二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【ボカロ】ブラック★ロックシューター【オリジナル】
- 日時: 2011/05/01 00:22
- 名前: 青月 要 (ID: S26AM191)
お久しぶりです、青月 要です。今回はボカロ曲のブラック★ロックシューターを土台とした、現代とバトルと異世界が混合した物語を作りたいと思います。
では、プロローグをどうぞ。
* * * * *
—その日、私は「失った」—
何を「失った」のか覚えてない、だけど消えてしまった。私は何かを確かに「失った」んだ。
—人々が寝静まった暗い空の下、ドドドドと大地が揺れて家々の中にあったあらゆるものが落ちた。棚が倒れて皿が割れ、鉢植えも横に倒れて土が床に散らばった。
最初は、何が起こったのかわからなかった。ただ部屋に置いてあったあらゆる物が床に落ちて、なんだかジェットコースターに乗ってるような感じでふわふわしていて、とっても怖かった。外からガシャンッとガラスが割れる大きな音でやっと意識が覚醒した。
【地震だ!】
部屋には私一人、隣の部屋にはお母さんとお父さんが寝ている。きっとお父さんもお母さんももう起きてる。私は急いでその場から動こうとした、だけど体が全然動かなかった。どうやらこんな時に寝違いをしてしまったらしく、手足が痛い。
。手足の【痛み】。
。部屋の【暗さ】。
。突然の【揺れ】。
怖くて怖くて、恐怖のあまりやっと動いた両手で頭を抱えて屈むような体制で布団の中にもぐりこんだ。バキバキバキッと家の所々から何かが壊れる音がする。心臓の鼓動が高まる、息がまともにできない。頭上から漫画らしき本がバサバサと落ちてくる。そしてバキィイッと木が割れる音とともに、手に何か固い物が落ちてきた。それらの事は一連の事で、すべて瞬間の事。
「————ぃやっ!!!!————」
落ちてくる瞬間、私は小さく叫んだ。恐怖が私の意識を隠して、私の意識はプツンと切れてしまった。何が起こったのかわからない、ただわかることは【地震が起こった】ということだけ。お父さんもお母さんも生きているのかわからない、—生きていてほしい。
——生きていて……、『 』—
=======
小説作成 5/1
Page:1