二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ◆夏目友人帳 *小さな狼の恩返し*◆
- 日時: 2011/05/28 17:15
- 名前: はるか (ID: 15CU99mw)
はじめまして。
文力and画力なしの“はるか”と言います。
オタクと呼ばれる奴です←
夏目友人帳が好きなので、私自身のおりじなる作品を執筆したいと思います。
!!注意!!
◆荒らしand中傷は厳禁です!!
◇ちぇんめの貼り付けも受け付けてません!!
◆文章が見事に崩壊しております!!
◇きゃら崩壊しているかもしれません。つか、してます←
◆涙も笑いもないです←
以上の事を了承して下さる方。
どうぞよろしくお願いしますー!!
***
+Prologue+
『……大丈夫??』
綺麗な顔をした、小さな子供。
僕の顔を優しく撫でると、負っていた怪我の治療をしてくれた。
『これで、大丈夫だね??』
嗚呼、ありがとう。
———————こんな僕を、助けてくれて。
Page:1
- Re: ◆夏目友人帳 *小さな狼の恩返し*◆ ( No.1 )
- 日時: 2011/05/28 20:52
- 名前: はるか (ID: 15CU99mw)
◆001◆
「夏目ー!!」
自分を呼ぶ声に、夏目はゆっくりと振り向いた。
瞬間の顔面直撃。一瞬、綺麗な星がそこらに飛び散った気がした。
「いって……!! な、何するんだよ、先生!!」
「馬鹿者!! 足元をよく見ろ、足元を!!」
「……足元?」
夏目が足元を見ると、見事に妖怪が踏みつぶされていた。
我に返り、慌てて足をどける。
「あ……えとー、ごめん。大丈夫??」
「夏目様ー。お名前を……お名前を返して下さい……!!」
踏みつぶされていた妖怪が力強く言う。
夏目はげんなりとした顔をするが、すぐに友人帳を取り出した。
「名前は?」
「……“白琥”と申します」
名を返せば、白琥は嬉しそうに礼をして、足早に去って行った。
ハァ、と夏目は溜息をつく。
(いつまで……続くんだろう)
日常となってしまった、名を返すこと。
この日常に“さよなら”する日はくるのだろうか、と、夏目はつくづく思った。
- Re: ◆夏目友人帳 *小さな狼の恩返し*◆ ( No.2 )
- 日時: 2011/05/29 16:00
- 名前: はるか (ID: wzYqlfBg)
◆002◆
「……はぁ」
「……」
「……はぁ」
「……」
何度この溜息を聞いた事かと、にゃんこ先生は思った。
夏目は先程から、何度も何度も溜息をついている。
「……はぁぁ」
「うガーーーッッ!! はぁはぁはぁはぁうるさいわ!!」
「え、あ。ご、ごめん……」
ついにぶち切れたにゃんこ先生に、夏目は謝罪を述べる。
夏目は疲れ切っている様子である。
「ふん。やはり人間は弱いわ。たいりょくの無さが素晴らしいわ!!」
「うるさいな!! 疲れてるんだから静かにしてくれよ!!」
夏目もついに叫んだ。にゃんこ先生はそっぽをむく。
そんな時だ。夏目の足に、何か柔らかい感覚の物が当たった。
「??」
「……夏目。おぬし、今日はよく物を踏むなぁ」
にゃんこ先生の一言で、夏目は固まってしまった。
おそるおそる下を見る。夏目が踏んでいたのは、人間だった。
「うわーーーーーーーッ!!!!!!」
慌てて夏目は飛びのいた。
踏んだ人間……、子供は眠っているのだろうか。動かない。
「だだだ、大丈夫か?! ど、どうしよう先生!! 俺、子供踏んじゃったよ……?!」
「知らんわ。」
「せ、先生ーーーーーっ!!!!!」
そんな時、すぅっと、子供の目が開いた。
*
疲れたのでここらへんで切り(´・ω・`)
- Re: ◆夏目友人帳 *小さな狼の恩返し*◆ ( No.3 )
- 日時: 2011/05/30 11:54
- 名前: はるか (ID: e22GBZXR)
警報が出たので自宅待機→休み決定。
そして→のんびり過ごすこと決定。
◆003◆
子供は、あまり見ない容姿をしていた。
綺麗な銀の髪は、子供の背丈よりも長く、伸びきっている。
銀の前髪のせいで、子供の目は見えない。
足や手からは血を流していて、よく見れば頬にも血がつたっている。
一言でいえば、“ボロボロ”だ。
「……ダレ、ですか??」
「え?! あ、俺は、夏目。……君の、名前は??」
夏目が聞けば、子供は俯いてしまった。
「ダレ、だろう……?? 僕って、ダレなんですか??」
「……ごめん。それは分からないや」
自分の名前も分からない子供を見て、夏目は首をかしげた。
そして、足元に居るにゃんこ先生を見る。
「なぁ先生。これって……“記憶喪失”ってやつか?」
「そのようじゃの」
のほほんとしながらにゃんこ先生は言う。
子供は俯いてしまっている。そんな子供を見て、夏目は優しく声をかけた。
「とにかく……ここにいたら危ないから、うちに来なよ」
「で、でも……」
「いいからおいで。まず、その怪我を治療しないと」
子供はまた俯いた後、顔をあげた。
その口元は微笑んでいる。
「ありがとう、ございます……」
「いいんだ」
子供を優しくおぶると、夏目は家へ向かって行った。
*
夏目は優しすぎると言う名の子(・ω・*)
それでも決めるときは決める!!
