二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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私を見て
日時: 2011/06/12 20:36
名前: 龍夜 (ID: RjGXEztJ)

テニプリの氷帝夢です

主人公設定

月神白狐
tukikami byakko

氷帝学園3年H組

容姿 人間時→銀髪のロングヘアーに透き通るようなアイスブルーの瞳(跡部とは全く関係ないです)の美形
   本来→銀狼だが見た目が猫に似ている

性格 クール&ビューティー

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Re: 私を見て ( No.3 )
日時: 2011/07/24 19:30
名前: 龍夜 (ID: RjGXEztJ)

忍足「なんでや?」
「夜は私の領域(テリトリー)だからね・・・命の保証はないよ」

妖艶な笑みを浮かべる

跡部「正気か?」

跡部がぼそりと言う

「正気よ?今日は綺麗な満月だからね〜私の力が倍増する日だもの・・・そう簡単に獲物は逃がさないよ?」

喉を鳴らす

宍戸「お前は何がしたいんだ?」
「何がしたい?そんなの決まってる・・・私の領域(テリトリー)でこそこそしてる奴を排除するだけよ^^」

にっこりと笑う

鳳「貴方は一体何者なんですか?」

そんな中、鳳が聞く

「私?私は私よ・・・」

アイスブルーの瞳が野生の金色に染まって行く

「クスクス貴方達はもう逃げられない・・・」

嘲笑いながら白狐が牙を剥く

跡部「猫?」

「貴様には分からぬ・・・獣(私)の気持ちがな」

一瞬で空気が変わった

忍足「!なんや・・・この異様な空気は」
鳳「猫?」
「ククッ・・・」

ガブリ

鳳「っ!」

白狐が鳳の左腕に噛み付いた

宍戸「長太郎!?離せ!!化け物!!」

白狐に殴りかかる宍戸

白狐は既に銀狼になっているためひらりとかわす

宍戸「チッ・・・大丈夫か!?長太郎」
鳳「・・・はい」
忍足「結構、出血しとる・・・利き腕やったら選手生命を脅かしとるでぇ?」

忍足がそっと鳳の左腕に触る

鳳「痛っ・・・」
忍足「すまん・・・」

忍足と鳳のやり取りを見て

宍戸「この野郎!!」

ついに宍戸がキレて白狐に飛びかかる

忍足「アカン!!相手は獣(肉食獣)や!!人間がかなうはず無いでぇ!!」
跡部「ふっ・・・」

跡部は鼻で笑うと白狐をロープで縛った

「ガルルル」
跡部「綺麗な毛並みしてんじゃねぇの」

ロープを噛み切ろうと暴れる白狐の毛並みに触る

「ガルルル(触るな!!)」

更に暴れる白狐

Re: 私を見て ( No.4 )
日時: 2011/06/12 20:52
名前: 龍夜 (ID: RjGXEztJ)

跡部「せいぜい足掻くんだな・・・」

跡部は勝ち誇った様に笑う

そして白狐は暴れるだけ暴れ死んだかの様に動かなくなった

宍戸「死んだのか?」

跡部に恐る恐る聞く宍戸

跡部「俺様に聞くな・・・」

口から血を流す銀狼は少女の姿に戻る

銀狼の時と同様、口から血を流して・・・

向日「こいつ・・・」
日吉「死んだんですかね・・・」
忍足「かろうじて生きとる・・・」

少女の頸動脈に触りながら忍足が言う

鳳「っ!?」

急に左腕を抱えながらしゃがみこむ

宍戸「長太郎!!」

宍戸が慌てて鳳に駆け付ける

宍戸「痛いのか?長太郎」
鳳「少し・・だけ・・」

心配そうに見る宍戸

「ゲホッゲホッ・・・」

白狐がうっすらと目を開きゆっくりと起き上がる

そしてフラフラとした足取りで鳳に近づく

宍戸「何する気だ!?」

警戒する様に鳳の前に立ち塞がる宍戸をスル—して鳳の前に来る

「先程はすまない・・・」

鳳の左腕に優しく触れた

すると左腕の噛み傷がみるみると治って行く

「ハア・・ハア・・ハア・・ハア・・・」

鳳の怪我を治すとフラフラとした足取りで来た道を引き返す

「夜の・・氷帝・・には・・二度と・・近づくな・・」
忍足「そんな傷だらけの身体で何処行くん!?」
「これ以上・・お前等の・・傍に・・居ると・・傷つけて・・しまう・・」

