二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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テイルズオブヴェスペリア—あの星をつかむまで—
日時: 2011/05/01 21:09
名前: メイリス (ID: Kw9a5dyG)

えーこんばんにちわ
僕はテイルズ馬鹿のメイリスです
まぁとにかく今回は『あの星をつかむまで』という妄想小説を書きます
なんか時はよく分かりません
エステルと出会っていて魔導機が使えて
よくわから居ないことになっています


頑張ってヴェスペリアを知らない人にも内容が理解できるように頑張ります。



ではでは

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Re: テイルズオブヴェスペリア—あの星をつかむまで— ( No.1 )
日時: 2011/05/01 21:29
名前: メイリス (ID: Kw9a5dyG)

ここテリュカ・リュミレースは
万物に構成する源『エアル』と、そのエアルを使い作動する『魔導機』(ブラスティア)によって支えられていた


人々は魔導機による巨大な結界で街をおおう事で、魔物から守られ安全に暮らしていた

世界を統治するたった一つの帝国は旧文明の遺産である魔導機を厳しい支配下に置いたためその恩恵は一部の人にのみ与えられていた

それに反発した貧しい人々は権利を求めてキルドを成立
衝突と和解をして複雑な社会が出来上がった

十年前には魔物と人間が衝突する人魔戦争が起こり、ま皇帝が居ないままの国ではあったが世界は平和に守られているように見えた。








Re: テイルズオブヴェスペリア—あの星をつかむまで— ( No.2 )
日時: 2011/05/02 19:29
名前: メイリス (ID: Kw9a5dyG)

一話『下町の青年』
「ふぁぁぁぁ・・・」
ここは下町のとある宿屋の一室。
黒髪長髪に少し高めの身長。
全体的に黒をイメージした服を身にまとっている青年
ユーリ・ローウェルは窓に座って大欠伸をかいた。
ユーリは昔帝国と市民を守る組織騎士団に居たが現実に現を抜かし辞めてしまった
それからは宿屋の一室を貸してもらうのを条件に故郷、帝都ザーフィアスの下町の用心棒のようなことをして暮らしていた。

しかし現実は厳しい
下町はそれでも貧しいが皆活き活きと暮らしていた。

しかし、事件が起こったのはその日である

「ユーリ・ローウェル!!ででこーい!!」
「けっ・・・またかよ」
いつものうざったい騎士三人
ボッコスとアデコールそれにルブランだ

三人は下町の住人をなぎ払い乱暴に宿屋の下まで来ている。

窓からそれを目の当たりにしたユーリは窓から飛び降りた。
「なんだよ朝っぱらから、下町の人間だって寝てるときは寝てんだよ迷惑を考えろ」
すると三人は誇らしげにこういった

「帝国から貴様に逮捕命令が出た。今すぐ大人しくついて来い」
「抵抗するならば力ずくでもつれて来いとのことだ」

それを聞いてユーリはため息をついた

「いみわかんねぇよ・・・・俺なんかしたのか?」

しかし容赦なく三人は剣や槍を向けてくる。
「おとなしくするのであーる」


しかしユーリが大人しくつかまるわけもなく。
「はぁ?本当にいみわかんねぇよ・・・・っと」
まずユーリは槍を引っ張ってそのままぶん投げる
そして剣で向かってくるアデコールを鞘だけで受け止めてくるっと回すと剣を飛ばしてしまう。

カキンと音を立ててふっとんだ剣を簡単に確かめると腕をつかみ背負い投げ。

しかしそれから間も無くルブランが剣で向かってるので
鞘を抜いて応戦した
下町のど真ん中で剣の鈍い音が響いた
そして最後には体力戦になり最後はユーリが足をかけて噴水に突き落としてしまった。

「お前ら腕落ちたんじゃねぇの?」

どうにか頑張って立ち上がろうとする三人にユーリは馬鹿にするように言った
三人は悔しそうくっ・・・と言った

そして少しの間どこかに逃げていようと下町から商店街に続く坂を上ろうとした時だった。


「こんな下民一人捕まえられないなんて流石シュヴァーン隊。無能だね」

そういって沢山の騎士を引き連れやってきた騎士。キュモール。
帝国騎士の中の一隊を任せられる隊長の一人だ
貴族出のせいかユーリもかなり嫌っている。
キュモールの一言に口答えできない三人は
「し・・・シュヴアーン隊長にはご内密に・・・」
といった。


「まぁ、僕も時間は無いけど少しだけ遊んであげるよ」

とウザく言う
ラピード走って何処かに消えていった。
「僕のキュモール隊がね」

ユーリは一瞬構えたが回りを見ると下町の住人が何人かいる
ここで戦ってはきっと巻き添えを食わせる。

「しょうげねぇな・・・」

ユーリは持っていた剣を投げ捨てた

するとユーリを取囲んでいた騎士達が近づいてくる。

そして容赦なく騎士達の足と拳はユーリにぶつかった。

周りで怒りに叫ぶ下町の住人達がかすかに見えたのを最後にユーリは気を失った。



次に目が覚めたのは馬車の中のような場所だった
きっと城に移送されているのだろう
運転席では騎士が話しをしていた

「こいつあの計画のエサにたいなもんなんだろう?」
「ああ、確かこいつをエサに貴族と貧民で暴動を起させて・・・・・」
最後の方は馬車の揺れる音でよく聞き取れなかったが何だかよく分からない内容の話だった