緑川先生and夏目大好きです*!!
- Re: ◆夏目友人帳 *小さな狼の恩返し*◆ ( No.4 )
- 日時: 2011/05/30 14:36
- 名前: はるか (ID: e22GBZXR)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=vEC-7zT4QZw
◆004◆
「あ、たかし君。おかえりなさ……ってその子、どうしたの?!」
「み、道で倒れてて……。怪我してるんだ……!!!!」
夏目が言うと、塔子さんは子供の怪我を見はじめた。
銀色の髪の子供は戸惑っている様子だ。そんな子供に、夏目は優しく声をかけた。
「大丈夫だ。怪我を見てくれているんだよ」
「は……はい」
子供はビクビクしながらも、じっとしていた。
「ま!! 瞼から血が出てるじゃない!! 何処でこんな怪我をしたの?」
「塔子さん。その子、記憶がないみたいなんだ。だから聞いても分からないと思うんですけど……」
「え? そうなの??」
塔子さんは子供に尋ねる。子供はよく分かっていない様だった。
優しく塔子さんは微笑む。
「たかし君。救急箱とって来てくれる??」
「あ、はい」
走って行った夏目を見て、塔子さんは次に子供みた。
その髪の長さや、前髪をじっと見つめる。
「髪の毛も切った方がいいわねぇ……。前髪もそろえて、足と腕に包帯もまいて……。それに手足が細すぎるから、ご飯も食べさせてあげなくちゃ……」
「……」
塔子さんはぶつぶつと呟いている。子供は不思議そうにそれを見ていた。
夏目が救急箱をとってくると、塔子さんは治療を始めた。
土や血の付いている足と手は洗って、包帯を巻いた。
ので、足と手は真っ白に変わる。
瞼は、消毒をしてガーゼを貼った。その上から包帯を。
頬の傷や、顎にできた傷などには、絆創膏を。
「……よし!! これでいいわね」
「あ、りがとう……ござい、ます……」
「いいのよ。次は……髪かしら。たかしくん。何か、この子に着る物を出しておいてくれるかな??」
「え、あ、はい」
塔子さんは子供と洗面所に向かい、そのまま数時間出てこなかった。
*
————3時間後
「……たかし君、見て??」
「え??」
塔子さんが連れ来たのは、先程の子供だ。
だが、見違えるような姿になっている。否、こちらが本当の姿なんだろう。
子供の体よりも長かった銀色の髪は、肩までの長さとなっている。
前髪は眉毛よりも短く切られおり、すっきりしている。
隠れていた瞳は、綺麗な赤だった。ただし、右目は包帯で隠れている。
何故かあったピンクのワンピースはかなり似合っている。
手足は包帯だが、その細さは変わらない。
どこからどう見ても、“可愛らしい幼子”だった。
「完璧ね!!」
「そうですね。……変わったなぁ」
「あ、えと……ぼ、僕……」
子供はおどおどとしている。
そんな時、夏目は気づいた。大切な物が、この子供には無い。
「……名前」
「え??」
夏目は優しく微笑んだ。
「名前、どうする??」
「な……まえ—————————————??」
*
URLは私が何気に好きな動画です(・ω・*)
暇な方はどぞ。
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