二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ワンド オブ フォーチュン 虹色の幸運
- 日時: 2011/08/23 18:04
- 名前: strawberry (ID: /SWK1WU/)
**はじめに**
初めまして、strawberryです。
今日からここで書くことになりました。
何かとナイーブな作者ですが、どうぞよろしくお願いします。
**注意事項**
1.駄文です
2.タメ&呼び捨てOKです。
3.亀更新です
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- 主人公紹介 ( No.2 )
- 日時: 2011/08/24 16:22
- 名前: strawberry (ID: /SWK1WU/)
名前 リク・ティオーラ
年齢 15歳
身長 156cm
性格 明るくしっかりしているが、したたがで境界線の無い優しさと天然を併せ持つかなりの鈍感。
しかし他人の心の機微には鋭くよく「中途半端な奴」と言われる事が多い。怒るとすごく怖い。
容姿 赤橙色の長髪と瞳をしており、顔はボーイッシュな可愛い系で体型はスマート。
服装 制服はシャツの一つ目のボタンを外しており、リボンは緩め。靴は茶色の革靴。
私服はセーター等の動きやすさ重視のシンプル系を好んでおり、スパッツを穿いている事が多い。
属性 無
魔法媒介 星がついた金色の杖で、母親から譲り受けたもの。
備考 とある地方の魔法学校に通っていた少女。家はかなりの名士。兄2人、姉1人がいる。
長兄は政治家で次兄は政府関係の仕事を勤めており、長姉は女学校に通っている。
魔法使いである母親の影響で自身も魔法を学ぶが、よく魔法を失敗してしまう所為でミルス・クレア魔法院へ行く事になる。
特技はレース編みで、地元にある雑貨屋に自作のレースアクセサリー不定期で納品している。
緑・橙色・青・赤・黄色・紫のクリスタルが嵌められた花型のペンダントを「勇気のお守り」として身に付けている。
他人から好意を寄せられやすく、地元でも彼女に懸想している人物は多く存在しているが本人は知らない。
- Prologue ( No.3 )
- 日時: 2011/08/25 19:07
- 名前: strawberry (ID: /SWK1WU/)
昔からあたしが好きなもの。
可愛いアクセサリー。
ふわふわした綺麗な小物。
姉の手作りお菓子。
兄達が聞かせてくれる日常の話。
そして——お母さんの魔法。
幼い頃から好きだったお母さんの魔法。
お母さんの魔法が大好きと言った日、お母さんがあたしにくれたもの。
【幸運を喚ぶ】と言った金色の杖と【勇気のお守り】としてくれた綺麗な6つのクリスタルが嵌められた花のペンダント。
その大事な2つを持ち、あたしは自分の【夢】と【幸運】を見つける為に、旅立った。
【始まりの地】である魔法都市・ラティウムに。
そして、新たな【幸運の地】である最高峰の魔法学校、ミルス・クレア魔法院に——…。
- Prologue ( No.4 )
- 日時: 2011/08/26 14:32
- 名前: strawberry (ID: /SWK1WU/)
世界の果てまで続く青い空にふわふわと綿菓子のように浮かぶ白い雲、きらきらと銀色に輝く太陽の陽射し。
絶好の天気日和である日曜日にあたし、リク・ティオーラはこの世界に名立たる魔法都市・ラティウム——にあるドラカーゴ発着場にいた。
何故ここにいるのか?それは、あたしが【ちょっとした事情】でこの都市にある最高峰の魔法学校、ミルス・クレア魔法院に通う事になった編入生でもあるからだ。
あ、【ドラカーゴ】っていうのは、遠距離間交通で使われる乗り物で、郵便物の運搬や観客の移動手段として使われている乗り物の事。
そのドラカーゴを動かしているのは、【ドラーグ】と呼ばれる飛竜達。前と後ろに1頭ずつおり、つがい同士である。
何故つがい同士なのかは、そうする事で安定した飛行ができる為だって。
「うーん!潮風が気持ちいいなあ〜」
発着場の近くは海で、馬車を使わなきゃいけない距離で暮らしていたあたしにとっては少し新鮮な感じ。
あたしを運んでくれたドラーグは芝生の上に寝そべっており、その様子を眺めていた。
そんな風にのんびりしているあたしは、ふと思い出した。
「そういえば、迎えが来るって言ってたんだけど……」
まだかな?と思って周りを見回すと、立派な門からこちらに向かってくる青い髪をした青年を見つける。
青年はミルス・クレアの制服である裏地がオレンジの黒いマントを羽織っており、制服は着崩ししていない模範的な格好をしている。
手には彼の魔法媒介である白い杖が握られている。青年は発着場前でキョロキョロと周りを見回した。
「あれ、ミルス・クレアの生徒だよね?もしかして、迎えの人って彼かな……?」
そう思っていると、青年はあたしのほうを見るとすぐに駆け寄ってきた。やっぱり、迎えの人って彼みたい。
「——ああ、いたいた。えーと、君が転入してきた子?」
「あ、はい!」
あたしの目の前までやって来た青年は端麗な顔立ちをしており、絵本に出てくる【王子様】の様な服装と笑顔が似合いそうな人。
すごい、王子様みたい……!
「あの、あたしリクって言うの。あなたは?」
「俺はユリウス。イヴァン先生とヴァニア先生に君の迎えを頼まれたんだ」
「そうなんだ。……でも、折角の休日なのに編入生のあたしの迎えなんて、何かごめんね」
申し訳なさそうにするあたしにユリウスは気にしてない顔をしていた。
「別に、君が気にする事ないよ。たまたま用事がなかったから、俺にとっては丁度よかったよ」
「……そっか」
何か凄くやさしい人だなあ。……うちの兄達とは大違いだ。あの2人、よく魔法を失敗するあたしをからかっていたからなあ。
「それじゃあ、時間も惜しいし、そろそろ魔法院へ行こっか」
「あ、そうだね。じゃあ、案内役よろしくね」
「うん。……じゃあ、行こう」
「うん!」
笑いかけてくるユリウスにあたしも同じように彼に笑いかけ、一緒にミルス・クレアに向かって歩き出した。
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