「おーいお隣さん?」
という間抜けた男の声が静かな牢屋に響く。
顔は牢屋の中からなので見えないが声からして中年なのは分かる。
「・・・・・・・」
「もうおきてるんでしょ、お隣さん・・・・・おろょりょ?」
「出ろ」
「いいとこだったんですがね・・・」
「早くしろ」

隣の男には悪いがユーリは無視をして様子を伺った。
(・・・騎士団長直々に・・・?こいつなにもんだ?)
そう思ったが微かに壁の隙間に紙が挟まったいた。
居なくなるのを確認して紙を出すと
紙にはこう書いてあった

『よく分からんがあんたそのまんまここにいると死んじゃうかもよー?』
と書いてあって一緒に鍵がはさまっていた。



「よくわかんねぇけど・・・・とりあえずあの騎士のエサとかが関係してるんだったらハンクスじいさんに知らせねぇとな・・・」
そう思いながら挟まっていた鍵を半信半疑で回す
すると
『カチャリ』
「・・・・・ほんとにあくのな・・・」




そしてユーリは取り上げられていた武器を取り戻し地下から出る
途中までは慎重に出れたが

「!?」
突然現れた殺気に身を捻る。
だか間に合わない
ユーリは覚悟をして鞘に入ったままの剣を大きく振り回した。


———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささげ青年



Re: テイルズオブヴェスペリア—あの星をつかむまで— ( No.3 )
日時: 2011/05/02 19:31
名前: メイリス (ID: Kw9a5dyG)

2話『城の少女』



スカッとユーリの振った剣が空中で空回りする。
「……?なんだ今の」
確かに殺気を感じ城の警備の騎士かと思い、剣を振るったユーリだったがどうやら気のせいのようだ。しかも一瞬何か声の様なものが聞こえた気がする。
「おっかしいな…今確かに声が…」
すると今度こそ警備の怒声。
「貴様!何者だ!?」
「うわ…本当無駄なことしたな〜」
とりあえず顔を見られた騎士だけ片付けたい事もあるがこれ以上罪状を増やすのは御免だ。
ユーリはその場から離れようとあった手摺りから下に飛び降りた。
しかし
「うわっ…」
「きゃっ…」
上にばかり気を取られて下に意識を向けていなかった。
まさか下に人が居るなんて思いもしなかった。
ユーリは踏み潰してしまっていた少女を見る。
どうやら見たところ貴族の娘のようだか、剣が少女の手から落ちている
「剣の稽古でもしてたのか?まぁいいや…延びてるし、いざって時には人質としても使え…」
一人事を全て言うまでもなく。直ぐに第ニ回目の襲撃。 しかし今度は何か違う。
「お待ちください!エステ………誰だ?」
まるでユーリの事を知らないような言い草。
おいおいとユーリは思う しかし騎士はユーリの足元で眠っている少女を見て、
「き…貴様、彼女をどうした?」
と聞いてくるのでユーリは正直に
「踏み潰した」
と答えた。
「踏み……貴様!」
「え?何?やばかった?」
そんなユーリの間抜けな質問を無視して騎士は剣を振り回して来る。
ユーリは乱暴に少女の襟首を掴むと逃げた。
しかし眠っている少女はただの荷物でしかなかった。
何処か近場の廊下に少女を投げようとすると。
「ん?」
妙に少女がひきついて取れない。
ユーリは思い切り振ったが取れない。
おかしく思って少女を見ると、 少女はひきついている。その前に起きている。
「何か頭にぶつかったと思ったら今度は何で私は引きずられているんですか?」
「あんたが寝ちまうからこっちは大損ってのに呑気だな?」
「どうしたんですか?私、フレンにつたえなければいけない事があるんです。」
「何?フレンだって?」 そこでユーリは一回走りを止める。
まさかこんな少女の口からその名が出るとは思わなかった。
フレンとは古い付き合いで下町を引っ越すまでは兄弟のように育ち、一時期は騎士団で相部屋の仲だった。
友人関係の仲こそは悪かったものの、今ではユーリの数少ない親友だった 今は騎士団にいて、その真面目さからして評価も高く今は小隊長でそれなりに部下もいるらしい。
「で、フレンに危機って、あいつにか?そりゃ心配する必要はねぇよ、」
「貴方、もしかしてユーリさん?」
「よくしってんな?それもフレンから聞いたのか?」
「えぇ…でもあの計画が実行されたらフレンはきっと…」
「計画?」
「あ…」
そこまで聞くと少女は口を両手で押さえてしまった
「話せない事ならいいって」
すると少女はユーリに恐れ多く行ってくる
「あの…ユーリさん」
「なんだ?」
「どうか、私をフレンの所まで連れて行ってくださいどうしてもフレンに危機を知らせなければいけないんです!」
少女の気の強さにユーリは頭をかく、そして
「分かったから、せめて名前だけでも聞かせてくんない?」
ユーリが聞くと少女は気がついたように言った
「あっ…あの私エステリーゼっていいます。」
「そうかエステリーゼ、じゃあフレンの部屋まででいいんだな?」
するとエステリーゼは
「はい!」
といいとりあえずユーリの行き先は『下町』から『フレンの部屋』へと変更された。

