの入ったボールを乱雑に投げる。
「……良いでしょう」
投げたボールを奴が受け取る。
「ねぇ、ゲーチス」
「……何ですか?」
格下の人間に呼び捨てにされたのか気に入らないのか、奴——ゲーチスが眉を潜める。
「そのポケモン、本当に捕まえてよかったの?」
「クク……当たり前でしょう。このプラズマ団の最終目的はポケモンの開放、貴方にも分かっているでしょう?」
「……」
「次に何をすべきか、分かりますね?」
「……」
黙って私はその部屋を出る。
あいつと一緒にいると不快な気分になる。
あいつは嫌いだ。何を考えているかわからない。
あぁ、苛々する。何かストレス発散できるものは……
「……あ、」
前方から歩いてくる人物。
何度任務に連れて行っても失敗ばかりする役立たずの下っ端だ。(ちなみに今回の任務には連れて行っていない。こんな奴連れて行ったら標的を逃がすのは目に見えてる。)
丁度いい。あいつなら別に傷ついたところで問題ないだろう。
その下っ端が此方に気づき、へへっと笑いながら声をかけてきた。
「あ、任務お疲れです。ト……!?」
下っ端の周りを舞う桃色の花弁。それが触れた部位から噴き出す深紅の血。
「役立たずな下っ端の分際で、私の名を口に出さないでもらえる?」
「ぁ……」
もちろん、返事を聞くつもりはない。
気の抜けた笑いが絶望の表情へと変わり倒れる下っ端。
「大丈夫よ。死なない程度にしておいたから。ね、ドレディア」
『!』
花弁を出現させた主である私のポケモン、ドレディアに笑いかける。
ドレディアの返してくれたその笑顔は、チュリネだった頃から変わらない。
昔のことを思い出し、徐に首にかけていたロケットを開く。
中の写真に写る小さい頃の私と、一人の少年。
「……元気にしているかしら? ……トウヤ……」

Re: ポケモン BWストーリー ( No.17 )
日時: 2011/03/09 21:08
名前: ヘカテー ◆5VZ6lwsTJw (ID: qU5F42BG)

第八話用の確保

Re: ツポツケツδつδ督 ツBツWツスツトツーツδ環ー ( No.18 )
日時: 2011/05/25 03:16
名前: Zabrina (ID: aB9DbNZZ)
参照: http://www.yahoo.com/

Thatツ痴 more than sesnilbe! Thatツ痴 a great post!

Re: ポケモン BWストーリー ( No.19 )
日時: 2011/05/25 06:39
名前: ポケモン大好きっ子 (ID: 60TA9nBF)
参照: http://www3.atpaint.jp/kakiko/src/kakiko1305944328256.png

>>16 ストーリーがなんかすごい・・・


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