忍足が白狐の元へ行く

忍足「無理するんやない・・・」

白狐の身体がずるりと崩れ落ちる

忍足はそれを知っていたかの様に抱きしめる

白狐をお姫様だっこする

跡部「とりあえず部室へ行くぞ」

跡部がすかさず指示を出す

Re: 私を見て ( No.5 )
日時: 2011/06/12 20:56
名前: 龍夜 (ID: RjGXEztJ)

その後レギュラーはダッシュで部室に走った

部室に着くと忍足はソファーに白狐を寝かせた

宍戸「こいつは人間なのか?」
鳳「それとも・・・」
跡部「俺様に聞くな」

白狐の眠るソファーに腰掛けてる忍足が言う

忍足「なんも言えへんけどただ1つ言えんのは・・月神さん、そうとう無理しとったでぇ?」
跡部「あーん?」
日吉「何故分かるんですか?」

日吉の質問に誰もがうなずく

忍足「この姫さんの左腕・右腕・・・よぅ見てみぃや


レギュラー達は白狐の腕を見る

白狐の白く透き通った肌には無数の傷跡と切り傷や色々な傷が付いている

日吉「・・・」

再びレギュラー達が沈黙する

向日「なぁ・・・」
跡部「どうした・・向日」
向日「こいつは居場所が無かったから夜の氷帝に居たんじゃねぇのか?」
宍戸「まさか・・・虐待・・・」
芥川「それはありえないと思うC〜」
宍戸「どうしてだ?ジロー」

珍しく覚醒しているジローにレギュラーの視線が向く

芥川「あの子は居場所が無いんだC〜」
忍足「居場所?」
芥川「よく屋上に来てるんだけどね〜来る度に寂しそうに空を見てたC〜」
鳳「一匹狼・・・」
日吉「まるで孤独ですね・・・」

すると会話を聞いていたのか

白狐が口を挟む

「同情は要らない・・・」
忍足「月神さん!?」

突然会話に参加してきた月神に驚く

Re: 私を見て ( No.6 )
日時: 2011/06/12 21:02
名前: 龍夜 (ID: RjGXEztJ)

「ゲホッ・・・ゲホゲホッ・・」

ゆらりと部室から出ようとする

忍足「アカン!!姫さん!!」
「近づくな!!」

近寄る忍足を明らかに拒絶する白狐

跡部「おぃ・・・」

白狐の肩を掴む

「!」

白狐は震えながらその場に崩れ落ちた

跡部「お前に何があったんだ?」
「触るな・・・」

声が震えている

鳳「貴女は人間が怖いんですか?」
「当たり前よ・・・」
日吉「何故?」
「あんなの・・・恐怖でしか・・ない・・」
宍戸「あんなの?ってなんだ?」
「アイツ等は・・・アイツ等は私を道具としか見ていない・・・」

部室から逃げるように立ち去る

跡部「忍足・・・」
忍足「なんや?」
跡部「アイツは「月神白狐」か?」
忍足「おん・・・」
跡部「やはりな・・・」
鳳「何がやはりなんですか?」

跡部に疑問をぶつける鳳

跡部「アイツは・・・」

跡部がためらう

忍足「跡部?」
跡部「月神白狐は・・・恐らく「月神家」で間違いない」

跡部が深刻そうな表情で言う

宍戸「月神家ってあの月神家か?」
鳳「月神家って・・・代々「殺し屋」をやって居る裏社会のトップですよね?」

Re: 私を見て ( No.7 )
日時: 2011/07/24 19:37
名前: 龍夜 (ID: RjGXEztJ)

跡部「間違いねぇ・・・まさか”あの家”に娘が居たとわなぁ」

ククッと笑う

芥川「もしかしたら家で何かあんたんじゃないの〜?」
宍戸「?」
芥川「仮にも月神ちゃんが「殺し屋」の家系の子だったとしても何で動物になれるの〜?」

誰もが疑問に思っていた事を言う

跡部「月神家は情報が出回って居ねぇからな」
鳳「跡部さん」
跡部「何だ?鳳」
鳳「俺、月神家に接触できるかもしれないです」
全員「「!?」」

鳳の発言でみんなが固まる

跡部「何故だ?」
鳳「俺の父さんが最近、月神家の現当主と仲が良くってよく月神家主催のパーティーとかにも行ってますよ」
跡部「本当か?」
鳳「はい」


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