二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- アルバス・ポッターと蘇りの石 第1回目アンケート募集開始☆
- 日時: 2011/05/19 18:20
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
著者からの挨拶☆
お早う御座いますor今日はor今晩は、萌恵です。
今回は、二次小説—つまり、原作が在る小説—を書こうと思います。
色々な意味で、宜しくお願い致します。
ルール☆★
この小説での大事な所は、物語を楽しんでもらう事と、ルールを守る事。
『荒らしは来るな、来ても良いのは感想!!』
このスレの、絶対の約束です。
質問コーナー☆★☆
1 Qこれって、ハリー・ポッターシリーズの続編?
Aそうかも知れませんね
皆さんも、質問をどんどんして下さいね?
いつの間にか、此処に答えが載っているかもしれませんよ。
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- Re: アルバス・ポッターと蘇りの石 ( No.1 )
- 日時: 2011/05/23 21:10
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
第一章 英雄の息子
グリモールド・プレイス十二番地。
かつては、後に英雄となる男の子の名付け親の家だったが、その所有権は、名付け親の意思と共に、その男の子へと渡った。その男の子も、今となっては、立派な、三人の子供のパパになっていた。
ハリー・ポッターは、魔法省の闇払い局に勤めている。今も、十九年前と変わらず、ひょろりとした体型に、後ろがピンピンはねている漆黒の髪をしていた。額の稲妻形の傷は、クシャクシャの髪の間から、うっすらと覗いていた。
奥さんの方は、燃えるような赤毛を背中に垂らし、自然な優雅さが滲み出て来る様だった。
——この二人には、一人の娘と二人の息子がいた。
息子の一人は、父親と同じピンピンと撥ねた、漆黒の髪だったが、目は、母親の目だった。祖父の名前をとって、ジェームズ・ポッターと命名された。
そして、この冗談好きな兄に何時も振り回され、被害を受けていたのは、弟のアルバス・ポッターだった。兄と同じく、父親の髪を受け継いでいるが、アルバスだけが、父親と一緒で、祖母の目を受け継いでいた。最後に、女の子が一人。この子だけが、ウィーズリー家最大の特徴、赤毛を受け継いでいる。
この一家には、もう二匹、家族が居た。
クリーチャーに続く(自由な)屋敷しもべ妖精、マルキーだ。マルキーの名前は、家族全員で、一週間にも及ぶ会議で、決定した。
そして、もう一匹は、なんと……ヒッポグリフの、ペニーホールズだ。
ジェームズが遊び半分で命名すると、ペニーは、この名前が気に行ってしまい、ほかの名前は受け付けなかったのだ。
- Re: アルバス・ポッターと蘇りの石 ( No.2 )
- 日時: 2011/05/19 18:18
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
【ポッター家の屋敷しもべ妖精のアンケート】
1,その妖精の名前は、何ですか。(必須)
2,その妖精は、どんな容姿ですか。
3,その妖精の口癖と性別を教えて下さい。(必須)
4,その他の妖精の特徴があれば、教えて下さい。
これで、質問は終わりです。
4番は、書いても書かなくてもどちらでも良いです。
間違いは無いので、御自分の考えを、気楽にお答え下さい。
締切は五月三〇日(月)です。
- Re: アルバス・ポッターと蘇りの石 第1回目アンケート募集開始☆ ( No.3 )
- 日時: 2011/05/24 21:52
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
第二部
さて、アルバス・ポッターの物語は、必ず、ダイアゴン横丁から始まる。ポッター一家は、ホグワーツ魔法魔術学校の新学期に向けて、教科書やら大鍋やらを買いに、横丁の通りを歩いていた。
「アル、此処が、杖のオリバンダーだ。覚えてるね?」
店のショーケースから目を離したアルバスが頷いたので、父さんは、にっこりと笑った。
「今日は、お前の杖を買うんだ。中に入ろう」
その言葉を聞いたとたん、アルバスは、顔いっぱいに笑顔を浮かべた。
「ほんとに?僕の杖を、買ってくれるの?」
オリバンダーの店は、兄の杖を買った時と変わらず、店中に細かい埃が舞っていて、古い木材の匂いがした。
「いらっしゃいませ」
柔らかな声がした。アルバスは飛び上がった。
父さんや兄も、飛び上がったに違いない。ドンッという音が、二人分、聞こえてきた。
「こんにちは」
父さんが、慣れた様子で挨拶した。
「おおオオぉぉォォ、こちらは、ハリー・ポッターの!まもなくお目にかかれると、信じておりましたよ」
オリバンダー老人が、アルバスの手を握った。アルバスは、たじろいだ。
「あなたは、お父さんの若いころとそっくりですな!」
「えっと——えぇ——まあ——」
「オリバンダーさん、今日は、この子の杖を買いに来たんです」
父さんが、オリバンダー老人に向かって、慰めるように言った。老人は、すぐ、アルバスから離れた。
「おっと、これはこれは——失礼をいたしました——さて、ポッターさん——」
オリバンダー老人は、アルバスに背を向け、銀の巻き尺を取り出した。
「どっちが杖腕ですかな?」
ここからが、気の遠くなるような作業だった。銀の巻き尺で腕や肩の長さを計り、色々な杖を試してみたが、どれもこれも上手くいかなかった。とうとう、あと一本を残して、店中の杖が試し終わった。
「これにかけましょう——ポッターさん、どうぞ」
老人は、震える手で、アルバスに一本の杖を差し出した。それを受け取り、アルバスは、杖を握った。すると、杖に触れた部分から、徐々に血が暖かくなっていった。その感覚は、とても心地よかった。凍えた体を暖かい湯に浸からせる様な——この感覚は、足元にまで広がっていった。
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