Re: テイルズオブヴェスペリア—あの星をつかむまで— ( No.4 )
日時: 2011/05/03 00:59
名前: メイリス (ID: Kw9a5dyG)

第3話『一人目の最悪』

「ふぅ・・・やっとつきました・・・」
ここはザーフィアス城のフレン私室だ。
今さっきこの場所にたどり着いたのだが・・・
「やけに片付いてるな・・・」
フレンはもうすでに遠出の真っ最中だった。
「そんな・・・・」
エステリーゼはうつむく、そんなエステリーゼをユーリが見ていると。

「!?」
凄まじい音と共に男が入ってきた
ドアは勢いで壊れている。
「・・・ノックぐらいしろよな」
明らかに刃物を持ち怪しい男は低い声でまるで獲物を見張っている獣のように唸っていた。
「俺の名はザギだ。覚悟しろフレン・シーフォ!!!!」
「人違いだなそりゃ・・・」
突進してくるザギにユーリはとっさに剣を抜き応戦する。
奇麗に整えられた部屋がどんどん修羅場と化していく。
「はははははははは!!面白い!!面白いぞフレン!!」
相手の強さはハンパなく、その上エステリーゼを守りながら戦ってるせいか相手の攻撃を防ぐので精一杯だった。

そんな時、
「私もお手伝いします!!」
エステリーゼが剣と盾を持って参戦しようとする。
はっきり言ってきつかったユーリは、応戦してくれるのにありがたみを感じ
「やばくなったら逃げろよ」
とだけ言った。
しかし、ザギの攻撃はとまらない
切り、蹴り、殴り
ザギの攻撃は続く。
そしてユーリはついに相手の弱点を知る。
ザギは武器の形からして技を打つ時に少し前に出る。
それをかわしてどうにか背後を取れば隙が出来るのだ。
早速ユーリは行動に移す
(蹴り、殴り・・・・切り・・今だッ!!)
隙が出来た時に相手の背後に回って、剣を振り上げた。
それを見ていたエステリーゼは戦闘の終了を確信した。
しかし。
「ッ!!・・・・・」
突然ユーリが蹲って胸を抱える。



———我に誓いを立・・・・

———我に誓いを立て、生贄と・・

———我に誓いを立て、生贄としてその・・・

———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささ・・




———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささげ青年・・・・


今この瞬間ユーリの脳内にはこの言葉が走り回る。
言葉が響くたびに頭が割れそうになる。

そして体中に響き渡る。


「う・・・・・・くそ・・・」
そんなことをしている暇にもユーリに鋭い刀を向けてくるザギ。
「はははは・・・一瞬のスキが命取りなんだぜ?フレン!!」
剣が振り下ろされた
間に合うことの出来なかったエステルは思わず目を閉じた。
「ははははははははははははは!!」
ザギの笑い声が響く。
しかし・・・・

「は・・・はぁ・・・危ねぇ・・・・」

いまだに頭痛が続く体でユーリは明らかに致命傷の攻撃をよけて見せたのだ。

「いいぞ・・いいぞぉ・・・殺しがいがある!!」
ザギがまた剣を振り上げたその瞬間。

「ザギ、こっちのミスで騎士団にきずかれた。引き上げるぞ」
ザギの仲間らしき赤目の男がそういった。
「チ・・・・」

それからザギは去って行ってしまった。




しかし以外にユーリの頭痛は治まらず

———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささげ青年

———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささげ青年

———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささげ青年

という言葉だけが体を痛め続けた。

もがきあがいても声がやまない。

「う・・・あああああああ!!」

「ユーリさん!」
エステルが急いで治癒術をかけるがユーリの頭痛はとまらない

「くそおおおおお!!」
そのとき、ユーリは幻を見た

自分と全くの同一人物が自分を見下ろして蔑むように
———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささげ青年

———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささげ青年

———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささげ青年

———我に誓いを立て、生贄としてその身を我にささげ青年

と呟いている

「・・・・ふっ・・・ざけんな!!」
ユーリは痛む体を起こし殴りかかった。
しかし幻は消えて背後に映し出される。

「あんた・・・誰だよ・・・ナンなんだよ・・・」
すると幻は言った

「世界の全てを守りたければ、その身をささげ・・・青年」
そして幻は消えた。
ユーリの痛みも消えた。

「意味・・・わかんねぇよ・・・」
ユーリの言葉だけが修羅場と化したへやに響き渡った















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